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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
中間まとめ (スコア:5, 参考になる)
従来からキャッシュ不足を指摘されるなど不安材料を抱えるなか、増収増益予想を立てていた2008年8月期
決算は期待ほどの伸びを見せず、シンジケートローンの一部償還もあって資金繰りはひっ迫。
8月28日 ツクモ、運転資金調達のためNECリースと融資契約を締結。
この契約では商品を融資の担保とし、万一の保険として、
ツクモが民事再生法を申請した場合には商品の販売ができない
という内容になっていた。
10月30日 ツクモ、突然の民事再生法の適用を申請
Re:中間まとめ (スコア:5, 興味深い)
【8月時点】
・民事再生手続きを採る
商品を担保にしたら再建どころの話じゃなくなる
民事再生法を視野に入れた再建を考えていたら絶対やってはいけない取引だった
【商品を担保としたNECリースの融資を受けた後】
・民事再生法ではなく会社更生法を選ぶ
経営陣は退任することになるが、担保権発動も防ぐことができる
この場合、NECリースは泣き寝入りだが、九十九は救われる可能性があった
【民事再生法申請後】
・担保権保持者のNECリースの許可を取ってから商品を販売する
そもそも民事再生法申請した時点で一端仕切り直すべきだった。
「きっと再建します」「店は全店舗いつも通り運営です」で今の今まで続けてこれたのが異常。
しかもその実態が担保権保持者の意向を無視して(人の物を無断で売っていた同然)。
あげく、
【九十九、担保権実行手続中止命令の申立て】
実質的に「NECリースの言うことは聞きたくありません」宣言。これが通ったら当分、NECリースは打つ手が無くなる。融資がほぼチャラになる中、信用取引も不可能な状況では、商材である担保まで目減りしていくことが確実。債権者の協力を仰いで再生していきますって立場の側からこれやられて、空気を読んでこれを座視してろ、というのは酷な話。
九十九が採ってきた行動は誰にとって一番都合が良いものだったか?
現経営陣でしょう。
責任取って辞めるのは嫌。負債を圧縮したいけれど今まで通り経営続けたい。
存続する限り役員報酬は出る。
これで最後は債権者のNECリースと、直接関係ないNEC本社に対する恨み節。
どんなことしてでも建て直す気があるなら、経営者として絶対やってはいけないことをしてしまった(こんな経営陣に今後、誰が融資する?)。
自己保身の傾向が強い経営体制で、見通しも甘いし再建させる能力を有しているとはとても思えません。「黒字企業だから再建可能だったのに、NECリースが台無しにした」と言っている諸兄、これでもそう思うのですか?
個人的には支援の意味込めて急遽パソコン新調したのですがね。率直に言って裏切られた気分です。