アカウント名:
パスワード:
世代が進んでしまうのは、ペイロードの中身の場合だけです。 「積んでく物」にたいしてはあまり頓着してなかったと思います。
ちょっと古い記事 [zdnet.co.jp]にこんなのがあるので、そのうち新しいのが出るのでしょう
オマエガナー
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
聞きかじりの生兵法なんですが・・・。 (スコア:2, 参考になる)
開発中に世代が進むからではなく、バイポーラだからだ、と開発部の人から
聞いたことがあります。
MOSでも、NMOSだけみたいな、古い"静電気で計算するCPU"なら、チップ内に
破壊的な宇宙線が飛び込んできても、データが破壊されることは無いのです
が、CMOSだと保持しているデータが最悪入れ替わってしまう場合があるとか
で、とかくMOSは敬遠されがちです。
ただ、8086なら何でもいい訳ではなく、リバースエンジニアリングさせない
為の究極対処法であった"金蒸着"をされていて、倍クロックジェネレータみ
たいなアナログ回路をもたない品物を選択しているらしい、という話です。
ですから、ペンティアムがバイポーラで作られていて、ウラン対策なんかし
てあるようなチップが存在すれば、8086なんかは使わなくなると思います。
でも、もうバイポーラプロセス技術を維持している会社は、日立とモトロー
ラ、TIなどアナログや高周波を扱う一握りの会社になってしまいました。
Re:聞きかじりの生兵法なんですが・・・。 (スコア:1)
世代が進んでしまうのは、ペイロードの中身の場合だけです。 「積んでく物」にたいしてはあまり頓着してなかったと思います。
ちょっと古い記事 [zdnet.co.jp]にこんなのがあるので、そのうち新しいのが出るのでしょう
Re:聞きかじりの生兵法なんですが・・・。 (スコア:1, 参考になる)
8086のオリジナルはN-MOSのはずです。
それから、N-MOSが静電気でうごくというのは意味不明です。
Re:聞きかじりの生兵法なんですが・・・。 (スコア:0, 余計なもの)
Sony,Toshiba,National semiconducutor,ON semiconductor.....
いくらでもあります(メインの商売にしているところは少ないですが)。
フレームのもとになりそうですが、あなたの書いていることは
ほとんどでたらめです。
Re:聞きかじりの生兵法なんですが・・・。 (スコア:3, 参考になる)
電子デバイスは素人な物で、詳しい知識がないのですが(笑)、
ゲートに電圧をかけてトランジスタを形成するMOSはもともと電子の
飛び込みに弱いそうですが、それでもNMOSだけの場合よりも、
CMOSの、ランドに飛び込まれるとさらに誤動作する可能性が高くなる、と
いうことで、アルミ配線やアセンブリ素材なんかに含まれるウラン原子、
あるいはそれに付随する放射性原子の"爆発"から守るために、いろんな工夫を
しているそうです。
もともといにしえのDRAMやEPROMみたいな静電容量をもつデバイスの誤動作を
防ぐために考えられてきた方法ですが、その中の一つに、配線後にポリシリ
コン層をかけて、金を蒸着する方法が出てきました。
ところが、リバースエンジニアリングする場合、アセンブリからチップを
取り出すときや、アルミ配線層を溶かす場合には高温の発煙硝酸を使うのですが、
金を蒸着されていると、配線層が溶かせない=リバースエンジニアリング不能
という、特徴もオマケで発見されました。
この方法は、ターボ分子ポンプと高性能のスパッタリング装置が出てくるまで、
そしてマスク登録制度が確立するまで、チップを分析させない方法として
このオマケの性質で、よく使われていました。
私が聞いたのは、この世代のチップなら、セラミックのアセンブリを突破
してくるような高エネルギーの宇宙線にさらされても、かなり丈夫だろうと
見ているらしい、という技術屋さんからの聞きかじりです。
バイポーラは、実際に電流が流れる(MOSのように電圧で回路を作る訳ではない)
という意味で、MOS回路に静電気という表現を使いました。
他にゲートに電圧をかけた時のイメージを伝えられなかったもので。
ちなみに、インテルの8086がどうだかは知りませんが、バイポーラで組まれた
8086系のチップは、学生時代ずいぶん扱いました。
また、パワートランジスタなんかのアナログ製品とマイコンの構造は全然違います。
どこから違うかというと、アライナーかステッパーかという、マスクの要求精度
という一番最初の所から、使える特許の所持数まで、何から何まで違うそうです。
ガリヒ素のラインや量子効果デバイスのラインがあったところで、マイコンや
G/A、スタセルが作れるわけではありません。
だから、SONYなんかは作れませんし、東芝は一番最近のライセンス更改でも
お金は払ってないようだし、富士通は電子デバイスもCMOSスタセルやマイコンに
絞り込んでるし、ぱっと思いつく会社はありませんね。
それにペンティアム系列は、バグ修正用のフラッシュの容量を持っているので、
バイポーラで不揮発性メモリをつくれる特許を持っている会社、および
ライセンスを未だに更改し続けている会社となると、限られてきます。
基本特許の所持も、プロセス維持に含まれます。
TIを出せば普通わかると思うのですが…? 舌足らずでしたか?
