柏崎刈羽原発で地震計のデータが上書きされていた 92
ストーリー by GetSet
今日やるべき事を明日に回さないよう 部門より
今日やるべき事を明日に回さないよう 部門より
papa-pahoo 曰く、
朝日新聞の記事によると、東京電力は、新潟県・柏崎刈羽原子力発電所に97台ある地震計の記録のうち、63台分の本震の波形データの一部が消えていたと発表した(東京電力によるプレスリリース)。
地震が起こった16日、東京のサーバにデータを送るための電話回線が繋がらない一方で、余震が多発したことで記憶装置が満杯になった。このため、初めに記録された本震データの上に、後で起きた余震のデータが上書きされてしまったという。今年3月の能登半島地震の際、北陸電力志賀原発でも同じ理由でデータが失われていた。そこで東電は、今年度から来年度にかけて新しい装置を設置する予定だったが、その前に地震が起きてしまった。
東電は、既設地震計による地震記録のうち最大加速度値は消失していないことなどから、今回の事故に対して「十分な検討ができる」としている。
ICカード(48M) (スコア:4, 興味深い)
http://www.rikuden.co.jp/press/attach/07032702.pdf [rikuden.co.jp]
Re:ICカード(48M) (スコア:1, すばらしい洞察)
もっとも柏崎原発で100枚あまり、東電の原発が何カ所あるか知らないけれど、
書類やら何やらの手続き踏まなきゃほいほい買えるもんでもないでしょ。
交換作業だって私物のパームトップじゃあるまいし、何と何をいつ誰がどう交換したの
その手順はどうだったの、詳細な記録くらいつけなきゃいけないのが当然なんだし。
数ヵ月でサクっと全とっかえできない、その程度の安全意識というのはまさしくそのとおりだけど。
Re:ICカード(48M) (スコア:1)
>交換作業だって私物のパームトップじゃあるまいし、何と何をいつ誰がどう交換したの
>その手順はどうだったの、詳細な記録くらいつけなきゃいけないのが当然なんだし。
>数ヵ月でサクっと全とっかえできない、その程度の安全意識というのはまさしくそのとおりだけど。
「ICメモリーカード」って具体的には何だったんだろう?
48MBって......PCカード?
電力会社だから民間だよな。お役所と勘違いしているのでは?
交換記録は付けなければならないだろうけど、そんなの作業日報や機器のメンテ記録に「地震記録計○番型式何がしのPCカードを交換(48MB->2GB)」とか書くだけじゃないの?
ある保守部品が廃盤で無く新機種が出ていれば、まずはそれにさっさと交換動くかテストすれば良いのでは?
地震記録計自体壊れる事だってあるよね。保守用の予備があるのでは?
と言うか、対応するのは機器メーカーだろ?
今だとアダプター通して最近のカードを使う形になるだろうけど、カードもアダプターも数千円だよな。
一例 http://www.ioplaza.jp/shop/category/category.aspx?category=1MC0SD10 [ioplaza.jp] http://www.ioplaza.jp/shop/goods/goods.aspx?goods=10-PC5IN1ADPL-001 [ioplaza.jp]
手続きの問題ではなく、プログラムが空き残量を調べて上書きするタイプではなく、カードが48MBと決め付けて記録するタイプだからプログラムの書き換えが必要で、機器メーカーに対応して貰わなければならなかったとか、そう言った話の様な気がするけど......
それでも俺には危機意識の欠如にしか見えない。対応に時間が掛かり過ぎている。
「対応出来ていない原発は、対応出来るまで全部停止」と通達すれば、2週間も掛からないで対応出来るんじゃないの?
火事の消火では、4本のホースの内、2本は水が出ないし、2本は1mしか水が飛ばなかったんだよな。配管の故障なのかは知らんがショボイ。消防車も無い。
「消防車用意出来なくても原発動かしても良いですよ」みたいな発想で、地震計のデータが飛ぼうが安全性には関係無いみたいな、安全神話を前提とした危機意識の欠如の問題だろ?
