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火星への植民が始まったばかりの頃の物語である。信州伊那谷から口減らしのために、火星のキカヤ(製糸工場)へ行く娘たちの群れが、渡り鳥のように来る年も来る年も月軌道を越えて来た。火星のキカヤでの労働は苦しく、食事は桑や蚕のさなぎ、キノコしか与えられない。薄い空気と重労働のために病気になって地球へ帰されるみねは、あと少しで故郷の地球へ帰りつくことができる、というところで力尽きてしまう。月軌道まで帰り着いたみねは、宇宙船の窓越しに見える地球を前に「地球か…なにもかもみな懐かしい…」とつぶやきながら息を引き取った。
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
砂の惑星 (スコア:4, おもしろおかしい)
#味は大味だと思いますよ。
蛾だけに (スコア:3, 興味深い)
バリエーションとしてはいいのかも知れないが、直接食える植物にエネルギー効率で勝るものはあまりない気がする。あとね、蚕は杯一杯分の卵を育てると最終的には家一軒分の場所を取るようになるというのも忘れないで欲しいなぁ...
# それから現代人の腸でも生きられる丈夫な窒素固定細菌の開発かなぁ...大腸菌に窒素固定の遺伝子組み込んだら増えすぎて困ったりして。
そもそも何で蚕の蛹? (スコア:2, おもしろおかしい)
将来を見越した話なら、他の選択肢もありそうだし。
蚕の利点みたいなものが、あるんですかね?
火星植民地の産業として、まず繊維関係の軽工業を
立ち上げようという深慮遠謀があったりとか?
# 映画「宇宙征服」のクルーに日本人クルーが居て、
# 大阪大学の植物の専門家で、小麦の栽培に取組む
# なんてネタを思い出してしまいました。
# 大阪人に小麦なんて扱わせたら、収穫を全て
# けつねうろん と たこ焼き にされちゃうのに。
「あゝオリンポス峠」 (スコア:2, おもしろおかしい)
>立ち上げようという深慮遠謀があったりとか?
次は女工哀史かっ!!
Re:「あゝオリンポス峠」 (スコア:2, おもしろおかしい)
#何か混じった。
----- 傷の治療は傷より痛い -----