Re:聞きかじりの生兵法なんですが・・・。 (スコア:2, 参考になる)
・・・そうですか(汗)?
記述からはかなりお詳しいように思えますが・・・(汗)。
#ただ、素子構造については、確かに説明が少し足りてない気がしますが・・・。
#でも、ステッパや、ガリヒ素とG/Aなんかの製造設備の差を認識していらっしゃる方って、
#はじめてみた気がします(汗)。
>ゲートに電圧をかけてトランジスタを形成するMOSはもともと電子の
>飛び込みに弱いそうですが、それでもNMOSだけの場合よりも、
これは、トランジスタのPN接合の抵抗制御に、シリコン酸化膜で作成したゲート膜の
電荷蓄積による電場ポテンシャルの変動を利用しているためですね。
このゲート酸化膜が非常に薄く、破壊されやすいのと、キャパシタと同じ構造の為、
アルファ線などの電荷に変わる粒子が飛び込むと、蓄積電荷が変わって誤動作する
為でしょう。
#と、わたしは考えているのですが、間違ってたらご指摘ください。
>CMOSの、ランドに飛び込まれるとさらに誤動作する可能性が高くなる、と
これは、素子の物理的構造にもよるような気がします。
#少なくとも、わたしの近辺ではPMOSとNMOSが隣り合って存在する素子配置ばかり
#ではないので。
#ヘタに素子を並べるとラッチアップが怖いですし。
>いうことで、アルミ配線やアセンブリ素材なんかに含まれるウラン原子、
アルミは基本的に、素材を電解法で作るので、ウランの混入する余地は少ないのでは?
#ホントは、接合性を考えて、配線の素材はアルミだけではなくシリコンも含めた
#合金の組成になっているんですが、まぁそれは蛇足ですね。
ハンダ(Pb + Zn)ならPbへのウラン混入はどうしてもありますし、高集積や薄型や多ピンの
デバイスや、メモリデバイスにとっては、現在非常に問題になってますが。
>あるいはそれに付随する放射性原子の"爆発"から守るために、いろんな工夫を
>しているそうです。
こっちはちょっと専門外なので、詳しい話はパスさせていただきます。
#わたしが関わってるの、民生用で宇宙用じゃないもんで。
ただ、爆発、というと臨界での爆発を連想してしまいますが、微量の混入物では
そんなものは起こらないのではないでしょうか?
わたしが想像するに、放射性原子から出る放射性粒子による被曝、それに伴う
結晶構造の破壊とか、前述の電子(アルファ線粒子)の飛び込みなどのことではないかと
思ったのですが・・・。
>リバースエンジニアリングする場合、アセンブリからチップを取り出すときや、
>アルミ配線層を溶かす場合には高温の発煙硝酸を使うのですが、
リバースエンジニアリングではないですけど、故障品の開封解析なんかの事例ですと、
モールド樹脂を溶かすには確かに発煙硝酸を使うのですが、酸のような侵食速度の
制御のしにくいもので配線層を溶かす、というのは今はやってません。
#わたしはまだ若輩で、層が厚かった昔の時代は知らないので、念頭にあるのは最近の
#ミクロンルールのものだけです。
おもにFIBやEBなんかで少しづつ削って断面を見たり、chipを露出させて物理的&化学的研磨で
層を平面に少しづつ削り落として剥いでいく、ってのが現在の主流みたいです。
>バイポーラは、実際に電流が流れる(MOSのように電圧で回路を作る訳ではない)
>という意味で、MOS回路に静電気という表現を使いました。
bipolarの理論的な動作としては、電流が流れるのは確かですが、MOSだって
最近は大電流が流れますし、動作の特徴を言い表せてない気がします。
#バイポーラは電流増幅回路として使われていたのは確かですけどね。
#それに比べてMOSは電圧でSwitch ON/OFFが出来、電流をそんなに流さないで
#動かせるのと、模式化すると構造が単純で単相信号を作りやすいってだけで、
#静電気で動かす、というのはちょっと意味が取れません(汗)。
#電圧で動作させる、の方が適当じゃなかったでしょうか?
>ガリヒ素のラインや量子効果デバイスのラインがあったところで、マイコンや
>G/A、スタセルが作れるわけではありません。
ここ、理解してる方って、そんなに多くないんですよね・・・。
#単にそういう話にならないので誰も口に出さないだけかもしれませんが(苦笑)。
>だから、SONYなんかは作れませんし、東芝は一番最近のライセンス更改でも
>お金は払ってないようだし、富士通は電子デバイスもCMOSスタセルやマイコンに
>絞り込んでるし、ぱっと思い
---- redbrick
Re:聞きかじりの生兵法なんですが・・・。 (スコア:1, すばらしい洞察)
舌足らずです。どこが「生兵法」なんでしょうか。
過剰な謙遜は時として無用の摩擦を生むと思います。
Re:聞きかじりの生兵法なんですが・・・。 (スコア:0)
> G/A、スタセルが作れるわけではありません。
> だから、SONYなんかは作れませんし、東芝は一番最近のライセンス更改でも
> お金は払ってないようだし、富士通は電子デバイスもCMOSスタセルやマイコンに
Re:聞きかじりの生兵法なんですが・・・。 (スコア:0)
オマエガナー