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一般論で言えば、スーパーコンピューターの研究開発に一定の意義や価値があることは否定できない。しかし今回の予算カットは、プロジェクトの内容以前の“信じがたいほどダメなプレゼン”の対価。一般論vs具体論では議論にならないので要注意。
個人的にはプロジェクトの内容と経緯もどうかとは思うけど、とにかくひどい受け答えでした。あんなのをプレゼンに出してくる組織がまともであるはずがない。
私もこのへんの解説 [osaka-u.ac.jp]見て考え変わりました。これで中止の判断が出せないようだったらかえって仕分け人は無能呼ばわりされるでしょう。
某所より大量コピペのためAC。
[ハイライトのところ(45:30以降)]仕分人「アメリカも24年には10ペタのスパコンを完成せるようだが、日本がトップでいられる期間はどれくらいですか?アメリカが本気になればすぐに1位を挽回されてしまうのでは?一時的にトップを取ることの意味がどれくらいあるんですか?」
説明者(理化研・研究者)「サイエンスは費用対効果になじまないものがあります。ビッグバンはどうやって始まったのか、星はどうやって誕生したのか。これが出来るのはスパコンだけなんです、地震のシミュレーションにしても…」(言葉がさえぎられる)
仕分人
陰謀論はあまり使いたくありませんが、本当に最初から事業を潰すことを意図して変なのを送り込んだのではないかと勘ぐりたくなりますね。
そうではなく、大真面目に仕分け人を説得するつもりだったのなら、プロジェクトを自己目的化しているような輩を選んだのは完全に人選ミスです。選択した人間は更迭ものですよ。マジで。そして、もしもプロジェクト内で、あれが総意だとして送り込まれたのなら、プロジェクトそのものが破綻しているということを意味します。何のために異次元級の演算能力があるコンピューターを作るのか、その前提を既に見失っているという意味ですから。
/*あとこの一件、仕分け人諸氏は世論に…特にネットでの言われように対して、怒っていいと思います。まるで無知無理解極まりない質問でプロジェクトの人間を吊るし上げて、説明された意義も世界一を狙う理由も無視して、独裁的にばっさり切り捨てたように言われているのですよ。*/
Artane.さん、文体からバレバレですよ。
こういうのはプレゼンのプロを使った方が良いんだよな。話聞いてたらテンション上がってきて、よくわからんうちに増額!と書いてた、みたいな凄腕。
>こういうのはプレゼンのプロを使った方が良いんだよな。
事前打ち合わせでプレゼンのプロに研究者がボロクソ言われるだろうけど、まぁそっちの方が良かったかも。
プレゼンのプロと言うよりも必要なのはタフ・ネゴシエイターだと思う。
元々既に削減の対象に上がっているのだから、よっぽどの事がないと満額と言うのは難しいでしょう。であれば、「1位は諦めるが基礎研究用の予算は頼む」と位の駆け引きを行える実権を持った人間で無ければ結果は変わらないのじゃないかと思う。相手の「1位じゃなくとも…」というのは、そちらへのトバ口として用意されていた誘導だと思うのですが、折角のそれもスルーでは、相手が真面目にやる限りは予算を残すことが難しいでしょう。
その点、ドサクサ紛れで予算確保の上、自分の希望まで通した毛利さんは見事。個人の資質なのか、宇宙飛行士の教育プログラムの成果か。
であれば、「1位は諦めるが基礎研究用の予算は頼む」と位の駆け引きを行える実権を持った人間で無ければ結果は変わらないのじゃないかと思う。
今までのように官僚同士でのやり取りでならば、バーターでってのが出来ましたが、今回の仕分けはそれが出来ません。
仕分け人がバーター出したのに、理研が突っぱねたんですよ?
