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16450 story

Seagateからフラッシュメモリを併用するハイブリッドHDD 43

ストーリー by kazekiri
過渡期の産物? 部門より

tarbz2 曰く、

Seagate TechnologyがNAND型フラッシュメモリを非常に大きな容量のキャッシュとして利用し、通常のHDDとフラッシュのハイブリッドとも言えるノートPC用HDD量産を開始したとのことだ(japan.internet.comの記事Seagateのページ)。今回発表されたのは、ノートPC用HDDである「Momentus 5400.3」に、256MBのNAND型フラッシュメモリを搭載したもので、Vistaの機能を使えば、使用頻度が最も高いファイルをフラッシュ格納するということもできるようだ。フラッシュはHDDよりもエネルギー効率が高く、静かで高速であるという利点があるが、この利点を低コストで利用できるという面白い試みである。

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  • 寿命 (スコア:3, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2007年10月10日 20時17分 (#1231950)
    フラッシュメモリの寿命と、ドライブの機械的寿命と、どっちが早く来るんだろう。
    それから、256MBというのはいかにも少ないような気がする。
    • by kaguyaboshi (31023) on 2007年10月11日 9時36分 (#1232210) 日記
      フラッシュの方が先に死ぬと仮定して、フラッシュが死んだ際にその部分を(手動/自動問わず)切り離してHDDだけ使えるようになっているのか、HDD諸共お星さまになるのか、がちょっと気になりますね。
      親コメント
      • Re:寿命 (スコア:2, 参考になる)

        by Dumarest (25156) on 2007年10月11日 13時28分 (#1232340) 日記
        確かにそこは分離して欲しいですね…。
        HDD死んだときフラッシュだけ生きてても微妙な気がしますが、
        逆は使えないと悲しすぎますしw

        あとHDDと一体化した場合、デフラグ処理とかは自動的に回避されるんですかねぇ。
        SSDだと考慮されそうという記事があったんですが、今回は大丈夫なんでしょうか?

         
        [SSDへの期待と課題]から抜粋
         HDDと同じ感覚でデフラグなどのプログラムを定期的に実行すると、あっという間に書き換え可能回数の上限に達してしまう可能性がある。
         そこでMicrosoftでは、接続されているストレージデバイスがHDDかSSDであるかをIDで識別可能にし、SSDの場合はHDD用のデフラグプログラムを利用しないようにすることを考えている。ハードウェア的にも、1台のSSDにSLCとMLCを組み合わせ、ファイル管理領域のように頻繁に書き換えられる部分をSLCに割り当てる、DRAMキャッシュを併用することで書き込みを最適化する(ただし不揮発性など一部メリットを失う)など、さまざまな対策が検討されている。
        http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0521/hot487.htm [impress.co.jp]
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      この辺 [impress.co.jp]読めば分かるが、Superfetchは完全にOSの制御下にあるので、量の大小や寿命はOSの利用方法に依存する。

      --

      君が正しく、自分の意見は間違ってるとは断言できないが、君の意見も含めて間違ってるかもしれないとは常々思う by Tron
    • by Anonymous Coward
      せめて1Gは欲しいですね
    • by Anonymous Coward
      書き換えの頻繁なデータをフラッシュメモリに置くことになる可能性や、HDDの動作が断続的になる可能性を考えると、(従来の使用法と異なるから)寿命への影響は予測しにくいだろうね。
      #パフォーマンス向上が主目的と捉えた方が無難な気がする
  • by kicchy (4711) on 2007年10月10日 20時06分 (#1231942)
    Vistaの機能でよく使うファイル調べてをキャッシュするとありますが、
    そのファイルが、256MBを超えていた場合(もしくはそれに近いくらい大きくても)
    キャッシュの効率が落ちるんですかね?

    エミュレータの仮想ディスクファイルとかが、ヒットするとまずそうですね。
    やっぱり、キャッシュされるファイルサイズや種類とかに一定の制限があるんでしょうか・・・

    # キャッシュの効率を上げるためにアプリのディスクに
    # あまり使わない大きなデータは置かない、とか
    # そんなノウハウ出来そうですね・・・
    • by Anonymous Coward on 2007年10月10日 22時10分 (#1232024)
      そのファイルが、256MBを超えていた場合(もしくはそれに近いくらい大きくても)
      ページサイズ (4 KB) ごとに分けて頻度が高い部分のみをキャッシュするはずで、ファイル全体の大きさは関係ないんじゃないかと。
      親コメント
      • by kicchy (4711) on 2007年10月11日 10時33分 (#1232236)
        >ページサイズ (4 KB) ごとに分けて頻度が高い部分のみをキャッシュするはずで、ファイル全体の大きさは関係ないんじゃないかと。

