最近のversion control systemは、depot-client間での無駄な転送を極力抑える工夫をしています。BitKeeperの場合はよく分かりませんが、perforceではほかのbranchからの差分をmergeする際、conflictが生じないfileはdepot内部で片付けてしまいます。conflictが生じたfileのみclientへ転送した上で修正するので、mergeの度に全てのfileを転送する必要はありません。
I don't _want_ people using Linux for ideological reasons.
I think ideology sucks. This world would be a much better place if people
had less ideology, and a whole lot more "I do this because it's FUN and
because others might find it useful, not because I got religion"
がLinusの考えるLinuxとイデオロギーのありかたを示していると思います。
lkmlでは"I do this because it's FUN"だってイデオロギーでしょ?と言われていました。
それはその通りで、やはり彼にとって"do for FUN" というのは
"do for FREE"よりも優先される事なのです。
論理の飛躍じゃないの (スコア:2, すばらしい洞察)
すまぬ。タレコミ者が何を言ってるのか分かりませぬ。
思想信条のために使うなってこと (スコア:4, 興味深い)
例のBitkeeper向けのバッチの書き方について削除する
ためのパッチについて文句をつけているのだと思います。
GNU/Linuxと呼ぶように呼びかけるならばともかく、
フリーソフト至上主義とかGPL至上主義を実践に
移すことが気に入らないのだと思います。
これ、やっていることはナチスドイツとか最近の
イスラム原理主義と同じですよ。
自分の気に入らないとこを攻撃しているんだから。
これって、他人の価値観は認めないということですからね。
Re:思想信条のために使うなってこと (スコア:3, すばらしい洞察)
その説によると、あらゆる政治活動(例えば集会・結社の自由)が否定されますが。
# 最初のは曖昧な言い回しだけど、レス元の文では「自分と違う価値観を受け入れない」という意味。「他人がそれぞれの価値を持つことを認めない」という意味ではない。
半年も過ぎて今さら面倒なので説明しませんが、テロが非難されるのは上記の理由じゃありません。
さて、今回の件は聞く限りパッチ送付ですから、単に「BitKeeper は Free でないからダメだ」という意見表明と同じでしょう。
パッチを採用するように強制はしてないんだから。
それとももしや、「LKMLにパッチ送付」即ち「パッチ適用」だと誤解されている?
-- wanna be the biggest dreamer
Re:思想信条のために使うなってこと (スコア:2, 興味深い)
>パッチ作成方法削除のためのパッチ作成配布は同じと
>言っているんです。
まず、「イスラム原理主義=テロリズム」という
発想は誤っていると思います。
そもそも歴史的にはヨーロッパ帝国主義がアジア~
アフリカ諸国を侵略したところに始まります。
もともと何千年もかけてコーランの教えの下に
「良い」世界ができあがっていたところに、
ムリヤリ(しかも列強の権益のために)資本主義
を導入されたことによって「悪い」社会になって
しまった、、だからもともとのイスラムの教えに
回帰しよう、、もともとはもっとよかったはずだ
という考え方がイスラムの原理主義だと理解して
います。テロリズム(暴力主義)が罪なことと宗
教思想の良し悪し(あるとすれば)は全く別の問
題です。仏教であれカトリックであれ、暴力に訴
えることはあったはず。
第二に、パッチを作ることは「暴力主義」ではない
です(乱暴だけど)。それ自体ライセンスにすら触
れないと思う。攻撃=テロだというのなら、特定製品
のボイコット運動だってテロになってしまうでしょう。
>大部分の日本人は仏教・神道の価値観しか持ち合わせて
>いないのに(歴史的に言っても仕方がないのですが)
>宗教思想云々とかれても説得力皆無です。
大部分の人類は日本語をわからないのに、日本語で
ゴタクを並べても説得力皆無ですね。
価値観によるものなのか無知によるものなのか見誤ら
ないで。ボクが間違ったこと言ってるなら
誰かがそういってくれればいいんだ
Re:論理の飛躍じゃないの (スコア:1)
テロと言いたいだけちゃうんかと。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:論理の飛躍じゃないの (スコア:5, すばらしい洞察)