Re:ICカード(48M) (スコア:1, すばらしい洞察)
PCカードって勝手に決めつけたあげく、一般民生品持ち出して動作保証とかそういうの無視してすげ替えればいいとか勝手な事いうなよ:p
Re:ICカード(48M) (スコア:1)
# 最近の国産衛星のバス関連の問題って、この手の原因臭い気がしている。でなければ、熱設計が甘かったか。
そういうあたりで、MIL規格相当品を使っている可能性は低くは無いでしょうけど(環境が環境だし…放射線による障害云々は冗長性でカバーするしかないけど、温度とか湿度が…)、それ以前に
>手続きの問題ではなく、プログラムが空き残量を調べて上書きするタイプではなく、
>カードが48MBと決め付けて記録するタイプだからプログラムの書き換えが必要で、
>機器メーカーに対応して貰わなければならなかったとか、そう言った話の様な気がするけど......
>それでも俺には危機意識の欠如にしか見えない。対応に時間が掛かり過ぎている。
>「対応出来ていない原発は、対応出来るまで全部停止」と通達すれば、2週間も掛からないで対応出来るんじゃないの?
実際には、もとコメントのこの辺りが原因なんではないかという気がします。
一般市場向けメモリカード(と言うかNANDフラッシュとか)の容量がGBクラスまで上がったのはここ数年ですし、昔やった純粋な民生品の仕事なんかでは、仕様段階からブートローダが読むためのプログラムコードを読むためのICカードの容量が決め打ちで設計されていた場合が結構ありましたからねぇ…実際、設計した当時はGBクラスはおろか、256MBのカードですら本当に商品になるかあやしい時代だったですからね。
更に、サポートの関係から、カードのメーカも一社か多くて数社程度の、特定の品番の物に指定したりとかでしたから。
この地震計の設計当時は、48MBと言う物自体がかなりハイエンドだったんじゃないかと思いますよ。
容量からして(32MBとか64MBでないあたりとか)、果たして汎用品なのかな?単純に追記可能ROMをカード化しただけの独自規格の代物なんじゃないか。とか思いますけど。
ただ、それでも問題点はかなりあって、なぜ、上書きするような仕様のソフトで受け入れ検査通したの?とか、実際に地震が起きたときにどのくらいの時間でどのくらいのデータを喰うかは予想できていたはずなのに、記憶装置の増設とかの対策を要求しなかったの?とか色々考えられるわけで。
正直数週間では無理でも、(カードのアドレスバスが固定bit数のパラレルで独立した物だったらソフトの改修だけでなく本体ハードウェアの改修も必要になるのでもう少し時間がかかるでしょうけど)一年ちょっとあれば全機対策を打てるだろう。とか思うのですが。
Re:ICカード(48M) (スコア:1)
「この手の機械」って.....単なる地震計でしょ?
使うところも宇宙空間みたいな「どうやって冷却するのよ?」と考える必要があるところでもないしさ。
壊れたらさくっと地震計ごと交換するだけでは?
地震計ではないが、昔、産業機器のメーカーに勤めていて、さくっと何度も交換した事はあるけど。
成層圏プラットフォームだっけ?飛行船とかを飛ばして無線の基地局にする奴。
あれとかって、壊れたら「戻って来い」って指令出して、工場に戻して修理すれば良いみたいな発想でしょ?
飛んでいる環境も灼熱地獄とかじゃ無いし。
例えば、PCのCPUだと、内部100度くらい、外部70度くらいを超えたらアウトだよな。PCケース内の温度って38度までだっけ?仕様は。
宇宙って日が当たると、日が当たった面は200度くらいになるのでは?全チップをヒートパイプとかで冷却しても、その熱を何処に逃がすかでしょ?空気も水も無いから他に放熱するのも簡単じゃ無いから。
>ただ、それでも問題点はかなりあって、なぜ、上書きするような仕様のソフトで受け入れ検査通したの?とか、実際に地震が起きたときにどのくらいの時間でどのくらいのデータを喰うかは予想できていたはずなのに、記憶装置の増設とかの対策を要求しなかったの?とか色々考えられるわけで。
本震と余震のデータ保存の話では、余震があまりにも多く本震データが来たたら元も子もないから記憶装置の増設とかの話は解らなくもないし、本震データを残した方が良いから上書き禁止の発想も解るけど、そこが根本原因じゃ無い様な気がする。
タレコミにあるリンクの
>データ消失の原因は、既設地震計における地震観測記録データの伝送方式として、
>発電所内の観測装置から通信回線を経由して東京のサーバに転送することとなって
>いますが、今回の地震では短時間に多くの余震が連続して発生したこと、地震時の
>通信回線が輻輳したため転送するのに時間がかかっていたことにより、観測装置内
>に記録・保存されていた本震の記録等を転送する前に、新たな余震記録により本震
>記録が上書きされたためです。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/07071901-j.html [tepco.co.jp]
とあり、地震計からデータを抜き取って、それを電話回線を使って東京のサーバに転送するシステムだが、地震で繋がらない状況(輻輳)になりデータを送れずキャッシュが溢れたんだよな。
「発電所内の観測装置から通信回線を経由して東京のサーバに転送することとなっていますが」って、地震計データのネットワーク構成としては変過ぎなんじゃ?
