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メディア

朝日新聞のがんペプチドワクチン被験者出血報道に関する騒動まとめ 86

ストーリー by kazekiri
正義とは 部門より
tarbz2の日記 曰く、

非常に出遅れ感があるが、なかなかの大きな騒動になっているようなのでまとめてみる。

15日の朝日新聞の一面を飾った記事によれば、東京大学医科学研究所が開発したがんペプチドワクチンの臨床試験をめぐり、医科研付属病院で2008年、被験者に起きた消化管出血が「重篤な有害事象」と院内で報告されたのに、医科研が同種のペプチドを提供する他の病院に知らせていなかったことが分かったとのことである。このがんペプチドワクチンは、医科研ヒトゲノム解析センター長の中村祐輔教授が開発したものであり、東大医科研が全体を把握できる状況にありながら他の施設に伝えていなかったのは、倫理に反すると朝日は主張している。朝日の論調的には、医科研の中村祐輔教授が自分が開発したワクチンでの有害事象を意図的に隠していたことを非難しているように読める。(続く)

朝日の報道でマスコミ各社が追って報道を開始していたようだが、これに対して、東京大学医科学研究所が記者会見を行い、朝日の報道に反論した。簡単にまとめると、記事での被験者は、進行性すい臓がんであり、臨床試験にエントリーしたものの残念ながらすい臓がんにおいては少なからず起こりうる消化管出血が認められたため、被験者から外れたもので、その後、患者は無事に回復している。出血によって入院期間が約1週間延長したために、「重篤な有害事象」として報告されたが、「重大な副作用」とは全く異なるものである。さらにこの試験は、多施設共同研究でなく、医科学研究所附属病院が単独で行っていたものであり、そもそも朝日新聞がワクチンを開発したとしている中村教授は、ワクチンの開発者でもないし、臨床試験の責任者でもないということである。

この反論はマスコミにはあまり載らなかったようだが、朝日自身は旗色が悪いと感じたのか、翌16日の朝日新聞では混合診療批判を開始していたらしい。リンク先のブログに書いてあるように、これは全くの誤認である。

さらに20日には、報道によって臨床試験が停滞することを危惧する41の癌患者団体が厚生労働省で記者会見を行う(pdf)という行動に出たらしい。この会見に対して、朝日新聞側は翌21日にこの件に対する報道を行っているのであるが、リンク先PDFにあるように「有害事象などの報道に関しては、がん患者も含む一般国民の視点を考え、誤解を与えるような不適切な報道ではなく、事実を分かりやすく伝えるよう、冷静な報道を求めます」としていた団体側の声明文から、「誤解を与えるような不適切な報道ではなく」の部分をわざわざ省いて掲載したようである。団体側の声明は、明らかに朝日に対して不適切な報道を戒める文章であるのだが、その部分が省かれると、一般的な指針を示しているだけに読めてしまう。

これでさらに火に油を注いだのかどうかは分からないが、 読売新聞の記事によれば、日本癌学会と日本がん免疫学会が22日、朝日新聞社に対する抗議声明を公開した。ここまでが現状である。

朝日としてはミドリ十字的な隠蔽を暴いたというつもりだったのかもしれないが、この報道で一歩間違えば、東京大学医科学研究所が大野病院事件とまでとはいかなくともかなりのダメージを被る可能性があったかもしれない。

24日になって朝日新聞が、日本癌学会の抗議声明に対しての記事を掲載している。それによれば、朝日の当初の記事は「薬事法の規制を受けない臨床試験には被験者保護の観点から問題があることを、医科研病院の事例を通じて指摘したものです。抗議声明はどの点が「大きな事実誤認」か具体的に言及していませんが、記事は確かな取材に基づくものです」との回答である。当初の記事は、医科研および中村教授を追求するように読めたが、朝日としては臨床試験の現状そのものへの問題を追求したということのようだ。

なお、朝日と医科研の見解相違については、このあたりの記事がまとまっている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by tarbz2 (34082) on 2010年10月24日 21時18分 (#1846722) ホームページ 日記
    この件で残念なのは、朝日が15日の段階では勇ましく報道しているのに、反論を受けてのその後は小手先の表現の修正で矛先を変えようとしているようにしか見えないところ。間違っているところがあればそれをさっさと修正し、臨床試験に対して何らかの問題があるかもしれないと朝日が主張するならそこをどんどん突けばいいのにと思ってしまう。これもまあ主観なのかもしれないが。

    ただ、膵臓がん患者支援団体のblogの 「臨床試験中のがんペプチドワクチン」に関する記事について [yahoo.co.jp]の書き込みから続く一連のblog記事を見て、いろいろ現実を知ることができたいい勉強になったと自分では思う。

