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6932 story

Gnomeのデスクトップ統合で賞金稼ぎ 60

ストーリー by Oliver
財布の力 部門より

mumumu曰く、"Gnome.orgがかなり思い切った措置に踏み切った。本家の記事によれば、Gnome DesktopとGnomeアプリの統合を進めるためのタスクに賞金を賭けたという。タスクの内容は多岐にわたるが、見ていると面白い。一例をあげると

こうやって並べてくると、、「デベロッパーの協力:priceless」と並べたくなるのは私だけでしょうか? いや、なんにせよ面白い試みだと思います。腕に覚えのある方は挑戦してみるのも一興かと。"

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  • by deleted user (13014) on 2003年11月24日 17時21分 (#439714)
    それにしても、なぜ Gnome の開発が盛り上がらないんでしょうね。

    1) API が複雑過ぎる わけわからない
    2) Gnome プログラマはクレバーだからオープンソースなんて作らない 利用するのみ
    3) 実は皆 Gnome には興味が無い
    4) Gnome のバージョンアップにより互換性がなくなりコードを大幅に書き直さなければならないことを恐れている。
    5) Gnome はいつ滅びるかもしれないのでプラグインを作る価値が無い。
    6) 公開するとライセンス違反で訴えられることを恐れている。もしくは裁判や揉め事などで戦うのが面倒くさい。
    7) Windows のようなウィンドウを格好よくスライドする機能がないので魅力が無い。

    さぁ、どれだ?!
  •  単純に休日で暇なら手伝ってねってことか。

    ユーザーの中で時間が無くてコーディング出来ない人が、 匿名で投資して人を集めるって言うのも面白いかも。

  • by gessie88 (10415) on 2003年11月23日 22時39分 (#439343)
    つまり、単純なバザールモデルだけでは
    まともな開発ができないことを
    GNUが認めたって事ですか?
    • by oddmake (1445) on 2003年11月23日 23時27分 (#439361) 日記
      FSFはもともとバザールモデルじゃなくて、伽藍系 [cruel.org]であったような。

      一つは FSF やそのまねっ子たちの「伽藍」モデルで、それに対するのが Linux 界の「バザール」モデルだ

      # Hurdとか伽藍で作っていてLinuxに開発ペースで負けたのではないかな

      バザールモデルはESRの作った言葉ではないかと。

      「安い給料で、信念のために働いてくれるプログラマも使うよ」とは、最初 [srad.jp]からいってたように思います。
      --
      /.configure;oddmake;oddmake install
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2003年11月24日 0時59分 (#439393)
      敗北とまでは思わないが、弱点ではあるかもしれない。

      タスクの一覧を見ると他アプリとの処理の連携部分についてで
      お世辞にもエキサイティングな(やりがいのある)
      部分ではないようにみえる。

      バザールモデルの弱点は「退屈な部分は誰もやりたがらない」
      ってことだったり。
      親コメント
      • >バザールモデルの弱点は「退屈な部分は誰もやりたがらない」
        >ってことだったり。

        それ linuxカーネルデベロッパの誰かも言っていたような気がする。

        linuxカーネルには熱心にメンテナンスされている部分もあれば
        なかば放置気味の部分もある、という話の流れで。
        • > それ linuxカーネルデベロッパの誰かも言っていたような気がする。

          というか、かなりあちこちで言われてきたことと思います。

          初心者向けのインストーラやドキュメントが充実しないこととか。
    • GNUは資金的に余裕があるならプロの開発者を雇っていたはずだよ。
      あと、カテドラルとバザールのモデルを比較する場合、
      GNUは前者のようなものの例として挙げられていたはず。
      親コメント
    • これってバザールモデルでは?

      企業が、こうやって賞金だして公に、プログラムを集める、、ってのは
      聞いた事がありません。

      MSもやってほしい、、「セキュリティホールをひとつ潰したら幾ら」。
    • 賞金の額を考えるとそれが唯一の、あるいはもっとも有力な
      動機付けになるとはとうてい思えない額なので(なかには
      割と高額なものもあるけど)、もしも

      1)賞金を設けた。
      2)つまり金銭の支払いがないと進まなくなったという事。
      3)バザールモデルの敗北

      という導き方だったのなら、それは早計かもしれません。
    • Gnomeの開発自体が、バザールというワイワイ気分と離れてる気はするんだな。
      目的が「統合」なのだから、しゃあないって言えばしゃあないのだけれど。

      単純な、バザールモデルと聞いて、思い浮かぶのは「気安さ」というキーワード。
      厳密にポリシーを決めて行って、その「下」で働くイメージと、
      ちょいとずれてるのかもしれない。
    • Linuxで言うところのLinusの役割をする人がいなかったという話では?