他力本願。
GNU/Linux (スコア:2, 参考になる)
今回の件を rms のせいにされたら、rms にとって、いい迷惑でしょう。 狂信 (今回の件を狂信と呼ぶかどうかはさておき) をすべて GNU や rms のせいにするのは、感心できません。
ちなみに、「GNU/Linux という呼称を使おう」と rms が主張している 理由はここ [gnu.org] に説明があります。言い訳がましいところを感じるので積極的に 同意したり主張したりはしたくないけど、拒絶するほど 変なことを書いているわけでもない、というのがぼくの印象です。 だからぼくの立場としては、Linux でも GNU/Linux でも、 相手に合わせて摩擦が少ない方を選ぶ、というものです。
FreeなBIOS (Re:やっぱり狂信的に見える) (スコア:2, 参考になる)
つまりこういうことでしょ (スコア:2, 興味深い)
そいつは当然、Linux の別ブランチを作ろうとするだろう。
でもそのとき、BitKeeper のような商用ソフトウェアがなければ
実質的にブランチを管理できない状態になっていたとすると、
そこには「Linux参入障壁」というようなものが存在しているわけ。
そうなったら、Linux は実はみんなのものではなかった、ってワケだ。
まあ、そこまでこだわるようなヤツは Hurd でも使ってろってこった。
#俺もリリースされたら Hurd 使うつもり。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
それも違う (スコア:1)
違う。Linus が個人的に何を使おうが勝手だし、
例えば Linus が商用のエディタでコードを書いてても誰も文句は言わないだろう。
削除したかったのは「BitKeeperフレンドリーなパッチの書き方」、
つまり商用ソフトウェアに特化したパッチの書式が気に入らないってことだろう。
で、「BitKeeperフレンドリーなパッチの書き方」をすると、
一般的な書き方とどの程度変わるのかというのが分からんので推測になってしまうが、
BitKeeper を持ってなかったら実質上パッチを当てづらくなってしまったり、
BitKeeper フレンドリーでないパッチが冷遇されるようになったら
イヤだと考える人がいても当然だろう。
まあ、それも含めて「Linus の勝手だろ」ってのには同意するがね。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
新しいものは使うべき (スコア:2, 興味深い)
それによってパッチを投げ易くなれば,今存在するhackerよりも,もっとスゲー奴が現れる可能性は,高くなると思うからです.
# パッチを投げ易くなったというのが前提.知らないけど.
自分が使いたくないからヤダ.だけではなくて,他に目を向けられたら,もっと発展していくのかなあ.とか.
Linusしか便利にならないBitKeeper (スコア:5, 参考になる)
私の経験では、kernelほどsourceの大きい(file数、sizeの両面で)ものになると、patchを作って投げるという方法が破綻してしまいます。大量のpatchを効率よくmergeするのにBitKeeperを用いたわけですが、それによって楽になったのは実はLinusだけなのです。ほかの人はLinusが持っているBitKeeperのdepotを全く触らせてもらえません。その結果、Linus以外の人達は相変わらず手でほかの人からのpatchとmergeする作業をするはめになっています。自分たちはちっとも楽になっていません。Linusに対して反発が出る根源は、むしろここにあるのではないでしょうか?
FreeBSDの場合、version control systemとしては従来のcvsのほかに、perforce depotも利用しています(cvs repoへのcommitは直ちにperforce depotへ反映、5.0 DP1ではrelease作成にも用いた)。perforceを導入した最大の動機は、SMPngやKSEのように複雑な工程を要する作業の場合、project全体のbranchと作業者個人のbranchが分離できないと効率が上がらないことです。FreeBSDのpreforce depotでは、必要ならばcommitter(一部非committerを含む)がいくらでも勝手にbranchを切ることができます。cvsと違い、branchやintegrationが高速(branchを切る場合、src/sysなら30秒以下、cvsでは2-3分)なのも便利です。私はこれを触って以来、自前でcvs repoを持つのをやめてしまいました。
Re:Linusしか便利にならないBitKeeper (スコア:1, すばらしい洞察)
ダウト!