    --
    foo.tar.bz2
  • by Anonymous Coward on 2010年10月24日 21時47分 (#1846730)
    怪しい研究者とあやしぃ企業がなにやらわけわからんことやっているというイメージかもしれませんが、
    すべての研究は論文で発表することが前提なので、
    論文がアクセプトされるために、かなり細かいところまで正直に書きます。
    研究デザイン、どこの施設でやった試験か、
    患者の人数、年齢、性別、人種、原疾患、併存疾患、罹病期間、各種検査データなどの患者情報
    何をどれだけどうやってどんな風に投与したか、
    もちろん試験のスポンサーがいれば、それも書きます。

    結果のところでは、すべての出来事を隠さずに記載します。
    およそ関係ないと思われるものも含めてすべてです。
    残念ながら結果が思わしくなくても「効果なし」と記載しますし、
    副作用が起きたら何がどれくらいの割合でどんな患者群で起きたかも書きます。
    もちろん統計学的解析を駆使したりして、見た目をごまかすことはできますが、
    同業から見れば「苦しいことしてるなー」と思われてます。

    試験に入る患者さんには、可能性がある有害事象をすべて伝えます。
    時には死を早めるかもしれないし、あなたの善意があなた自身には何の見返りがないことも伝えます。
    (もちろんいつでも試験から脱落可能であることも)
    試験を開始するには倫理委員会をきちんと通さなければいけませんし、通さなければ論文はアクセプトされません。

    とまぁ、隠れてごまかそうなんて無理です。
    新聞社の医療面は所詮科学者でさえもない素人が書いているので、誤解を生む表現や間違いだらけです。
    彼らは 専門家の常識≠世間の感覚 というのを理解していません。
    専門家にとって当然のことを、さも新発見やスクープのように必要以上に祭り上げたりします。
    さらにはダブルスタンダード、自分の過ちを認めない、と手に負えません。
    ドラッグラグにしても、リスクを少しとり基準を緩くして何か起きたら「杜撰な許可基準~」とか言い出すのが目に見えています。
    しかしながら、マスメディアとして国民への影響力はまだまだ絶大であることから、
    正しい報道を行うよう、何かしらの働きかけを行わなければいけません。
    しかしながら、このようなマスコミがまかり通るのが日本という国の限界とも感じます。
    • by Anonymous Coward on 2010年10月25日 0時16分 (#1846790)

      既に関連リンク先で強調されてますが、「重篤な有害事象」というのは、因果関係が全然なさそうでも、とりあえず記載したり、書いたりすることになっています。細かいですが「副作用」は因果関係があるが善悪は問わない場合に使い、「有害作用」は因果関係がある悪い作用に使い、「有害事象」とは因果関係不明で悪い出来事を漠然と指すときに使う用語です。

      癌患者が脳梗塞になろうと、転んで骨折をしようと、喉にもちを詰まらせようと、自殺しようと、とりあえず臨床試験ではその通りにデータを集めますし、論文では発表します。およそ関係ない偶然の事象のように見えていても、それがごく稀に発生する真の意味での重篤な副作用であることはあるからです。
      無事発売された後であっても製薬会社もその辺の情報収集には敏感で、どんなときも絶対に文句を言わずに真摯にその情報を集めてくれますし、必要に応じて「関係ないかもしれませんが、こういう報告なら複数ありました」とか、迅速に情報提供もしてくれます。(余談ですがこれは先発薬のサポート体制であって、ジェネリック売ってるようなところは「副作用情報はほかに聞いて」で終わり。臨床医がジェネリックを信用したくない理由の1つです)

      そうやって、「もしかして関連があるんじゃないの」という例が集まったら、更に慎重に検討を重ねます。
      その結果「タミフルと異常行動」のように、一旦は副作用と疑われたものの、やっぱり『報告バイアス』(有名になるから更に報告が相次いで、多いように見えていただけ)であって実際にはそんな副作用はなさそうだ、という結論になる場合もあります。もちろん「極まれな真の副作用」として確立することもあります。ただし大部分はそこまで検討する余裕や意義がないために、「因果関係は不明だが報告されている有害事象」として添付文書に記載され、臨床医だけに注意を促すに留まります。添付文書にはそんな情報が大量に書かれてます。
      臨床試験を中止したり、関連同業者に緊急に伝えるほどの意義がある情報なのか、論文出すまで数年公開を待っていい程度の情報なのかは、まあ関連する専門家が別個に判断しているのが現状です。ただ、この例では末期膵癌の消化管出血という有りふれた事象なので、よほど頻発しない限りは様子を見るのが当然と思います。

      まあ朝日新聞レベルでここまで酷い記事は時々しか出ませんが、文芸ナントカとかが乱発してるような自称医療ジャーナリストが書いている医療告発系の記事はマトモなほうが例外なくらいに無茶苦茶なうえ、そういうのに洗脳された人に説明するのは非常に大変なので、あっちもなんとかならないもんか。