本震発生から数時間たてば電話回線の輻輳はやむ。しかし、大きな余震が連続していたから輻輳はやまない。で、東京のサーバーまで電話が繋がらずデータが送れないみたいな感じの様な気がする。
電話回線が不通になる事だってあるよな。
あと、48MBって、64MBのカードでOSやアプリが残りを使っているのでは?
地震のシステムでHDDを使う訳には行かないし。
導入当初はそれが市販品の最大で、それだけあれば足りるだろうって発想だったのでは?
2枚突っ込むほどの事は無いと。
>本事象については、平成19年能登半島地震における北陸電力株式会社志賀原子力
>発電所において同様の事象が確認されていたことから、当社としては、地震観測装
>置の更新を順次進めており、柏崎刈羽原子力発電所については、1号機の観測装置
>を今年度、5,6号機の観測装置を来年度に設備更新を行う計画としておりました。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/07071901-j.html [tepco.co.jp]
って話も、これ、見方によれば設備更新時期まで更新しないでそのまま使う。「地震計データの消失なんて大した問題じゃ無いんだよ」と考えている様な気がする。
重要と考えていれば、「5、6も今年度やれよ」と思うのが自然だし、もっと重要と考えれば年度単位じゃないよな。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu07_j/images/070719c.pdf [tepco.co.jp] を見ても、抜本的に変更した新システムに変更するから、そのシステムを作って貰って変更するまで応急対応なんてする必要なしって考えに見えるけど。
あと、この図でははっきりと「電話回線」って書いてあるな。
と言うか、新システムって80時間連続で記録出来るけど、今度は電話回線はオプションなのか?
念のため東京にもデータを送るようにしとくべきなんじゃ?
SDカードとかに記録し「余震が終わるまで溜めれますよ」って思ってたら、マニュアルには「3日以内にカードを交換しろ」って書いてあったのに遅れて取りに行って......みたいなことにならなきゃ良いけど。
震度7の原発直下型地震で原発に大きなダメージが出た場合、電話で勝手に東京に送れるのならば送った方が良い様な気がするけどな。
Re:ICカード(48M) (スコア:1)
>止まってしまう仕様にするよりは過去データから上書いて
>動作し続ける事の方が望ましく思える。
>他に方法ある?
方法論自体、基本的にはケース・バイ・ケースだとは思いますが、この使用条件や目的の機械としてはいい仕様ではなかったですね。
記録領域が生き残ってるところまで前からの経過を含めて記録されていることの方が、データカートリッジを入れ替える直前まで記録されているよりも優先されると思うのですが。
どういうデータ化の仕方してるのか知りませんけど、こういうCriticalな時を考えた冗長性なり特例シーケンスを持たせていないという所でアウトではあるし、
地震直後の混乱とか考えると、地震直後にデータカートリッジを取れない場合も十分ありえる訳で、「自動的に」(又は「強制的に」)上書きしてしまう仕様が適切かどうかと考えると決して適切ではないし(とはいえ、その前の世代のテレメータは紙テープ、良くて磁気テープへの記録だったでしょうから、うっかり交換しなくても記録が続く事などといったランダムアクセス可能な大容量媒体に関するメリットの方しか仕様ギメの時には見えなかったのかもしれませんが)、
その辺のデメリットが仕様ギメの段階で問題にされなかった事自体を今後の教訓にしてもらわないとまずいと思うんですけどね(;´Д`)
Re:ICカード(48M) (スコア:2, 参考になる)
Re:ICカード(48M) (スコア:1)
Re:ICカード(48M) (スコア:2, 興味深い)
単純に悪いとも言いがたいですよ。
実際、軍需なんかだと、欧米の方では80年代末くらいからコストダウンのために汎用プラットフォームからいろいろな車種を作るとか言う動きが盛んで、
日本でも民間用の自動車なんかではそういう形での「共通化」が普通になっていますけど、一車種でリコールが起きたときに、同一シリーズの全車両を点検するために数か月間稼働できない状況にハマったり、全車種のリコール対応で莫大な損失を出したり。と言う事が頻発してしまったりもしている訳で、「どの程度まで共通化するか」と言うのは、実際はかなりややこしい所です。
>常時監視という話で言うと日本のCMOSセンサは優れているはずなのに廉売防犯カメラの画質は低ランクってやつに
>近いのかな。
単純に、製造コストを安く上げるために数世代前の、海外メーカに生産主力が移っている安物の半導体画像センサ使っているとか、圧縮伝送するあたりで画質が著しく落ちるチップ使ってるとかという辺りではないでしょうかね?
