上記の論文では In contrast, numerous reports have documented the ability of human embryonic stem (hES) cells to differentiate into cells of trophoblast lineage upon appropriate stimulation without genetic manipulation. となっていますから、trophoblast lineageに分化したと書いてるので、胎盤になるかどうか実験はされていないでしょ。
解析、有り難うございました (スコア:1)
kahoさん、素晴らしい解析を有り難うございました。私は最初、STAP細胞は桑実胚(Morula)を使った捏造実験ではないかと思っておりましたが(「球状」の形態、「胎児/胎盤の2方向性分化」からそう思いました)、小保方氏にその細工をするだけの技量があると思えず不思議に感じておりました。しかし、Kahoさんの解析により「STAP=ES」であることが強く示唆され、とても納得いたしました。
小保方氏が、若山教授に渡したマウスと異なる系統のマウスに由来する細胞塊をSTAP細胞と称して渡したことが判明した今でも、STAP細胞の存在を信じる声が残っていることには
Re:解析、有り難うございました (スコア:0)
ねつ造かどうかは別にして、
> ヒトES細胞はマウスES細胞と異なり「胎盤に分化できる」ことも有名です
というのは本当ですか?ヒトES細胞を使って、胎盤に文化できるってことはクローン人間を作ったに等しいことですよ?
そんな実験がなされていたとすれば、現代では倫理的に問題でしょう?
上記の論文では
In contrast, numerous reports have documented the ability of human embryonic stem (hES) cells to differentiate into cells of trophoblast lineage upon appropriate stimulation without genetic manipulation.
となっていますから、trophoblast lineageに分化したと書いてるので、胎盤になるかどうか実験はされていないでしょ。
もし、マウスでこれと同じ現象がおこって、さらに胎盤にまでなったとしたら新発見なのではないでしょうか。
小保方さんはその重要性に気づいてないかもしれませんけれど。
Re: (スコア:0)
胎盤というのは「胎盤を構成する細胞の元になるtrophoblast」という意味で用いました。ご指摘のように正しい表現ではないので訂正させていただきます(ヒトES細胞でキメラ実験などしないのは常識なので端折った表現をしてしまいました)。
Re: (スコア:0)
いやいや、あなたのこの表現は大問題でしょう。
「胎盤を構成する細胞の元になるtrophoblast」が本当に胎盤に分化するかどうか実験されたのですか?
完全にミスリードを招くものです。
もし、研究者でいらっしゃるのならば、こういう表現を意図的にしたことは深く恥じるべきだと思います。
Re: (スコア:0)
上記の者です。
「胎盤に分化するかどうか」、ではなく「実際に胎盤になるかどうか」ですね。
訂正いたします。
Re: (スコア:0)
ヒトES細胞にBMP4を添加する事でtrophoblast系列のマーカー遺伝子の発現が上昇するという論文は確かに存在しますが、それを以ってヒトES細胞が胎盤への分化能を持つとは言えません。
またそれを根拠にヒトES細胞と類似する性質を持つマウスEpiSCについても胎盤への分化能を有するかも知れないという考えも成り立ちません。マウスEpiSCはキメラに貢献しにくいですがしない訳ではなく、これまでに複数の報告があります。それらにおいても胎盤のtrophoectoderm系列組織への貢献を示したものは一報もありません。