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134665 story

Linuxカーネルの大部分は企業が開発している 50

ストーリー by soara
ウチの製品を使ってもらうために頑張っています 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

本家/.「The Myth of the Isolated Kernel Hacker」より。

Linux Foundationの報告書(PDF)によると、Linuxカーネルの開発を手掛けているのは独立した個人の開発者たちが主という訳ではなく、企業など組織に属している開発者らによる貢献が大きいそうだ。

報告書によると、Linuxカーネルの 18.2%が企業に属さない開発者によって、7.6%は所属企業を明らかにしなかった人々によって書かれているものの、残りは企業に属して Linux開発で給料をもらっている人々によって開発されているとのこと。

なお、現カーネルの1%以上の開発に貢献した企業は以下の通り。

  1. Red Hat: 12.3%
  2. IBM: 7.6%
  3. Novell: 7.6%
  4. Intel: 5.3%
  5. 独立コンサルタント: 2.5%
  6. Oracle: 2.4%
  7. Linux Foundation: 1.6%
  8. SGI 1.6%
  9. Parallels 1.3%
  10. Renesas Technology: 1.3%
  11. Academia: 1.2%
  12. 富士通: 1.1%
  13. MontaVista: 1.1%
  14. MIPS Technologies: 1.1%
  15. Analog Devices: 1.0%
  16. HP

Linuxは技術系の人々によって一部の技術系の人々のために書かれている、また地下室に籠ったnerd達によって趣味で開発されていると思われることも多いが、IBMやIntel、Oracleや富士通などの大企業がLinux開発に大枚をはたいていることに注目して欲しい、とComputerworldの元記事はいう。企業はLinuxが「cool」だから開発しているのではなく、Linuxが商業的にみて投資に値するから開発していることに注目して欲しいとのことだ。

このリスト、意外な企業が入っていたり、漏れていたりするだろうか? ちなみに本家では「SCOが貢献度-31%くらいじゃね?」なんて声も挙がっています。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by ahirose (31873) on 2009年08月21日 6時40分 (#1626620) 日記

    貢献度ってどうやって測ったのだろうかと思ってリンク先のPDFをちょっと見てみました。
    どうやらpatch提供数を個人ごとにカウントしているようですね。それでその個人の所属(スポンサー元)を尋ねて、その所属ごとのpatch提供がどれだけの割合を占めているかで貢献度を測っているようですね。kernel 2.6.12から2.6.30までの間が調査期間で、その間に投げられた総patch数が139976個。
    たとえばあるX社に所属している人がAさん, Bさんの2人いたとして、Aさんが1000個、Bさんが500個のpatchを投げていたらX社の貢献は1500個のpatchで、全体の1500/139976=1.0パーセント(小数点二位以下切捨て)だけ貢献しているとみなしているようです。

    さてどの企業にも属さずスポンサーされずに活動した人に投げられたpatchが全体の18.2パーセント。これを多いと見るか、少ないと見るか。企業では断トツのトップであるRed Hatの12.3パーセントを大きく上回っているのもたしか。

    その一方で全体の80パーセント以上が営利目的になされた貢献であって、たしかにLinuxへの貢献はprofitableであるとみなされているようです。ちょうど社会資本の自発的供給のような状況が発生しているのでしょうね。

    いずれにせよ、Linusが書き始めなければLinuxは始まらなかった。そしてそれをcoolだと思ったnerd達がいなければ今ほどの規模と性能にはならなかった。今はcoolだからじゃなくてprofitableだから開発されている部分が多いけれど、誰かがそれをcoolだと思って強力に推進したからこそprofitableなところにまで行き着いたんですよね。これは開発者は忘れちゃいけないことだと思います。

    # こんな時間帯に何やってんだか・・・

    • by leiqunni (8779) on 2009年08月22日 18時02分 (#1627279) ホームページ 日記

      PDFをざっと読んでもわからなかったのですが、Linuxの場合はドライバもカーネルソースに含むんでしょうか。
      アーキテクチャ依存のコードとか。

      となると、もちろんLinuxの発展ではありますが、自社製品のサポートもふくまれるのかなあと。

      あとオープンソースは共産主義で恐怖だ、という主張も、これで否定されたような気がします。

      親コメント
      • ドライバもアーキ依存も全部含まれてます。ぶっちゃけIBMやParallels など普段LKMLでみない企業がいくつも入っているのは
        へんてこアーキを持っているところが大きい。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          日本のメーカだと富士通が入ってますが、どの部分に貢献してるんですか?