Re:Linusしか便利にならないBitKeeper (スコア:2, 参考になる)
それからlinux-2.5の開発の履歴 [bkbits.net]を見てください。
旧来のパッチによる更新のほかにリポジトリ間の同期による変更をやっているのを見ることができると思います。
Re:Linusしか便利にならないBitKeeper (スコア:2, 参考になる)
ある程度は速くなるかも知れませんが、決定打になるかどうかは分かりません。
最近のversion control systemは、depot-client間での無駄な転送を極力抑える工夫をしています。BitKeeperの場合はよく分かりませんが、perforceではほかのbranchからの差分をmergeする際、conflictが生じないfileはdepot内部で片付けてしまいます。conflictが生じたfileのみclientへ転送した上で修正するので、mergeの度に全てのfileを転送する必要はありません。
cvsを本当に高速化するなら、repoのDB化と合わせて、repo側で十分な処理をclientにやらせないようにする工夫も必要でしょう。
Re:新しいものは使うべき (スコア:1)
そうかもしれないけど、今回は使いやすさとか発展性とかじゃなくて自由であるかどうかが問題になってるんだと思う。
世の中には自由であることよりも便利であることに価値があると思う人も居るし、逆の考えの人も居ると。
イデオロギーからの自由って? (スコア:1)
Re:イデオロギーからの自由って? (スコア:2, 参考になる)
興味があったら読むといいでしょう。僕はLinusのこの発言、
I don't _want_ people using Linux for ideological reasons.
I think ideology sucks. This world would be a much better place if people
had less ideology, and a whole lot more "I do this because it's FUN and
because others might find it useful, not because I got religion"
がLinusの考えるLinuxとイデオロギーのありかたを示していると思います。
lkmlでは"I do this because it's FUN"だってイデオロギーでしょ?と言われていました。
それはその通りで、やはり彼にとって"do for FUN" というのは
"do for FREE"よりも優先される事なのです。
Re:けっこう多数が思ってること (スコア:1)
現在のGPLなLinuxの延長上のものはGPLでなければなりません。
GPLを止めるためには、もう一度スクラッチから書く必要があるでしょう。
# この辺がGPLがウィルスと呼ばれる所以。
Re:けっこう多数が思ってること (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:けっこう多数が思ってること (スコア:2)
Re:けっこう多数が思ってること (スコア:1)
>INTELとか、AMDが出したコンパイラなどを
>使えば、GPLから別のライセンス形態に変えられるかも。
GPLなのはsourceも同じなのだが、その部分はどうするのかな?
#compileしたからといって別物になるわけではない。
#そもそもsource配布はbinary=sourceの同一性保証の意味も
#あるのだし。
>gccを使うからGPLに縛られるわけで、使わなければよい。
*BSDで使うc compilerはgccですが、kernelはGPLのライセンス形態に
縛られてはいませんよ?
#あくまでGPLに縛られるのは、GPLなsourceか、もしくはGPLな
#libraryなどをリンクしたプログラムのみ。
もしかして、gccで自分が作ったsourceをcompileしただけで
自作のbinary programにGPLが感染する、なんて誤解してる?
#「感染する」はいやな語感ですが、どうかご容赦を(汗)。
#でも、自分が設定してないライセンスに自作の著作物が縛られる、
#って表現するより感覚的にわかりやすいかと思いまして。
---- redbrick
すみません、一部訂正(汗) (スコア:1)
>#libraryなどをリンクしたプログラムのみ。
GPLなsourceとそれからcompileされたbinaryと、
