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供給不足の一方で、需要増大に対応するため児童労働や人身売買が横行しているなどの話もあるし、またカカオ農家自体はほとんど儲からない [cnn.co.jp]という実情も。
個人的にはフェアトレードでココア農家と生産地域に十分な利益還元がのぞめるなら、チョコレートは今の倍の値段がついていてもいいと思う。チョコレートは人を幸せに出来る食べ物だから、それに関わる全ての人が笑顔であって欲しいと思うし、またそれだけの価値もあると思うので。
フェアトレードの恩恵に与かれるのは・道路等の出荷のためのインフラがある程度整っている・農地や生産のための種・苗や各種資材とか出荷や流通ルートを牛耳る寄生地主やマフィアみたいな連中がいない恵まれた方の生産地が殆どで、フェアトレードは先進国の免罪符でしかないとの意見 [amazon.co.jp]もありますが、実際はどうなんでしょうね。
まぁ安全地帯からどんなにきれい事言って金を積んでも現地で中抜きされたら両損でしかないもんなぁ。
なんでこの手の話ってこんなにもうまくいかないんだろうな。カカオしかりコーヒー豆しかり。チョコもコーヒーも好きだけど、だからこそ正当な対価を支払って気持よく味わいたいものだが。#というか、コーヒー豆もカカオも原材料に過ぎないんだし、それの金額が2倍3倍になっても製品の値段には数%しか影響ないんじゃないか。
まあ、そもそもカカオにしろコーヒーにしろ、多かれ少なかれ経済格差を利用したアンフェアトレード(半奴隷産業)で成り立ってますから。フェアトレードだって量産化手段ではなくコスト増を招く手段なんですから、そのフィードバックが生産量に波及するのは考えられることです。ツリー元にもありますがフェアトレードなんて(労働資本の国では)実質タダの就業制限なんですから。そういう国が人をいたわれだのと社会主義的なことを言われ始めれば淘汰=生産量不足が起きるのは必至です。#そういう視点を推奨するわけじゃないが、「百姓貴族」を読めば何となく察せられるのではないか
ましてカカオは食料作物ではないので、供給量不足は規定事項です。供給量不足といいますが、先進国が上も下もチョコを消費するようになるからこそなんです。日本でさえ100円ショップとかいう不当無労詐取産業に大量の安チョコが並んでいるんですから実感できるのではないでしょうか。いわんや東アジア某国が輸出用(自分が食べるものでない用)に輸入したカカオなどはまさに無駄のいい例です。つまりガーナの農家の苦労が正しく買い手側にフィードバックされていない。買い手側の消費形態もアンフェアなんですね。
#そもそも砂糖で世界中の奴隷を消費しまくった [asahi-net.or.jp]あの国が先物市場を置いている [chocolate-cocoa.com]という時点で歪みは始まっているのかも。#児童労働がフェアトレード問題の根源なんですが、じゃあ購入国は児童を働かせるほどの経済格差をどう解消するつもりなんでしょうね?
搾取のない経済なんてないですからねぇ他国での生産や税・政治・宗教・文化まですべて自社でコントロールできるなら不可能ではないですができちゃったらその方が怖いでしょ
# ままならぬは人生の醍醐味
そりゃ、フェアトレードは金の問題じゃなくて制度の問題だから、でしょうね。そして、制度の問題は古今を問わず暴力装置でしか解決できない。
つまり、フェアトレードの資金が軍事力に流れることを容認すれば不可能ではないと思いますよ。制度を作るっていうのは、国を作るっていうこととほぼ同義なので、本物の植民地にしない限り自治権の問題で制度を作ることはできない。
金を積むだけのフェアトレードが不可能なのは比較生産費説を考えれば至極当然の話なので、経済的な帰結に「思いつき」で対抗するには、経済から離れないといけない。つまりは若年カカオ農家組合の組織化と武装化が必要。
「原材料にすぎない」から、ではないでしょうか。
農産物を直接現金に換える方法なんて無いんですもしくは、現状で発明されていないです児童労働。奴隷制度、強制労働という搾取で、血を農産物に変える仕組みの上で成り立ってるのが今の世界経済です
日本を見てください先進国でありながら農産業は衰退の一途を辿っているもともと山間地が多く土地が狭いのに、経済列強国であるため、ど田舎でさえ土地の値段は他の先進国と比べてもゼロが2桁多いそれでいて農業への補助金は他国と比べ半額〜10%程度自国を保全し、諸国列強に封鎖されようとも自国の民の胃袋を満たすのが農業者としての使命だと思いますが、世界経済の前にはそれさえ叶わない
そもそも論をすれば、なぜ不便な山間地にわざわざ水田を作ったのかという。江戸時代の隠し田(=脱税)の名残なんでしょうけど、保水力のある山林を破壊して、土砂災害が起こりやすい水田にしてしまってる。結局、政府が税金でその後始末をするような形になりそう。