          • by Anonymous Coward

            富士通はやっぱりSPARC64まわり?あと、FR-Vとか。
            リストにある同じ日本のメーカーなのに気づかれてないルネサスはSHかな?

            # NTTとかLineoとかは1%に満たないんだ…

            • 富士通は機種依存部分は手薄で、ほとんどがコアコードへの貢献。これは結構特色だと思う。
              SPARCはDavid Millerの趣味プロジェクトで、FR-Vもredhatがメンテしていて富士通からの
              submitは(少なくともLKMLでは)見ない。裏でやりとりしまくってる可能性はあるが。

              親コメント
          • by Anonymous Coward

            日本語のwebで参照できる情報ではホットプラグとか?
            http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090501/329459/ [nikkeibp.co.jp]
            あとはkosakiさんがメモリ管理周りをいじっていたりとか。

            kernelのchangelogを流し読みする程度でも結構見ますけどね。fujitsu。
            他は詳しくないです。すみません。
            #やっぱりSPARCサポート?

        • by Anonymous Coward

          アーキ関係なくてもLinux対応させたいと本気で思ってるメーカーは自分のところのハードウェアのドライバ投げてますね。
          # ま、よっぽど機種が多くないと1%にもならないんですが

      • あーすんまへん、部門名がそれを示してるのですね。
        とそれだけではなんなので少し考察。

        他の企業に属しながらLinuxを開発してるということは生活は保障されてるわけで、
        だったら国が税金でプログラマを雇ってカーネル開発しても同じかなと思考実験したのですが、
        企業はお金だけではなく知的財産も提供してますね、実際は。
        お金は税金として接収できますが、知的財産は特許とか著作権でしか接収できない。

        やっぱりいちばん困るのはマイクロソフトだなあ。
        Linuxの使い勝手がWindowsに追いついたら世の中どうなるのかなあ。
        Windowsはマイクロソフト社製PCでしか動きません。みたいになるのかなあ。

        親コメント
        • そこは棲み分けが行われるでしょう。
          XBOXで結局Windowsが動かなかったように、MS製PCではそれ用のOSが動きますがWindows自体はインストールできないとかになるのではないかと。

          --
          ◆IZUMI162i6 [mailto]
          親コメント
          • by Anonymous Coward

            も、元コメは、アップルのようにハードウェアで儲けを出すようになるんじゃないか、って、
            や、揶揄してるとお、思うんだな。

        • by deleted user (12487) on 2009年08月23日 20時09分 (#1627694)

          ・MSDN並に詳細・膨大・集約されている、自然言語の情報源
          ・金さえ払えば、自由に商売できるライセンス※
          ・金さえ払えば、自由にリクエストできる※
          ・複数のベンダーをまとめ上げる政治力
          (※自由と言っても無制限ではない。念のため。)

          以上の点でLinuxがWindows(MS)に追いつくとは思えない。
          そしてこれ、一部のベンダーや開発者にとっては非常に重要。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            とはいっても、

            ・ソースコードが公開されている
            ・ソースコードさえ公開すれば、自由に商売できるライセンス
            ・ソースコードさえ公開すれば、自由に改変できる
            ・複数のベンダーがまとまって開発されてる利害の一致

            OSやオフィススィートでの技術革新はそうそう起きるものではないので、
            差は縮まるばかりだと思います。

            マイクロソフトにできることは、今の市場占有率を利用し、
            開発者に密を与え、新しいAPIを作り続けることでしょうか。

        • 比較の基準はどこなんだろう?

