パスワードを忘れた? アカウント作成
14390 story

FreeBSD 6.2リリース 24

ストーリー by yoosee
でーもん君成長記 部門より

Anonymous Coward 曰く、

さっそく 本家の記事にもなっているが、本日 1月15日、FreeBSD 6.2 がリリースされたようだ。 ISOイメージのFTPでの配布BitTorrent、及び 各プラットフォーム向けリリースノート (i386) が出ている。
ちなみに FreeBSD 6.1リリースは2006年5月8日(日本時間では9日)だった。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 新機能一覧 (スコア:5, 参考になる)

    by shojin (28072) on 2007年01月15日 17時29分 (#1092025) 日記
    カーネルの変更
    - セキュリティーイベント監査 (security event auditing)の実装 (要AUDITオプション付きカーネル)
    - クラッシュダンプ時にマップされたページのみの保存 (debug.minidump=1が必要)
    - amdsmbドライバの追加 (AMD-8111 SMBus 2.0 コントローラーに対応)
    - ATスタイルのキーボードのサポートの向上
    - ipmi(OpemIPMI互換ドライバ)の追加
    - crypto(9)がC3, Eden, C7のPadLockセキュリティコプロセッサーに対応
    - nfsmbドライバの追加 (NVIDIA nFource 2/3/4 SMBus 2.0コントローラーに対応)
    - my(4), nve(4)がaltqに対応
    - stge(4)ドライバの追加 (Sundance/Tamarack TC9021 Gigabit Ethernet Controllerに対応)
    - enc(4) IPsec フィルタリング仮想デバイスの追加
    - ipfw(4)にてuntagルールを追加
    - ata(4)がUSB mass storageに対応
    - linsysfs(5)仮想デバイスの追加 (Linuxのsysファイルシステムの一部を実装)

    ユーザーランドの変更
    - audit(8), auditd(8), auditreduce(1),praudit(1)を含むOpenBSMツールの追加
    - csup(1)のインポート (C言語で書かれたcvsup互換クライアントで、checkoutのみ対応)
    - freebsd-update(8)コマンドの追加 (FreeBSDベースシステムのバイナリアップデートツール)
    - getent(1)ユーティリティの追加

    バグの修正、ドライバおよびプログラムの更新は新機能というかは微妙で省略し、
    ユーザーランドプログラムへのオプションの追加についても沢山あるので省略。

    ユーザーランドプログラムに加わったオプションで面白いと思ったのはjailの-sオプションですね。
    上は-1じゃないと使いにくいけれど、監獄は3で動かしたいので。

    あと、リリースノートには無いが、devlopers todo [freebsd.org]によるとggatedのバグが取れたそうで、これも使ってみるとiSCSI気分で良いですね。複数箇所からggatecで接続して編集すると、一貫性が壊れたのに堪えられずggatecを動かしているOSごとお亡くなりになりますが、ファイルコピーしてみると性能はかなり良かったのでSAN(Storage Area Network)作るのに良いでしょう。
    • Re:新機能一覧 (スコア:4, 参考になる)

      by SteppingWind (2654) on 2007年01月15日 18時39分 (#1092069)
      - ATスタイルのキーボードのサポートの向上

      一方, USB経由でJP106キーボードを接続した時にバックスラシュ/アンダースコアが入力できないというバグは残っていたりします. こちらのパッチ [freebsd.org]を手であてれば(行番号が違うのでそのままだとNG), 使えるようになりますので, お困りの方はどうぞ.

      親コメント
    • まとめ参考になります。ざっと項目を見ると、セキュリティ関係が充実したようですね。他の枝にもありますが、freebsd-updateの標準装備は嬉しい(使う使わないは別として、とりあえずインストールは毎回やってたので)。

      質量ともに十分な公式ミラーがある中で意義は薄かろうと思いますが、今回も惰性でミラー [dyndns.org]やってます。i386・amd64・ia64をアップロードしますが、i386以外は数週間で消すかもしれません。

      # 最近身の回りがバタバタしていてTranslate FreeBSD [hatena.ne.jp]さんにもすっかりご無沙汰をしている自分。
      # これを機にサボってたデスクトップマシンのOS入れ換えやっちゃおうかな。
      --
      yp
      親コメント
    • by Technical Type (3408) on 2007年01月16日 23時41分 (#1092894)
      旧式ノート PC に DVD-ROM からCentOS 4.4 を入れた時はインストール途中で DVD が認識されなくなるので相当に苦しんだが (デスク PC には簡単に入りましたが) 同じノート PC に FreeBSD はフロッピー4枚で簡単にネットワークでインストール完了。

      gmirror でnetwork 越しに RAID1 が組める [phunsites.net]のですかね。rdist で間に合っているけど、せっかくだから新技術にも挑戦してみようかな。

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      amd64でも使えるようになってるといいなぁ
  • by superfox (31908) on 2007年01月15日 16時24分 (#1091989)
    Xbox のサポート [freebsd.org]と、ls にまたしてもオプション(-U)が増えた [freebsd.org]こと。

    # もう覚えらんないよ…。
    • 普段使うようなものなら、意識せずとも覚えられるし
      わざわざ覚えなきゃならないようなモノは help や man で十分

      • by superfox (31908) on 2007年01月15日 16時50分 (#1092002)
            Stop!  Whoever crosseth the bridge of Death, must answer first
        these questions three, ere the other side he see!