        キャッシュは、ファイル単位じゃないんですね・・・
        タレコミに使用頻度の高いファイルをキャッシュって書かれてて思ったことだったんで。

        だとすればVistaの機能なんて必要なんでしょうか?
        MFUのキャッシュなら、HDDだけで済むような気がするんですが・・・

        と、思って他のコメント見てたらハイブリッドディスク用の
        ATAコマンドを利用して、キャッシュの制御をする、とありますね。
        つまり、VistaからはまさにReadyBoostのUSBメモリの代わりとして使うようなイメージなんですかね。

        # 単純なMFU/MRUよりは賢いロジックでキャッシュが出来るということかな?
        # でも、ReadyBoost用メモリだとするとサイズが小さいように・・・うーん・・
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年10月10日 20時07分 (#1231943)
    昔:CPU-DRAM-FDD
    今:CPU-L1-L2-L3-SDRAM-Flash-HDD

    Flashをどのバスにぶら下げるかはまだはっきりと決まってませんが
    HDDコントローラの下にぶら下げずにOSで排他処理する方向なのか。

    しかしTerabyteなHDDも4G以上のメインメモリも今や普通の世界
    でもソフトウェアから見ると386から後は大して変わってないんだよなぁ
  • by Anonymous Coward on 2007年10月10日 20時09分 (#1231945)
    で、値段はいくらなんだ、値段は。あと3.5インチへの応用予定はあんのかな。
    # 続報に期待

    起動時に必須なファイル(カーネルとかドライバとかスタートアップアプリなんか)も、readの速い別区画に置けたらもっといいのにな。
    # OSインストールやブートストラップが変態的なことになりそうだからムリかなぁ
  • by Anonymous Coward on 2007年10月10日 20時10分 (#1231946)
    OSがキャッシュをコントロールするのかドライブ自身がキャッシュをコントロールするのかの違いだけのような気もするが実際のところどちらが速いのでしょうね。

    感覚的に言うとreadyboostのほうがキャッシュを効率的に使えそうな気はするのですけど...
    • どちらが速いかと言う価値よりも、
      「HDDがやると、CPUやメモリやバスが別のことに使える」
      ってのが大事なのではないでしょうか?

      #inode よりも raw な部分はHDDに任せるべきだ委員会・委員長
      --
      fjの教祖様
      親コメント
    • USB Flash MemoryとHDDとでは接続しているバスの速度が圧倒的に違います。
      同じ容量、同じ速度のキャッシュを置くなら、HDDの方が早いはずなのです。
      親コメント
    • それよりも、HDD側のモーターの電力を積極的に落せるのでバッテリー駆動時間の伸びが期待できます。

      # 多少の書き込みならFlash側に入れて後で纏めて書き込みとか、予め必要になりそうな物を読み出して置いておくとか。
      • 代わりにHDDの寿命が縮みそうですね
        --
        =-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
        親コメント
        • どうせ元々ノート用は頻繁に電源を落すので、ON/OFFの頻度が減る分は、寿命は延びると思われます。

          #もちろん、HDDの物理的寿命のみの話であって、フラッシュ部分の方が寿命が短けりゃ全体的には縮む可能性もあるが、
          #所詮キャッシュだから、壊れたら無視して使うってのも使えるのでは?

          • >#所詮キャッシュだから、壊れたら無視して使うってのも使えるのでは?

             読み込みキャッシュならいつ壊れてもデータの損失はありませんが、書き込みキャッシュだとタイミングによってはデータ損失に。
            #故障の予想ができれば、壊れる前に使わなくするということはできるかも。
            親コメント
        • というか、リンク先には
          > Momentus 5400 PSD では、フラッシュメモリを用いない標準的な HDD に比べ、速度が20%向上するほか、消費電力は50%減り、寿命も30%長くなるという。
          と、しっかり数字をあげて書いてあるわけで
          • キャッシュ利用によってアクセス頻度を下げるのはHDD本体の寿命にとってプラスですが、
            キャッシュに任せられる状態を検知してモーターの頻繁なON/OFFを行う事は寿命にとってマイナスです。
            設計で考慮されていてもマイナスであることには変わりありません。
            必要時にONするといっても回転速度上昇待ちもあるので、あまりやりすぎると遅くなります。

            まあ多分そんなこと計算されていると思いますよ、角度とか。

            メモリから読み出せば速度は上がりますし、シーク作業が減れば消費電力も寿命も減ります。
            それでここまで向上されるかと言われると個人的見解ではそうは思えないので、
            緩めにモーター制御もしてるのかなぁとは思いますが。
            --
            =-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
            親コメント
    • どっちが早い?というかこれもReadyDriveという名前でvistaがサポートしてるんですが
    • アーキテクチャは違う(インテル版)のですが、VistaのReadyBoostとReadyDriveを使って 起動時間を計測した記事 [itmedia.co.jp]があります。

