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MIAU、緊急シンポジウム「ダウンロード違法化の是非を問う」開催(タレこみ)」記事へのコメント

  • 権利者が「儲からないから邪魔になる相手を潰す」と駄々をこねている様にしか見えないのですが>ダウンロード違法化

    携帯電話やインターネットに対して、消費者の時間や金をめぐるシェア争いで敗れたから儲からなくなったのに、その敗れた原因を「相手が反則をしたからだ!」と一方的に決めつけて責任転嫁して圧力をかけているようにしか見えません。

    自分達が提供しているサービスや商品の質が低下している、時代に乗り遅れている、消費者ニーズをつかみ切れていない、といった分析やそれらに対する改善もせずに、すべて相手側が悪いと言い切ってやっていけるなんて、とてもよい業界だなぁとつくづく思いますわ・・・。

    • by harmony7 (34626) on 2007年12月22日 18時27分 (#1270440)
      法律というのはそもそも公衆のメリットの為に存在するものです。

      窃盗、傷害、詐欺、殺人や、違法駐車や信号無視なども含め、これらはすべて公衆の権利を侵害するから違法とされるものです。まず公衆があって、それを守るために法律ができるということを忘れてはいけないはずです。

      著作権法ができた当時、そもそも著作権法は一般消費者に対して制限をかける法律ではなく、出版業界の秩序を保つための法律だったわけです。 権利者は、許可していない人による勝手な出版などを一定期間、違法とすることで著作物に対する見返りが見込めます。公衆としては、これがもとでより多くの創作物に触れる機会が増えます。このようにして創作活動の発展が見込めたわけです。しかし、テープレコーダー、MD、コンピュータ、インターネットなどの普及により、一般の人でも著作物を複製が可能になった今、現行の法律では出版業界による一般人に対する制限になってしまっている現状です。

      公衆の利益を守れていません。本末転倒しています。

      違法なんだから違法なんだ、と言わないでください。公衆の利益を守れない法律など、存在する意味がないのです。

      民主国家ならばこのような場合、どういう行動をとるべきでしょうか。
      親コメント
      • by hishakuan (32621) on 2007年12月23日 0時28分 (#1270601) 日記

        著作権はイギリスで、出版業者の働きかけで出来たものでしたっけ?古代の名著を金と時間をかけて復元したのに、復元の成果を勝手に他人に出版されるようなことになっては困ると。


        現在の著作権法は著作物の著作者の権利も考えた法律になっていますが、ことは投下した資本の回収をそもそも、また、どのように認めるべきか、です。業界が制限しようとしているのも、一般人が公開したポエムに対してではなく、自分達の労力の結晶についてなのだし。そこでは制度の目的(在り方)と運用の是非(こっちは実質的に著作権の問題じゃない部分がある)は別の問題。権利者と公衆の利益のどちらに重きを置くかは著作権の在り方自体を問題にしているし、ダウンロード違法化の弊害は運用の志方の問題だ。


        ちなみに公衆の利益が増大するからといって、権利者になった人達が投下した資本の成果を自由に複製させるべきだと本気で思っている人達はどれくらいいるのかな。貴方達が犠牲になることで(私も含めて)他の人達は幸せになれます、というのは少なくとも説得的に捉えないと思うんだが。また、そういう状況で業界側が犠牲をなくそうと行動を始めたら、今度は私達の側の犠牲だけを声高に主張していいのか。私達は自分達の利便性のために業界側の犠牲を許容してきたのに。筋を通さないと、交渉相手との溝は深まるばかりで、聞きに来るのは仲間だけだ。


        無料でコピらせろって言いたい人達はお互いに交渉の余地はない。業界の主張のよって立つ所も分かるけど、その運用の仕方では、って人達は妥協点を見出しうる。でも前者が建前として後者の主張をすることも結構あるんじゃないかな。


        なんか自分意見となんやかやがごちゃまぜになってしまった。あと、

        >公衆の権利を侵害するから違法とされる

        これはちょっと言いすぎじゃないですか?単純に政策的なルールもあることですし。

        親コメント
        • >> 法律というのはそもそも公衆のメリットの為に存在するものです。
          >法律というものは、現実に力ある者にお墨付きを与える為に存在しています。
          >…というのが、現実でしょ。

          >>公衆の権利を侵害するから違法とされる
          >これはちょっと言いすぎじゃないですか?単純に政策的なルールもあることですし。

          元のコメントで言葉が足りず、言いすぎたように聞こえてしまったことがあったかもしれません。

          自分の先の投稿では、民主国家での法律というものについての理想論を述べたものであり、現実とはかけ離れている、と言いたかったのです。

          現実とは確かに違います。

          著作権法についての私の意見としては、著作者の権利を全く無視するのは良くないと思います。でも、今は著作権の権利ばかり強くなる傾向があり、消費者の権利が無視されていると感じています。著作権法の本来の意味を考えて、それに沿った制度にして頂くべきではないか、と思ったのです。

          少し話しがそれて申し訳ないですが、最近、携帯電話会社を変更しました。するとどうでしょう。以前の携帯電話で購入した着うたについては引き継げず、同じについてもう一度お金を出せというのです。携帯端末は、技術的に音楽を再生できない理由は一つもありません。単にDRMによって制限されているのです。わざわざ機能が制限されている器具が市場で販売されているのだと言っているのです。あまりにも消費者を馬鹿にしています。