>いちいち専用チップや低電力の「マイコン」に拘らなければ汎用PCベースなら記憶領域が
>数TB簡単に確保できるのに専用ハードに固執する傾向・・・汎用でいいものは割り切って欲しいね
>汎用ベースなら簡単に冗長にできるだろうし
実際、クリティカルな所を担当するけど数のでない部品だとASIC起こすとか普通ですが、それはさておき、この場合は汎用PCと言うよりはVMEバスなどのミッションクリティカルな目的のバス規格のボードの組み合わせで行くのが妥当かどうかと言う話になると思うのですが、主記憶とか処理コンピュータをVMEバスに載せるのはいいとして、外部記憶(この機械の場合にはICカードだった訳ですが)をどう扱うかというのはかなり難しいものがあると思いますよ。
流石にHDDを入れる訳には行かないだろうし(入れれるとしても数百MBの高信頼性かつ振動に耐える代物くらいしかないかも…設計当時にそういう物があればですけど、かなり高価なお買い物になったでしょうね)、シリコンディスクを複数枚用意するならば、汎用バスに拘る必要もなく、スロット複数つければ済むだけだし。
実際、この手の機械の場合には、コスト的な物も含めて、カスタムのボードで作ってしまった方が購入コストだけでなくメンテナンスにかかるコストとか大きさとか停電時の対策とかも含めて優位な場合が結構ありますので。
どちらかというと将来的な拡張を見越した仕様を要求仕様に対して提示できなかったメーカ側の問題というか、メーカから提示されたとしてもそれを適当に済ませてしまった顧客(国か特殊法人か電力会社かはわかりませんが)とメーカの取引関係の問題の方が大きな問題では無いかと思いますよ。
ほほぅ (スコア:3, すばらしい洞察)
じゃあ新しい装置なんて要らないじゃん
なんで設置を予定してたんだ?
適当なこと言ってんじゃねぇや
Re:ほほぅ (スコア:3, すばらしい洞察)
大本営発表? (スコア:0)
朝日新聞の記事には「これまでのところ、今回観測された中で最大の680ガルを超す揺れがあったとは考えられないという」とあるけど、今回の報道を見ると「これまでのところ」とか「考えられない」ってのがすごくアヤシイんだけど。
Re:大本営発表? (スコア:1)
震度計なんかも内部には地震計が入っているんですが,廉価なものは震度を計算するだけで波形記録を保存しません。 多くの自治体は震度が知りたいだけで波形記録には興味がないので,廉価なものが好まれています。 最低限の役には立つけど,最低限の役にしか立ちません。 東電の言っていることもそういうことなんでしょう。
Re:ほほぅ (スコア:1)
「全てのデータは取れなかったけど解析するのに必要な量は取れた」って事でしょ。
ってかそもそも、未知のことを解析しようって時に必要十分なデータの種類なんて簡単には決めようが無い。
新しい知見を得る為に出来る限りたくさんのデータを集めたいけど、予算の都合上無制限には集められない。
だから集めるデータの種類は結局制限しざるを得ないわけ。
新しい装置は技術の進歩とかでより有用そうなデータを集められるだろうけど、古い装置が集めるデータ
だって別に有用じゃないって訳じゃない。
「新しい装置を入れてるって事は古い装置が集めたデータはまったくの無意味」なんてのは、100点取らなきゃ
0点も99点も同じって主張に近いかと。
Re:ほほぅ (スコア:3, 参考になる)
地震計(の記録方式?)には2種類あって、
(1)地震が起きたときだけ記録(通信)、と、
(2)地震の有無に関わらず常時記録(通信)、で、
気象庁の地震計が(2)になったのは最近らしいです。
地震のデータは膨大で、昔のバックボーンや、ディスク容量だと、
常時記録は到底不可能だったようです。
(1)のタイプだと、震度の大きかった場所はデータ量が増えるから、
送信に時間が掛かるか、記録媒体がパンクしたりするでしょうね。
勝手な想像ですが、柏崎は(2)のタイプだったんじゃないでしょうか?
