kazekiriによる
2007年04月06日 16時05分の掲載
船頭多いな部門より。
船頭多いな部門より。
ultrageek 曰く、
ITmediaに大同団結で今こそ海外進出に挑むべしという記事が掲載されている。昨年結成されたMade in Japan Software Consortiumに関する記事ではあるのだが、少々首をひねってしまった。出だしで日本のソフトウェア輸出入統計において、輸出額は約90億円、輸入額は約9189億円と100倍の開きになっているというお馴染みの解説がなされ、国産ソフトウェアの技術や実力は決して低くないのにこのようになっているのは戦略が欠けていたからとしている。そこでメイドインジャパンなベンダーの大同団結という流れなのであるが、これを読むと、そもそも戦略が欠如というのに多数の企業が連合を組むというのは、大型ロードサイトショップに対抗する地方のシャッター商店街にでも見えてしまう。大同団結で対抗というなら全社合併ぐらいでないと意味がない気がするが、果たして黒船とやらに対抗できる戦略というのは存在するのだろうか?
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ソフトウェア会社≒派遣屋 (スコア:5, すばらしい洞察)
ソフトウェア業界の最大の違いは、
・日本の自称ソフトウェア企業の大半は単なる派遣屋である
という事でしょう。
人員を大企業に送って回してれば儲かる、という図式が成立してしまったため
新しいモノを作る必要もなく、そういう気概もなくなってしまった。
いや、新しいモノを作ろうという気概は、そういう企業には邪魔でさえあるかも。
おとなしく下っ端としての雑用をこなすのが「賢い」のだ、と。
町工場なら下請けでも自分の工場で色々工夫して試してみたりするかもしれないけど
派遣は派遣先で言われた事以外は何もしちゃいけない日々がひたすら続く。
一方、人員を送られる側の大企業のほうは、派遣されてくる外注人員の管理と
ジョブ進行管理が仕事のメインになり、これまたイノベーションなど望むべくもない。
まずこの構造をなんとかしないと駄目じゃないかと思うのですが、
強固に成立してしまったこの状況が変えられるものなのかどうか・・・
後方支援 (スコア:4, すばらしい洞察)
ハードなどに比べて入る敷居は金銭的には緩いので
旗を振って先頭切られるよりも、
後方支援をしていただきたい。
何故なら、分かっていない人間が旗を振ると
変な方法に向かうからだ。
ソフトウェアの場合、向かう方向は多々あるし
それぞれが価値を持っている。
だからそれぞれのプロジェクトが多種多様な方向に向かえばよい。
では、具体的に何をして欲しいか?
それは盛り上がっているプロジェクトを支えるような働きをお願いしたい。
たとえばドキュメントの英訳をしてくれるだけで違うし
海外のソフトや近況をまとめてくれたり
技術特許などの情報、を提供してくれるだけでもいい。
企業の枠がある限り無理なんでしょうかね?
一致団結 (スコア:3, すばらしい洞察)
自然消滅」に1000(単位略).
犬が犬であるように、猫でありたい
Re:一致団結 (スコア:3, すばらしい洞察)
# 言っちゃった
親コメント
Re:一致団結 (スコア:2, おもしろおかしい)
弱小グループが沢山あるだけでは各個撃破されます。
ここで一致団結すれば…すれば…一回の勝利で全部手に入れることができて高効率。
……orz
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逆に考えるんだ! (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:逆に考えるんだ! (スコア:2, おもしろおかしい)
#いや、今は「日本語Forth」じゃなくて「Mind [airnet.ne.jp]」だって知ってるけど、オトナの都合があって。
親コメント
Re:逆に考えるんだ! (スコア:2, おもしろおかしい)
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無理ですね。 (スコア:3, すばらしい洞察)
国際市場で戦えるわけがないでしょう。
弱者戦術の基本は・・・ (スコア:3, すばらしい洞察)
というわけで黒船ソフトウェアへの対抗はこうあるべきだ。
1.ソフトウェア業界の人間を各ユーザー先企業に
引き取らせてソフトウェア業界を消滅させる。
2.進出してきた海外ベンダーにデスマ案件を与えて敵の体力を奪い、壊滅させる
3.かくして日本のソフトウェア業界人は見事籠城に成功、
海外からの侵攻を防ぐことに成功する。
Re:弱者戦術の基本は・・・ (スコア:2, おもしろおかしい)
