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20390 story

FreeBSD 7.0-RELEASE登場 34

ストーリー by Acanthopanax
ついに7 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

FreeBSD Projectは2月27日、FreeBSD 7.0をリリースした。リリースアナウンスによるとFreeBSD 7.0は、1:1スレッドモデルがデフォルトになったこと、ネットワーク・IPC・スケジューラ等におけるロックの細粒度化、等により、SMP環境でのスケーラビリティが劇的に改善し、高負荷時においては6.xの15倍ものパフォーマンスが出る場合もあるとのこと。ただし、7.0においてはデフォルトのスケジューラは従来のままで、ULEが標準となるのは7.1以降になる(参考:FreeBSD SMPngが完了、性能が劇的に改善)。他にも、ZFSやXFSのサポートや、iSCSIイニシエータの追加、mallocの改善など、変更点は多岐にわたる。より詳細な変更内容についてはリリースノートを参照のこと。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by KENN (3839) on 2008年03月01日 23時09分 (#1305878) 日記

    手元の環境(AMD GeodeNX 1250)だと、OpenSSLのbuildでコケます。どうも、これ [openssl.org]が原因みたいです。

    • by Anonymous Coward
      大きなお世話かもしれないけど、
      /etc/make.confに何か設定しているなら、
      man make.confするか、
      /usr/share/examples/etc/make.confを眺めて調整すると良い。
      # むしろ下手に設定しない方が好ましいと思うけどね。

      他に考えられるポイントは、
      buildworldしているユーザ(通常はrootだろうけど)の
      LD_LIBLARY_PATH(他、似たような環境変数)が設定されているケース。

      Comment: Padlock engine fails to compile with -O0 -fPIC [from HEAD].

      ...とあるから、前者なんだろうね。
      とりあえず、
      /etc/make.confのCFLAGSを設定していないか確認した方が良いと思う。
      良い週末を。
  • 今回はファイルが行き渡ってないミラーが多いし、行き渡ってるところも比較的速度が出てないようですね。このペースでミラーを公開するとサーバが潰れそうだったのでちょっと様子を見てました。そろそろ大丈夫かしら。

    ということでISOファイル [dyndns.org]をミラーしてます。今のところi386だけですが、amd64(と容量に余裕があればia64)も今晩中にアップロードします。

    # 例によって、ファイルのハッシュだけ本家から持ってくると少しだけ安心です。
    --
    yp
  • by Anonymous Coward on 2008年03月01日 0時38分 (#1305669)
    PC98のサポートがまだ残ってるのが凄い。
    NetBSDもLinuxカーネルも、はるか昔に捨て去ったアーキテクチャなのに。

    # 手元に2台あるから、久し振りに電源いれてみよか。
  • ACPI… (スコア:2, 参考になる)

    by msfm (3219) on 2008年03月01日 18時54分 (#1305841)
    どーしても、再起動が固まる。ぐぐってもhw.acpiをいじっても、どうしても固まってしまう。動いていた時間を表示した後に固まってしまう…。

    で、早速7.0-RELEASEを入れたのだけれど、…やっぱり駄目だった。どうしたらどうしたら、とほほほほ。
  • by gonta (11642) on 2008年02月29日 23時50分 (#1305650) 日記
    Xenのサポート。7.0からだったよな。さてRELEASENOTE読むか。
    --
    -- gonta --
    "May Macintosh be with you"
  • Thinkpad X31にFreeBSD 7.0RCを入れてましたが、どうしても無線LANが動きませんでした(無線LANカードは正常に認識されている・・・)。
    6.3RELEASEにしたら、同じ設定でするっと使えるようになってしまいました。
    設定方法、どこか変わったんでしょうかねぇ。
    • by Anonymous Coward on 2008年03月01日 23時36分 (#1305885)
      詳しくは覚えてないが、設定方法じゃなくてOSのデバイス識別がおかしくなってて変なドライバがあてがわれるせいだとどっかで見た気がする。すまん、ソースは失念した。

      > 無線LANカードは正常に認識されている・・・
      デバイスがOSに認識されているとして、本当にOSのその認識は正常なのだろうか?例えば /dev/cuad? が出てくるべきところが /dev/cuau? が生えるようになってるとかそんな感じのことが起きていないか?
      親コメント
      • by Technobose (6861) on 2008年03月01日 23時53分 (#1305892) 日記
        使っている無線カードがPlanexの古いタイプでprismのシリーズを使っているタイプで、
        FreeBSDの以前のバージョンからwiで認識し、7.0RCでもwiで認識してましたので認識
        自体は成功していたと思います。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年02月29日 20時40分 (#1305555)
    で今回7.0ですか。