      #Linuxがバザールモデルかというと、100%そうとも言えないと思うが。
  • デスクトップの UI プログラムに求められるのは、結合度の低い、一貫性を持って、高度に統合された API だと思うんですけど、Gnomeってそこらへんどうなんでしょうか。(ファイルマネージャにプラグイン的にどんどん機能を追加している感じのものが望ましい)

    個々の機能が賞金を作られて作るとなると、それこそ一貫性の無い、拡張性の無いモノができちゃいそう。既にいい土台ができているならいいけど。
  • by shiraga (14233) on 2003年11月24日 0時30分 (#439385)
    確かにタスクの内容 [gnome.org]にも「$15」と書いてありますが…。
    • by Anonymous Coward
      $15のタスクは祝日やLinux conference等のイベントの日付の入ったカレンダーの作成。
      カレンダー1個につき$15の賞金が掛かっていて30個までの枠がある。
      ちなみにカレンダーのオーバーレイの機能は既にあるらしい。
      参考:Calendar Bounties - National, religious, event calendars [gnome.org]
    • by Anonymous Coward
      うむ、15ドル。

      ・・・それが何?
  • by Anonymous Coward on 2003年11月24日 3時22分 (#439445)
    これは大変馬鹿げている。

    ・賞金を目指して、何人もの人が何重にも同じ作業をすることになる。人的リソースの無駄遣いだ。

    ・とりあえず出来ました レベルの、完成度の低いソフトを
        量産するだけ。

    ・ボランティアで作業している人達がヴァカを見る。
    • by Anonymous Coward on 2003年11月24日 3時36分 (#439447)
      > ・賞金を目指して、何人もの人が何重にも同じ作業をすることになる。人的リソースの無駄遣いだ。

      それは賞金があろうが無かろうが一緒。同じようなfeatureを実装するために、別々の人たちが
      地球上のアッチとコッチで同じようなことをしてたなんてのはよくある話。

      > ・とりあえず出来ました レベルの、完成度の低いソフトを量産するだけ。

      ラフなコードであっても動くものがあればそれをベースに物事が動き出す。
      それは賞金があってもなくても一緒。

      > ・ボランティアで作業している人達がヴァカを見る。

      なんで?
      賞金無しでcontributeしてくれる人がいれば、
      コンテストの方で言及され(て、そのタスクはcloseされ)るだろうし、
      賞金を他のタスクに回すこともできる。二重の意味ですばらしい。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        >> ・賞金を目指して、何人もの人が何重にも同じ作業をすることになる。人的リソースの無駄遣いだ。
        >それは賞金があろうが無かろうが一緒。

        違うと思います。賞金があるため、自分がやっている改良について完成するまで口外しない可能性が高まります。仮に作業をやっていることを口外しても、完成す
        • Re:バカげた試みだ (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2003年11月24日 15時56分 (#439673)
          ニッチなところであってもコードをacceptしてもらって名を上げたいという
          モチベーションは尊重されてしかるべきだし、
          複数の開発者が同じことをやるということは、
          コードをacceptする側は、より良い実装を選ぶことができるということ。
          それはそんなに悪いことではないし、acceptされなかったとしても、
          そこから得たことはムダにはならない。

          賞金の有無に関わらず、似たような状況は常に起こっているわけだし、
          仮にredundancyが高くなったとしても、
          そのこと分かって賞金稼ぎに参加するわけでしょ?

          別に他人が偉そうにとやかく言うことじゃない。
          親コメント
        • by Anonymous Coward
          重複は増えるかもしれないが、それよりも賞金によって興味をひくことで人的リソースが増加する可能性は?
          ようするに、宣伝でしょ。
          宣伝をすることで経費が増えて利益が減る、って言ってるのと同じに思えるけど。
        • by Anonymous Coward
          >これらの理由から、「何人もの人が何重にも同じ作業をする」可能性はかなり高くなると思います。

          それは特に問題と成らないと思われます。

          賞金目当ての作業者は賞金故に作業を完遂する事を目指す率が上がると思われます。
          元々、賞金の

    • by vfit (14370) on 2003年11月24日 3時40分 (#439449) 日記
      もっと高額ならそうなるかもしれませんが、
      この額ならあまり心配は無いかと。
      親コメント
  • ふと気になって、GNU GPL Ver. 2を読み直してみると、Section 2 にこう書いてあります。

    2. You may modify your copy or copies of the Program or any portion of it, thus forming a work based on the Program, and copy and distribute such modifications or work under the terms of Section 1 above, provided that you also meet all of these conditions:
    (snip)
    b) You must cause any work that you distribute or publish, that in whole or in part contains or is derived from the Program or any part thereof, to be licensed as a whole at no charge to all third parties under the terms of this License.

    ところが、今回の試みは、ある第三者と対価の受渡を交わした上でソフトウェアを配布することになるのではないでしょうか? となると、上記の項に抵触する恐れはないのでしょうか?