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9000億の何割が。 (スコア:3, 興味深い)
Re:9000億の何割が。 (スコア:2, 参考になる)
2006年度の国内PC出荷台数はITProの記事 [nikkeibp.co.jp]によると
1326万4000台とのこと。
これには自作PC等は入っていないだろうし、Macも多分入っていない。
全てのPCにプレインストールされているOSをWindowsXPのHomeEditionと仮定する。
OEM価格はよく分かんないけどとりあえず1万円としとく。ちなみにDSP版が約1万3000円。
Officeがついていないものがどれくらいあるか分からないけども、Officeなしバージョンと
半分ずつと仮定する。バンドルのOfficeの価格も分からないけども、とりあえず2万円としておく。
ちなみに単品販売のが4万円以上か。
13,264,000×10,000+13,264,000×20,000÷2=265,280,000,000
つまり、この非常に乱暴な計算では、2652億8千万円がWindows+Officeに費やされた金額となる。
誤差を考えると、三分の一弱前後ってとこですか。
さらにHomeじゃなくてProfessionalだったり2003Serverだったり
というケースや、また単品で購入されたものを含めると、
もうちょっと増えることになりますが、そんなに何割も変動する
ほどの誤差ではないでしょうね。
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日本のソフトベンダの遅れている点 (スコア:3, すばらしい洞察)
1.商圏の広さ
2.ユーザビリティのダメさ
3.販売戦略の下手さ
1は自明。
日本では英語のまま使ってくれるユーザもそれなりにいるし、
そもそも英語Onlyで通用する範囲は広い。
一方で日本語のソフトが英語圏で売れる可能性はほとんどない。
しかも、日本のソフトは売れてから英語圏へのローカライズを考える傾向にある。
2は特に顕著。
日本の企業はセールストークに使える機能の豊富さと品質(バグの数)にはこだわるけど、
ユーザの習熟しやすさとか、少ない回数で目的の行動が取れるとか、
そもそも画面やAPIを見れば、どういったものが分かるといった類の
ユーザビリティにはほとんどこだわらない。
ソフトは、機能よりもデファクトを握れるかどうかが勝負なので、
ユーザビリティは非常に重要な要素なのに。
3は技術屋が権力を握るからか。
いいソフトを作っても売れるとは限らない。
この分野の日本の昔から苦手とするところ。
他社製品からの乗り換え機能や、ユーザへの告知、
他社と提携したワンストップソリューションを提供するといった、
営業、経営がやらなければならない事項は非常に多い。
類似製品が大量にある中からMicrosoftがここまで成長したのは、
販売戦略が非常に巧妙だったからといえる。
今回の話題で3の一部はどうにかなるかもしれんが、他はダメだろうな。
目の前の現実問題として (スコア:3, すばらしい洞察)
# 日本の(優秀な)経営者が海外に引き抜かれたって話を聞いたことが無いので。
雑感 (スコア:2, すばらしい洞察)
アメリカでNapster開発すると英雄なのに、日本でWinny開発すると犯罪者だったり。
ここはコンピュータ業界の根幹を握ってるオタクどもを誘惑作戦で、
アニメや漫画の中で日本製のソフトウェアを使わせる。
世の中にレイバーが存在してれば、HOSがトップシェアなのは間違いなし。
一般化して汎用的にするのが苦手な日本人 (スコア:2, 興味深い)
じゃあどうすればいいか。論理かまわずぐちゃぐちゃ組み合わせるようなソフトウェアがあったら得意かもしれませんが、うーん。論理的に組み立てるソフトウェアの時代を終わらせるのが手っ取り早いかもしれません。
そもそも (スコア:2, すばらしい洞察)
日本の国内企業は 9000 億稼げるほどオリジナルのソフトウェアを作っているんですか? そもそも数作っているわけでもないのに輸出入額で差が出るのは当たり前ではないですか。国内のソフトウェア会社のほとんどは SIer で、出来合いの輸入品をベースに輸出しないシステムを場当たり的に作ってるわけでしょ。一致団結するとかいう以前にまず国内市場を活性化させるのが先だとは思わんもんなんですか? 社員に独自開発やらせられるような会社を増やすことが先だとは思わんもんなんですか?
むらちより/あい/をこめて。
何か根本的な事を勘違いしてませんか? (スコア:2, すばらしい洞察)
輸出が約90億で、輸入が約9189億円。つまり、国内にはまだ約9189億円の市場があったんですよ。
極端な言い方すれば、たまたま車が海外に90台うれたけど、国内でも9189台売れる需要があった、っていうことですよね?
