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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
だから早く大容量版の仕様を決めろ!って言ったのに... (スコア:3, 興味深い)
今回の騒動は、二つの要因が同じタイミングで絡んできたので、
よけいに混乱がありますね。まとめると…
・SDカードのプロトコル上の問題
従来のアドレッシング方式では4Gバイトまでの空間しか指定できなかった
・論理フォーマット上の問題
FAT16では実質上2Gまでしか対応できなかった
なので、PCに接続して読み書きするアダプタであれば、論理フォーマットの
変更はたいした問題ではありませんが、アドレッシング方式が変更されたので
対応できなくなります。
正確には、仕様上は現状のプロトコルでも4Gまではアクセスできるのですが、
SDHC対応カードが新アドレッシング方式にのみ対応しているとなると、
意図したセクタにアクセスできなくなりますね。
また、デジカメなど組み込み機器は、論理フォーマットがFAT12/FAT16にしか
対応していないのがほとんどなので、アクセスできないということになります。
冒頭の友人も言っていましたが、この問題はSDカードの仕様が決まった時点で
初めっからわかってたことで、なんでもっと早く決めてくれなかったのかと
愚痴っております。
SD仕様のまず第1の失敗は、MMCから派生してSD仕様を決めるとき、
アドレッシング方式をMMC互換としてしまったことだと強く主張してます。
せっかく新しく規格化する仕様なんだから、MMCとの互換性なんて捨てちまって、
バイト単位のアドレスではなくLBAで指定できるようにしておけば、
パラメータフィールドが4バイトのままで最大2Tバイト(計算あってる?)までいけるのに!
まぁ~たぶん、最初のSDカード中のコントローラは、MMC用のをそのまま
流用しようと考えたのだと思いますが…
もっとも、SDがMMC互換となったおかげで、MMCのSPIモード専用で設計した機器でも
SDカードが使えてしまうという利点はあるにはあるんですが…(^^;)
(私個人的には、おかげでアマチュアでもSDが使えるのでうれしい限りですが(を))
第2の失敗は、2G/4Gのカードが市場に出てくるもっと前、256Mとか512Mくらいの
カードがでてきたあたりで、新アドレッシング方式を仕様で規定し、
SDカードのライセンスを取得しているベンダ各社に対して告知して、
新アドレッシング方式対応機器を市場に流通させるべきだった!とのことです。
で、ここで問題となるのは、論理フォーマットであるFAT32です。
マイクロソフトが特許をちらつかせて(^^;)るので、中小のベンダでは
FAT32採用を決断するのは厳しいという状況もあったかもしれません。
しかし少なくとも、USBアダプタなどの類は、論理フォーマットについての
考慮は不要なので、新アドレッシング方式に対応させることは難しくなかった
ハズです。
(マーケ的にも「将来のGバイト時代にも余裕で対応!」とかマーク付けて(笑))
↑それがSDHCということなんでしょうが…
こうして、アダプタの類だけでも、新アドレッシング方式に対応した機器を
市場に流通させた段階で、2G/4Gカードを登場させていれば、
混乱の半分は防げたと考えられます。
まぁ~ SDA(アソシエーション)の中でも「どうする?どうするよ?」と
お互いの顔を見ながら詳細を決められずにズルズルとここまで来てしまった…
というのがほんとのところなんでしょう(爆)