GPLなlibraryをリンクしたプログラム、としないとまずいっすね(汗)。
---- redbrick
細かいことかもしれないけどさ (スコア:1)
結局LinuxのどのディストリビューションもGNUソフトウェアをふんだんに使ってUNIXらしくなっているのだからこそ、OS全体としてLinuxのことはGNU/Linuxと読んでくれとRMSは言っているわけさ。決してカーネルをGNU/Linuxカーネルと呼べと言っているわけじゃない。
あとさ、
フリーソフトを広めるためにLinuxを攻撃するというのは、何かテロリズムに通じるものを感じてしまいます…
てのは意味不明。何が言いたいんだかわかりやすく教えてくれ。
Re:細かいことかもしれないけどさ (スコア:1)
逆にカーネルなしで成立するOSもありませんけどね。
で、GNUはいまだにHurdを完成させることができてない。 #まぁなにをもって完成というのか知りませんが、完成したという宣言がでたという話も聞かないので。
Re:細かいことかもしれないけどさ (スコア:1)
> 逆にカーネルなしで成立するOSもありませんけどね。
だから「GNU System」ではなくて「GNU/Linux System」と呼ばせたいんでしょ。
GNUがLinuxの業績を軽視しているわけじゃないよ。
GNU/Linux (スコア:1)
で、私自身はGNU/Linuxと呼んでいますが、一番の理由は#91984 [srad.jp]が言っているようにlibcがGNUのものであるということですね。例えば、FreeBSDのlibcをglibcに入れ換えれば(それが有意義かどうかはおいておく)、それはGNU/FreeBSDと呼ぶべきものになるんじゃないかな。
Re:BSDはどうなのさ (スコア:2, 参考になる)
個人的見解では、libcがGNUかどうか、というのが大きい。
GCCがなくても一般ユーザは困らないが、libcがなかったらそれに依存する全プログラムが動かなくて、OSとして機能しない。
逆にいえば、独自のlibc、独自の基本コマンドツールを使ったGNU/LinuxでないLinuxシステムってのも、組み込み向けかなんかだとありそう
#とはいえ GNU/Linuxと声高に叫ぶことについては、単にケツの穴せまいだけちゃうんかとおもわんでもない
Re:BSDはどうなのさ (スコア:1)
Re:BSDはどうなのさ (スコア:1)
libc5 は GNU libc のバージョン 1 を Linux 向けに改造したものなので、大本をたどると「GNU のもの」になってしまいます。 もちろん、glibc1「そのもの」ではありませんので、「独自」には違いないのですが。
Re:BSDはどうなのさ (スコア:2, すばらしい洞察)
「Linux ではなく GNU/Linux と呼ぶべきだ」という 主張していることを指して「攻撃」と呼んでいるのだと思いますが、 主張のことを「攻撃」と感じてしまうような感性が、 「日本人は議論下手だ」とか「ディベート下手だ」とか 俗に言われてしまう一因となっているのではないですか?
タイトルもヘン (スコア:1)
ここでいうイデオロギーってなんだ?RMS だけがイデオロギーに染まってるってこと?
イデオロギーってのは、どっちつかずでいれば逃れられるようなものなのか?
イデオロギーがない、というイデオロギー (スコア:4, 参考になる)
イデオロギーについてのわかりやすい解説 [thought.ne.jp]があるぞ:-P
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:イデオロギーがない、というイデオロギー (スコア:1)
これからは名刺の肩書きに「イデオローグ」って入れようかな。
#RMS もリーナスもいっしょにどうよ。
Re:イデオロギーがない、というイデオロギー (スコア:1)
同意(^^;
>どっちつかずでいれば逃れられるようなものなのか?
そうではない、と、あの文でも暗に書かれていたように思えます。
#最後の頁の最後のあたりね。
そういや、こないだ買ったヒューメイン インタフェース [amazon.co.jp]という本に、
今自分が意識してるある事象に対して「意識しないようになれ」と
命じることは、事実上不可能、というようなことが書かれていました(^^;
なんかイデオロギも似てる?
#あと、メタイデオロギもイデオロギっすか。メタクラスみたいだな。
なんだかね (スコア:1)
「イデオロギーのためにLinuxを使って欲しくない」
ってのは、何か根本から間違っているような気がする...