            "What is your name?"
            "Sir Brian of Bell."
            "What is your quest?"
            "I seek the Holy Grail."
            "What are four lowercase letters that are not legal flag arguments
        to the Berkeley UNIX version of `ls'?"
            "I, er.... AIIIEEEEEE!"
        以上、fortune より :-p
        親コメント
  • リリースがこれまで延びた理由はなんだったんでしょうか。
    またその原因はフィックスされたのでしょうか。

    どなたかご存じの方いらっしゃいませんか。
    • by Anonymous Coward on 2007年01月16日 9時04分 (#1092347)
      jail のセキュリティホール fix に時間がかかり、1/12 にようやく Security Advisory を出す事が出来ました。
      それに引っ張られる形で 6.2 のリリースも遅れたのです。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年01月15日 16時29分 (#1091992)
    今回の目玉は何?

    英語が読めないおいらに解説プリーズ。

    • Re:解説プリーズ (スコア:3, 参考になる)

      by SteppingWind (2654) on 2007年01月15日 17時54分 (#1092039)

      えっと, intel DG965SS [intel.com](現時点でCore2Duo用micro-ATXボードとして鉄板だと思われるもの)に内蔵LAN(emドライバ)経由でインストールできるようになりました. と言うか内蔵LAN経由以外では多くの場合インストールできません(苦笑).

      どうもICH8経由でのパラレルATAポートアクセスに問題が残っているみたいで, ATAポート自体は認識できてもその先のATAPIデバイスが認識できず, CD-ROMからブートできてもインストールできないって状況になっちゃいます. gentoo-2006.1なんかでも“all-generic-ide”オプションを付けてカーネルを立ち上げないとCD-ROMが見えなかったりしますので, 特にFreeBSDに限ったことじゃないみたいですけど. 他にもICH8を使ったマザーだと同じ様なことが起きるかもしれません.

      親コメント
    • Re:解説プリーズ (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年01月15日 17時03分 (#1092011)
      個人的にはLSI logicのSASコントローラーのサポートが大きい。
      (正確にはmpt fusion driverの対応チップ追加)

      これにより、ローエンドのSASドライブからの起動が可能になった。

      # ぶっちゃけ、私が新調したサーバの事ですがw
      # SAS専用になっているサーバにSATAドライブ突っ込んで使っているのでAC
      親コメント
    • 日常管理している立場からすると
      csup, freebsd-update が標準装備になったのが一番嬉しいかな。
      親コメント
      • by shojin (28072) on 2007年01月15日 17時35分 (#1092028) 日記
        portsはportsnapで最新のものにアップデートできますし、本体バイナリはfreebsd-updateでセキュリティーホールが無いものにアップデートできますので、csupの登場するところがかなり減っているような気もします。
        portsはportsnapに任せれば十分なので、freebsd-updateの使えないケースを考慮して、カスタムカーネルを使っている人かドキュメントを最新にしたい人がcsupを使うのでしょうか。
        親コメント
        • by KENN (3839) on 2007年01月15日 21時21分 (#1092163) 日記

          メジャーバージョンアップ(5.x→6.xなど)の移行手段としては、現状ソースツリーからのフルビルド以外はサポートされていないと思います。ちょうど今月末が4.xのEoL [freebsd.org]ですし。

          freebsd-updateはともかく、portsnapはネットワーク環境に敏感 [mo-blog.jp]なので、そのままでは使いづらいというのが本音です。

          親コメント
          • どう考えてもプロクシが腐ってるのが一番悪いと思うけど。
            • by Anonymous Coward

              proxyは原因の1つに過ぎない(最も多い原因だとは思うけど)。

              サーバーの負荷や経路のトラフィック、クライアントの負荷など、遅延の要因はいくつもありうるにもかかわらず、タイムアウトをハードコーディングする意図が判らない。しかもリトライしないし。大体そのタイムアウトの数値はどうやって決定したんだ?HTTPは、ストリーミング用のプロトコルみたいに、一定時間内の応答が保証されているわけじゃないぞ?

              自宅サーバーで一時期portsnapへの移行を考えたけど、proxyなんてかましてないにもかかわらずデータ転送が途中で切れてエラーになったんで、結局csupに戻した。転送速度やセキュリティの面でのportsnapの優位性は認めるけど、様々な使用環境をカバーしきれていないという意味で、まだ熟成が足りない気がする。

              • by Anonymous Coward
                別にそんなにいきり立って言うほどのことでは無い。
                csup 使いたいなら使えばよい。portsnap はそういうもの。
                そう頻繁に使うものでもないしね。
    • by Anonymous Coward
      Gnome が 2.12.3 から 2.16.1 に変更になったぐらいしか、特に「おお……」と言うような劇的な変化を見つける事が出来なかった。
      Gnome にしても劇的な変化と言えるかどうかが疑問ではあるが。
  • by Anonymous Coward on 2007年01月18日 21時54分 (#1094176)
    Firefox で flash のあるページを開いても落ちなくするために linuxpluginwrapper
    用に rtld_dlsym_hack.diff を当てて libexec/rtld-elf 以下を作りなおそうとした
    ら上手くいかなくなってました。

    とりあえずブラウザを linux-firefox に入れ替えて凌いでます(これだと音を鳴らし
    ながら YouTube が見れるw)が、scim 使っての日本語入力が使えなくなるようで
    痛し痒し。 scim の件は私のやり方が悪いだけかもしれませんが。
typodupeerror

未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

読み込み中...