          デバイスドライバの充実度まで含めて比較すれば、LinuxがWindowsに追いつく日は(もし来るとしても)まだ当分先でしょう。LinuxカーネルとNTカーネル(次が6.1だっけ?)をドライバ抜きで比べるとしたら・・・用途によって評価が違いすぎてなんとも言えないでしょうが、優劣というよりは利用条件(GPLとか守秘契約とか費用とか)の違いで差別化されそうな気がします。

          「追いついたら」ではなく「LinuxベースでWindowsクローン(あるいはそれに近いもの)ができたら」という話なら、以前からいくつもプロジェクトが現れては消えている(そういや旧Lindowsって今どうなってんの?)ので、まだ試行錯誤の段階なのでしょう。アプリケーションの選択肢や運用エンジニアの豊富さまで含めて言っているなら、さらにもうちょっと遠い話になります。

          UIをWindowsっぽくしたいだけなら、適当なデスクトップ環境を入れて「windows-like」とか何とか説明されているプリセットを選べば、そこそこ似た感じにはなるはずです。

      • Re:貢献度の基準 (スコア:1, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2009年08月22日 23時03分 (#1627374)

        >オープンソースは共産主義で

        いや、別にこの発表は「オープンソースは共産主義で」を否定してはいませんよ。

        (勝手にそう思い込んで恐怖を感じるFUD的振る舞いまで、無かったことになるわけではありませんが)

        「Linuxという小さい世界においての共産主義」は、確かに存在しています。
        商品(?)を作っても対価を(独占的かつ直接的には)求めれない状態であり、
        いっぽう商品(?)を貰う側は(直接的には)ほしければほしいだけ勝手にもらえる。
        (ようはGPLのことですが)
        れっきとした共産主義です。

        ただ、企業が、それを忌避せず付き合っている、というだけのことで、
        資本主義企業が必ずしも資本主義と「だけ」付き合うとは限らない、
        資本主義的に結果的に利益を生むモノが必ずしも資本主義世界で「だけ」作られるとは限らない、というだけのことです。

        つまるところ、こんな感じじゃないかな:

        ○世界は入れ子を成す(こともある)と捉えれる。社会全体は今やすっかり資本主義一色だが、そのごく一部には共産主義の小さな島も無いわけではない。

        ○今でも共産主義は機能しないわけではない。ただし小さい分野に限るんじゃないかと思う。大規模で構成員の「ばらつき」が酷くなると構成員が共産的ユートピア(www)を維持してくれなくなるので。そしてLinuxカーネルという分野はそういう意味では「小さい」集団なのだろう。カリカリの技術者のみからなる集団なのだから小さいのも当然だが。

        ○結局のところGPLのような無償行為(RMSは否定するが、結局あれは無償行為を招く)は、この資本主義世界のなかで、ビタミンとか潤滑剤とかの役割を果たしているように見える。この世には金勘定だけじゃぎすぎすして巧く回らない部分がやはり有り、そこを滑らかにしてくれるんだ。たぶんこの油がキレると世の中はおかしくなる。適量が常に必要なんじゃないかな。

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      NECがリストにないのね
      あそこは前からLinux技術者を求めていたしサーバ用途でも組み込みでも
      それなりに貢献してたと思うけど

      • by Anonymous Coward
        おいらも気になったけど、たしかNECはIA64のコードが主体じゃなかったっけ。IA64が廃れた今、パッチ数は減ってるのかなと。
        あと、*BSDの統計と比較したらどうなるかな。やはり、コードを盗まれるライセンスには企業は投資できないか。
        • by Anonymous Coward
          減っているかどうかは知らんが、gitで統計がとれるようになってからNECが統計で目立つぐらい貢献したことは一度もない。逆にあれで成り立ってしまう営業のうまさに感心することしきり
      • by Anonymous Coward

