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アメリカ合衆国

Open Library、電子書籍の貸し出しプログラムを開始 14

ストーリー by headless
貸し出し中 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

全世界で出版された全ての書籍情報へのアクセスを目標に掲げる「Open Library」が、北米地域の150以上の図書館と提携して電子書籍の貸し出しプログラムを開始した(Open Library - Borrow BooksInternet Archive本家/.)。

Open Libraryでは既に100万冊以上の電子書籍を制限なく読むことができるが、このプログラムでは各図書館の所有する8万冊以上の電子書籍を借りて読むことが可能となる。貸し出し対象となる電子書籍は主に20世紀の作品で、希少性のある本や取扱いに注意を要する古い本などをスキャンして貸し出す図書館もある。閲覧方式はウェブブラウザ、PDF、ePubが用意されるとのことだ。

貸し出しプログラムの利用にはユーザー登録が必要で、1回につき最大5冊、最長2週間まで借りることができる。紙の本と同様に、貸し出し中の電子書籍は借りることができない。

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  • by shesee (27226) on 2011年02月27日 13時08分 (#1909152) 日記
    旅人から本を取り上げて写し、写本を本人に返して蔵書を増やした。
    エルサレムの神殿の祭司たちは、ユダヤ戦争にあたり正統ユダヤ教から見て異端の書物をクムランの洞窟に封印した。
    アレキサンドリアの図書館も、エルサレムの第二神殿も燃えてしまったが、死海文書は残った。
    • by Anonymous Coward
      特定企業のサーバーの中にしかないといつかは無くなりそうだけど、P2Pの迷路の中にあればいつか掘り出せる気がする。
  • by Anonymous Coward on 2011年02月27日 11時54分 (#1909128)
    紙の図書館すら死ね [srad.jp]とか言ってた。
    • by mildberry (40088) on 2011年02月27日 12時02分 (#1909129) 日記

      刊行から半年はやめてと言ってるだけじゃないですか
      CD/DVDレンタルだって通常は解禁日までレンタルできないわけで

      親コメント
      • 図書館の本って無料で読める 目の前にある本を手に取って読むという行為に 図書館は入場料をとらない だから、入手可能な視覚知的財産は目を通じて記憶となる インターネットでも 公園のごみ箱でも 道ばたに落ちている朽ちた・・・ おじいさんの本棚にも だが、貸本屋は経営者の生計のために わずかだが有料で読む時間を売っている。 こちらの方が正しいような気がする。 そもそも図書館の本はなぜ無料で読めるの?
        • by shesee (27226) on 2011年02月27日 13時24分 (#1909163) 日記
          著作権や出版権が強く主張される前は、本は公共財(パブリックドメイン)だったんだよ。 アリストテレス的に言えば、本は財産として退蔵されるより、貧しくても読んで理解できる人が読めるようしておくべきであると。
          親コメント
        • by Anonymous Coward on 2011年02月27日 13時27分 (#1909167)
          公立図書館について言えば、図書館法でそう決まっているから。

          ついでに書いておくと、図書館の目的に「公衆のリクリエーションに資する事」ってちゃんとあるから、小説や漫画を備えることが目的から逸脱しているとはいえない。

          著作権者の権利を保護して創作の動機付け(要するに報酬)を強化するのと、著作物へのアクセスを容易にして裾野を広げるの事のどちらが文化の発展に寄与するのかは、一概には決められない。
          親コメント
          • たぶん「すべて」の国民に保証する必要性から、金銭的負担を個人に課すわけにはいかないということなんでしょうね。(逆に言えば、貸し出し実態に応じて国または地方公共団体が著作権者に利用料を還付すれば、著作権者の動機付けと文化の発展と裾野を拡げることは両立可能なんじゃないかなって、いま思いました。)

            法律の構成としては、こういう流れじゃないのかなーと思います。

            図書館法(この法律の目的)
             第1条 この法律は、社会教育法(昭和24年法律第207号)の精神に基き、図書館の設置及び運営に関して必要な事項を定め、その健全な発達を図り、もつて国民の教育と文化の発展に寄与することを目的とする。
             (入館料等)
             第17条 公立図書館は、入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならない。

            社会教育法(国及び地方公共団体の任務)
             第3条 国及び地方公共団体は、この法律及び他の法令の定めるところにより、社会教育の奨励に必要な施設の設置及び運営、集会の開催、資料の作製、頒布その他の方法により、すべての国民があらゆる機会、あらゆる場所を利用して、自ら実際生活に即する文化的教養を高め得るような環境を醸成するように努めなければならない。

            日本国憲法
             第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
             2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
             第26条 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
             2 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

            日本国憲法
            前文
             そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。

            親コメント
          • by Anonymous Coward
            著作物でレクリエーションだとすると、ゲームなども範疇に入りそうだ
        • by Anonymous Coward

          昔々本が高かったときの事
          お金持ちだけ知識にアクセスできる時代がありましたとさ
          ていうか、学術文庫とかならまだわかるけど、図書館がハリーポッターとか入れる必要は全く無いと思う

          • by Anonymous Coward

            ていうか、学術文庫とかならまだわかるけど、図書館がハリーポッターとか入れる必要は全く無いと思う

            前者ばかりの図書館を作ると「利用されない施設に意味はあるのですか」とお米券を配る人に言われてしまう
            #後者ばかりの図書館のほうが意味がないとは思うのは同意

  • by Anonymous Coward on 2011年02月27日 12時10分 (#1909135)
    いい加減、作家が一番特をするような処置をとらないと、今後、誰も創り出そうとしなくなりますぜ?
    広報側とかに搾取されるアニメーターもそうだけど、資本主義社会なら働いた分をしっかりと得られないとね。

    せっかくの電子化なんだから、これを機に根底からかえればいいのに。
    いまのような図書館無双じゃあ、海賊版を非難することは出来ませんなぁ。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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