    ついでながら、何度もこの項の周辺を読んでみているうちに、ある疑問が出てきました。もしソフトウェアに対価を認めないとなると、以下のようなことが考えられるのです。

    • 前提: 必要なプログラムが無償で手に入らない場合、これを外からお金で買うことができない。
    • 帰結: プログラムをどうしても手に入れたければ、プログラマを募ってプログラムを書き起こさなければならない。

    実は、最近この前提が自明でない(万人が納得できる論理でない)ことに気が付きました。そのきっかけはナショナル・トラスト運動で、守るべき土地や遺跡などを、対価を支払うことで所有しています。しかし、個人が出せるお金はタカが知れています。これを克服するのが募金などによる共同出資です。これには、お金が単純に足し合わせられることが強力に効いています。たとえ一人が一ポンドしか出せなくても、人数を集めれば単純にお金を貯めるだけで千ポンドにも一万ポンドにもなります。

    一方、ソフトウェアはお金のように自明な手段で足し合わせることができません。そのため、小さなプログラムを持ちよって大きなものにすることも、実は自明ではなくなってしまいます。それに気が付くと、一体なぜ、簡単に実現できる「お金の積み上げ」ではなく、敢えて難しい「プログラムの積み上げ」に挑むのかという疑問が出てきます。積み上げる行為そのものにもキチンとした方法論が必要になるし、ソフトウェアに貢献できる人間というのは(プログラムの書き起こしができる)プログラマでなければならないので、お金を積み上げる方法よりも明らかに少ない数の人間しか貢献できなくなってしまいます。

    • 「第三者へ無償で使用許諾すること」が求められていますが、かといって
      対価を渡してはいけない/受け取ってはいけないともありませんよね。

      だから、私があなたに私が必要とする GPLコードの作成を依頼して
      あな
  • by Anonymous Coward on 2003年11月23日 21時45分 (#439317)

    そういう話では無いのかな。
    • Windows みたいになってしまうというのは、どうなるというつもりで書いているのか気になります。Windows程度に統合された環境はむしろ好ましいものだと思います。今の X の環境より遥かにマシ。

      ただ、結果として複雑化し、バグが頻出したり修正が遅れたり云々といった問題が起きる可能性はあるのかもしれません。そういう話でしょうか?

      # といっても X で統合デスクトップ環境って使ったことないし興味もないけどなぁ
      親コメント
      • 元ACではないのですけど…
        Xとデスクトップの話ってわけでもないんですが, 例えば MUA 一つとってみても mhなりimなりを使って そのガワに Emacsやtkなんかのアプリを使っているのって少なくないじゃないですか? messageを送信する時はimputで取得するときはimgetみたいにコマンド別れていてそいつらと less とか grep とかを組み合わせて使うっていうのが 最初っから統合されてるWindowsなんかとの大きな違いと思っています
        最近のSylpheedとかEvolutionとか見てるとそういうのは少数なのか?と思うときもありますが

        そういう細かいツールの組み合わせではなく 不必要だろうがなんだろうが組み込んで構築しちゃえってのがある意味Windows的統合ではないかと思っています
        Outlookとか見ても不必要な機能満載だと思いませんか? ゴージャスなのは間違いないんですけど 必要以上に大きくなってしまうのが僕にとってWindowsのようになるって感覚です
        #元ACの人は違う意見かもしれません

        気持的には細かいツールは細かいツールとして残しておいて欲しいなぁなんて思っています

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2003年11月23日 23時34分 (#439363)
    そりゃ GNOME でのオフィススイートとして
    OOoが重要なのはわかるけど、なんでGNOMEがOOo改良に
    懸賞金を出すんだろ? その金そのままOOoにあげればいいんじゃないかな?
    • その額を見てみましょう。エンジニアを雇う事ができる
      ような額じゃーありません。
      だから、その金額を寄付しても、それでリストにあげた
      タスクが解決する訳じゃないです。

      そういう点から賞金の意図を考えましょう。

      http://srad.jp/comments.pl?sid=136106&cid=439370
      • 金額からして、もらって大喜びって内容じゃあないですもんね。
        最大で2500㌦ですが人月100万として5日で終わらせないと利益が出ません。無理。

        だからこれは
        「とーばるず様に5分間熱烈なキスをしてもらえる権」とか
        「とーばるず婦人がとっておきのケーキを焼いてくれる権」とか
        「すとーるまん様に10分間褒め称えてもらえる権」とかを
        ちょっと無味乾燥な形にしたものと考えるべきなんじゃあないかなあ。

        #この賞金の獲得を目指す者は
        #バウンティーハンターと呼んでも良いのかなあ。かっこいい。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2003年11月25日 0時17分 (#439951)
          そうそう、雇用とか開発コストに対する対価にしては小額。
          なので、そういう対価ではなく、やはり「賞金」なんですよね。

          >「とーばるず婦人がとっておきのケーキを焼いてくれる権」とか

          「とーばるず婦人からカラテチョップで闘魂注入してもらえる権」

          >「すとーるまん様に10分間褒め称えてもらえる権」とかを

          「すとーるまん様に30分間ほど説教してもらえる権」

          だとどーなんだろう(何が?>オレ)
          親コメント
    • OpenOffice.orgに限らなくてもですが、懸賞金は
      ある程度スカウトの意味合いもあるのでは、なんか、漫画の
      コンテストみたいですが、OpenOffice.orgにお金
      を出して(というか、まず要望上げる話でしょうが)もこれ
      一回の話ですが、GNOMEとOpenOffice.orgの両
      方が解る人をうまく取り込めればGNOME的にはおいしいの
      ではないかと思います。
  • by Anonymous Coward on 2003年11月25日 3時44分 (#440044)
    $1,000
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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