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7592 story

T-Kernelのソースコードが公開される 27

ストーリー by Oliver
シェアードソース 部門より

motchie 曰く、 "LinuxとWindowsが共存したりする不思議な世界になっている、ダイコンのトレーサビリティ実証実験でおなじみのT-Engineですが、その中核を担うT-Kernelのソースコードが公開されました。本来は、2003年11月に公開とアナウンスされていたのですが、諸般の事情からか、今月にまでズレ混んだようです。著作権規定、再配布規定、すべてにおいて独特のライセンスになっています。"

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前のストーリー: Subversion 1.0.0 released!

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  • by 505 (12538) on 2004年02月24日 1時16分 (#501503)
    しかし、ダウンロードできるのは最大1週間後か…長いな(^^;

    使用目的とか聞かれるあたり、ことによっては契約を“却下”される場合もあるのだろうか?
    (無難なところで、「研究目的」としておきましたが)

    • > しかし、ダウンロードできるのは最大1週間後か…長いな(^^;

      タレコミ文に書けば良かったのですが、私の場合、22日に申し込むと、翌日にはダウンロードURLとID、パスワードの書かれたメールが届きました。
      親コメント
    • 『登録には1週間程時間がかかることがございますので、あらかじめ御了承ください。』ってのは、
      やはり最初は申し込みが多いでしょうから、確認・登録の工数を見込んでこうしたのでしょうね。

      >使用目的とか聞かれるあたり、ことによっては契約を“却下”される場合もあるのだろうか?
        「ミサイル開発のため」と書いたらまずいかも...(輸出管理対象の役務かどうかは不明)
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2004年02月24日 11時45分 (#501631)
      申し込みしてみました。
      個人カテゴリでなぜ住所の入力が必要?だとか、
      サイト証明書が腐れてる@Operaとか色々ありましたが、
      無事に申し込みを終了。

      メールをチェックすると、
      なぜかパーソナルメディアからT-Engine関連情報のご案内・・・。
      すわ、個人情報だだ漏れかと思うほど、タイミング良すぎで、
      プライバシーポリシーを読み直してしまいました。

      で、5分と立たず、T-Engineフォーラムからは通知がきました。
      盗用疑惑の可能性 [srad.jp]読んで、D/Lするかどうかはいまさら悩み中です。
      親コメント
    • すいません。仕事が忙しくて書き込みできませんでした。
      夜中に登録したんですが、次の朝の10時前にはURLとパスワード来ました。
      T-Engineフォーラムさん、ちゃんと仕事してます(^^;)

      さて、じっくりソースを見る時間あるかな(涙)

      親コメント
  • 第一ステップは、個人情報よこせってことですね。

    # はい。それでも欲しいですので。
  • by Anonymous Coward on 2004年02月24日 9時40分 (#501585)

    >公開されているT-Kernelのソースプログラムの著作権は全て、坂村健・T-Engineフォーラム会長にあります。

    「全て」というのが坂村先生らしいですね。人格までうばってるんだろうか。(政策的にそうすべきというのが分かった上でのコメントよ。もっと実際にやった人に敬意を表する表現にするのが順当だとおもう)。

    • by frea (6286) on 2004年02月24日 10時06分 (#501594)
      ライセンス [t-engine.org]を読んでも、使う側にメリットが感じられません。

      たとえば

      > 第6条 単純移植されたソースコードの登録
      > 1 T-Engineフォーラムの会員は新たなT-Engineハードウェアに対し単純移植されたソースコードを
      > T-EngineフォーラムにオリジナルのT-Kernelソースコードとして登録され、配布されるように
      > 依頼することができる。

      で、

      > 4 本条により登録された単純移植されたソースコードについて、第3条が適用される。

      となっていて、第3条は

      > 第3条 本ソースコードの著作権
      > 1 本ソースコードの著作権は坂村健が有する。

      なわけです。移植したものの著作権もヨコセ、と。

      一企業にとっては移植したものを再配布してもらうメリットは無いし
      「依頼することができる」で著作権もなくなるんじゃ頼まないだろうなぁ、と。

      そうすると、契約者(法人契約の場合は自分の会社? 部署?)の中だけで
      移植されたコードを持っているのが一番良いということになりそうです。
      別に(開発者にとって)ソース公開の義務は無いようですし。
      親コメント
      • 今回の公開は、
        ・ソースがないとバグが切り分けられない。
         (保護機能が甘い組込みOSでは、バグを追ってカーネル内部まで降りたくなる。)
        ・T-Engineボードは実製品に使うには単価高すぎるので、自社ボードに移植したい。
        って辺りの要望に応えるためで、hackして広めて欲しいという気はさらさら無いのでは?