      親コメント
      • by saitoh (10803) on 2010年10月25日 12時39分 (#1846988)
        けっきょく、 「副作用」と「有害作用」と、「有害事象」という専門用語の意味するところを調べもせずに、叩いたってことでしょうか。

        国際原子力事象評価尺度でレベル3まではevent(事象)と呼ぶことに決まっているのに、それに従って「事象」と呼んだら「事故を隠蔽した」と原発を叩いた、なんてことが以前ありましたが・・・。似てますね。

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    • Re: (スコア:0, オフトピック)

      by Anonymous Coward

      まあ、アサヒるで有名な朝日新聞ですし…w

  • by mik_naruto (26947) on 2010年10月25日 2時35分 (#1846826)

    散々言われているとおり、この「事件」は、真相としては何ら悪いこともしておらず、ミスもなく、かつ医師であれば「こんなの日本のどこかで毎日何十件も起きてるに決まってんじゃん」と常識で知ってる出来事が、単に臨床研究中の患者にも1例起きた(そして1週間で改善した)、ということに過ぎません。
    しかもこの経過に問題がないことは、1年以上も前から、副所長名や所長名で何度も繰り返し説明してきた [u-tokyo.ac.jp]、とのこと。
    他のあまたの酷い報道(救急車たらい回しとか、産婦人科医の大野事件とか)は、まだ「記者は医療に関してド素人だからしょうがない、義憤にかられたのだろう」「遺族に会って一方的に誤解したのだろう」と、善意の解釈ができて慰みになったし、事情を知ってる人がネットで丁寧に説明してけば済みました。実際そうしてきたことで「少なくとも医療報道に関してマスコミはかなり不正確だ」という一般認識を持ってもらえる程度にはなった。
    それに医療者側にも、「患者に誠意を持って最後まで説明する」「重篤な事象は先に公開する」といった、マスコミに大ごとにされないための具体的な予防策が存在しえました。東大はむしろ、重篤な出来事は記者会見でさっさと公開しまくる今の流れを率先して作り上げた方の病院と認識しています(結果的に下らない報道の数も増えたけど、医療現場を理解してもらうという意味では意味があったはず)。
    が、この件は、何ら特殊でない例を、言葉をつなぎ合わせて悪に仕立てあげています。新聞社に予備知識がゼロでも、普通の人間の常識とモラルさえあったなら絶対にあり得なかったと言える、本当に悪意で生まれている捏造記事に過ぎません。その点が凄い。大手新聞の一面でこれだし、ご丁寧に社説まで準備されてるし、もはや日本国の出来事と思いたくないです。「マスコミの上層部はすべて真っ黒だ」としか解釈できない点は、新時代の到来を予感させます。そりゃ学会が抗議もするよ。

    ぶっちゃけ、ランダムに臨床研究の論文を探して、そこに書いてある「因果関係の否定できない有害事象」のうちで恐そうなのを拾い上げれば、いくらでもこんな記事を作って「隠蔽されていた!」と騒ぐことができます。いつものように『被害者』やその家族が出てくれば「患者経由のタレコミか」とも思えますが、それすらない。記者が医科研に目を付けた理由も、記事になった経緯も、まったく不明で、不気味すぎます。現場では何ら対処のしようがなさそう。なんなのこれ。

    • 真面目な話、小学校の「情報」の時間(まだあるのかな?)に下らないソフトの使い方を覚えさせるよりも、
      DHMO [wikipedia.org] とかを題材に、報道などの情報に対する接し方をたたき込むべきと感じるなぁ。

      今回の報道に限らず、みのもんたの無責任な問題提起や、似非科学的情報番組とか、
      DHMO 的トリックに引っ掛からない国民を増やすしか、マスコミを立ち直らせることは難しいなぁ。

      # 今の朝日なら、DHMOに対しても真面目にネガティブキャンペーンはりそうだ。

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  • 新聞ではよくあること (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2010年10月24日 20時49分 (#1846699)

    彼らは正しい知識を報道するのではなく、自分が思ったことを報道しているだけです。
    専門外の話に対しては、何が間違っているのかも理解できずに、己の間違った認識を正しいと思いこみ、省みません。

    • by eukare (2230) on 2010年10月24日 21時04分 (#1846709) 日記

      間違うのは(程度にもよるが)いいんだ。
      間違えたと分かったらちゃんと謝って訂正の報道してくれれば。
      現実には誤りをどんどん上塗りしていくことが多いんだが。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        それもまたよくあることです
    • by Anonymous Coward on 2010年10月24日 21時06分 (#1846712)

      問題は間違った報道をしたことではなく、それを訂正できないところにあるのだが。

      #朝日に限らず、あるいはマスコミに限らず、いつまでも恥の上塗りを続けてしまいがちなのは国民性もあるのだろうか

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2010年10月24日 21時08分 (#1846713)

      > 彼らは正しい知識を報道するのではなく、自分が思ったことを報道しているだけです。

      タレコミの最後でもリンクされているブログ「Infoseek 内憂外患」では、
      朝日に広告出している「終末期患者ビジネス」との関連も懸念されているようです。

      まあ、その関連を証明する術は無さそうですが、少なくとも朝日が記事にした
      「オンコ社と発表との関係」よりは信憑性のあるネタではあります。

      単に「自分が思ったこと」よりも「利害関係者が求める内容」を記事にしているのかもよ。
      # 「思ったこと」にしても「儲かること」にしても「報道」とは呼びたくないよな...