    現在FreeBSD6.1で動かしているシステムをFreeBSD6.3にあげるべく準備していましたが
    FreeBSD7.0も捨てがたいぞ~。

    ルゥリィたんハウハウ
  • by Anonymous Coward on 2008年02月29日 20時44分 (#1305561)
    最近、FreeBSDの向かっている方向にSolarisが居るよな気がします。

    # スレッドモデル、SMP改善、ZFS
    • Re:追っているのはSolaris? (スコア:5, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2008年02月29日 22時35分 (#1305621)
      やだなぁ /usr/ucb なんてあるわけないじゃないですかー
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年02月29日 21時13分 (#1305576)
      そんあこたぁ~ない。

      POSIXスレッドモデルやSMP改善は5.x代のころから続けてることだし、
      マルチコアCPUが主流に向かうと思われる今のハード的な方向性からは当然の帰結なのでは?

      ZFSだってSunがソース公開した直後から実験的にサポートし始めてるし。

      6.xからrcngになって起動管理がLinuxっぽくなったけど、別にFreeBSDがLinuxに向かっているわけじゃない。
      (4.x代からlinux emulationはあるけどね:-p)

      # 正直最近のオープンソースUnix系OSってぱっと見はどれも変わらんと思うのは私が浅いから??
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2008年03月01日 3時28分 (#1305709)
        >> (4.x代からlinux emulationはあるけどね:-p)

        オレの記憶では2.xで既にあった気がしますが.

        >> # 正直最近のオープンソースUnix系OSってぱっと見はどれも変わらんと思うのは私が浅いから??

        そうだと思います.「ぱっと見」のレベルによりますが,カーネルのソースとかに興味の無いユーザから見れば「結局はUNIXなわけで,どれも変わらんといわれれば,そんなものかも」「違うといわれれば,たしかに設定方法とかデフォルトの設定とか違うかな」みたいな雰囲気ですよね.
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2008年03月01日 3時48分 (#1305715)
          最近のというより、2000年にはすでにOSカーネルに興味がない人から見ればどれも同じだったと思いますけどね。どれのpackage管理システムが使いやすいかで選ぶみたいな感じで。Linuxエミュレーターで何とかなる範囲のものだけをみれば、FreeBSDが世界最大のLinuxディストリビューションとも考えられますからね。

          そんな中で自分がFreeBSDを使い続ける理由は、どこに何があるかをほぼ理解しているのでかゆいところに手が届きやすいというのと、何かあったときにすぐにソースコードに当たれることですかね。あとはpatchを作ったり、バグを発見したりしたときの報告の手段や場所がsend-prとはっきりしていてやりやすいというのもありますね。その点では単なるユーザーを目指すんだったら別にFreeBSDを使う必要性はないと思います。

          # IDのパスワードを忘れたのでACで。
          親コメント
    • 気だけですよ。

      # ULE、unionfs、tmpfs、gjournal、gvirstor、XFS。もちろん freebsd-update

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年03月01日 23時37分 (#1305886)
    FreeBSDの奇数番号バージョンは短命という印象があるのですが・・・・
    • by taka2 (14791) on 2008年03月02日 12時01分 (#1305971) ホームページ 日記
      「奇数と偶数」で比べると、今までのFreeBSDの 新メジャーのリリース日を調べてみましたが、
      1993年12月 FreeBSD 1.0 (11ヶ月)
      1994年11月 FreeBSD 2.0 (3年11ヶ月)
      1998年10月 FreeBSD 3.0 (1年 5ヶ月)
      2000年 3月 FreeBSD 4.0 (2年10ヶ月)
      2003年 1月 FreeBSD 5.0 (2年10ヶ月)
      2005年11月 FreeBSD 6.0 (1年 3ヶ月)
      2007年 2月 FreeBSD 7.0
      って感じですので、それほど奇数メジャーは短命って感じはないと思います。

      それぞれのメジャー内でのリリース間隔で見ると、奇数メジャーか偶数メジャーかではなく、
      マイナーX.0は若干短命な傾向にあるような気がします
      2.0→2.0.5:7ヶ月、2.0.5→2.1:5ヶ月、2.1→2.1.5:8ヶ月、2.1.5→2.1.6:4ヶ月、(略)、2.2.8→2.2.9:7年4ヶ月
      3.0→3.1: 4ヶ月、3.1→3.2: 3ヶ月、3.2→3.3: 4ヶ月、3.3→3.4: 3ヶ月、3.4→3.5: 6ヶ月
      4.0→4.1: 4ヶ月、4.1→4.2: 3ヶ月、4.2→4.3: 5ヶ月、4.3→4.4: 5ヶ月、4.4→4.5: 4ヶ月、(略)、4.10→4.11:8ヶ月
      5.0→5.1: 5ヶ月、5.1→5.2: 7ヶ月、5.2→5.3: 8ヶ月、5.3→5.4: 8ヶ月、5.4→5.5:12ヶ月
      6.0→6.1: 6ヶ月、6.1→6.2: 8ヶ月、6.2→6.3: 12ヶ月
      って感じ。
      でもって、X.0で取り入れた新機能が結構不安定で、X.1 で安定するような気が。
      親コメント
      • by KENN (3839) on 2008年03月02日 14時05分 (#1305994) 日記