        カーネルの唯一性を保つためには広がってもらっては困る、と考えていたり、SCOの一件から素性の解らないコードを入れたくも無い、と考えていたりするのでは?
        って思うのですが、どうでしょうか。
        --
        from もなか
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      • by passer-by (13494) on 2004年02月24日 11時16分 (#501616) 日記
        第2条 用語定義
        3. 「単純移植されたソースコード」とは、T-Engineフォーラムに登録されたT-Engineハードウェアで稼働するように、T-Engine フォーラム発行のT-Engineハードウェア仕様書に準拠して製作され、本ソースコードのハードウェア依存部のみを改変したものをいう。このうち、T- Engineフォーラムに登録されたものは「本ソースコード」に含める。
        ですから、特定条件のハードウェアを対象とした特定条件の移植にのみ適用される条項のようですよ。

        一企業にとっては移植したものを再配布してもらうメリットは無いし
        「依頼することができる」で著作権もなくなるんじゃ頼まないだろうなぁ、と。
        ハードウェアベンダにとっては魅力的かもしれません。自社のデバイスドライバの類を書いとけば後はT-Engineフォーラムで配布の面倒を見てくれる訳ですから。で、それを使う側 (ユーザ) には独自改変使用の自由が認められています (第4条)。
        親コメント
      • > 一企業にとっては移植したものを再配布してもらうメリットは無いし
        > 「依頼することができる」で著作権もなくなるんじゃ頼まないだろうなぁ、と。

        CPUメーカーなんかの立場を想定しているのでは。
        うちのCPUでも動くようにしたから配ってくれと。
        (単純移植とはそう言う意味で使ってるのでは。)
        そうすれば組み込み機器メーカーがプラットフォームとして
        自社のチップを選択してくれる可能性が広がりますよと。

        単純じゃない移植は、例えばある特定の製品用に改造したとか
        そう言うのを含むってことではないでしょうか。
        ちなみに、個人的にはこの辺の言葉の定義が非常に日本的な気がします。。。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2004年02月24日 11時16分 (#501618)
        >そうすると、契約者(法人契約の場合は自分の会社? 部署?)の中だけで
        >移植されたコードを持っているのが一番良いということになりそうです。
        >別に(開発者にとって)ソース公開の義務は無いようですし。

        単に日本人的ってだけじゃないかな。 ある程度は個人を尊重する。 その上で、当人が共有した方が良いと思えば共有すれば良いし、そうでないならしなくても良いってスタンスでしょう。
        後は、ある程度活発にビジネスとして競争が成り立つ要素を持たせているのかも。

        組み込み系は百花繚乱の世界で競争相手も多い。
        でもって彼等はチンタラとタテマエでやって行く事の弊害は身に染みていると思うので、少々の見てくれよりまずビジネスとして成り立つのを優先した可能性も考えられると思います。

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2004年02月24日 14時13分 (#501681)
        自社のコードを本家に合わせて管理するのは面倒だろうから、
        自社でコードを管理したくないとか、
        自社で管理するコードをできるだけ減らしたいという要望は大きいと思う。
        例えば、phpを使用しているサイト等は、自分で全てのコードを管理したいと思わない。
        もっぱら消費する側としては、使うことが目的で、管理にコストを掛けたくない。
        使うことが目的なら、著作権が一本化されてるほうが使う側としては使いやすい。
        開発者の視点ではなく、消費者の視点でみると分かりやすいかも。
        親コメント
      • ミドルウェアを流通させるためのものだから、改変されたものを配布されては困る、って話だったと思います。
        だったら、改変したものはT-Kernelという名前でないから、配布してもいいとかいうのでもよさそうな気がしますが、いろいろと面倒をさけるためなんですかねえ。
        親コメント
        • 名前がどうあれ非互換OSはミドルウェア基盤としてT-Kernelと競合するわけで、T-Kernelを使って競合品を作って欲しくないということでしょう。
          ちなみにT-Kernelのソースを使わずに一からT-Kernel仕様を満たすOSを作るのはOKだそうですが。
          # 仕様書は書籍になってるけど、あれベータ版だよなあ(^-^;)
      • > そうすると、契約者(法人契約の場合は自分の会社? 部署?)の中だけで
        > 移植されたコードを持っているのが一番良いということになりそうです。
        > 別に(開発者にとって)ソース公開の義務は無いようですし。

        これが一番いい、という会社が集まってるから、こういうことになったのかも。
        GPLみたいに、改変したものの再配布を強制されたくはないし、
        T-Kernelのレベルで別のハードに移植されてもメリットがあるかどうかは微妙だし。
        改変したものを配布したい、という企業には
        第5条 改変されたソースコードの配布
        1. T-EngineフォーラムのA会員は、所定の登録手続を経て承認されることにより改変版配布者となることができ、当該登録手続を行なったA会員の当該部署に限り、以下に定める方法により、改変されたソースコードの配布をA会員である期間中行うことができる。

        の条項があるので、A会員になればいい、という選択肢もあるわけで。

        結局、積極的に移植・普及したい、という企業はA会員、
        単に使いたいだけ、という企業はB会員、という位置付けなんだろうな。
        組み込みソフト的にはそれでいいのかもしれん。
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        • >GPLみたいに、改変したものの再配布を強制されたくはないし、
          再配布は強制されていませんよ。
          「改変した物を"配布するなら"GPLを適用して配布してくれ」というだけの話で、再配布もソース公開も自分(もしくは社内)で使うぶんには
          何の強制力もありません。
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    • 坂村氏が亡くなって50年経過すれば、ソースの著作権が切れて、誰もが自由に配布できるってことか。
      親コメント
    • これ、個人著作なんだ…

      T-Engineフォーラムによる法人著作か何かだと思ってた
      あえて個人名義にするメリットでもあるのかな
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2004年02月25日 13時39分 (#502446)
    少なくとも1月末にはT-Kernel利用申込みページはできていたが。
    # 申し込んでいないので実際にダウンロードできるようになったのがいつかは知らないが
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