# 思い出してみると、昔は、大地震の震源近くはデータ転送失敗とかで速報なくて、
# 現場にデータを取りに行って、初めて震度情報が出てくることありましたよね。
# 紙テープ最強って言ってたから、デジタル/アナログ両方記録してるのかも。
# 紙テープは数値化しないとシミュレーションできなくて大変らしいですが。
Re:ほほぅ (スコア:2, 参考になる)
(2)を採用するのは地震の破壊過程などを解析することを目的とした地震計(長周期地震計とか広帯域地震計とか)や微小地震観網で,狭い範囲に多数設置しても意味がありません。 100〜200Hzくらいで収録されることが多いです。
(1)を採用するのは強い揺れを収録することも目的とした地震計(強震計)で,500〜1000Hzくらいで収録されることが多いです。 数年前の状況では,記録メディアの容量の制限と,高サンプリングで収録しながらだとメディアに記録できないという制限があって,連続観測は不可能でしたが,最近の事情は知りません。
Re:ほほぅ (スコア:1, 興味深い)
データロガーの難しいところだよね (スコア:2, 興味深い)
常時稼働させてるんだけど、そうちょくちょくデータが必要となるわけじゃない。
一度設置したら数年~数十年レベルでの連続稼働を要求される(自分が知る中では三十年というのがあった)。
従って安定供給されるモノしか使っちゃ駄目。物理的な稼動部は無いことが望ましい。
アナログ的な解析を行いたいからデータのサンプリングレートはかなり高速≒データ量が半端ない。
常に高速モードだと「あっ」という間に食い潰しちゃうので工夫が必要。
「非常時」なので普段使えるモノが満足に使えない場合がある(電気ですら)。
…という感じの話でハード屋さんチームと二人三脚でやったっけなぁ。
プログラム的にはマルチタスキングモニタ書く位で全然たいしたことないんだこれが。
紙テープ (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:紙テープ (スコア:2, すばらしい洞察)
しかし地震計のロガーが3,4日もデータ持たないってのは、本当に地震のデータ記録、解析させてる意味無いと思うが…
#奇数穿孔の紙テープなら読めるのでID
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
Re:紙テープ (スコア:1)
大抵の計測器は電子化・ネットワーク化されているけど、その経路でトラブルが起きた時でも出来るだけ生のデータを見れるように。
先生、テープが足りません (スコア:0)
Re:紙テープ (スコア:0)
きっとインクのほうが先になくなるんだろうなあ。
安全対策に関して日本の技術の最高峰と思っていた原子力だけど、
バケツでウラン事件以来、日本の最高峰なんてそんなもんだと
思うようになってしまいました。
他国をけなす前にもっと危機感を持ったほうがいいんじゃないかと思う。
Re:紙テープ (スコア:4, 興味深い)
それは買いかぶりというものです。日本の技術はいいといっても、得手不得手があれば、
原子力は不得手に分類されると思ってます。
とりあえずこういう記事もあるということで。
(7/18)日本の原発、信頼性に懸念・海外メディアが批判、中越沖地震 [nikkei.co.jp]
国内の「原発反対派」が外国メディア工作に成功したんでしょうか?まさかね。
Re:紙テープ (スコア:1, 興味深い)
> 原子力は不得手に分類されると思ってます。
バケツでウランは手抜きとか安全意識欠如によるものであって、
技術だとか得手不得手とか以前の問題だと思います。
不得手だなんて言葉は、まじめに取り組んだ結果、それでもだめだった
場合にのみ言ってもいい言葉です。いいかげんにやった結果、
事故を起こして、不得手だなんて言われてもふざけるなって
ことになりますよ。(ただ、原子力の場合には、まじめに取り組んで
それでだめだったとしても、それでも許されないという厳しさが
