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Firefox2.0 リリース」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2006年10月25日 19時31分 (#1044750)
    Firefoxを使う人のためのMozilla エンドユーザライセンス契約 [mozilla.com]のバージョンが上がったわけですが、「全文読みたくはないがどう変わったのか気になる」という人のために解説します。

    変更として重要なのは第4条としてプライバシーポリシーが加わったくらいで、あとは軽微な語句修正です。

    プライバシーポリシー [mozilla.com]の内容はというと、まあありきたりですがFirefoxが扱う情報の分類(Personally-Identifying Information / Non-Personally-Identifying Information / Potentially Personally-Identifying Information)から始まって、様々なFirefoxの使用場面においてどのような情報が他に送信されるかが書かれています。

    ここでは重要と思われる順に項目のみ列挙しておきます。

    フィッシング詐欺サイト警告機能 - デフォルトの動作は30分に一回とか定期的にサイトリストをGoogleに取りにいくだけ。HTTPに関する情報と現在保持しているリストのバージョン情報が相手に渡る。また実際に詐欺サイトにアクセスしたときにはそのURLとどのようなアクションを取ったかが送られる。その際クッキーを食わされるかもしれない。

    ソフトウェアの自動更新機能 - これも定期的にMozillaにアクセスする。送られる情報はFirefoxのバージョンとか利用しているアドオン一覧とか使用言語とかのNon-Personally-Identifying Information。このときFirefoxの一意の識別番号をクッキーとして食わされる(これはPotentially Personally-Identifying Information)。このクッキーの利用目的なども明記されている。

    クラッシュレポート機能(Talkback) - 送られる情報はスタックトレースや他プロセス情報などまあ想像の範囲内。明示的な同意があった場合にしか送られないので、気にするほどではない。
    「問題のあるWebサイトを報告」機能 - 明示的な同意があった場合のみ送られる
    「偽装サイトを報告」機能 - 明示的な同意があった場合のみ送られる
    Webサイトを閲覧したときにそのサイトに送られる情報 - 常識の範囲内
    クッキーが使われる場面 - 気にする人は無効にしましょう


    なお、分かっているとは思いますがこの解説の正確性には何らの保証もありませんので本当に気にする人はちゃんと読んでください。

UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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