        組み込みだと、自分たちで売っているハードの設計に非常に依存した汎用性のない部分
        「ここはうちで作らなきゃ、だれもつくらんだろう」
        というところにに開発リソースがつぎ込まれて、カーネルの発展に貢献するような部分には
        余りコストをかけないかと。
        むしろそういうところにかけるコストを省くためにLinuxを選択しているのだから。

        で、そういうところで働いてる人が欲求不満になると、週末に「所属企業を明らかにしなかった人々」になって
        貢献していたりするのではないかと。

      • by Anonymous Coward

        GNU Software foundationは『企業』ではないから集計外?

        EmacsとかGCCには随分とお世話になったものだが。

  • 確か、Greg Kroah-Hartman が2006年ぐらいにそういう調査をしていたと思う。で、Ottawa Linux Symposium (の最後の回)で発表していたと思う。
    で、その頃と大雑把に比較すると、アメリカとかは後者の割合が相対的に高い。

    ようするに貢献度が高い人の転職が有利になるのがアメリカで、貢献度が高いと職が安定する(給料が上がると言う意味ではないし、仕事が地獄のように増えるのかもしれないが)のが日本、と言うことではないかと。

    --
    fjの教祖様
  • by Anonymous Coward on 2009年08月22日 18時43分 (#1627294)

    Linuxカーネルって個人と企業がうまく補完していると思ってたんで、この調査結果には納得です。
    個人が比較的に小規模な目新しい機能を追加して、企業はそれらのブラシュアップや大規模なコードの追加をしているって印象です。

    企業が出さないと数がそろわないドライバ周りを別としても、地味で安定性の問われるような機能や極一部のレアケースでしかつかわないものって企業が出さないとどうしようもないです。個人でやるには以下の点が問題すぎます。

    ・派手さがない(=開発のモチベーションがあがらない)
    ・試験できない(=元々試験が難しい。汎用性の高いモジュールとかだと、環境整えるだけで大変)
    ・調整できない(=複数のモジュールへの改変が発生すればするほど、コミュニティにコミットするときに、説明や他モジュール開発者との調整が必要)
    ・理解できない(=モジュール内で完結すればいいんですが、既存の他モジュールに手を加えることになると、影響範囲調べるだけでも大変)

    私も仕事でIO周りの改変などを行っていますが、たった4kLine程の機能追加に1年近くかけています。(大部分が影響調査と試験の期間ですが・・)
    今やってる仕事のコードはコミュニティのカーネルTreeには統合する予定はないですが、もしやるなら説明等のために更に工数かかるんだろうなぁと思います。

    これを個人でやるのは負担が高すぎます。
    Linuxは幸い企業も採用しているし企業がコードを変更することも可能です。企業にどんどん修正されていく今のLinuxカーネル開発手法は、ある意味理想的だと思いますよ。

  • 1%以上のところ、全部足し合わせても4割いかないんですね。
    トップ企業でも10%台にとどまってますし。

    たとえ大部分が企業が書いてたとしても、どっかの企業に思い通りにされたり、
    どっかが撤退して開発が続けられなくなったりする可能性は少なそうで、安心です。

    --
    1を聞いて0を知れ!
  • リンク (スコア:2, 参考になる)

    Linux Foundation、カーネル開発の現状をまとめた報告書を公開 [computerworld.jp]
    Linux Foundationの報告書の解説

  • カーネル2.2から企業の支援がどんどん行われて、その結果としてLinuxが現在の地位を獲得したんですよね。特にIBMが太っ腹にやってくれたイメージ。
    Linuxは多数の企業の共同開発OSというのが自分の中では当然のイメージとして根付いていたのですが。
    もしかして未だにLinuxはマニア達が個人で開発していると思っている人なんているのですか?
    もちろん現在でも最終的にはリーナス氏の判断で全て決定されていることに変わりありませんけど。