必要だと思いますが。研究途上ならともかく)。
ただ一方で、技術的には十分防げたはずの事故が手抜きとか
安全意識欠如のせいで起こっている例が最近増えてるような気がしていて、
そうすると、安全意識の維持というところまで含めたトータルでの
技術としては、日本の技術は下落傾向にあるのではと危惧しています。
Re:紙テープ (スコア:1, 興味深い)
力が入るのも無理はないでしょ。
原油価格が上昇傾向の今、大事なカモに逃げられてはたまりませんから。
日本の指導層の情けなさ、下層の実行能力低下傾向にだったら同意ですがね。
Re:紙テープ (スコア:0)
それで身体に覚え込ませるのが、教育ってもんだ!(ww
本番で使えないシステムに意味あるの? (スコア:1, すばらしい洞察)
電話不通時に備えてローカルにストアサーバを設置していない理由がはっきり判りません。
新たな装置を設置するより、最大化速度値を記録した前後の地震情報を上書きしないように仕様変更を行うことが先決ではないでしょうか。
もっとも必要とされている時に放射能漏洩監視システムWebがダウンした件といい、平時の運用「だけ」上手くいっても仕方が無いでしょうに。
#これで設置者の意図どおりに動作したというなら……ね。;-P
Re:本番で使えないシステムに意味あるの? (スコア:1)
というような流れだったりして。
しかし、WORMメディア [e-words.jp]に書き込むようにすればいいだけなのにね。現行システムは、いつ作ったんだろう?
Re:本番で使えないシステムに意味あるの? (スコア:1)
そこに金をかけるくらいなら,もっとたくさん設置しておきたい場所があるのではないでしょうか。 強震計とか震度計とかは,そういうポリシーで設置することが多いです。
> 新たな装置を設置するより、最大化速度値を記録した前後の地震情報を上書きしないように仕様変更を行うことが先決ではないでしょうか。
汎用の地震計測用ロガーでそういう仕様のものはないと思いますが,製品化されれば売れると思いますよ。
Re:本番で使えないシステムに意味あるの? (スコア:0)
そこで「休日でしたのでモゴモゴ・・・」という言い訳登場ですよ。
対策しろ対策しろというけれど (スコア:1, 興味深い)
規制が増えすぎたおかげで余計な事務仕事が増えて原発の運転員とかはマトモに仕事できなくなってるんですよ……
Re:対策しろ対策しろというけれど (スコア:1)
もっともこの話を敷衍していけば、人員が足りない→人員を増やす→人件費増大→電力価格上昇、と安全に対するコストを電力利用者が払う気があるか?というところにも繋がると思いますが。
コストを度外視してとにかくゼロリスクを求める声が多すぎるんじゃないですかね。
原発のリスクとコスト/Re:対策しろ対策しろというけれど (スコア:2, 興味深い)
>安全に対するコストを電力利用者が払う気があるか?というところにも繋がると思いますが。
>コストを度外視してとにかくゼロリスクを求める声が多すぎるんじゃないですかね。
そもそも原発システムそのものがある種のコストとリスクを度外視して構築されているわけで、
そこでなおリスクをディスカウントしろというのは承服しかねる。
個人的には、家庭用電力料金が何割か上がっても原発を使用しない方がありがたい。
Re:原発のリスクとコスト/Re:対策しろ対策しろというけれど (スコア:2, 興味深い)
そう言う人はなるべく太陽電池や風力みたいな再生可能エネルギーにシフトして、今の電力会社の売る電力をなるべく買わない、足りなくなったら我慢すると言うようにした方が良いと思う。
原子力をやめてもその分化石燃料を燃やすと言うのはもはや今後はありえない選択肢だし、口で原発反対と言っても電力を使い放題に使っている限り、結局原子力はじわじわ増えると思うのだ。
Re:原発のリスクとコスト/Re:対策しろ対策しろというけれど (スコア:1, 興味深い)
実際原発への補助金は、電気代からではなく税金から出ているんだろ?