          なぜ同じ著作物に対して重複して金銭を払う必要があるのでしょうか。こういったことこそ違法とされるべきではないでしょうか。なぜこのように消費者の人権侵害が合法とされるのでしょうか。

          「ユーザーの意見を無視したわけではない。ネットからの意見も踏まえたつもりだ」などというきれいごとを止めて、素直に認めればいいんです。「あなたたちの為に政治を行っているわけではない」と、本当のことを言ってくださる政治家はいらっしゃらないのでしょうか。
          親コメント
          • >単にDRMによって制限されているのです。わざわざ機能が制限されている器具が市場で販売されているのだと言っているのです。

            権利者側の代弁をするつもりは毛頭ありませんが、これには言い分もあって、
            「消費者と権利者の間でそういう契約になっている」
            「どのような契約で音楽を売ろうと自由」
            「いやなら買うな、買ったら契約に従え」
            ということらしいです。

            確かに言い分としては間違っていないのですが、個人的には「だったら音楽を買うときにも
            いちいち契約書取り交わして判子押させるようにしろよ」と思います。
            消費者への説明が不十分な状態で安易に売りつけるのは悪質ですね。

            # 話しずれますが、もしかして権利者との契約によらず私的コピーで入手した音楽については、
            # 法律の許す限りDRM破ったりコピーとかしまくっていいのかな?
            # だってあんたと契約なんかしてないもんね!とかいえるのかな。あれれ?
            親コメント
            • by harmony7 (34626) on 2007年12月23日 19時35分 (#1270880)
              >「消費者と権利者の間でそういう契約になっている」
              >「どのような契約で音楽を売ろうと自由」
              >「いやなら買うな、買ったら契約に従え」

              まあ、いいでしょう。あれきり自分はDRMで保護されているものを二度と買わないと決めましたから。

              > 消費者への説明が不十分な状態で安易に売りつけるのは悪質ですね。

              こうやって相手を騙すような商売をしておいて、良心の呵責というものが無いのですかね。

              それから、今回の論点からはそれるかも知れませんが、著作者の権利を無視して入手した楽曲ならともかく、自分で作曲した音楽や、自分でお金を払って購入したCDから取り込んだ楽曲を着信音に設定することができないのは納得いきません。著作権を重要視するのなら、自分の著作物が同等に扱われなかったり、消費者としての権利が尊重されないのはおかしいです。DRMは一般人にとっては創作活動を阻害するものです。

              「いやなら買うな」では済まされない程、携帯電話というのは現在の生活(特に、日本において)では必要不可欠になってきています。全ての携帯電話でこのような状態であるのは、NTTの日本電電公社時代の横暴に似ている気もします。今回は一社によるものではないのですが、消費者から見れば不当なものばかり。ただ自分一人が「二度と買わない」と言っただけでは効果がないです。政府のみなさん、こういったことを制御してくださいよ。

              もっと沢山の消費者がまず、不当に扱われているという事実を認識しないといけないでしょうね。
              親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年12月22日 20時17分 (#1270483)
        つまり、本来は
        某ミクの楽曲を勝手に社団法人Jに登録したD社や
        某わーるどや某chで使われてる、Mを勝手にインスパイヤしてNつくって商標化を目論んだA社みたいなのを取り締まる法律なんですね。
        親コメント
      • 違うでしょ? (スコア:1, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2007年12月22日 19時59分 (#1270470)
        > 法律というのはそもそも公衆のメリットの為に存在するものです。

        国会議員はそれぞれ立場の違う国民の代弁者(利権の代弁者)であるわけですし、
        その利権を守るために法律を作るのです。
        国会議員に代弁させられない程度の力なら、立法段階で無い物とされます。

        法律というものは、現実に力ある者にお墨付きを与える為に存在しています。

        …というのが、現実でしょ。
        親コメント
        • その通り (スコア:4, すばらしい洞察)

          by harmony7 (34626) on 2007年12月22日 20時35分 (#1270485)
          自分の先の投稿では、民主国家での法律というものについての理想論を述べたものであり、現実とはかけ離れている、と言いたかったのです。

          建前上、法律そのものにも書かれています。

          (目的)
          第一条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。
          法律第四十八号:著作権法 [cric.or.jp]より引用

          法律は常に見直し、時代に合わない法律はさっさと変更する・・・というところまではいいのです。しかし、方向性として、その時代の公益を守れるようにするべきです。

          ところが、現実ではどうするのかというと、政治家にお金を渡す輩を守る法律を通そうとする。おっしゃるとおり、お金を渡さないものは代弁する価値が無く、罪人扱いになってもかまわないとされているようですね。

          金で買えないものはない!ということでしょうか。
          親コメント
          • Re:その通り (スコア:1, すばらしい洞察)

            by Anonymous Coward on 2007年12月22日 21時28分 (#1270496)
            まぁ、政治家にしても、金も票もよこさないで喚くだけの奴の利益なんぞ守ってやる義理はないからな。
            親コメント
            • Re:その通り (スコア:2, 興味深い)

              by yasuchiyo (11756) on 2007年12月23日 7時05分 (#1270677) 日記
              一応「守ってやる義務」はありますよ。
              建て前上は、金も票もよこさないどころか反対してくる連中も含めた「国民」全体の代表ですから。
              # 自分で書いててなんだが、これが「反論のための反論」にしか見えないんだよな。
              親コメント
        • Re:違うでしょ? (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2007年12月22日 22時51分 (#1270539)
          この改正(改悪)で得をするのは誰?。

