なるほど、この一見、荒唐無稽な発案は、若林まさお府議が以前に 「ポルノ誌等の自販機を学校等の教育施設の１００メートル以内に設置できなくしようと提言し、実現 [nifty.ne.jp]」、 つまり、府の青少年健全育成条例の改正につながったという流れなんですね。 確かに、

• ネットにつながったPCは今や学校等の教育施設の１００メートル以内どころか、施設の中にもある。
• ネットではポルノのコンテンツも見れてしまう。
• よって、ポルノ誌等の自販機同様、インターネットにつながったPCも青少年健全育成条例で規制しよう。
• インターネットはいまさら禁止できないから、フィルタリングソフトを導入せよ。

という理屈でしょうかね。そう考えると、「意図は悪く無い」と言えます。目的を実現する手段に問題はありますが・・・ これにどう効果的に反論しますかね。ちょっと思いついた所では、

• フィルタリングソフトは誤検出・未検出が多いため、宣伝文句程の効果は無い。
• 言論統制にもなりかねず、憲法との整合性に欠ける。
• 教育施設等では、無制限に青少年にネットを使わせるのではなく、 大人が居る場所での使用を条件とする。

あたりでしょうか。今では、 子供にネットでポルノを見せるのを防ぐには、 フィルタリングソフトよりも賢い人間の目に入る場所でPCを使わせて、 「猥褻画像を見ては駄目だ」の様に教える方が効果的、 という意見の方が優勢かと思いますが、 「指導するよりソフト購入する方が簡単」という安直な発想に立たれると、 納得させづらいかも。