文科省に落ち度はあったことを認めたとしても,
文科省がどれだけ戦術に長けた人間を送り込んでも,所詮は,戦略上すでに廃止路線のものは廃止なんでしょう。
そもそも,リスクヘッジ?を蓮舫議員が口にするのであれば,事業仕分けの1時間という短い糾弾の間に,それも論点を事前に伝えてなければ,誤った結論になり易いのに,その種のリスクのヘッジは考えられていないわけですよ。
いや,議員の夢(心情^H^H信条)というヘッジで,満額のままの事業もあったわけだから,考えられてはいるわけか。
事業仕分けの1時間という短い糾弾の間に, それも論点を事前に伝えてなければ,誤った結論になり易いのに,その種のリスクのヘッジは考えられていないわけですよ。
議論は公開されているから、結論が誤っているかどうかはチェックされる。だから対処は考えられているよ。
そして、京速に関しては、役人の説明通りなら凍結が結論というのが、すでに共通の認識になっていると言って良いと思う。
おそらく、ですが、一位の話にこだわるのは、前日からの話で仕分け人が話を聞いてくれないことがわかってたので、
「たった1時間、しかも相手は話を聞かない、難しい話をしても無駄、 一点に絞って素人でもわかりやすいネタで国民に直に訴える」
って形になったのかなと自分は思っています。そういう意味では「一位じゃなくてもいいんじゃない?」って言う「私は全く技術やら科学やら理解してません」というレベルの発言を引き出した時点で文科省側は成功しています。
学者に解説するような解説ではなかったのも成功したかと思います。どうせ最初から削られるのが前提の糾弾会、文革での広場での晒し者みたいなもんですし。
そもそも民主党が反対のために用意したような御用学者を納得させるプレゼンをしても意味が無いことですし、実際それをやったとしても素人のレンホウ氏やらは???であって全く意味が無かったでしょう。
結局、学者、議員、国民の誰にもアピールできずに終わったと思います。
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
一般論だと話が進まない (スコア:3, すばらしい洞察)
一般論で言えば、スーパーコンピューターの研究開発に一定の意義や価値があることは否定できない。
しかし今回の予算カットは、プロジェクトの内容以前の“信じがたいほどダメなプレゼン”の対価。
一般論vs具体論では議論にならないので要注意。
個人的にはプロジェクトの内容と経緯もどうかとは思うけど、とにかくひどい受け答えでした。あんなのをプレゼンに出してくる組織がまともであるはずがない。
Re: (スコア:5, 参考になる)
私もこのへんの解説 [osaka-u.ac.jp]見て考え変わりました。これで中止の判断が出せないようだったらかえって仕分け人は無能呼ばわりされるでしょう。
私の印象は違うかな。 (スコア:5, 参考になる)
某所より大量コピペのためAC。
[ハイライトのところ(45:30以降)]
仕分人「アメリカも24年には10ペタのスパコンを完成せるようだが、日本がトップでいられる期間はどれくらいですか?アメリカが本気になればすぐに1位を挽回されてしまうのでは?一時的にトップを取ることの意味がどれくらいあるんですか?」
説明者(理化研・研究者)「サイエンスは費用対効果になじまないものがあります。ビッグバンはどうやって始まったのか、星はどうやって誕生したのか。これが出来るのはスパコンだけなんです、地震のシミュレーションにしても…」
(言葉がさえぎられる)
仕分人
参考になりました。そろそろ目を覚ましましょう。 (スコア:4, すばらしい洞察)
「事業支出を削減するための検討の場」に、
どういうことを求められてるかわからないヒトがノコノコ出て来た時点で、
文部科学省はこの事業を残す気が全く無いんだな、
スケープゴートとして差し出したんだな、
と判断せざるを得ないんだけど...。
> これは説明を聞く態度というより前もって決まった結論を導き出したいように見えます。
そうですね。
仕分人は「1位が問題じゃない」と言うところを起点にしたかったようですが、
説明者は意固地になって1位に拘り、会話が成立していません。
「2位になってもやる意味が(こんなに)あるんです」と説明しないと、
あからさまに無理っぽい賭けに金を放り込む事にはならんでしょう。
まぁ、それでも削減と言う事にはなったと思いますけど、
「1位じゃなきゃ意味が無い」かつ「1位は無理っぽい」のであれば、
全額凍結と言うのは当然の結論の様に思います。本当に、これはひどい。
> これをして「研究者側のプレゼンが悪いのが全部の原因だ」と
> 一方的に見るのは個人的には違うと感じます。
個人的には、
「研究者側のプレゼンが悪いのが全部の原因だ」と理解出来ました。
まさかそんな事は無かろうと思ってたんですけど、
仕分人も勉強してたんですねぇ。
いやもうこれは茶番でしょう。
この事業を残そうと言う気持ちが全く見られない。
どうも科学技術研究予算の敵は文部科学省の様な気がします。
今回スパコンを生贄として差し出す事で、一体何を守ったのか、
それを検証しない事には断定できませんけど、
たぶんあの説明者は文部科学省の偉い人達から、
ひたすら「1位」のみ主張するよう言い含められていたのでしょうね。
いいかげん、文部科学省に裏切られたと言う事に気付くべき。
仕分人はいいつらの皮ですな。
Re:参考になりました。そろそろ目を覚ましましょう。 (スコア:1, すばらしい洞察)
陰謀論はあまり使いたくありませんが、本当に最初から事業を潰すことを意図して変なのを送り込んだのではないかと勘ぐりたくなりますね。
そうではなく、大真面目に仕分け人を説得するつもりだったのなら、プロジェクトを自己目的化しているような輩を選んだのは完全に人選ミスです。選択した人間は更迭ものですよ。マジで。
そして、もしもプロジェクト内で、あれが総意だとして送り込まれたのなら、プロジェクトそのものが破綻しているということを意味します。
何のために異次元級の演算能力があるコンピューターを作るのか、その前提を既に見失っているという意味ですから。
/*
あとこの一件、仕分け人諸氏は世論に…特にネットでの言われように対して、怒っていいと思います。
まるで無知無理解極まりない質問でプロジェクトの人間を吊るし上げて、
説明された意義も世界一を狙う理由も無視して、独裁的にばっさり切り捨てたように言われているのですよ。
*/
Re: (スコア:0)
Artane.さん、文体からバレバレですよ。
Re: (スコア:0)
こういうのはプレゼンのプロを使った方が良いんだよな。
話聞いてたらテンション上がってきて、よくわからんうちに増額!