          一般の人ほとんど影響なし。
          クリエーターもほとんど影響なし。
          クリエーター予備軍には影響甚大。
           訴えられる危険を冒してまでクリエーターになる必要あるの?
          よって音楽業界は長期的にみて損をするだろう。

          一番得をするのは携帯電話を含むダウンロード可能なIT機器を、法律違反の疑いありとして
          別件逮捕、押収分析できる警察権力だと思う。
          親コメント
      • 法律というのはそもそも公衆のメリットの為に存在するものです。

        立法府性善説ですか。
    • スクラップの奥底に沈んでるので、今すぐには元になった情報を引き出せないのですが、アニメDVDをレコード店に卸す場合の価格表を見る機会がありまして、最近のアニメDVDの場合、レーベル出荷の時点では定価の50%程度で出荷されてるようです。
      販売店と物流が残りの50%を半分づつか物流側が多めに持っていって、レーベル取り分の定価の約50%から広告費(テレビでの電波料も含まれる場合が多い)がまず抜かれ、その次に出資した会社が持っていって、最後の10%前後かそれ以下が制作関係者に配分されている。それも大半が買い取りで多く売れても制作関係者には多く配分されないと言うのが、「知財立国」の「主力商品」であるアニメーションなどの制作の実状のようです。

      # Amazonで売り出し前の価格が低く設定出来ているのは、各社と直接に近い形で取引していて、
      # 他の小売店よりも安く仕入れられる分を、価格競争のアドバンテージに廻している感じがします。
      # つまりは、将来的に小売や物流を独占するために不当廉価販売スレスレのダンピングをやってる
      # と考えられる。

      この問題は最低でも戦後ずっとつきまとってきた問題で、リスク分散を理由に流通業者=問屋が定価の大半を持っていくのはどの商売でもあったんですが、特に知的財産物については取り分が酷くて、レコードの場合にはレーベルが問屋を兼ねてる場合が多いから、製作者やアーティストへの配分率が異常に低かったりするって問題が続いてるし、コンピューターソフトの場合には黎明期から80年代末まではソフトバンク一社の独占状態だったので「ソフトハウスから定価の30%で仕入れて販売店に定価の90~75%で卸す」と言うのが当たり前の状況でした。

       後者は今の状況と被ることが多いような気がするので詳細に書きますが、パソコン(マイコン)ソフトが売り出された当時、実はコピー行為もプロテクトを解除しての再配布もレンタル業者による無許可貸出も合法でした。と言うか違法にする根拠がなかった。
       で、85年頃にレコードのレンタルが問題になって違法化されかかって、多くのレンタル店が潰れ、結局録音保証金を挟むことでギリギリでレンタル店が生き残れたということがありまして、
       その前後からソフトウェアの方でもレンタル店が乱立する状況があって(ソフマップも、実は最初は秋葉原あたりにいくつかある内のレンタル店の一つで、後述の理由でレンタルが非合法にされたときにソフトウェアの販売に一気に業種転換して、バッタ屋などを取り込んで今のような全国規模の展開をやってるという…)、当然ソフトウェアが店頭レベルでは仕入れ値の関係であんまし価格が下げられなかったと言う実状がありまして、結局レンタルで出た損はソフトハウスと一般小売店が殆ど被っていました。

       しかも、あの当時は流通がソフトバンク一社独占のソフトウェアが大多数で、普通の店が下手に安く売ると制裁措置として他の人気ソフトの卸量を減らされたりとか普通にあったし、80年代末にアスキーなどが別の流通会社を(ソフトバンクの制裁を跳ね除けつづけて)立ち上げて卸値を低く設定して市場を奪いにかかるまでは、ソフトウェアが「開発側から不当に安く買って消費者に高く卸す」と言う状況は揺らぎようがなかった。
      # 不良在庫の処分でソフトを安く売ること自体がソフトバンクにバレると制裁対象にされていた…

       そういう中で、今のACCSに繋がるソフトハウスの組織が出来て、政治ロビー活動を続けて、なしくずし的に著作権法を拡大解釈してまずはいくつかのレンタルソフト店を見せしめ的に摘発して既成事実を作ってから、堂々とコピーやレンタルについてソフトの管理を著作権法でやるかどうか自体の議論がユーザと企業側で物別れのままに強引に違法化されて高値維持の状況が維持された
       その後、アスキー主導の流通が出来てそこそこソフトハウスからの買い取り値が上がって卸値も下がったんだけど既成事実だけが続いてソフトウェアを正面から買うと高くつくのが普通で、結局カジュアルコピーが蔓延してしまって、パッケージソフトウェアの開発販売自体があんまし割のいい商売ではない状況が続いていた。

       この状況が96年くらいまで続いて、その間にFOSSの基盤が出来ていくわけですが、Windows 95のヒットでパッケージソフトが高値でもそこそこ売れる状況が一時出来たんだけどその時に高いからコピーが企業内で普通に行われていて、それを口実に著作権法のソフトウェア関連の縛りがきつくなっていって、著作権保有者の発言力が無制限に拡大していきました。