本当なら市場規模と比べたりとかして判断しなければならないのでしょうけど( 2005年の市場規模のソフトウェアは6,855億円? [jeita.or.jp]) まず国内を重要視するべきじゃないでしょうか。
それとも、PS3みたいに海外の市場が大きいからって、頑張る?
時代は変わったのに (スコア:1)
お客さんはソフトが欲しいんじゃなくて、結果が欲しいんでしょ。
もっと簡単な方法が (スコア:1, おもしろおかしい)
#これ、どんなジャンルにも使えそう
黒船には・・・ (スコア:1, すばらしい洞察)
権益の欲しい役人の言い訳だな。
どうせアホなら (スコア:1)
どうせアホなら買わなきゃ損損。
ということで、ソフトを創るよりGoogleの株を買い占めましょう。
アホが大同団結してできることは、自滅することだけです。
その前に、買うことぐらいならできるでしょう。
その利益を全くの個人に集中させましょう。
1000年くらい続ける事ができればうまくいくカモ。
日本という共通点で団結? (スコア:1, すばらしい洞察)
いろんな業種で、いろんな形の企業同士の連携や団結がありますが、
べつに「日本」という共通点で団結するばかりではないと思います。
自社の立ち位置を考えた結果、海外の企業と連携する、というのも
ごく自然なこと。企業は国益よりも自社の利益を優先しますから。
その結果、企業が利益を上げて納める税金が増えれば国益にも
かなうかもしれませんが、それは単なる結果論ですし。
その意味で、日本という共通点で団結する、というのは、何も考えて
ません、と言ってるに等しいと思う。
タレコミ文に文句 (スコア:1)
リンク先のITmediaを見ると2000年の統計とかなり古い。
>お馴染みの解説
とあるが知らない人には最新の情報のように見える。
Re:こんぴゅーた (スコア:1, 参考になる)
こと次世代グラフィックス系のゲーム機なんかでは、まともに海外デベロッパーと太刀打ちできるゲームエンジンを開発できてるのは片手にも満たないし(海外でも評価されてるのって、カプコンのMTフレームワークくらいでは)、オンラインゲーム系も大きく出遅れているし。
こんなこと [itmedia.co.jp]だと、ますます日本のゲーム業界は世界から孤立しそうな感じ。
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Re:特異なモンを売れば良いんだよ (スコア:1)
どの辺が特異なのかと小一時間(ry
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Re:日本っていう土俵が悪い (スコア:1, 興味深い)
今どき「日本語版」を「作」るのは、非常にまずーい。本体を国際化して、日本語リソースを用意するだけ、までにしてなきゃ。国際化は非英語圏でも重要なはずだし。
とはいえ、翻訳だけでも充分に大変ですな。
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Re:特異なモンを売れば良いんだよ (スコア:2, おもしろおかしい)
美意識が完全無欠に異なるらしい [livedoor.jp]のでそのままでの輸出は非常に無理があるらしく・・・。
塩バニラはツンデレの味。
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Re:まず教育から (スコア:1)
やや脱線になりますが、いわゆる「エンジニア35歳限界説」ってのは、応用力不足が要因ではないかと思っています。仕事で経験してきたモノなら対応できるが、一歩外れると途端に設計不能に陥る。仕事で求められる設計手法は日進月歩なので、応用力がないとついて行けなくなります。なので、私は本来エンジニアには年齢には関係がなく、年齢を言い訳にする輩は応用力が不足しているからだと思っています。
ただ、「まず教育から」というのは今すぐ取り組んだところで成果が出るのはかなり先の話になりますので、短中期的な解決としては、できるエンジニアとできないエンジニアをはっきり分けて、できるエンジニアを優遇させることが肝要では?と思います。能力の見極め、脱人月計算。大同団結をするなら、そういうことに対する指針をまずは作成して欲しいと思います。製品提携なんざその後の話だと思うのですが…。
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紙切れ一枚で地獄行き (スコア:1)
>ソフトウェアを書いている人がいる、という状況を改善しないと。
「だって教育を受けた人を雇うとお金がかかるじゃないですか」
「動いているからいいじゃないか。」
「コメントやユニットテストを書くと、工数が増えるじゃないか。」
「あいつは動くコードを作った。お前はそれをデバッグしている
『だけ』なのに、なんでそんなに時間がかかるんだ?」
という経営者の意識をなんとかしないと。
今の日本だと専門教育を受けていると、かえって不幸になりますよ。
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Re:ゲームを加味すれば (スコア:1)
最高クラスの売上を持つソフトウェア会社です。DSとか海外でもブームになってる
ようですし、ゲームソフトでも輸出は結構してるのでは?
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