全てが電気代から出ているんでは無いので、そういう話は単なる妄言だよ。
でなきゃ、原発補助金も電気代に入れて納得する人間からのみ取れば良いだろうに。
ぶっちゃけ「うちは原発分は要らん。金返せ」って事だが。
Re:原発のリスクとコスト/Re:対策しろ対策しろというけれど (スコア:1)
何か勘違いしてるのかも知れないけど、原発立地への補助金は電力業者の売電収入にかかる目的税を財源としているよ。つまり電気代だ。経済産業省のホームページとかにちゃんと財源の説明があると思う。
話の本筋に関係ないけど、こう言う風にすぐに理性を失って暴言を吐いたり極論へ走ったりするのは良くないね。このトピックはもう流れ去ろうとしているのであまり悪影響はないと思うけど、こう言う理性を欠いた態度の1つ1つが理性的な脱原発運動へのFUDとなっていると言うことを自覚して欲しい。匿名子として脱原発への活動するならなおさらだよ。
Re:対策しろ対策しろというけれど (スコア:1)
さすがに社保庁に例えるのは可哀想すぎるだろ。日本の場合特有の放射能アレルギーがひどすぎて、何かあると必要性の議論を抜きにしてとにかく無意味な書類仕事が増えるんだよ。本当に「やらなければならない書類仕事」だったらちゃんと品質保証上の検討してからだね。
二度ある事は三度 (スコア:0)
・・柏崎刈羽原発はしばらく停止状態だから関係ないのかな。
あ、地震が来てさらに壊れたらどうなるんだ?
今の耐震強度って低下してるよね。
そもそも (スコア:0)
Re:てか、消したんじゃないの。 (スコア:1, すばらしい洞察)
作業者がいかつい服着て作業してるか被爆して病院へ担ぎ込まれてて、隠そうと思っても隠せないでしょ。
マスコミや原発反対派団体に情報公開してるし
ありもしない隠さなきゃいけない情報を見つけられる心配よりも、
#1193272のような根拠のない無責任な発言によってパニックが起きないようにいろいろ苦労してるなと思えます。
Re:てか、消したんじゃないの。 (スコア:1)
でもTBSラジオ「ストリーム」は、やってくれました。
これ聞いてみ。確信突いてるぞ。 [blogspot.com]
日本国民は、少しずつ真実を知ろうと動き出している。 [seesaa.net]
Re:てか、消したんじゃないの。 (スコア:0)
かなりヤバいことになっていれば、とっくにどこかが報じているだろ。
マスコミがガイガーカウンター持ち込んだりしてるわけだし。
個人レベルでやってる奴もいる。
疑うのは勝手だが、公にするなら相応の証拠を揃えてからにしろ。
お前の放言がデマとなって被災地に無用の不安をもたらしかねないんだぞ?
Re:てか、消したんじゃないの。 (スコア:0)
と思うのはごく自然
Re:「そんな昔のことは覚えちゃいない」 (スコア:2)
2.ホストへの送信が出来なくなるなんて想定外
3.地震が来るなんて想定外
4.こんなに問題視されるなんて想定外
といった所でしょうね
Re:「そんな昔のことは覚えちゃいない」 (スコア:1)
メディアが溢れる前に吸い上げることが前提になっているけれども,吸い上げができなかった場合のポリシーに問題があったということなんでしょう。
Re:「そんな昔のことは覚えちゃいない」 (スコア:1)
東京側は何回線有ったんだろう。
東電に限らず、原発銀座で地震があった時にも、
対応できるようなシステムだったんだろうか、
、
Re:ディスクフルを想定したプログラミング (スコア:1)
書き込む直前のftruncate()されたタイミングで読み込んでしまって、なにもなかったから0として扱われたんじゃ?
リネーム前に複数回読み込まれたら、正確なカウントができません。
素直にreadしてからwriteするまでの間をロックすればいいかと。
ついでにperlfaqから引用
Re:ディスクフルを想定したプログラミング (スコア:1)
読み書きモードでオープン→ロック→データ読み込み→truncateしてサイズ0に→データ書き込み
だと、ディスクフルの時にデータ書き込みができませんね。サイズを0にした時点であとは何もできなくなります。
(UNIX系だと、空き容量マイナスになりえるので、その場合、ファイルサイズの変わらないような既存のファイルの更新はできるけど、ファイルサイズ(必要セクタ数)を増やすことがまったく出来なくなる)
読み書きモードでオープン→ロック→データ読み込み→先頭にシーク→データ書き込み→現在位置までtruncate
なら大丈夫。
更新後のデータ書き込みで必要なセクタ数が増加するような場合は問題が起きますが、そんな桁数のカウンタはまず無いでしょう。
あ、カウンターだったらそもそもファイルサイズが減ることないからtruncateしなくてもいいのか?