       他の分野でも同じように権利保有者の発言権が無制限に拡大していきました。

       しかし、最終的に物が売れなければ、知的財産権は絵に描いた餅なので、国内については既に圧倒的に優位な立場にあった流通業者や放送業者などが大きな取り分をとる事については「聖域」となっていて、殆ど文句が言えない。
       著作者自体は物を買ってもらわないといけないし運転資金も調達しないといけないので、著作権(著作者財産権)を保有する側から圧倒的に不利な条件を出されても呑むしかない。勿論、ごく一部の著作者たちに睨みが効く「大御所」に対しては非常に優遇することで著作権保有側に取り込んで著作者同士を分断して置くという「保険」も効かせてある。
       著作物全般でそういう状況がここ十年弱、続いてきている。


       こういう状況は何度かひっくり返すチャンスがあったのですが、事ある度になんだかんだで消費者同士や著作者同士やその間が分断され続けて、どちらも影響力がロクに行使できないままに消費者や原著作者の利害は結果として無視され続けてきた。
       結果として、コンテンツを使った商売が閉塞状況に陥って、製作者側の足腰が弱りきったし、海外市場は日本の財産権利保持にうるさすぎるコンテンツホルダーを忌避して結果として、諸外国のコンテンツ制作者を海外バイヤーが直接抱え込んでコンテンツ制作を行う傾向が顕著に出始めているし、国内消費者は高価な商品を買うか違法覚悟で海賊版に手を出すかの瀬戸際が続く…一体、誰が「ニコニコ」出来ているのやら?!

       この閉塞状況に最終的なトドメを刺したのは、2000年前後にあったDMCAに追随する為の外圧を利用して著作権法がDMCA以上に不公正になり、硬直的な運用が永続的にされるようになった事だったかと思います。
       昔を踏まえて現状を見直すと、「ダウンロード違法化」の強引な動きの先に見える物がなんであるのか段々見えて来てる気がするのですが…1980年代後半のパソコンソフトウェア業界に関する状況と知財流通全般の現状が非常に酷似しているように思うのですが。
      親コメント
      •  なるほど興味深いですね。
         そうすると、制作者が特定のレーベルと独占契約することを法律で禁止し、常に複数のレーベルから同一のコンテンツが入手できるようにして、流通業者の間に競争を起こすようにすれば、制作者の取り分は増え、また消費者はより安価にコンテンツを手に入れられる可能性があるということでしょうか。
        親コメント
      • 「最近のアニメDVDの場合」って延々と話してくれちゃったけど、アニメDVDに限った話じゃないと思いますが。

        メーカーから問屋への仕切りが5掛け(売り値の50%)っていうのは、新商品を買切り(返品なし)にする場合の普通の取引です。新商品の場合、どれだけ売れるかわからないのに返品できないわけですから、売れ残ってしまうリスクを踏まえての仕切りにしないと問屋は耐えられません。買切りの商品は問屋から小売店に流した段階で、小売店から問屋へ返品できなくなりますから、問屋と小売店の間もリスクを踏まえての仕切りにしないといけませんしね。問屋は文化事業をしているつもりはさらさらなく、アニメDVDだけを扱っているわけでもないので、アニメDVDを特別扱いする理由がないのです。

        アニメDVDに問題があるとすれば、ロングセラーを狙った商品がなかなか作れないということに問題があるのだと思います。あるいは、制作サイドの経営陣が「ともかく作ればある程度は出荷できるわけだから」とばかりに制作現場の待遇改善を先送りにして、売り上げの目標値を作品の本数で稼ぐようなことをしているのでしょう。

        もし、本当にアニメファン向けにアニメDVDを売って業界を変えていきたいなら、ネット通販/ダウンロード販売に力を入れるべきだろうと思います。アニメファンたちもネット通販/ダウンロード販売を重視すべきだと思います。ショップ販売よりネット通販/ダウンロード販売の比率が高まれば、メーカーにとって、より利幅の高い販売チャネルが主流になるわけで、その流れが本物になれば製作者がネットで直販するという道も開けてきます。

        # 個人的にはアニメファンをターゲットにしたアニメには興味が持てないので、どうでもいいと言えばどうでもいいのですが。

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    • by Anonymous Coward on 2007年12月23日 0時29分 (#1270602)
      考えてみれば、コンテンツビジネスで食ってる人たちは、
      (大げさなことを言えば)ご飯が食べられなくなるわけで、、

      そりゃ、外野からメールだけ送って文句をいう人々とは必死さが違うのは当然かなぁとも思います。

      #コンテンツビジネスがすでに限界に来てると思うなぁ。。
      #将来は、昔のようなパトロンとかおひねりといった、システムに戻るんじゃなかろうかと思っています。

      追記 音楽なんかが売れなくなっているっていうのは
      DLが増えているからではないと私も思うけどね。ただ、そう思いこんでいる(というか、そう信じたい)人が多いのもまた事実也。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年12月22日 17時00分 (#1270410)
    本当に問題なのは、ダウンロード・キャッシュの意味すら分かってないヒトたちが、いろいろな取り決めをしていることじゃないでしょうか。パブリックコメントがうまく機能しなかったことは、もっと責めるべきだし。

    インターネットの可能性をいろいろな意味で制限しそうな悪法を阻止するためにもまだまだすべきことはたくさんあるように思います。
    • by Anonymous Coward on 2007年12月22日 18時19分 (#1270438)
      技術者が法律家に対して、技術的な意味を理解してないと嘆くのと同じように、法律家も技術者に対して、法的な意味を理解してないと思っているだろう。

