"There are multiple ways to mix these toners to create a single color, like teal blue. But since each o、f the individual toner colors reacts differently to infrared (IR) light, some combinations are detectable under infrared light and others are not," Bala said. "Xerox uses that effect to create infrared text that is invisible to the human eye, but visible to an infrared camera."
引用者訳 ”例えばteal blue (灰色がかった青)のように、ある一つの色を表現するのにCMYKのトナーを混合する方法は複数あります。それぞれのトナーは赤外線に対して違った反応をするので、ある組み合わせは赤外線で検出できますが他はできません。Xeroxはこの効果を人間の目には見えないが赤外線カメラには見える文字を生み出すことに使用します。”
対策はすぐ出て来るんだろうな (スコア:3, 興味深い)
赤外線で文字が歪むのなら赤外線カットフィルタを間に挟むなり、極論すればコピー機のガラスに最初からフィルタをコーティングすれば無効化されてしまいそう。
(大学周辺のコピー機は色々な対策を無効にする機能があると、昔々聞いた覚えが有ります)
Re:対策はすぐ出て来るんだろうな (スコア:5, 参考になる)
これは、CMYKによってある色を表現する場合の解は一つでないことを応用しています。
プレスリリースを引用すると
となっています。
つまり、チケットやライセンスなどが印刷された用紙を赤外線に通すと、正規のものでは肉眼では見えない文字が浮き上がるが、コピーされたもの、スキャン後偽造されたものではこの文字は浮き上がらないか、正しく浮き上がらないので偽造だと分かるということです。
フィルタを通してしまえば単に偽造防止用に埋め込まれた文字もつぶれてしまうだけなので意味がありません。
kaho
Re:対策はすぐ出て来るんだろうな (スコア:5, 興味深い)
Lab (R^3)から CMYK(R^4) への変換が1通りじゃないことを利用しているわけですね。
例としては、(C,M,Y,K)=(70,60,50,0) と (C,M,Y,K)=(0,0,0,50) がほぼ同じ色に見えるけれど、紫外域や赤外域では全然違う分光反射になるため区別がつく、ということですね。
通常のICCプロファイルだけでは混ぜ方変更ができないので、RIPを作っているところでしか実装できないのがくやしいですね。
ただ、レーザープリンタじゃインク量制御がそんなに厳密でないし安定性も低い(DocuColor1256をよく使いますが、朝と夜で全然色が変わってしまってます)ので透かしが割と丸見えなのではないかな、と。肉眼でも見えっぱなしになるけどそれをコピーするのは面倒、という運用になるような気がします。