    でも数値化されると結構意外な点も。
    ・組織を特定されていないのが 18.2%。つまり個人開発者がRedHat以上?。自分はRedHatとIBMでLinux開発の4割を握っているんじゃないかと思っていましたが・・・。
    ・意外と低かったのがGoogleとSun。共に1%以下。Googleはかなり改良して自社サーバーに使っていると思うけどメインラインにマージしないのかな? Sunはいわれてみれば別に持ってるからなぁ。
    ・Intel 5.3% に対して AMD 0.5%。Linuxはインテルマシンで動かした方が良さそうですね。

    • GoogleはほとんどAndrew Morton一人のカウントでそれ以外の貢献はほぼ0.Sunもたしか一人だけ趣味パッチを投げまくっている人がいるだけで企業としては貢献0.
      SparcコードはDavid Miller(ネットワークのメンテナ)がネットワークのコード見るの飽きた時だけ更新されるイメージ

      親コメント
    • ・組織を特定されていないのが 18.2%。つまり個人開発者がRedHat以上?。自分はRedHatとIBMでLinux開発の4割を握っているんじゃないかと思っていましたが・・・。

      よく、あるのが

      「会社で Linux を使っていて、ふとした拍子にバグを踏んづけた。
        調べたら簡単だったのでパッチを出そうとしたら、守秘義務云々チェックのために3ヶ月以上もかけて稟議を通さなくてはいけない事が判った。
          『ふざけるなっ。どうして if ( xxx ) を if ( !xxx ) に直すのに守秘義務だの、技術的な優位性だのが関係あるっ!!』
        と激怒して、G-Mail アドレスで出した」

      というもの。日本の企業はもちろん、アメリカの企業とかで、なおかつ Linux を使っている会社であっても、Linux担当以外の部署になると突如としてパッチ公開に対する障壁が高くなる のはよくあることです。

      一部の有名人になると、会社からの追跡をかわすためにわざわざ正体不明になるように別アドレスを作ってパッチを公開し、採用されるのを待ってアドレスを消す… なんて事もやっていますね。

      ・Intel 5.3% に対して AMD 0.5%。Linuxはインテルマシンで動かした方が良さそうですね。

      Intel には E1000シリーズと言う NIC があり、こいつのドライバーに対する貢献度は Intel が圧倒的に一番です。

      Intel の方が AMD よりもパワーを食っていた時代、Power Saving のためのスケジューリング周り…特にマルチコア・Hyper Thread などを考慮したコードを大量に突っ込んで、「ほら、言うほど差はないよ」と叫んでいた頃のコードもいます。

      というわけで、Linux をインテルマシンで動かすべきかどうかはここからは一概には言えなかったりします。

      --
      fjの教祖様
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        いまはVIAですよ。2.6.28以降(グラフィックまわり以外は)超絶安定するようになりました。
        中の人がドライバ投げまくってますし、bugアサインも積極的みたいです。

        Intelはどうも915とか965とかは起動しないのを無理矢理回避入れてたりとかいろいろありまして。(一時NICが壊れるドライバとかもあったなぁ)
        AMDも特に旧ATi系のチップセットはバージョンアップごとにRegressionの嵐。Solarisだとまともに動くので不思議です。

    • by Anonymous Coward

      >Intel 5.3% に対して AMD 0.5%。Linuxはインテルマシンで動かした方が良さそうですね。

      AMDは売り上げだけ見てもIntelの1/5程度の規模の企業だし、ここ数年厳しいリストラ
      を繰り返してる割にがんばってるほうでしょう。また、AMDは互換プロセッサのメーカーで
      Intelに比べると新しいアーキテクチャなどを提案することは少ない。よってパッチを投げる
      必要性も少ないという事情もある。