      HDD業界の関係者などからは、現在のWindows VistaにおけるReady Driveの機能はまだ最適化が進んでいないという指摘もあるので、

      とあるように、Vistaで本当に有益に使えるのかどうか。
      あと、

  • by Anonymous Coward on 2007年10月10日 20時36分 (#1231963)
    こういったハイブリッドHDDってPC側からみるとロジカルユニットが一つ増えて、HDDとSDDの二つのデバイスが見えるのでしょうか。
    それとも、HDDのキャッシュの割り当てがフラッシュメモリとして実装されるのでしょうか。

    記事を読むと、いつも疑問に思っています。

    # 技術資料は探しまわっていませんが(w
    • by Anonymous Coward

      区別は無い。てゆーか、合ったら逆に面倒だろ(デバイスドライバとかでHDD本体とフラッシュを同一のストレージとして扱うような仕組みを用意しなきゃいけないから)。

      RAID組んでる個々のディスクをアプリケーション側が意識する必要が無いのと同じ。

      • by Anonymous Coward
        フラッシュメモリ部分とHDD部分が別ドライブとして見えたら、それはそれでありがたい気がします。 OSなどを入れるドライブをフラッシュメモリのドライブに、スワップやデータ保存先など頻繁に書き換える先をHDDのドライブにしておくと、OSの動作はきびきびしていて、そしてフラッシュメモリの寿命も気にせず使えるという便利な状況にできると思います。
  • by Anonymous Coward on 2007年10月11日 9時07分 (#1232193)
    単一レベル記憶の事も思い出してあげてください。

    単一レベル記憶 (たんいつれべるきおく、SLS; Single-level store) は、一つのコンピュータが使っている記憶装置全てを、アプリケーションソフトウェアに対して主記憶装置と補助記憶装置の区別を意識させずに、ただ一つの巨大なアドレス空間で管理する仮想記憶のメモリ管理技術である。 入出力が非常に高速であるなどの特長がある。 単一レベル記憶は、Multics、IBM System/38 および System i (以前の AS/400、iSeries) などで採用されている。
    • by nox_dot (11614) on 2007年10月11日 12時42分 (#1232307) 日記
      Linuxのmmapってのも、これのたぐいですか?
      親コメント
      • mmap ってのは別にLinux特有の機能じゃないですが…それはさておき、
        UN*X系OSでのmmapとかWindowsのCreateFileMapping などはは、アプリケーション側が明示的に指示しないとファイルがメモリ空間上に現れませんが、
        「単一レベル記憶」な環境では、OSなどがmmap的な処理を裏で行ってくれますので、アプリケーション側が意識する必要がありません。
        その上で書かれたプログラムでは、「ファイルアクセス」のためのコードは、単なる「メモリアクセス」になります。

        アプリケーションから見ると、一見 mmap のみ提供されて file descriptor による通常のファイル入出力(read/write)はできなくなってる感じですが
        「単一レベル記憶」では、外部記憶装置のデータが全て主記憶空間上の個別のアドレスに配置されるのに対し、
        mmapなどは「mapしなおすと、同じアドレスを別のファイルを指すことがある(アドレス→データが一意じゃない)」あたりは単一レベル記憶的じゃないです。
        親コメント
    • OSASKもそうでないかい?
      # モノリシックカーネルの欠点の一つ「キャッシュ置き場が足りない」を解決する方法のひとつでもある。

      もっともこのトピックの場合不揮発であることが結構重要で、多数のモジュールをデマンドロード(=ディスク上ではアクセス順がバラバラ)するOSでは起動時にシークしなくなるだけで起動時間を大幅に短縮できる。というかメインメモリにキャッシュがあるんだからむしろそっちが主目的のように思える。起動時にバカみたいにシークしなくなるだけで消費電力が減り、HDDの寿命が延びる。ということなんだろう。

      「起動に必要なブロックをディスクの頭の方に集めておいて起動時に一気にキャッシュへ読み込み」でいいような気もするけどな。
      親コメント
    • 「単一レベル記憶」を引き合いにだして何を主張されたいのかが読めないのですが…「単一レベル記憶」ってのは(ハードウェアのサポートを前提にしているとはいえ)ソフトウェアであるOSなどの機能ですね。

      一方、今回のタレコミのような「DRAM(メインメモリ)へのアクセスに対し、SRAMによるキャッシュ(L1)がある」とか「HDDへのアクセスに対しFlashメモリによるキャッシュがある」というのはハードウェア的な高速化技術の話ですから、競合する話でもなんでもないです。

      むしろ、「高速な単一レベル記憶」を実現するための機能の一部を「Flash内蔵HDDが代行」している感じ。
      単一レベル記憶じゃなくても恩恵は受けますけど。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      十分なパフォーマンスを得るには猛烈にお金がかかるという特徴も・・・
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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