Re:ジャイアニズム (スコア:4, 興味深い)
これはけっこう強固な信念でさ、自由でないソフトウェアは悪であるということになる。なるべく自由な方がいいよね、なんていう軟弱なものじゃないわけよ。
けどRMSの偉いところはこの思想に同意しないユーザにもGNUソフトウェアを使う自由は認めている点だよね(まあこれを認めないと自由てのを自己否定してしまうわけだが)。
RMS(と仲間たち)の業績も偉大。そしてRMS自身の資質。ただ単に技術に優れたハッカーならたくさんいるけど、RMSにはそれ以上のものがあった(一言で言うならリーダーシップだな)から多くの尊敬を勝ち得てきたわけよ。
Linus自身はGNU哲学に100%同意しているわけではないにも関わらず、LinuxカーネルがGPLなのもRMSに敬意を表してるから。
だから、LinuxがGNU哲学に100%同意していたならBitKeeperを使うことはなかっただろうし、逆にBitKeeperが公開されていて自由なソフトウェアだったらこういうことにはならなかったはず。この辺にはいろいろと意見はあるだろうけど、忘れて欲しくないのは徹底的に自由にこだわる人がいるということ。それは
>「俺のものは俺のもの。おまえのものは俺のもの」
なんていうものではなくて、
「俺のソフトウェアはみんなのもの、お前のソフトウェアもみんなのもの(にするべきだ)」
ということ。
# GNUに対して、この手の安直な意見をよく見かけるようになったが。これは山形浩生がGNUのことを共産主義と書いた言葉が一人歩きしてしまったからではないだろうか
# 俺はLinuxがGPLでなくなったらもう使わない(カミングアウトのつもり)
Re:ジャイアニズム (スコア:4, 参考になる)
その主張に対して、合意するか拒否するかは、著作権者の自由。 だから、Linus がどう答えようと、少なくともここ (/.JP) にいる大部分の人にはおそらく何も言う権利はありません。 (おそらく、というのは、つまり、Linux カーネルに対して contribution があれば、その contribution の割合に応じて、 言う権利も出て来るだろう、ということ)。ぼく自身は Linux カーネルに対する貢献は まったくないので、なにも言う権利を持ちません。 もちろん、強制力を持たない単なる愚痴としてなら、 言論の自由が保証されるべきだけど。
法的には、たぶん以上のような話になるんだろうけど、 実際には、ユーザからの要望とか、Linux/Linus が従来とってきた立場への信頼とか、そういうものを Linus が裏切るのは得策じゃない。というわけで、 Linus は従来とってきた路線 (GNU の成果に敬意を表すけど、GNU の主張には コミットしない) を継承する、つまり その主張を拒否する、というのは妥当なところだと 思います。
もしこれがまさしくジャイアニズムと呼ばれるとすれば、 これを単なる「主張」ではなく、何らかの強制力を伴った 「おどし」として言った場合でしょう。
解決法 (スコア:2, 興味深い)
# まあこの事件はLKMLではさほど騒がれてはいないけど
Re:解決法 (スコア:1)
気に召さないどころかゴミ扱いしてますね。
Linusを筆頭として、私が日頃から尊敬しているkernel hackerたちのほとんどがさんざんな言いようをしていて、CVSを使う気を無くさせてくれます。
#ちょっとした義理でCVSに置いてるソースがあるんですが、どうしたものか悩む今日このごろ
Re:解決法 (スコア:1)
kernel hacker達の評価ではなく、あなたが、もしくはあなたと一緒にソースコードを管理している人達がCVSの方が良いと思うのなら、CVSを使い続けていけばよいのではないでしょうか。
Re:解決法 (スコア:1)
実際に私のやっている開発ではpatchを送ってもらって手元でマージするという形式が最適でしょうし、CVSでもそれほど困ったことは発生していません。
しかし、問題のあるソフトウェアだと判断したら、自分が困ってなくてもそれを避けようと考えるのは妥当かつ必要な判断だと考えています。
(よくある例としてはうまく日本語されたソフトと日本語の扱いに問題を残してはいるが国際化されたソフトで、後者の方を選ぶようにこころがける。あるいは、オープンソースな方を選ぶとか、開発が活発な方を選ぶとか)
Re:ジャイアニズム (スコア:2, 興味深い)
>という主張をするのは正当なことだと思います。
えー、正当ですか?
