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消えゆく無料VoIP電話」記事へのコメント

  • 既定路線だと思います (スコア:5, すばらしい洞察)

    by kamuy (1690) on 2006年09月05日 10時51分 (#1011978) ホームページ 日記
    この手の無料電話って、広告を挿入するってのでもない限り最初から永続不可能なサービスであった訳で、そもそも「最初に無料でユーザベースを伸ばし、しかる後有料サービスで収益確保する」というビジネスモデルだと思っていたわけですが。
    …ソレがビジネスになるとは思ってませんけどね。

    Skypeの場合はPSTNとの接続GWで利用料を得て、その他の付随サービスからも収入を得る、代わりに、基本サービスは無料で提供しユーザベースを伸ばしまくり、その為のバックエンドもP2Pで可能な限り低コストで上げ、偶にPSTNとの接続無料ギフトを配ってPSTNとの通話を試してもらってGW収入の向上や付随サービス拡販を目指す。
    Google Talkの場合はGoogleのアカウントの一サービスとして提供することでユーザベースを伸ばし、Gmailやチャットなどの内容からデータマイニングしつつAdWordsからの売上も伸ばす。更に決済システムも動き始めた段階からGW収入や付随サービス収入についても視野に入れつつ、でもやっぱりほとんどは広告収入ベースで無料提供を続ける。
    など、そもそもVoIP単体で稼ごうというビジネスモデルではないわけですよね。

    Skypeは小さく身軽だから「全世界を相手にした隙間」的収入でもやっていけるし、Googleは広告収入が膨大だしVoIP事業に必要な帯域・ストレージなどは最初から持ってるし今後も拡張を続けていくのでVoIPに特化した支出としなくても良く、VoIP利用のためにアカウントを取った人もその他のサービスに引っ張ってくればまた広告収入につなげられる。
    対して、Skype後に「無料VoIP」を提供した向きの多くは、VoIPそのもので収入を得ようとしているか、ユーザベース込みでどこかに買ってもらうかって云うビジネス(?)モデルな訳で。

    あー、つまり、「端から既定路線なのでそんなに構えて考えなくてもいいのでは?」ということです。
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