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アレゲなニュースと雑談サイト

reoによる 2009年05月14日 10時30分の掲載
そこにいたいと思うところにいるのがよし部門より。

あるAnonymous Coward 曰く、

本家 /. の記事「Go For a Masters, Or Not?」より。

自分は現在コンピュータ・エンジニアリングを専攻する学部生である。大学生活はあと 1 年あるのだが、このまま大学院に進み修士号を取ろうかと考えている。教授陣の多くは修士に進むことを良い選択だと考えているようだが、実社会で働いている皆様のご意見を伺いたい。コンピュータ・エンジニアリングの修士課程の 2 年間は、企業での 2 年間の経験よりも良いものだろうか ?

タレコミ人が大学生だったのは大分昔のことだが、当時も同じように悩んでいた人たちがいたのを思い出した。/.J の皆様ならどうアドバイスするだろうか ? また同じように悩まれていた方は、当時の自分にアドバイスできるとしたらどちらの道を勧めるだろうか ?

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  • 転職のときにも。

    .

    ようするに、君の事を全然知らない人がいて、それ故にある種のラベリングで最初に大まかに人間を分類する必要があるときに、修士号は明らかに有利なラベルだ(今の所)。同じことは MIT 出身なのかニューヨーク州立ビンガムトン大学出身なのか、東大出身なのか滋賀大学出身なのか、などについてもいえる。もちろん、滋賀大学の修士号と東大の学卒とではどちらが有利か、など微妙な問題も出てくると思うが(一般には大学のラベルが優先する)。

    たとえ君がどんなに優秀でも、ラベリングの段階で足きり、あるいは面接の優先度を下げられてしまったとしたら、自分の優秀さをアピールするチャンスすら与えられない。就職などで必要とするのは「ある一定以上の才能」であって、「候補者の中でもっとも優秀な人」ではない。故に能力で完全ソートされてから、上位10人が採用される、などと思わないことだ。

    ソートのコストはO(n * log n )だが、一定のスコア以上の人間を10人採用するのに必要なコストは O(n)だ。ラベリングを使ったソートは O(n)ですむ。故に、ほぼ全ての企業の採用戦略は O(n) であり、あとは全体の中で不合格者のために高いコストをいかに払わないで済ませるか、がポイントになる。( この「故に」が判らないようなら、せっかくのチャンスは無駄に終わる。つまり勉強不足なので、もうあと2年間勉強したほうが良かろう )

    まれに スーザン・ボイル [wiredvision.jp] さんのようなケースが出てくる。しかし、君は「隠れた才能」呼ばわりされたいのか、苦労せずに自分の能力をアピールするチャンスを得たいのか? ラベリングごときのために「雌伏」したいと思う奴はいないと思うが、そこらへんは趣味の問題もあるので。

    .

    当たり前だが。自己アピールの優先権は「採用される」事を保証するものではない。たんに先に面接してもらえて、もし合格ならば「君以降の人間は面接すら受けさせてもらえない」と言うだけの話だ。だから当然、「修士号なんかなくても~」という人たちもいっぱいいる。ただし、そういう人たちの中には
    「たまたま自分よりも前に面接を受けた人が馬鹿ばっかりだった」
    というケースが存在する事を忘れないようにしよう。
    .

    Joel on Software ( http://www.joelonsoftware.com/ [joelonsoftware.com] )
    More Joel on Software
    の採用に関する話も参考になると思う。

    --
    fjの教祖様
  • 行きたくないと思うなら行かないのがいいが、迷うくらいなら修士は迷わず行ってよし。

    修士の2年間の間に自分は大学以外に生きられる場所がないと確信できたら博士に行っても良し。迷うようならそこでフツーに就職。
    あと就職は海外でもってヒトは行っても大丈夫かもしれない。
    (もっともそんなヒトは大学や大学院から海外へ行くかもしれないが…。)

    日本の現状では:
    ・経済的には修士進学はローリスク・ローリターン、博士進学はハイリスク・ローリターン
     ・修士までは行ってもそれほど就職に困らない、博士は結構困る
     ・修士はマジメにやってればフツー取れる、博士はフツーにマジメなだけでは取れないまま終わる可能性がある
     ・修士を取ったからと言って大して給料は上がらないだろうが、失うのは大卒からの2年分のヒラの給料くらいのもの
     ・今の日本では研究職(特に企業外)はワープアとはいわないまでも就職した場合の同年齢平均より3割くらい低収入が定番。
    ・今は昔と違って在職のまま博士課程に行けるので就職後博士が取りたくなるような展開になったらそれからでも遅くない。
     ・会社が補助してくれる場合もあるしね。