      AMDの過去最大のチャレンジはAMD64アーキテクチャの提案で、これはいろいろあったものの
      成功したほうでしょう。Linuxに対する貢献という意味で

    • by Anonymous Coward

      >Intel 5.3% に対して AMD 0.5%。Linuxはインテルマシンで動かした方が良さそうですね。

      まあ Intel CPU は元々得手不得手が大きいCPUで、自分専用のコンパイラで速度稼いでるフシがあるからね。

  • by Anonymous Coward on 2009年08月22日 17時42分 (#1627270)

    このコメント [srad.jp]を越えるおもおかコメントを私はまだ見ていない……

  • by Anonymous Coward on 2009年08月22日 19時45分 (#1627313)

    ご参考
    富士通がリリース毎の貢献率を定期的に集計して、公開しています。
    (こういうのは定期的にアップデートしてLKMLにアナウンスしないと、所属企業の自己申告がこない)

    昔と最近の貢献率の変化とかを知りたい人はどうぞ。

    http://www.remword.com/kps_result/ [remword.com]

  • by Anonymous Coward on 2009年08月22日 17時38分 (#1627269)
    給料をもらって開発している人たちの比率が高くなるほどこういう問題 [srad.jp]の影響を受けにくくなるってことでしょ?
    • by Anonymous Coward on 2009年08月22日 18時23分 (#1627284)

      彼は元RedHat所属、現Intel所属なので、逆に企業開発者でもこうなるという例かと。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        いや開発者の属性を言っているんじゃないと思いますよ。Linuxに携わることが職業となったら、ああいうことは減るでしょう、ということじゃないですか。
    • by Anonymous Coward
      少なくともビジネス感覚ってものをある程度は期待できるからね。
      現実的な対応という匙加減抜きで自分だけ良ければいいという我侭の比率は少なくなるだろう。
      チーム開発にはスタンドプレイは邪魔だ。(意見を通したければきちんと筋を通せ。我侭じゃなく)
  • by Anonymous Coward on 2009年08月22日 18時24分 (#1627287)

    この数字は
    ・企業勤めの人の技術屋が業務としてやっている。
    ・企業勤めの人の技術屋が非業務としてプライベートでやっている。
    どっちの数字なわけ?
    この文書だとどっちにもとれる気がする。

    • by Anonymous Coward

      報告書読みました? ちゃんと明記してありますよ。

      > ・企業勤めの人の技術屋が業務としてやっている。

      こっちです。

      • と、報告書には書いてあるけど、しょせんメールアドレスで集計しているだけなので、いくつも例外があるのであった。
        ぶっちゃけ、土日だけ違うメアドになるのって、お互いにやりにくいので会社アドレスで趣味パッチも対応するか、
        常に会社アドレスを使わないかの二択になりがち。
        んで、あの集計は、フリーメール系に関しては、その時の在籍企業を別ルート(主に自己申告)で集計して、パッチ内容を考えずに
        その企業に全部足してしまっているので実情としては業務かどうかはまったく分からない値である。

        まあ、普通の人は平日の方が休日よりも多いはずなので、業務パッチの方が多くなり誤差は大きくないはずなんですが、
        これも例外がいっぱいあって・・・・

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          ~@yahoo.co.jp
          を使っていたら、ヤフージャパンの貢献になってたりして(笑)

  • by Anonymous Coward on 2009年08月23日 1時18分 (#1627410)
    マイクロソフトが入っていたりすると、賛否両論になったりしていろいろと楽しいんですけどねぇ。

    # 独立系コンサルタントとかだと、隠れ蓑になるな
    • マイクロソフトは、自社名を冠したディストリビューション [mslinux.org]を
      発表している、有力なlinuxベンダーの1社ですよ。
      立場上、大っぴらにしないだけで、linuxコミュニティに対して、
      少なからぬ貢献があるはずですすす

      // オープンソース界隈でぶいぶい言わせていた人がmsに入社していた、
      // という事例も割とあるようなので、間接的な影響ならば意外とあるかも?

      //// リンク先のサイトがまだあった、という驚きと喜びを表現したいだけなのでid

      親コメント
typodupeerror

私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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