      技術的な仕組みとしては、ダウンロードもキャッシュも同じようなものだろう、しかし、人間の行う行為としてはダウンロードとキャッシュは違ってくる。
      行為を行う人の、意図というものが大事なのですよ。
      親コメント
      • >人間の行う行為としてはダウンロードとキャッシュは違ってくる。
        「オレはダウンロードしたと思っていなかった。よって無罪。」
        という主張が常に認められるというなら、それでもいいです。

        「いや、我々JASRACがダウンロードと認定する。故に有罪。」
        という恣意的な運用が許されるなら、(そしてそれを目指して作られた
        法律だからこそ、)悪法なのです。
        親コメント
        • 他スレで紹介された、北海道新聞の記者さんによる興味深い記事があったので引用してみる。

          『記事が「ストリーミング配信」? 著作権使用許諾の怪』 [megalodon.jp] (2007年04月12日)

          この回は、財政再建のあおりで来年3月に統廃合される「幌南小」を舞台に、地域の学校がなくなる現実を描いた内容。
          最後の入学式となった4月6日、上級生たちが新一年生を「Tomorrow」という曲で出迎えたシーンで、元記事には上級生たちが歌った歌詞を掲載していました。
          道新は紙面掲載にあたり、日本著作権協会(JASRAC)に著作権使用許諾を得ましたので、許諾番号も一緒に載っています。

          この記事をそのままホームページに載せるには、改めて著作権使用許諾を得る必要がありました。
          そこで、JASRACの北海道支部に問い合わせたところ、「ここではわからないので、本部のネットワーク課に問い合わせてほしい」と言われ、
          JASRAC本部に電話したところ、驚愕の事実を告げられたのです。

          まず、先方(本部ネットワーク課)に、<1>新聞記事に歌詞を引用掲載した時点では許諾を得ていたこと
          <2>その記事をホームページに載せる場合の著作権使用料はいくらになるのか-の2点を聞きました。

          そのネットワーク課の方は私に以下の質問をしました。

          <1>そのページはプリントアウト可能か
          <2>情報料を課金しているか(有料コンテンツか無料コンテンツか)
          <3>広告は入っているか
          <4>掲載期間は限定しているか

          私の回答は以下の通りです。

          <1>ブラウザの印刷ボタンを押せばできると思います。そもそも、プリントアウトさせない技術があること自体を知りません。
          <2>無料で読めますので、このページについては情報料は課金していません。
          <3>広告は入ってます。でないと、新聞社は食えません。
          <4>掲載期間は未来永劫にわたると考えられます。

          すると、驚愕の答えが返ってきました。以下、かいつまんでやりとりを書いてみます。

          JASRAC「 プリント可能ですか…。すると、扱いとしては『ダウンロード形式』となります ので、1回あたりいくら、という課金になります」
          米 林 「は? いや、音楽データではなく、歌詞のテキストデータなんですが(しかも歌の一節)」
          JASRAC「はい。この場合は『可視データ』という扱いになります」
          米 林 「(納得いかねぇ)…で、どれくらいなんですか」
          JASRAC「情報料なしで広告ありですから、1回6・6円ですね。広告なしだと5・5円です」
          米 林 「1『回』って…それ、現実的ではないんですが…」
          JASRAC「まあ、 アクセス数で決める 、ということになりますね」

          …歌詞の一節を、しかも記事の一部として引用するだけですよ。
          それでも音楽データと同じ扱いとは…。
          一般常識ではあり得ないと思うんですが…。いや、断言します。あり得ません。
          ですが、JASRACさんはごく、普通の出来事として私に説明を続けます。

          JASRAC「ただ、印刷制限をかけるとすれば、区分が変わります」
          米 林 「どのように?」
          JASRAC「 印刷できないとすると、その場で見るだけですから『ストリーム形式』(ストリーミング配信) の扱いになります」

          えええええええええええええええええ。

          私の頭の中は「え」というひらがなで埋まりました。

          今回掲載するのは、新聞記事ですよ。それが「ストリーミング」? それって、ビデオか音楽の世界の話じゃないんですか?私の常識は世間の非常識だったのでしょうか?

          あり得ません。断じて。

          JASRACさんはさらに続けました。

          JASRAC「ストリーム扱いの場合、使用料は広告料の3・5パーセントとなります」
          米 林 「当該ページの広告って(ピー)くらいなんですよ。その3・5パーセントなんて…」
          JASRAC「 最低使用料として月5000円 という規定もございます」
          米 林 「はあ(ため息)」
          JASRAC「あと、年額5万円という割引制度もありますので」
          米 林 「 それって、未来永劫払い続けることになると…
          JASRAC「 掲載を継続する限り、ですね
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2007年12月23日 5時06分 (#1270666)
            あ、覚えてます。
            Winny取り上げたときに高木さんに突っ込まれて [takagi-hiromitsu.jp]炎上しかかってた、道新の米林千晴記者のblogですよね?
            # 道新blog自体は残ってるのに、ページごと無くなったのは上層部からの圧力でもあったんだろうか...

            なお、あなたのコメントは範囲や用法の観点で「引用」ではなく「転載」と解されるのが通常だと思われます。
            memorandomさんとこが転載の問い合わせ [hatena.ne.jp]をされて道新さんに断られているようですので、転載許諾が得られるような状況とは思えないんですが、先方に確認されてます?

