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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
解りやすい説明が無いので (スコア:5, 参考になる)
まず、みずほ証券が行った処理を時系列に並べると以下の通りです。
1. 1円で61万株の「売り注文」を出す。
2. 「注文の取消し」を行う。(実際には取り消しされず)
3. 「買い注文」を出し、約45万株を買い戻すことに成功。
「買い注文」を出すよりも前に、「注文の取消し」を行っているで、約45万株が買えるよりも前に、注文の取消しの方が先に処理されないとオカシイのです。
つまり、約45万株が買えたということは、注文の取消しを行った時点で、最低でも約45万株は、まだ買い手が付いていなかったにも関わらず、東証のシステムはこの注文の取消しを無視したのです。
このことを不具合と言っているのです。
で、この不具合は、「みなし処理」が行われた場合にのみ発生すると言っているのです。
「みなし処理」の説明は東証のプレスリリースを読めば解ると思うので省略します。
補足説明 (スコア:5, 参考になる)
まず、
・12円で100株
・11円で10株
・10円で1株
の買い注文が有るとしよう。
ここに、1円で1000株の売り注文をぶつけたらどうなるか?
1円の買い注文が無くても、買値が高い順で、どんどん約定していきます。
まず、12円で100株という条件で約定します。
その結果、残りの売り注文は1円で900株となります。
次に、11円で10株という条件で約定します。
その結果、残りの売り注文は1円で890株となります。
次に、10円で1株という条件で約定します。
その結果、残りの売り注文は1円で889株となります。
この後も、1円以上の値段で買い注文が入れば、その値段で、順次約定していきますが、ここで1円1000株の売り注文を取り消した場合はどうなるか?
結果的に、売り注文を出した人の手元には889株が残ることになります。
つまり、ザラバ方式では、売り手と買い手の価格と株数が一致しなくても、適当な値段と株数で折り合いを付けて順次約定していくのです。
途中で、売り注文を取り消せば、その注文の取消しが受け付けられた以降の買い注文とは約定しません。
だから、みずほ証券が誤注文に気が付いて注文の取消しを行って、その取消しが東証のシステムでキチンと処理されていれば、それ以降の買い注文とは約定していないのです。
報道等では、みずほ証券が注文の取消しを行うまでに約定していた株数は3000株程度だと報道されていますので、それ以降に約定してしまった取引に関しては東証が責任を取る形になることが考えられます。