前にとあるスタジオで聞き比べ会があっってソニーの人がもってきていっぱい聞いたけどさ（普及のために頑張ってますからしょっちゅうやってる。）、音は実際いいのね、ハイブリッドのDSD側。けどさクレジット見ればわかるんだけどほとんどのソフトはハイブリッド版でもマスタリング違うんだよ、しかもPCM側の方はだいたいが他のCDとの整合性のためにパンパンに入れてるから本末転倒なことにSACD側の方が3dBとか小さいのね。（CDは視聴機の普及のせいでレベル入れすぎで歪んでます。特に日本のCD。んでCDと違ってレベル入れられるのがDSDの利点の一つ。）
んで純粋にフォーマットによる違いを聞く対照実験に必要な、DSDにマスタリングした奴をDSD(1bit 2.8mhz)->DXD(384Khz 32bit float DSDの中間処理用フォーマット)->PCM(44.1khz 16bit int)って変換したものがちゃんと入ってるハイブリッドってほとんどないのよ、それがないからぜんぜんちゃんと比較できないのね。すなわちどれ聞いてもフォーマットで変わってるとは言い切れないわけよ、途中のEQからコンプからリミッターからA/Dから、多くはマスタリングエンジニアも違えばスタジオも違うわけ、音質的にはまったく別のソースだと言っていいのよ。（その場ではほぼ全員、みんなレコーディングエンジニア、が、「ほぉー」って感心してたけどさ、多くは騙されやすい人種だし、でも対照実験しないと信じない連中でクレジット見てこれマスタリングちがうじゃん、これじゃわかんねー、つってバンバン変えさせてたんだけど、結局そんときは一枚もなかったよ。ｗソニーの人はそういうのもあるんですが、って必死に探してたけどさ。）
だから結局SACDが音が良い、っていうのは少なくとも半分はCDみたいにあんまり突っ込まないSACD向けのマスタリングのおかげなのよ。CDでもレベル競争しなければこのくらい良くて当たり前、っていう。あとプラシーボももちろん。

とりあえずこれでSACD普及の一縷の望みが絶たれたね。最初から無理だって全員思ってるのに金を投入してた理由が理解できないね。DSDは録音側の技術として頑張って欲しいね。