            元記事のJASRAC批判の観点からは、転載許諾を出さないのはダブスタとしか思えませんが、
            確認もせずに無断転載してしまうようではそれを批判することもできませんからねぇ。
            親コメント
        • by Anonymous Coward on 2007年12月22日 22時06分 (#1270517)
          >「オレはダウンロードしたと思っていなかった。よって無罪。」
          >という主張が常に認められるというなら、それでもいいです。

          常には無理、それじゃ意味無い。本当にダウンロードだと思ってなければ大丈夫かもしれん。
          法律とはそういうものだ。

          例えば、ヤフオクでたまに見かける自転車操業。
          そのうち破綻して、商品を送れなくなる。
          これが詐欺になるのか、ならないのかは、自転車操業をした人の意図によってくる。
          システム的には同じだが、行為の意図によって、詐欺になったりならなかったりするんだ。
          親コメント
      • それはそれとて、技術は最終的には自然を相手にするわけなので論理的でないものは(また再現できないものは)成り立ちませんが、法律は必ずしもそうではありません(矛盾を内包する(エンバグを含むような)法律改正がありえます)。

        >行為を行う人の、意図というものが大事なのですよ。

        ではなぜストリーミングは違法ではない(という話が出てくる)のですか?

        親コメント
      • そうだよね、銃も麻薬もWinnyもそれ自体は悪くないよね。悪いのは使う人だよね。
      • 例えばyoutube視聴時、キャッシュはメモリとHDD(/tmp/Flash*)両方にできる。
        Firefoxで見た場合、さらにもう一ヶ所にもキャッシュ(~/.mozilla/firefox/*/Cache/*)ができる。
        HDDのキャッシュからの移動は複製では無いが、禁止にできるのか。
        今後もHDDの容量が増えると予想されるが、永久にキャッシュに残しておくことの禁止はできるのか。
        この辺が解決できないとただのザル法。
    • ネットを通じて送られてくるデータを自分の管理下に置くのがダウンロード、管理下に無いのがキャッシュとすれば、法律上区別出来ないかな?
      ファイル名や保存場所を選べるなら、管理下にあると言えるだろうし。
      親コメント
    • 委員会の中にもダウンロードとキャッシュの違いが分かっている人もいるかもしれません(というかいると思いたいです)が
      Webサーバ等のログからは、どちらであるか区別が付かないということは問題提起されているのでしょうかね?

      # ファイルサイズとログの転送量を比較すれば、途中でやめたかどうかは区別できるかもしれませんが
      # ブラウザやその設定によっては、一時ファイルを作ってそれをプレーヤで再生するようになっているでしょうし。

      もちろん「広義のダウンロード」を行ったユーザーのマシンを差し押さえて調査すれば
      見たり聴いたりしただけで保存は行っていないのかどうかは推定できるでしょうけど・・・

      偶然見たり聴いたりしただけでそういうことに巻き込まれる可能性があるというのは
      インターネットにとってきわめて危険ではないでしょうかね。

      さらに「広義のダウンロード」を行った人は、望まない物を見たり聴いたりしてしまった被害者である可能性もありますし。
      そういった人に対しても「違法ダウンロードを行った疑いで調査」とかになると倫理的にもかなり問題になるのではないでしょうか。

      --
      単なる臆病者の Anonymous Cat です。略してACです。
      親コメント
    • 言葉の定義も難しいかも。

      広義の意味におてい「ダウンロード」は、ネットーワーク越しにデータを使う場合は全て当てはまってしまいます。
      例1:ファイルをダウンロードして保存
      例2:ストリーミングデータをダウンロードして(しながら)視聴 ← 狭義には「ダウンロード」とは言わない?
      そして「ダウンロード」する場合に一般的に「キャッシュ」と呼んでいる部分にデータが置かれる場合もあり、さらに知ってる人はそこに直接アクセスすることもできる。「キャッシュ」もファイルの場合「テンポラリーファイル」と言ってしまえばどうなんだろうと思ったりします。一時的と言って30年も続いてる税金もありますし。

      ま、普通に考えてこういった言葉を知らない人達は知ってる人達に教えてもらったり相談しながらやるんで最大限効果が発揮される部分を指してくるんだろうなぁとは思ってしまいます。
      親コメント
  • 有名なレッシグ教授の最後の講演?をどうぞ。
    http://ittousai.org/lessig/lessig_%5Bfree_culture%5D_japanese_1.1.swf

    日本もアメリカも問題は変わっていないことが分かりますよ。
    --
    ----------- 一生勉強を続けなきゃ!
  • by nobuhirofujii (30320) on 2007年12月23日 13時27分 (#1270748) ホームページ
    著作権の本来の目的は一般ユーザーの為にあったんじゃなかったけ?