そういった(悪質な)中間業者を利用しないというのがフェアトレードの概念/理念なのですが。わかりゃしないのではなく、そういったことがないかも調べるんですよ。
ソース失念したんですが、フェアトレードの下限価格って緩く設定されているんで、メーカーとしては誤差みたいな出費でマークを付けられるらしいです。
逆に生産者としては、フェアトレード規格を扱う流通業者に卸さないといけない(もちろんそこに利権が絡む)ので、特に嬉しい制度ではないのだとか。。
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/101217.html [nhk.or.jp]「甘いチョコレート 苦い現実」(BS世界のドキュメンタリー)
問題を告発してる記者がチョコの包装を印刷して「このチョコレートは過酷な児童労働で作られています」と書いてたのが印象的でした。
何が「フェア」なのか、の定義が難しいのです。フェアトレードは、地域や対象となる就業者を限定した、「非継続的かつ恣意的な援助」であり、「フェアな市場を歪めている」、と考えることもできます。
# 現状のフェアトレードは、単なるマーケティング用語にすぎませんし。
カカオ不足の原因として忘れてならないのは小麦価格の高騰だこの影響でアフリカでも主食の小麦トウモロコシの価格が上がってる日本はこれまで円高であまり影響を受けてなかったけど世界的に深刻な問題主食の価格高騰でいくらカカオをつくっても食べていけなくなったカカオ農家も餓死したくないから転作が進んでしまったのが大きいコーヒーも同じ現象がおきているある程度値段が上がるか、流通経路が変われば供給は回復すると思うブルマン農家が餓死とか、どんだけ抜かれてんだよ
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
フェアトレード (スコア:5, 参考になる)
供給不足の一方で、需要増大に対応するため児童労働や人身売買が横行しているなどの話もあるし、またカカオ農家自体はほとんど儲からない [cnn.co.jp]という実情も。
個人的にはフェアトレードでココア農家と生産地域に十分な利益還元がのぞめるなら、チョコレートは今の倍の値段がついていてもいいと思う。
チョコレートは人を幸せに出来る食べ物だから、それに関わる全ての人が笑顔であって欲しいと思うし、またそれだけの価値もあると思うので。
# 爆言のち漏電中… :D
Re:フェアトレード (スコア:5, 興味深い)
フェアトレードの恩恵に与かれるのは
・道路等の出荷のためのインフラがある程度整っている
・農地や生産のための種・苗や各種資材とか出荷や流通ルートを牛耳る寄生地主やマフィアみたいな連中がいない
恵まれた方の生産地が殆どで、フェアトレードは先進国の免罪符でしかないとの意見 [amazon.co.jp]もありますが、実際はどうなんでしょうね。
Re: (スコア:0)
まぁ安全地帯からどんなにきれい事言って金を積んでも
現地で中抜きされたら両損でしかないもんなぁ。
Re:フェアトレード (スコア:2)
なんでこの手の話ってこんなにもうまくいかないんだろうな。カカオしかりコーヒー豆しかり。
チョコもコーヒーも好きだけど、だからこそ正当な対価を支払って気持よく味わいたいものだが。
#というか、コーヒー豆もカカオも原材料に過ぎないんだし、それの金額が2倍3倍になっても製品の値段には数%しか影響ないんじゃないか。
Re:フェアトレード (スコア:1)
まあ、そもそもカカオにしろコーヒーにしろ、多かれ少なかれ経済格差を利用したアンフェアトレード(半奴隷産業)で成り立ってますから。
フェアトレードだって量産化手段ではなくコスト増を招く手段なんですから、そのフィードバックが生産量に波及するのは考えられることです。
ツリー元にもありますがフェアトレードなんて(労働資本の国では)実質タダの就業制限なんですから。
そういう国が人をいたわれだのと社会主義的なことを言われ始めれば淘汰=生産量不足が起きるのは必至です。
#そういう視点を推奨するわけじゃないが、「百姓貴族」を読めば何となく察せられるのではないか
ましてカカオは食料作物ではないので、供給量不足は規定事項です。
供給量不足といいますが、先進国が上も下もチョコを消費するようになるからこそなんです。
日本でさえ100円ショップとかいう不当無労詐取産業に大量の安チョコが並んでいるんですから実感できるのではないでしょうか。
いわんや東アジア某国が輸出用(自分が食べるものでない用)に輸入したカカオなどはまさに無駄のいい例です。
つまりガーナの農家の苦労が正しく買い手側にフィードバックされていない。買い手側の消費形態もアンフェアなんですね。
#そもそも砂糖で世界中の奴隷を消費しまくった [asahi-net.or.jp]あの国が先物市場を置いている [chocolate-cocoa.com]という時点で歪みは始まっているのかも。
#児童労働がフェアトレード問題の根源なんですが、じゃあ購入国は児童を働かせるほどの経済格差をどう解消するつもりなんでしょうね?