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    • by Anonymous Coward on 2010年10月24日 21時01分 (#1846707)
      まず自分たちが主張したいことがあり、そのストーリーを描くのに使えそうなネタがあれば利用する
      そういうアプローチは、朝日新聞だけではなく、全ての新聞・テレビ・雑誌に言えることですよ。

      むしろそれが、ジャーナリズムというものです。
      ただ事実を伝えるだけなら、ジャーナリストなどいらんのですよ。
      親コメント
    • Re: (スコア:0, オフトピック)

      by Anonymous Coward
      プライドが無駄に高い朝日新聞様に誠意ある対応を求める事が間違っている。

      # 事件が風化した頃にKY [infoseek.co.jp]の意味が変質させられたのは果たして偶然なのだろうか。
  • by Anonymous Coward on 2010年10月25日 3時19分 (#1846833)

    間違ったものを伝えておきながら訂正は広めない、というのはどこかで似たような話があったなと思ったら、Twitterでのデマの拡散もこんな感じですね。
    デマは【拡散希望】という言葉にのせられて色んな人が勝手な正義感から広めますけど、それがデマだと分かった訂正ツイートは全然広がらない。
    マスコミだけが酷いんじゃなくて、この国の人がみんなそういう性格なんですよ。

    • 国民性で片付けるのはいささか乱暴だけれども、即時的・直接的に自分とは無関係な情報・知識について、なんとなく気に食わないから怒り、許せないという感情だけで発言したり行動しているのは事実ですね。

      当事者ですらないというのに義憤に駆られるという事そのものが可笑しい事なのだと気が付いていない。これは最近のマスコミ報道にも言えるし、市民ジャーナリズムだとかTwitterのようなメディアでも、そう「感じた」から、そうに違いない、という程度の「感覚的」な情報の流布をしている、という事実を指し示しています。まるでオピニオンを求められているかのような錯覚の元、きちんと語れるだけの知識や経験もないのにも関わらず、そういう行動をする向きが増えているわけです。つまり、人が単なる媒体になるほど、人々の中に判断基準としての知識がない、と言うことです。

      当事者には間違いを間違いだと判断する知識、そして間違いを正す理由、ミスリードに怒り、慎重にならざるを得ない事情が必ずありますが、それを「義」と言うのであって、まったく関係のない立場の人間が自分の知識世界の外にある事を、自分の知識で判断することが出来ないのに、あるいは判断そのものを放棄してまで感情的になっている、という不思議な現象が起こっている。技術に明るくない上司の「逆方向に向いた不条理な指示」「良くわからないけど失敗している様子なので、とりあえず怒っている」というような例を挙げれば判りやすいかもしれません。

      これは「世間で悪いとされている事」を批判することで個人的な不満を解消しようとしているんじゃないかと推測しているのですが、そのことも結論としては知識への依拠が足りていない、間違った事をしても、正しいことは誰が言っても正しいという前提に立てない、故に批判されないような世間の雰囲気に乗じていると考えているのですが。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2010年10月25日 8時29分 (#1846851)
        それ、何て中国ですか?

        国民性ということなら、他コメントで「報道の自由」を揶揄したものがありますが、
        表裏一体のものとして「自由」には「責任」が、「権利」には「義務」が必ず伴うのに
        自分に都合のいい方だけをあげつらえて面倒くさい方は我関せずという風潮が
        世間全体に漂っているのが気になりますね。

        今回の件も誤った報道の責任を取らない、誤りを正す義務を放棄している、等々
        いわゆる成熟した大人(の組織)としての姿勢が問われるものだと思います。
        親コメント
    • 人間というのは非合理的です。
      (見かけ上)ほぼコスト0で気分のいい行動ができるなら、大衆はそれに群がります。
      その行動が、実は間違っていて、最終的には自分達に高いコストを負わせることになるのだとしても。
      ブライアン・カプラン『選挙の経済学』を読むと、この国に限らず、どこの国でもそういうものだと納得できますよ。
      (この本の著者はリバタリアンの市場原理主義者ですので、そっちの方々なら面白く読めると思います)

      --
      # mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年10月24日 22時22分 (#1846750)
    糸川教授とかもわけわからん叩きの犠牲になってたよね
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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