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  • Another_View_Mobile (37624) : 2009年05月14日 10時54分 (#1564995)

    体系的にエンジニアリングを見につけておくことは、非常に重要かと思います。
    コンピュータエンジニアリングは経験やノウハウが重要であり、現場では理論は軽視されがちです。
    だけど、それはコンピュータエンジニアリングがまだ未熟だからです。いずれ、この工学分野が成熟すれば、体系的なエンジニア教育を受けていないものは、創造的な仕事ができなくなると考えています。

    多くの工学分野では、既にそうなっています。

    もう一つ。修士エンジニアは海外では普通です。国内でもコンピュータ以外の工学分野では普通です。学士だとなにかと肩身の狭い思いをします。

  • 国とジャンルを限定しないと意味がないわけで、以下、一般論を装った自分語りドゾー
  • Anonymous Coward : 2009年05月14日 11時04分 (#1565002)
    学部生の時に耳タコに聞いた言葉が
    「20年前の学部卒=今の修士了。だから修士までかないと大学行った価値がない。」
    という教官のお言葉。

    実際国立工学部系では7, 8割が修士に進学しているようなので、ある種「あたりまえ」
    になっているようです。
    企業側も技術職で採る場合は、それぐらいを期待されているのではないでしょうか?
    経済的に難しいとかの理由がないなら行った方がいいと思います。
    ボスとの相性が悪いなら別の大学院に行けば済む話なので。

    ただし、その先の PhD コースはその世界に人生捧げるぐらいの覚悟がないならいくな。
    少なくとも PhD の 3 年間を通じて進めるテーマに確固たる信念と愛がなければやめとけ。
    生半可にモラトリアム気分で行くと冗談ではなく死ぬ。
    (そんな現場を目の当たりにしてるのでAC)
    • Anonymous Coward : 2009年05月14日 14時09分 (#1565173)
      あくまでも工学部での話ですが,学部の卒研は実質的に半年程度の活動期間しかなく自分一人の力での研究開発を体験するには時間不足です.
      きちんと学生を指導してくれる,というかビシビシしごいてくれる民間企業・民間研究機関出身の先生の元で,良いテーマを扱って修士2年間を過ごすのは有意義なことです.(指導の緩い先生のところでダラダラ遊んでしまうのは良くありません)
      ただし,残念ながら国内では良い先生のところでも博士後期課程へ進むのはその後の就職リスクが大きすぎます.
    • 2個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • phenix (31258) : 2009年05月14日 19時05分 (#1565473) 日記

    もし、自分のスキルに自信があるのなら、
    相応の学歴を備えるべきだと思います。
    残念ながら、日本は未だ学歴社会です。
    私の場合、技術開発の職を希望しましたが、
    学部卒のため、実績を見て判断すると言われ、
    今は配列もまともに扱えない人たちに混ざって仕事をしています。
    時期がきてもこんな景気だと、いつ異動できるのかわかったもんじゃありません。
    もし自分のスキルを活かしたいのであれば、進学は近道です。

  • Anonymous Coward : 2009年05月14日 10時45分 (#1564985)

    収入の無い期間が、いつまで続くかさえ分らなかったから。
    入院した奴の半分は、就職できないので仕方なく、だった時代です。

    一番優秀だった学友は博士課程に進んだものの、結局無関係な業種に要領よく脱出しています。
    結局あの世界は、簡単には生き残れないことがわかりました。

    ちなみに文系です。

  • 死に際くらいまでには結論を出したいと思うのですが、
    まだ答えは分かりません。

  • tondeke (29053) : 2009年05月14日 11時15分 (#1565011) 日記

    自身の最終ゴールが就職の場合を前提にしますが、大学推薦を活用するか、それと同じぐらい専門知識が求められる職場に就職したいなら、院に進めばよいと思います。そうでないなら、4年で就職した方が良いと思います。
    (結局のところ、文系の大学院が墓場扱いされるのは、専門職が相当限られるからです。理学も似てますが……)

    教授陣が、学生が院に進学するのを歓迎するのは、多少語弊がありますが本人の将来(就職)のためではないですよね。

  • いろいろ (スコア:1, 参考になる)

    Anonymous Coward : 2009年05月14日 11時57分 (#1565056)

    答えはもちろんいろいろな条件によるわけだ。

    学力

    旧帝大以上レベルだったら、修士は行くのが普通。

    地方国立レベルだと、2年後の就職と今の就職とどちらがいいと思われるかによって変わってくる。極端な話、バブル崩壊の直前に同じ選択をしたなら、修士にいったほうがずっと損だったわけだ。修士に行くなら旧帝大レベルをめざすこと。