    著作権保護がない(規制が甘い) -> コピー氾濫
    -> 誰も金儲けができないのでコンテンツを作ろうとしなくなる
    -> 一般ユーザーはコンテンツを手に入れられない

    なので、なにがなんでも著作権の規制に関して反対するのはユーザー自身の首を締めているように感じます。
    すこし位厳しい位がいいのではないでしょうか。

    私はフィリピンに住んでいます。
    フィリピンには著作権保護はありますが、規制はあってないような物です。
    町には普通に海賊版が売られています。
    なので、フィリピンでコンテンツを作って商売しようとする人はいませんし
    オリジナルコンテンツもありません
    商売しても、コピーされて誰も高いオリジナルを買わないからです。
    あるとすれば、他の商品の広告とコラボなどでコピーされても問題ない物だけです

    一般ユーザーは英語が分るので海外のコンテンツを楽しんだり利用しています。

    日本で著作権保護が甘くなったらどうなるでしょう?
    フィリピンと同じ事が起ると考えられます。
    まず、誰も日本でオリジナルコンテンツを作らなくなる。
    映画もアニメもゲームも音楽もコンピューターソフトも日本オリジナルの物はなくなります(減ります)。
    そして、ユーザーはどうするのでしょうか

    海外のコンテンツを楽しんだり利用したりするのでしょうか?
    誰も日本語翻訳版なんて作りません、それもコピーされて儲からないので。

    そう考えると、今ユーザーに文句を言われながもユーザーの為に
    法案を通そうとしている方の見る目も変るのではないでしょうか
    #そういう人だけではないとも思いますが。
    • 現状でアップロードは規制されてる訳だしなぁ。
      それを緩くしろとはだれも言ってない訳で。

      実際、インターネットを利用している人間が守れる法律であるかと言われると
      どれだけ遵法意識のある人間であっても不可能であるから、問題なのです。
      どんな施策をとろうとも、ユーザーは技術的な問題からそのサイトが
      事前に違法か適法かを判断する事が出来ない。
      しかも、自分の作ったコンテンツが違法アップロードされてないかを
      確認する事すら違法になる状態になってしまう訳です。

      よくよくコメント群を見てみてください。
      大半は”無茶言うな”という理由から発せられている意見です。
      対象をよく知らないのに法で縛ろうとするからおかしな事になるんですよね。

      今回の施策が実施された場合、実質的にインターネット全面禁止、
      技術の衰退と共に日本は終わりという凄まじいプロットすら描ける寝言なんですよ。
      尤も、実際ダウンロード違法化したところで、日本人の遵法意識が下がるだけでしょうけれど。

      そもそも、守れない法律なんて作る意味無いんです。これは重要な事です。
      守れない法律を制定すると次第に法律なんて守る必要がないという所まで意識が変化します。
      規範というのはテキトウであっても作ればみんな従うという物では無いのです。
      人間としてあり得ない姿や、現実としてありえない体をした”見本”を誰が参考にしますか。
      今回の場合、インターネットを使わない人以外の見本がありえません。
      インターネットを使わないインターネットユーザーなんて、丘サーファー並に参考にならないのですよ。

      勝手な想像になりますが、このダウンロード違法化という法律は
      インターネットを使わない人が作ろうとしてるから、
      このぐらい守れるだろうと思ってるのでしょうね。
      車を運転しない人は、道交法がいくら厳しくなろうが何とも思わないような物でしょう。
      実際、酒も飲まなきゃ運転も出来なかった頃の自分は
      飲酒運転の罰則強化の知らせを聞いてもっとやれとか思ってました。
      車移動しか出来ない地域の居酒屋は大変だったらしいですね。
      駐車禁止の取り締まり強化にしても同様に。
      こちらは運送業者が大変な事になっちゃってますが。

      でも、こういった事例は各人の理解と努力があってこその事でしょう。
      さて、今回のダウンロード違法化という話がもめている原因は
      どこからどう見ても権利者側の怠慢でしかありません。
      技術という土俵の上で大多数が納得出来る条件を出していただきましょうか。
      話はそれからであって、何かを決めるフェースには全く至っていないのです。

      長文失礼しました。久々だわー。
      親コメント
      • こちらの説明不足でした。
        他のコメントにも同様の事をレスをしましたが
        私の意見は、あなたや大半の人のように、ちゃんと自分で考え今回の規制が理不尽で反対している人ではなく
        著作権の規制に関してなにも考えず、やみくもに反対している人への意見でした。
        著作権が適正に規制される事でいい事もあるよ
        やみくもに反対せず、ちゃんと考えてから反対しようよ、と言いたかったのです。
        1つだったらそのコメントへレスすればよかったのですが
        いくつかあったので、TOPへ投稿してしまいました。
        読み返すと確かに今回の規制に反対している人全てへの意見のようになってしまいました。
        ちゃんと書いておけばよかったです。
        申し訳ない。
        親コメント
        • こちらこそ、モノのついでで言いたい事全部ぶちまけてるだけですのでご安心を。
          ネットの違法コンテンツ流通にしろ海賊版にしろ、これらを取り締まる法的根拠は
          既に整備補強されて居るので安心しても良いと思います。
          足が遅い点についちゃ耳が痛いですが、その辺はちゃんと機能しているようですし。

          結局の所、後は権利者側の整備次第なのですよね。
          これ以上を法律でどうにかしようとすると酷いレベルの副作用がありますし。
          著作権侵害の非親告化なんかがまさにそれ。
          これは著作者による”訴えないという選択”の自由を奪ってしまいます。
          製品が何某かの著作物であるかは解釈次第なので、
          非親告化することで著作物の所持が別件逮捕の材料にもされかねませんし。
          警察が嫌いって訳じゃないけど、無用に強大な権力を与えられる事は、
          与えられる側にとっても不幸な事だと思うのです。腐敗の原因になりますし。