Re: (スコア:0)
搾取のない経済なんてないですからねぇ
他国での生産や税・政治・宗教・文化まで
すべて自社でコントロールできるなら不可能ではないですが
できちゃったらその方が怖いでしょ
# ままならぬは人生の醍醐味
Re: (スコア:0)
現地では政治も経済も十分に発達していないので、現代的なビジネスの形を導入しようとしたら嫌でも政治に首をつっこまなきゃならないし、下手すりゃ軍事までですもん。
食品原料メーカーやら商社がそこまでやりたがるかと言えば、ね。
自社のプランテーションの生産管理だけで手いっぱいでしょう。
Re: (スコア:0)
そりゃ、フェアトレードは金の問題じゃなくて制度の問題だから、でしょうね。そして、制度の問題は古今を問わず暴力装置でしか解決できない。
つまり、フェアトレードの資金が軍事力に流れることを容認すれば不可能ではないと思いますよ。制度を作るっていうのは、国を作るっていうこととほぼ同義なので、本物の植民地にしない限り自治権の問題で制度を作ることはできない。
金を積むだけのフェアトレードが不可能なのは比較生産費説を考えれば至極当然の話なので、経済的な帰結に「思いつき」で対抗するには、経済から離れないといけない。つまりは若年カカオ農家組合の組織化と武装化が必要。
Re: (スコア:0)
「原材料にすぎない」から、ではないでしょうか。
農産物を直接現金に換える方法なんて無いんです
もしくは、現状で発明されていないです
児童労働。奴隷制度、強制労働という搾取で、血を農産物に変える仕組みの上で成り立ってるのが今の世界経済です
日本を見てください
先進国でありながら農産業は衰退の一途を辿っている
もともと山間地が多く土地が狭いのに、経済列強国であるため、ど田舎でさえ土地の値段は他の先進国と比べてもゼロが2桁多い
それでいて農業への補助金は他国と比べ半額〜10%程度
自国を保全し、諸国列強に封鎖されようとも自国の民の胃袋を満たすのが農業者としての使命だと思いますが、世界経済の前にはそれさえ叶わない
Re: (スコア:0)
そもそも論をすれば、なぜ不便な山間地にわざわざ水田を作ったのかという。
江戸時代の隠し田(=脱税)の名残なんでしょうけど、保水力のある山林を破壊して、土砂災害が起こりやすい水田にしてしまってる。
結局、政府が税金でその後始末をするような形になりそう。
Re: (スコア:0)
そういった(悪質な)中間業者を利用しないというのがフェアトレードの概念/理念なのですが。
わかりゃしないのではなく、そういったことがないかも調べるんですよ。
Re: (スコア:0)
ソース失念したんですが、フェアトレードの下限価格って緩く設定されているんで、
メーカーとしては誤差みたいな出費でマークを付けられるらしいです。
逆に生産者としては、フェアトレード規格を扱う流通業者に卸さないといけない(もちろんそこに利権が絡む)ので、特に嬉しい制度ではないのだとか。。
Re:フェアトレード (スコア:1)
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/101217.html [nhk.or.jp]
「甘いチョコレート 苦い現実」(BS世界のドキュメンタリー)
問題を告発してる記者がチョコの包装を印刷して「このチョコレートは過酷な児童労働で作られています」と
書いてたのが印象的でした。
Re: (スコア:0)
何が「フェア」なのか、の定義が難しいのです。
フェアトレードは、地域や対象となる就業者を限定した、「非継続的かつ恣意的な援助」であり、「フェアな市場を歪めている」、と考えることもできます。
# 現状のフェアトレードは、単なるマーケティング用語にすぎませんし。
Re: (スコア:0)
カカオ不足の原因として忘れてならないのは小麦価格の高騰だ
この影響でアフリカでも主食の小麦トウモロコシの価格が上がってる
日本はこれまで円高であまり影響を受けてなかったけど世界的に深刻な問題
主食の価格高騰でいくらカカオをつくっても食べていけなくなった
カカオ農家も餓死したくないから転作が進んでしまったのが大きい
コーヒーも同じ現象がおきている
ある程度値段が上がるか、流通経路が変われば供給は回復すると思う
ブルマン農家が餓死とか、どんだけ抜かれてんだよ