と書いてた、みたいな凄腕。
Re:参考になりました。そろそろ目を覚ましましょう。 (スコア:1)
>こういうのはプレゼンのプロを使った方が良いんだよな。
事前打ち合わせでプレゼンのプロに研究者がボロクソ言われるだろうけど、まぁそっちの方が良かったかも。
Re:参考になりました。そろそろ目を覚ましましょう。 (スコア:1)
プレゼンのプロと言うよりも必要なのはタフ・ネゴシエイターだと思う。
元々既に削減の対象に上がっているのだから、よっぽどの事がないと満額と言うのは難しいでしょう。
であれば、「1位は諦めるが基礎研究用の予算は頼む」と位の駆け引きを行える実権を持った人間で
無ければ結果は変わらないのじゃないかと思う。
相手の「1位じゃなくとも…」というのは、そちらへのトバ口として用意されていた誘導だと思うのですが、
折角のそれもスルーでは、相手が真面目にやる限りは予算を残すことが難しいでしょう。
その点、ドサクサ紛れで予算確保の上、自分の希望まで通した毛利さんは見事。
個人の資質なのか、宇宙飛行士の教育プログラムの成果か。
Re: (スコア:0)
今までのように官僚同士でのやり取りでならば、バーターでってのが
出来ましたが、今回の仕分けはそれが出来ません。
Re: (スコア:0)
仕分け人がバーター出したのに、
理研が突っぱねたんですよ?
Re: (スコア:0)
文科省に落ち度はあったことを認めたとしても,
文科省がどれだけ戦術に長けた人間を送り込んでも,
所詮は,戦略上すでに廃止路線のものは廃止なんでしょう。
そもそも,リスクヘッジ?を蓮舫議員が口にするのであれば,
事業仕分けの1時間という短い糾弾の間に,
それも論点を事前に伝えてなければ,誤った結論になり易いのに,
その種のリスクのヘッジは考えられていないわけですよ。
いや,議員の夢(心情^H^H信条)というヘッジで,
満額のままの事業もあったわけだから,考えられてはいるわけか。
Re: (スコア:0)
議論は公開されているから、結論が誤っているかどうかはチェックされる。だから対処は考えられているよ。
そして、京速に関しては、役人の説明通りなら凍結が結論というのが、すでに共通の認識になっていると言って良いと思う。
Re: (スコア:0)
おそらく、ですが、一位の話にこだわるのは、前日からの話で
仕分け人が話を聞いてくれないことがわかってたので、
「たった1時間、しかも相手は話を聞かない、難しい話をしても無駄、
一点に絞って素人でもわかりやすいネタで国民に直に訴える」
って形になったのかなと自分は思っています。
そういう意味では「一位じゃなくてもいいんじゃない?」って言う
「私は全く技術やら科学やら理解してません」というレベルの発言を
引き出した時点で文科省側は成功しています。
学者に解説するような解説ではなかったのも成功したかと思います。
どうせ最初から削られるのが前提の糾弾会、文革での広場での晒し者みたいなもんですし。
そもそも民主党が反対のために用意したような御用学者を納得させる
プレゼンをしても意味が無いことですし、実際それをやったとしても
素人のレンホウ氏やらは???であって全く意味が無かったでしょう。
結局、学者、議員、国民の誰にもアピールできずに終わったと思います。
Re: (スコア:0)
> 「私は全く技術やら科学やら理解してません」というレベルの発言を
> 引き出した時点で文科省側は成功しています。
確かに、文科省が一位無理っぽいにも関わらず「一位じゃなきゃ意味が無い」と言い張った事で、
文科省が技術やら科学やら理解してない事をアピールできましたね。
その結果としてお荷物のスパコンを凍結に追い込めて、
文科省側としては大成功ですよ、と。
ホント、文科省は汚いな。