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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
監視の難しさ (スコア:5, 参考になる)
NASAは当然ながら、プロジェクトを外部から監視するチームを設けていました。
そしてそのチームは、空中分解の原因となった外壁の破損を事前に察知していました。
しかし、その報告は予算や日程の都合などの理由によって、報告を受けた運用チーム側で握りつぶされてしまったそうです。
そしてその報告は上層部に届くことなく、件の事故が起きてしまいました。
これだけ聞くと運用チームが単純に悪いということになりそうですが、実際には運用チームはベストに近い仕事をしていました。
限られた予算、迫る期日の中で最高の仕事をし続けるため、数多くの提言を無視せざるをえなかった。
その中の一つが、不幸にもシャトルに致命的な損傷を与えていた……
これはある種、不可避な事故でした。
同じように、H2Aも事故の原因は事前に判明していた不具合でした。
ノズルの削れを改善するための釣鐘型ノズルも開発が進んでいました。
しかし、その完成を待たずに応急処置のみで飛ばした結果があれです。
正直なところ、JAXAには既に「不具合を見つけるための監視体制」は整っていると言えます。
足りなかったのは、「そこからの報告をプロジェクトに反映させる体制」です。
いくら監視体制が充実しても、それが運用チームに伝えられても、予算を掌握する上層部にそれを報告するのが憚られるような、そんな組織では監視体制は何の意味も持ちません。
「グダグダ言わずに従え。さもなくば予算を削るぞ。」といった高圧的な態度をとれるような仕組みが残る限り、この手の問題は解決しないでしょう。
とはいえ、これを解決するのは至難の業、というか、まだこれを解決した組織は無いように思えます。
JAXAにはあまり神経質になりすぎずに、とりあえず運用ノウハウの蓄積を頑張ってほしいと思っています。
H2Aロケットの早期打ち上げ再開を、心から願っています。
/* あと、予算増加も。 */
Re:監視の難しさ (スコア:1)
このストーリー、論点は面白いのですが、サイエンスセクションでないのが悔やまれます。
Re:監視の難しさ (スコア:0)
こういう事こそ若い人が(肯定的な)請願書なりを持ってったら面白いんじゃないかなとか考えててしまいました。
(つーかそのての話で否定的で無いのって寡聞にして知らんので。)
つまり、「(若い)私たちにもっと夢を見させろやゴルァ」てな感じで。
予算上げろでもいいし、天気がヤバイでもいいし。
資源の乏しい日
Re:監視の難しさ (スコア:0)
南日本新聞(鹿児島の新聞)なんかにはちゃんと記事になって載ってるんですけど…。総じてこっちではロケットが「壮大な無駄遣い」だと思ってる人は少ないんじゃないかな。
全国紙(たとえば朝日と読売、毎日は取ってな
Re:監視の難しさ (スコア:0)
男女共同参画の予算9兆9千億円 [mainichi.co.jp]
にくらべたらJAXA [www.jaxa.jp]なんて雀の涙。
上記二つに比べたら誤差の範囲。
仮に