          此の所の著作権情勢は、金儲けをする人の立場ばかりを持ち上げて、
          自己表現のための創作者を蔑ろにする動きが目立ちすぎているように思えます。
          ありとあらゆる創作物はすべて銭金にせねばならぬなんて、馬鹿げた話です。
          創作者の労働環境は劣悪なまま放置し、権利ばかりを肥大させ、
          創作者のタマゴから創作する環境も発表の場も観客も奪う。
          とてもじゃありませんが、これらはフェアであると言えない状態です。

          ・・・ですが、そうした創作者を盾にして言いたい放題言ってる無法者も確かに居るわけで・・・
          例は挙げる必要もないでしょうけれど、心配されているのはそういう点ですよね。
          スレ主さんの主張も理解できます。たぶん(^_^;)
          まぁ、そういう輩を味方に付けないようにしたい所ですね。

          日本酒ウメェー
          親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年12月22日 18時27分 (#1270441)
    我ら(利用者)も性悪説を採らざるを得ないが、良いか?
    • 取ったとしてどうすんの?
      • by Anonymous Coward on 2007年12月22日 23時14分 (#1270556)
        性悪説ならこうなるな。

        ・著作権ゴロは文化の発展に寄与しない「悪の存在」だから滅亡あるのみ。

        上限税率引き下げでバタバタ潰れている消費者金融と同様、
        奴らに甘い汁を吸わせている権益の根拠となるものを法改正で完全に剥ぎ取り、
        丸裸にしてから違法な組織として完全に叩き潰すことこそ正義。

        この世界に息づく文化を愛し、守ってくれているのは彼ら著作権ゴロではなく、
        コストを負担しても創作された作品を熱心に収集している個々のコレクター達である。
        本当に守るべきは彼らの自由と権利であって、
        著作権の上にあぐらをかいて甘い汁を吸っている連中の利権ではない。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年12月22日 23時13分 (#1270553)
        すぐ前のトピック [srad.jp]でも出ているが、
        著作権的に完全に真っ白な状況を作るのは実際問題かなり難しい

        よって草の根的なチェックにより「適法サイトが存在しない」状況に
        追い込むってのはどうでしょうか?
        親コメント
        • それは以前に「著作権侵害を蔓延させるしかない」と金子氏が言っていたことと同じだね。

          だが、例えばちょっとしたスピード違反は日常生活に蔓延してるけど、ネズミ捕りをやってる所に入れば捕まるし、
          ボールペンやカッターナイフを携帯しているだけでも、ノルマ稼ぎの警察がやるナイフ狩りに遭ったら逮捕される。

          さらにダウンロード違法化だ。この国が目指している先には、誰もが法的には犯罪者であり、
          些細な理由で簡単に逮捕される可能性のある、恐ろしい世界が控えているように見える。
          親コメント
  • 「売ってる物を許可無くコピーして無料でばら撒くこと」はまぁ違法なんでしょう。
    売る人にしてみればその分儲からない=損害が出る。ってことだから。

    ただ、無料で配布したことでの宣伝効果が売上にプラスになるのかマイナスになるのかが判らず、
    売る側はマイナスのケースが怖いし、消費者側はプラスのケースしか目に入ってない。
    その中で大きくない会社や団体や個人が、コピーに対してある程度寛大に対応して、ある程度の売上を出す。
    ただ、それが中小ならば大きい売上でも、大きな会社が求める売上には満たないから、
    売る側は結局「コピーされると損害」としか思えないし、消費者側は成功例として認識する。

    なんかそんなことの繰り返しな気がします。
    市場自体が小さくなっているというか、ニッチな市場がたくさんくっついて大きな市場を作っているような。
    そんな感じになっているような気がします。
    大きな売り手はいかに品揃えを用意できるかが必要とされていて、
    でっかい売り物一つで勝ち残るっていう時代じゃないのかも知れません。
    --
    「なんとかインチキできんのか?」
  • ダウンロード違法化という重大な転機が訪れようとしている中で、
    最大の疑問は「このこじれた状況で我々はどうすべきなのか?」だろう。

    もはや権利者と我々ユーザーの間にはまともな意志疎通は成り立っていない。
    状況としては、少し大げさだが、冷戦や宗教の教義論争に近い。
    このような状況では、相互に相手を敵視しすぎるあまり疑心暗鬼に陥ることはよく知られていることで、現に我々もそうなっている。
    囚人のジレンマ的状態に投げ込まれたら、なんの疑いもなく双方が十年の懲役を選ぶだろう。

    では、はたしてこの非協力ゲームにおいて、相手を思いやることに何か意味があるだろうか?
    有限回のゲームにおいて囚人のジレンマを解決する方法はまだ見付かっていない。
    反権利者的な主張が徐々に先鋭化し、雪だるま式にその勢力圏を拡大しているのは驚くにあたらない。

    結論としては、権利者のことを思いやる必要などない。むしろ我々は相手を徹底的に叩きつぶすことを目標に行動すべきなのだ。
    もちろん、むこうも抵抗し反撃するだろう。そして、問題の真の解決は、この闘争の後の均衡状態と言う形でもたらされるのだ。
    我々が道徳的に非難される余地はまったくない。逆にこれは民主主義的ですらある。国会とはまさにその種の利益衝突によって政策を決定する場であろう。
    さらに、我々は向こうよりも多数である。我々有利にこの戦いが終わることは十分に期待できる。いや、真に民主主義的な観点から見れば、まさにそうなるべきなのだ

「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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