        つーか単に、

        • 3.x:バイナリの形式変更(a.out→ELF)
        • 5.x:SMP周りの大変更
        と、奇数版で比較的大規模な変更が入ることが多かったため、
        • 最初のリリース時(3.0および5.0)に積極的な移行を推奨していなかった
        • 移行時にそれなりの手間がかかった
        という理由から、その前の偶数版を長期にわたって利用し続ける人が多かったからではないかと思います。

        # 1.x→2.0はUSLとの裁判絡み [nagoya-u.ac.jp]なのであえて除外してます。

        親コメント
        • by SteppingWind (2654) on 2008年03月02日 17時22分 (#1306025)

          そういう意味では, 今回の7系統ってのはZFSみたいなメモリ食い(起動のみで2GBとか)が導入されているところから見て, i386アーキテクチャからamd64アーキテクチャに重心を移していく系統になるんじゃないでしょうか. 最近のハード構成を見ていると64bitサポートが当然のようになっていますし, メモリ構成もデスクトップやノートPCでも2GBフル実装かそれ以上搭載するのが価格的に現実的になっていますし.

          とすると, 逆の見方としてはi386(pc98)アーキテクチャをフルサポート(機能制限や対応ドライバ等で)する最後の系列ともなりかねないわけで, 64bit対応じゃないレガシーな環境向けに長期に渡って使われるんじゃないかという気がします.

          親コメント
    • 3.xあたりからの一ユーザーなので私の印象的なことでしかないが、

      3.x a.outからELFへの過渡期だった。2.2.xが安定していた。
      4.x 5.0Rの遅れで長期間メンテされて、ある意味枯れている。
      5.x 遅れたわりに予定していた新機能があまり実現されなかった。
      6.x 堅実なRelease

      という風に感じている。奇数バージョンは短命というより不遇だったと言うべきか?
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年03月02日 10時16分 (#1305946)
    リリースに劇的な改善なんて書いてあると真っ先に食いつきたくなるけれど、財布の中身が劇的に改善しない限りゆっくりやるのが吉
    • by Anonymous Coward
      むー。いまいち意味がわからないので、補足Please。

      SMPngが使い物なりそうだから、「よおし、パパSMPでマシン組んじゃうぞー」って秋葉原に走れない人は自重、ってこと?
      思ったより不安定でもないので、バージョンアップについては別に良いんじゃないかなあ、って思うけど。
      それとも何? 使ったことないけど「劇的な速度向上」ってリリースに書かれてたら気もそぞろになるタイプ?
      そういうのが好きな人は、Sun JDKの追っかけをすると良いと思うよ。無料だし、致命的になにかおかしくなることもないし。
      # Phenomで7.0だけど何もしていないのでAC
    • by Anonymous Coward
      7.0のために新しい機械を用意するのは大変なのでvmware-playerにインストールしてみました。
      時計がずれまくりです。
      たぶんよく知られた技があるんだと思いますが・・・。
      • by Anonymous Coward
        こうか?

        # echo 'ntpdate_enable="YES"' >> /etc/rc.conf
        # echo 'ntpdate_flags="-s -b URL_OF_NTP_SERVER"' >> /etc/rc.conf

        素で動かすんなら上の二行の''内が/etc/rc.confに入ってりゃおっけーだが、
        vmwareは使ったことがないのでこれでいいのかどうかさっぱり分からん。
      • by Anonymous Coward
        例えば
        /boot/loader.conf に
        kern.hz="100"

        と書いて再起動で。
        関連情報:
        http://www.vmware.com/pdf/vmware_timekeeping.pdf [vmware.com]
      • by Anonymous Coward
        たぶん

        # echo hint.apic.0.disabled="1" >> /boot/loader.conf
        # echo kern.hz=100 >> /boot/loader.conf
        # echo kern.timecounter.hardware=i8254 >> /etc/sysctl.conf
        とかやったあと vmware-tools なり ntpd なりで時刻同期するといいはず。
  • by Anonymous Coward on 2008年03月03日 9時24分 (#1306127)
    いつもながら、書籍情報が寒いなぁ。
    徹底入門もAbsoluteBSDも4.xベースだし、FreeBSD Expertは去年出なかったし。
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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