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DebianベースのLinux製品に初のLSB認定 10

ストーリー by yoosee
スタンダードと言う戦場 部門より

bitwalk 曰く、 "ITMedia の記事「DebianベースのLinux製品に初のLSB認定」によると、Debian版Linux関連製品を販売している米Progenyが Linux Standard Base (LSB) 準拠の認定を受けたとのこと。同社によれば LSB の認定は Debian ベースの Linux では初めてとのことだ。
Debian は使ったことがないけれど、今まで LSB に準拠していなかったということを知らなかったのでタレコミました。"

LSB1.3 では package の提供フォーマットとして rpm を前提としており、Debian Project での LSB は alien や必要なライブラリ、スクリプト等を組み合わせた lsb package により環境が提供されている。但し "Debian and the Linux Standard Base" を見る限りでは、現在のところ完全な LSB runtime 互換ではないようだ。
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  • by Average (3404) on 2004年01月28日 17時42分 (#482941) 日記
    そもそもLSB取得の目的はなんなんでしょうか?
    政府調達の条件にLSB準拠と書いてあるから?
    いろいろProgenyのプロジェクトを見ていると、
    単純に政府機関への納入要件を満たす為に
    活動しているのかなー、なんて思ったりするデス。
    Debian系で、政府調達された、なんて結構
    重要な活動方針だと思いますけどねー。

    Win/NT系がPOSIXサブシステムを持っているのも
    そのためだとか、MSの限定ソース公開も欧州の
    ソース公開してない物は調達しない、って要件を
    満たすためだと思っている人間の言うことなので
    アレですが・・・・
    --
    -----------------
    #そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
  • LSB Runtime (スコア:2, 興味深い)

    by numa (4467) on 2004年01月28日 22時01分 (#483099) ホームページ 日記
    現在のところ完全な LSB runtime 互換ではないようだ。

    誤解を招く表現ですね。

    LSB の Certified Products List [opengroup.org] に載っているということは,LSB の認定テストに合格したことを示し,これで完全でないなら,なにが完全なのかといいたくなります。 Debian and the Linux Standard Base という文書は2003年の11月に更新されたようですから,その時点での状況を示すものと見るべきでしょう。

    OpenI18N [openi18n.org] 関係で通っていないテストがあるようですが,国際化関係は別立ての認定 (LSB Runtime Environment に対して,国際化を含むのは LSB Internationalized Runtime Environment) ですし, Internationalized を通しているディストリビューションは,2004年1月28日現在,ゼロのようです。 よって,これを理由に完全ではないというのは不適切です。

    しかしまあ,国際化のテストが通ってない理由が「上流がパッチを受け付けてくれないから」というのも,なんだかなあ。

    スタンダードという戦場 部門より.

    じゃあ,来週あたり早稲田では血の雨が降ったりするんでしょうか。 :-)

    • by yoosee (196) on 2004年01月29日 10時33分 (#483370) ホームページ 日記
      ここで「LSB 完全互換ではない」と書いたのは Debian Project lsb パッケージの方です。だからこそ LSB 認定を「初めて」取得した Progency と言う記事になっているので(まぁLSB完全互換であっても認定を取っているかどうかはまた別問題になるわけですが)。

      誤読されてしまうような書き方でしたらすみません。記事の最後に「Progency はこうした Debian 本家の非互換部分を修正・補足した形になるのだろう」とでも書いておけば良かったか。
      親コメント
    • by dot11 (710) on 2004年01月28日 23時00分 (#483143) ホームページ
      現在のところ完全な LSB runtime 互換ではないようだ。
      これはDebian+lsb packageのことを指していると解釈したのですが、だとすれば誤りとはいえないですよね? 認定を受けたのはDebian自体ではなくProgenyなので。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2004年01月27日 23時11分 (#482471)
    だから?って程度なんですけど・・・。

    逆に本家がLSB取得したら
    環境の書き換えが発生すると面倒な気がして嬉しいとは思わない。

    こんなのは俺だけなんだろうけどね。
    • Re:Debian本家でない為に (スコア:3, すばらしい洞察)

      by yoosee (196) on 2004年01月27日 23時57分 (#482509) ホームページ 日記
      確かに「だから?」って感じはありますねぇ。Debian ベースのシステムで、商用の「LSBでの動作を保証」しているソフトを使いたいなら意味はあるかもしれませんが。現状で「RHL x.x」じゃなく「LSB x.x」での動作保証しているソフトってどれくらいあるんでしょう? まぁそれでも、LSB のような標準を作っていくことは意味があることだとは思います。Windows がこれだけ流行っている理由の一つも、(実際にどうかはともかくとして)動作環境が限定しやすい(売り手が動作検証しやすい)と言うのがあるでしょうから。

      > 逆に本家がLSB取得したら
      > 環境の書き換えが発生すると面倒な気がして嬉しいとは思わない。

      だから今の lsb パッケージでの LSB 互換 runtime / dev 環境の提供と言う形はうまいなと思います。
      親コメント
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