by
Anonymous Coward
on 2006年12月03日 5時06分
(#1068844)
Google API のユーザーは、 Google のライセンスに同意した時点で gaia を使うことは違反になるだろうけど、gaia の開発自体は何のライセンスにも違反しません。ソフトウェアの開発は自由でしょ? Google が「当然のごとく」プロジェクト中止を要請できる立場にはないはずです。 だからこそ最初から強硬策には出ずに「困るからやめて」的な要請をしたわけで、今回は gaia の開発者も「温情で」やめてあげたということかと。 この決定に納得しない人もいるだろうし、 fork プロジェクトが出てくるかもね。
私だったら「そういうソフトを配布されると、Google Earth の画像を提供してくれている衛星画像会社との契約を維持できなくなるので困るんだ」と言われたら、開発の方向性を変えるのは仕方ないよなぁと思うな。
そのまま開発して配布した結果、実行するユーザが現れて Google が「Earthを続けられなくなりました」って事になるのは嫌だし。だって、Google Earthのクライアントを作るくらいなのだから、作る私は Google Earthの良さを理解していたり、Google Earthが好きなのだろうし、そこで「まさか実行するユーザがいるとは」なんて馬鹿げた言い訳を私はしたくないし。
開放されていないAPIはお勉強してはいけません。 (スコア:3, 興味深い)
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/11/27/340.html [mycom.co.jp]
一応補足。ライセンスの問題です(Re:開放されていないAPIはお勉強してはいけません。 (スコア:5, 参考になる)
「開放されていないAPIはお勉強してはいけません。」という タイトルは半分ジョークだと判るのだけど気付かずに勘違いする人が 居るとアレなんで。
オープンソース版 Google Earth(というか Google Earthのデータを 利用するオープンソースなクライアント "gaia")の開発中止を要請した理由は Impress INTERNET Watct の記事 [impress.co.jp]によると
Impress INTERNET Watct の記事 [impress.co.jp]によると gaiaプロジェクト側も理解を示し
結局のところ、ライセンスに反する行為だった点が問題だったわけです。 オープンソースの精神に賛同する人ならばライセンスこと重要視すべきモノなのだから、こじれず平和的にまとまったのは自然なことでもあるし、喜ばしいことかと思います。
Re:一応補足。ライセンスの問題です(Re:開放されていないAPIはお勉強してはいけません。 (スコア:2, 興味深い)
だからこそ最初から強硬策には出ずに「困るからやめて」的な要請をしたわけで、今回は gaia の開発者も「温情で」やめてあげたということかと。
この決定に納得しない人もいるだろうし、 fork プロジェクトが出てくるかもね。
ソフトを実行するユーザの行為にまで開発者は責任を負うのか? (スコア:2, 興味深い)
突き詰めれば「ソフトを実行するユーザの行為にまで開発者は責任を負うのか?」って話しになりかねないけど。
私だったら「そういうソフトを配布されると、Google Earth の画像を提供してくれている衛星画像会社との契約を維持できなくなるので困るんだ」と言われたら、開発の方向性を変えるのは仕方ないよなぁと思うな。 そのまま開発して配布した結果、実行するユーザが現れて Google が「Earthを続けられなくなりました」って事になるのは嫌だし。だって、Google Earthのクライアントを作るくらいなのだから、作る私は Google Earthの良さを理解していたり、Google Earthが好きなのだろうし、そこで「まさか実行するユーザがいるとは」なんて馬鹿げた言い訳を私はしたくないし。
それに「君はテストのために実行しないの?」って聞かれたときの上手い言い訳を思いつきませんw
Re:一応補足。ライセンスの問題です(Re:開放されていないAPIはお勉強してはいけません。 (スコア:0)
全員は拾わなかったみたいだけどね。
Re:一応補足。ライセンスの問題です(Re:開放されていないAPIはお勉強してはいけません。 (スコア:1, すばらしい洞察)
ちょっと微妙だけど、
「オープンソース」ならぬ
「フリーソフトウェア」についての話として捉えると、
ライセンスは「手段」でしかありません。
FREEという目的を果たすためのね。
Informantion wants to be freeという目的のね。
ちなみにGPLだって道具でしかありません。
FREEの精神に照らしてヤリタイことのうち、
法的にヤレル(他人に強制!できる)範囲の事柄だけが書いてあります。
ほんとはもっとヤリタイけど合法にヤレル範囲を超えてしまう。
それ以上の事柄は、ぶっちゃけ言えば人々に「おねがい」するしかない。
それがたとえばStallmanのスピーチと言うかたちで我々の前に現れるわけ。
閑話休題。だからFREE精神な人の目の前に、
どんなかたちにせよ非FREEな(独占的な)ライセンスが
横たわっていれば、その人は顔をしかめるし、苦言を呈するし、
もしかして覆す余地が無いだろうか?と考えるわけですよ。
(今回その余地があるかどうかは怪しいが)
で、一方で、
オープンソースの精神とやらにおいては、
どんなライセンスであれとにかくライセンスを遵守
してさえすれば満足、なのでしょうか?
いや、オープンソースかどうかはこの際どうでもいいのですが。
…そういうのは「精神」ではないと思うのですが。
自分(たとえばFREEの人)の意に染まないライセンスであっても
それがライセンスである以上守らないとならないのは、
理想(=精神)ではなく、単なる現実でしょう。
守りたくて守るわけじゃなく、
手が後ろに回されたくなければ守らないとならないだけ。
Re:一応補足。ライセンスの問題です(Re:開放されていないAPIはお勉強してはいけません。 (スコア:0)
Informationのどこまで含めるのよ?個人情報もFREEにするか?
まあ掛け声に過ぎないから「平和」「平等」みたいに勝手に叫んでりゃ
良いんだけど、現実との有効な接点も考えようや。
世界は個人個人の妄想を中心に回ってないんで。