だって今回の話は削除しちまおうとする"部分"のところが
「BitKeeperフレンドリーなパッチの書き方についてのドキュメント」
なんですよね。
もし"部分"がソフトウェア自体なのであれば気持ちは分かるし
筋も通るかと思いますが、フリーでないソフトウェアについて
書いたドキュメントまで削除するぞというアピールは
単純に行き過ぎだと思います。
著作権侵害かもね (スコア:1, 興味深い)
知りませんが、カーネルのドキュメント内に書かれている
のだとしたら、勝手に削除したら著作権侵害かもね。
Linusは著作権を放棄してませんしね。
Re:ジャイアニズム (スコア:2, 興味深い)
私はGPLというものが単なる道具だと思っているので上のように書きました。GPLを使うことがFSFの意思への同意とみなせるようなものであれば、こうは書かなかったでしょう(実際のところ、どうなんでしょう?)。
「フリーなものだけを使え」という言葉がGNUプロダクトに対して出たのなら、何ら不自然なことはありません。それは思想集団GNUプロジェクトがその思想に基づいて生み出したものだからです。
でもLinuxは違います。LinuxはGNUに寄贈されたわけではないのです。
だから、
> なんていうものではなくて、
> 「俺のソフトウェアはみんなのもの、お前のソフトウェアもみんなのもの(にするべきだ)」
> ということ。
という言葉に疑問を覚えるのです。今回は別ではないのかと。
もし自分がWindowsで自分の作っているソフトにGPLを使って、それが原因で
「フリーじゃないVC++は使うな」と言われたら、かなり嫌になりますよ……というのが今回の感想。
Re:ジャイアニズム (スコア:2, 参考になる)
> 「フリーじゃないVC++は使うな」と言われたら、かなり嫌になりますよ……というのが今回の感想。
いや、それは喩えが違う。
今まではフリーの開発環境を使って、みんなで一つのフリーソフトウェアを作ってきた。
自分は開発リーダーなわけだ。
で、「こっちのほうが開発効率がいい」ってんで VC++ に乗り換えたら、
開発メンバの中から VC++ 依存するドキュメント書くなよ、と言われた。
最初から商用ソフトウェアを使ってたのではなく、
最近になって採用した、というところが問題なんだろう。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:ジャイアニズム (スコア:2, 興味深い)
時間があれば
http://www.gnu.org/philosophy/philosophy.ja.html
この辺から読んでみてください
>もし自分がWindowsで自分の作っているソフトにGPLを使って、それが原因で
>「フリーじゃないVC++は使うな」と言われたら、かなり嫌になりますよ……というのが今回の感想。
言われないと思うけどなあ。フリーじゃないコンパイラを使ったから云々てのはどうかなあ。VC++のライセンスがフリーなソフトウェアを書く上で障害とならなければ、使用そのものには文句は付けられないんじゃないかな。VC++が独占的なソフトウェアであるという問題は別として。それが動作するプラットフォームが独占的なOSである点はもっと別として。いずれにしても、「VC++は独占的だから悪である」とは言われるかも。
とにかく、GNU哲学に同意か不同意かとは関係なく、GPLを適用するということは、そのソフトウェアはみんなのものであると認めたことにはなるわけです。だから今回の場合は、件のパッチを適用したバージョンを配布することになんら制限はないわけです。
けどエモーションの部分で、フリーソフトウェアの成し遂げた一つの金字塔と見なされているLinuxでは、その作成過程においても独占的なソフトウェアを使用するべきではないと考える人もいるわけです。その示威行為として件のパッチを投稿したのでしょう。たとえそのパッチが採用されても、LinusがBitKeeperを使い続けることに変わりはないわけですから。これは大袈裟な反対声明ということになります。
私は、そういった人を安易に狂信者扱いしてほしくはないのです。GNUには20年の伝統と実績、そして変わらない信念があるのですから。特に実績に関しては、多くの人がその恩恵にあずかっているのですから。
余計なもの(-1) (スコア:1)
Re:通じません (スコア:1, 興味深い)
文化の「伝播」を否定するおつもりか?
この単語についての伝播を拒絶したいならば、
「その単語は嫌いだ」というような個人の局所的な意見として述べるべきであり、
2ch全体を囲ったり「大勢の目」という他力本願な言いかたをしたりするのは
あんまり誉められたことじゃないと愚考します。
>2ちゃんねるそのものを否定するつもりはありません
でも2ch語を否定しているわけだから、否定した対象のscopeの(必要以上な)大きさは、同じでしょう。
>通じません
意味や出自を御存知であるからには「通じています」ね(笑)
「聞きたくありません」などのように、正直(=個人の嗜好)なところを言うほうを、俺としてはお薦めします。
Re:通じません (スコア:2, 参考になる)
ただ、マンセーは韓国というより、北から流れてくる情報・報道などで多用されていますので、
その辺への微妙な感情 (敢えて詳しく述べず) から、
日本語の「バンザイ」より強い意味で使われているようです。
日本語で相当する言葉と言えば、
「万々歳」とかドイツ語の「ハイル」(を日本でとらえる印象) になるでしょうか。
ううむ、うまく説明しないとさらなる誤解を招いてしまうな…。