    それ以下だと、どうかな。就職活動してみて、まあまあよさそうなところから内定もらえたら、就職しといた方が無難だろう。ただし修士に行くにしても、できるだけ上の大学をめざそう。

    自分の求めるもの

    勉強の好きな人は修士くらい行ってもいいだろう。

    会社勤めは楽じゃないから、修士に行くことにはそれを2年延ばすことができるというメリットもある。働くのが嫌いな人にはお勧め。しかし大学院も先生によって楽じゃないこともある。ひとりひとりに監視の目が及ばない大規模私立大学がいいかも。

    博士に行きたいと思ったら、いくら勉強が好きでも、よく考えたほうがいい。大抵の場合、生涯年収では損になる。また就職できなくてホームレスになるリスクや、就職できてもド田舎の潰れそうな私大に勤めなきゃならないとかになる可能性もある。

  • 修士での就職活動の予行演習のつもりで就職活動をしました。
    いろいろ企業を見て回りました。

    絶対に受かりそうにないけど、もし受かったら入社してもいいかな?
    っていう人気インフラ企業を受けました。

    結局落ちましたけど、就職活動を通してちょっと視野が広くなったように思います。
    世の中にはいろんな仕事があるんだなってのを実感しました。
    10万円くらいかかったけど、それ以上に得たものは大きいんじゃないかなと思ってます。
    面接ノウハウも身につきましたし。

  • やりたい仕事が無いなら大学院に行けばいいと思います

    入る敷居に対して出る敷居は低いですし
    今から入って卒業した後に今より失業率が悪化しているとは考えにくいですし
    大学院なら中退しても大卒ですし

    #適当な事ばかり言っているけど非AC
  • Anonymous Coward : 2009年05月14日 22時20分 (#1565606)
    部下として使った経験からすると
     修士=>ごく一部の例外を除き、単価(給与)とプライドは高いが能力はそれに見合っていない。
         柔軟性に欠けるのでコンバートもできず、割り付けられたら災難
     学士=>即戦力とはほど遠く常識もない奴が多いが鍛えれば使い物になる、柔軟性は一番
     専門校卒=>即戦力だがのびしろが無く30超えると力量は頭打ちの使い捨て要員
     大学中退=>私の頃にはこれが一番の戦力!知識、吸収力、なによりやる気がみなぎっている(いた?)
  • 社会にでるとやはり、純粋な友人は作り辛いなと感じています。
    同じ目的を共にしていても、やはりそこには下らない競争や足の引っ張りあいがあります。

    泣きそうになりながら必死に論文を書き上げたり、
    理想論を語りながら自分の中での美学を見出したり、
    社会性の欠ける教授陣に何とか教えをこいたり、
    歯車の再開発とわかりながらも自分なりの最高の歯車を作ったり、

    もしそうした経験を大学時代に経験できていないならば、
    それらを経験できる研究室で生活することをお勧めします。

    二年をかけることの損得についてはわからないけれど、
    そこで得られたものは私自身にはすごく大きいものでした。
  • まあ、/.の利用者層からいけば、比率として少ないのは当然といえば
    当然ですが。

    とある文系分野の修士を持ってますが、就職という点では悲惨ですよ。
    自分のように役人やるか、学校の教員でもやるしかないです。「雇われ
    て働く」という選択をするのであれば。それでも修士ならまだなんとか
    リカバリーも不可能ではないけれど、ドクターまで行ってしまった日に
    は・・。

    大学教員を目指すor法曹のように院を出てないと就けないような特殊
    な専門職を目指すのであればまた別ですが、文系では一般的には学部卒で
    就職した方がずっと待遇の良い職にありつけるので、よほどその分野が好
    きで人生と引き替えにしてもいい人じゃなければとてもお勧めできません。

  • backyarD (36899) : 2009年05月14日 10時51分 (#1564993) 日記

    その業種で修士が有利になるか考えろ!

    企業などで働いたことが無い人が、
    考えただけでこの答えを出せるなら、
    そもそもこの疑問は発生しないと思うのです。
    もしくは勘違いしたままどっちかに突き進むと思うのです。

  • Anonymous Coward : 2009年05月14日 11時21分 (#1565018)

    > そしてその業種で修士が有利になるか考えろ!
    > 有利になると判断したなら修士課程行け!
    エコノミストでさえ業界の将来予測なんて頼りないのに、大学出のひよっこの予測や判断なんてなんぼのもんですか。

    > 学部卒でも行動力、実績上げられる方が重宝されてました。
    どこの会社でも基本はそう。ただ修士を持ってると初期値がより「行動力、実績上げられる方」とみなされているだけですね。とういうか「行動力ダメ実績もあがらない、でも院卒がイイ」という会社っていまどきありますか?なんでそいつを採ったの?ってことになると思います。

