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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
改善すべきは情報学よりも数学の現状なのでは (スコア:1, 興味深い)
情報学から情報処理学への移行とは要するに情報科目でプログラミングを教えろと言うのに等
しいのですが、プログラミングは「情報」ではなく「数学」の授業で教えることになっています。
学習指導要領
第2章 普通教育に関する各教科
第4節 数 学
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301d/990301e.htm
第10節 情 報
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301d/990301k.htm
第3章 専門教育に関する各教科
第7節 情 報
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301d/990301s.htm
実際には指導力や時間の不足などからフローチャートの書き方などに限られてしまうことが多い
のですが、これはまさに「手順的な自動処理」の教育そのものではないでしょうか。
ただし、実際にプログラムを組んで実行させないとチャートの問題点などがリアルに体感できな
いなどペーパー上の授業だけでは効果があがらないのではないでしょうか。
情報処理学会の方々は何か誤解をなされているように思えます。
*社会活動で必要とされる知識は何か。
*それを得るためにはどうしたらよいのか。
それらを自己解決するために必要な能力を経験を積みながら学べる機会をもたらすことが情報
科目の目的なのです。
「手順的な自動処理」とは教育目的を果たすためのひとつの手段に過ぎず、その手段を前面に
持ち出せ、との主張は目的と手段を取り違えているのではないでしょうか。
IT業界の方々は「情報学」を電算機や通信網などの知識や技術に限定して考えがちのようですが、
本来の意味の「情報学」とは、情報の、収集、評価、分析、利用、についての手法を扱う学問で
日本には明治初期に持ち込まれました。
その時代にコンピューターなどありませんから情報学イコール電算機学みたいな認識は誤りなの
です。
要するに情報学は、哲学や論理学の系統に属する学問なのですが、古来、哲学者が同時に数学者
であったように現代でも論証法は数学の範囲に含まれます。ただどこの学校でも時間不足できち
んと教える時間が無いのが悩みどころなのです。
例えば図形の検証問題や統計は職業高校では熱心に教えていません。時間がありませんから。
論理的思考法の涵養には欠かせないはずの内容でも受験以外に必要性が薄ければ扱えないのが
現実です。
情報処理学会の方々が問題意識を持たれて提言なされるのはよいのですが、あまりに現実離れし
た提言をされても現場は迷惑なだけてしょう。
現実的な提言をしたければ、まず週五日制を即刻廃止して数学と倫理哲学の授業時間を増やすよ
うに求めることでしょうね。
小手先の対策ではなく人間性の本質を根本からきちんとしないと意味ないのでは。
Re:改善すべきは情報学よりも数学の現状なのでは (スコア:1)