    たとえば研究職で学部卒10年勤務と院卒8年勤務となるとほぼ同程度の仕事をしているはずでしょう。というか、まだこの時期になっても学部卒では・・・というなら、それは学部卒の奴の入社後の勉強、仕事ぶりに問題があるだけだと思います。

  • 部門名の通りですが、「行きたい」じゃなくて「居たい」が重要なんだよなーと僕個人は思っています。理詰めではなく直感レベルでの「居たい」という感覚が。

    学部四年生で配属されて、そのまま修士も同じ研究室に進もうとして迷っている人は、「その研究室の居心地が良いかどうか」で決めるのがいいかもしれません。単に研究室の人間関係が、というだけでなく、例えば親に学費を出してもらうのが精神的にとても心苦しくてたまらないという人もいますし、奨学金で毎月借金が増えるのが精神的苦痛だという人もいるでしょう。そういうのを全部混ぜ合わせて、それでもその研究室に居ることが心地よいと思えそうなら、行くのが良し。

    あと教員も、できる限りその学生の適正を見てあげて欲しいものです。人一人の人生を預かってるんだという自覚があまりに足りない教員は少なくありません。大学院の進学が適していない学生にはきっぱり言ってあげる事も大事で、巨大予算が当たって論文執筆要員が必要だからってどんどん大学院に進学させるような事は (まあその場合は大抵博士後期課程の方ですが) 自重して欲しいものです。

    まあでも今振り返ってみれば一番大事な事って、散々悩んだり担当教官と議論したり親と喧嘩したりすることじゃないでしょうかねー。

    --
    Hiroki (REO) Kashiwazaki
  • Re:大学と企業は違う (スコア:2, おもしろおかしい)

    backyarD (36899) : 2009年05月14日 13時15分 (#1565130) 日記

    大学(というか、学生の時)はいかに物事を吸収するかが重要で

    だと思っていたら、社会人になってからも
    「いかに物事を吸収するか」
    が相変わらず必要で、加えて
    「いかに**効率良く**物事を吸収するか」
    にグレードアップまでしちゃったりして、
    いつまで勉強しつづけりゃいいんだよ!と
    叫びたくなるときがたまにあるかも知れないことは、
    まだ伏せて置いた方がいいですか?

  • saitoh (10803) : 2009年05月14日 13時53分 (#1565165)
    そうかなぁ。たとえば、有る学科とその上の修士課程で、修士には三菱電機本体から採用があるが、学士だと三菱電機○○○といった子会社での採用が主とかいうのを、 実際のこの目で見てきましたけど。
    ただし、修論での研究を(直接)活かせる仕事があるとは思わない方がいい。
  • saitoh (10803) : 2009年05月14日 13時58分 (#1565168)
    ぐだぐだな企業ではなく質のよい企業に採用してもらうために、修士に行くことは有用でしょうか?ってのがキーポイントじゃないかな。
  • あと「科目ごとの成績」とか

    いや、これは正しい。

    学習効果にムラがあるのは、正しい(戦略的な)学習方法を習得していない証拠だ。この状態で修士まで行っても、ろくな研究にならない(効率が悪すぎる)。

    大学や大学院でこれらを教わる可能性は低い(先輩が後輩を指導するタイプの研究室で、なおかつ先輩がこの手の指導が優秀であれば別だが)ので、企業に行った方がまだチャンスはある。

    ただし、メンター制度がしっかりしていて、なおかつ「メンターが優秀である」ような企業は、最初から優秀な人を選別する人事システムができているので、そういうところに就職できる可能性が低い、と言う点が問題だ。

    --
    fjの教祖様
  • nim (10479) : 2009年05月14日 14時47分 (#1565205)

    私はロースクールどころか、ハイスクールに行きました。
    だからだめじゃないですよね、ね。

  • まったくもっておっしゃるとおりで(特に#以降)。

    大学院自体が、「学校に行き続ける」ことであることも含め、最低4年間の学費に加えて、
    改めてその時点で大学に入り直す費用と継続する費用がかかることも考える必要がありますよね。

    #年間の学費は、その時点の相場になりますから上がりますよ

    「研究を続けたい」ってのは聞いた感じはカッコイイですが、現実は「親に頼んで研究なるもの
    を続けさせてもらう」というケースが大半であることも認識した上で「どっちにしようか」と考
    えないといけません。

    #自分で学費を稼いでいる人は別。

  • うつ病になるのはあまりいい経験ではないですね。 すぐ復職できればいいですが、そうでない場合空いたブランクのせいでさらに再就職が難しくなります。 ……物事の見方が変わるのは事実ではありますが。
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