mhattaによる
2007年11月13日 20時30分の掲載
SX-9待ちか部門より。
SX-9待ちか部門より。
Anonymous Coward曰く、
Open Tech Pressの記事によれば、世界のスーパーコンピュータ番付であるTOP500の最新版が発表された。首位は米ローレンス・リバモア国立研究所にあるIBMのBlueGene/Lで、3年にわたって王座を守っている。日本勢は東京工業大学のTSUBAMEの16位が最高でベスト10にも食い込めず、またランクも前回の14位から低下するなど乗り遅れが鮮明になってきた。2004年6月までは世界一だったNEC製の地球シミュレータは30位に下がるなど、競争は激しい(ただし地球シミュレータは来年度には停止、リプレースを予定している)。なお、注目される動向として、インドTATA SONS社の計算機科学研究所にあるHP製スパコンが初のベスト10(4位)入りを果たした。
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世界第4位のスーパーコンピュータの詳細 13 コメント
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公称目標値の達成って珍しくない? (スコア:2, 興味深い)
当初計画よりもノード数が増えてたりするのかもしれませんが、この手のシステムでの公称値って理想的な局面での数値だったり、単なる努力目標(「そんなん誰が発注するねん」という非現実的な最大構成での値)だったりして結局達成できないことが多いように思うので、これってBlueGeneの素性の良さを示してるのかななんて思ったり。
もっとも、実アプリケーションではいろいろチューニングしないと性能が出ないそうですが。
本当の順位。 (スコア:2, 興味深い)
これらのほうが実際の能力は高いのではないだろうか。
順位をあげたり、維持したりするには、設備更新・置き換えが必要。
でも、研究としては設備より中身を作り込み調整していく事が大事。
設備更新・置き換えには資金と共に、それのための時間と労力を消費する。
つまり中身のための労力は減る。設備の安定稼動時間も減る。
金さえかければとりあえず上がる順位より、
順位ほっといて ”やってる中身” に力を注いでるほうが、
本当の研究力順位は高いのではないかと思う。
国内1位のTSUBAMEがまったく話題に上らない件について (スコア:2, 参考になる)
ほんとみんな地球シミュレータ好きだねえ.まあ,ただ並べただけのLINPACKモンスターなスカラー型に芸を感じないのは同意するけど,それにしたって.
ちなみに,TSUBAMEはこのランキングの締め切り直前?(先々週.間に合ったか知らないけど)にわざわざボード追加してLINPACK測り直してたりする.
SX-9 (スコア:1)
国立天文台 [itmedia.co.jp]に2ノード入るそうです。
インド (スコア:1)
インドすげぇと思ったけど、作ったのはHewlett-Packardなのね。
世界一をとるといっても (スコア:1, 興味深い)
で、次の世界一を目指すスーパーコンピュータの予算が1150億円だとか。この額が妥当なものなのかどうかは見当もつきませんが。
疑問なんですが、1箇所にこういう世界一の性能のものをおくのと、それなりの規模の大学(例えば旧7帝大w)にそこそこの性能のものをおくのと、研究者にとってどちらがメリットが大きいんですかね。素人考えでは、後者のほうがより多くの研究者にとってスーパーコンピュータ利用の敷居が低いように思うんですけど。
Re:世界一をとるといっても (スコア:2, すばらしい洞察)
スーパーコンピュータの意義が、研究の為だけの物と思っちゃいけません。
冷戦時代の宇宙開発よろしく、(多少は)国力のハッタリ競争でもあります。
100の性能のスーパーコンピュータがあれば、すげぇと思われるかもしれませんが
10の性能のスーパーコンピュータが10個あっても、ヘボ国家扱いです
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インドのスパコン (スコア:1)
インドにスパコンを設置すると、暑いのでさぞ空調費がかさむだろうと思っていたら、マハラシュトラ州のプネー [wikipedia.org]という海抜600メートルの所に設置されているようですので、それほどでも無いのでしょうか。
今後、国際協調が進めば、日本の研究機関が米国製スパコンを調達し、電気代の安いカナダあたりに設置して、ハードベンダーに質問の電話をかけるとアウトソース先の中国のコールセンターにつながる、なんてことになるのかも。
# インドの山奥にスパコンを設置すると、死ね死ね団がアタックを仕掛けて(以下略)
Re:ES (スコア:3, すばらしい洞察)
地球シミュレータに関して言えば、一度だけどころか、2年間ほど(5期連続?)ずっとトップで在り続けたかと思いますが…
Leshade Entis
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Re:ES (スコア:3, すばらしい洞察)
ランク外に消えてしまう前に隠居してしまうことになりそうですが、なんというか生涯現役って感じですかね。
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ESの真髄はインターコネクトですよ。電気はSRAMのせい (スコア:4, 参考になる)
はっきり決まっていて、ノード間通信がボトルネックになることが
予想され、単段クロスバがまず選択され、インターコネクトの
ポートコストを考えてベクタプロセッサが選定されたと記憶してます。
ベクタプロセッサはレジスタが巨大で主記憶のレイテンシをキャッシュで隠蔽できないので
お化けのようなメモリを積んでるのですな。これが電気を喰うらしい。
BG/Lのターゲットであるたんぱく質の構造分析はもちっと相関性が
薄いので、大量の量産型CPU+DRAMで分担していく、という手法が可能で
これならばファットツリーとかトーラスが採用可能です。
最近の量産型マルチコアはccNUMAを志向しているので、とりあえず
レイテンシよりもバンド幅を安価に確保する方向でコストダウンが
進んできてます。
コスト論で語られると実効率が10%のスカラ、というかx86に勝てるはずがないです。
LINPACKは確かにベンチマークとしては有用かもしれませんが、
信頼性はせいぜい3DMarkやπ100万桁程度に考えていたほうがよさそうです。
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Re:ES (スコア:2, 興味深い)
実際に今回のランキングで比較すると、理論値MAXを叩き出せたとしても30位→27位になるだけです。
ESが残した功績に敬意を払いつつ、リプレイスによって更なる結果が出せることを期待するのが良いのではないでしょうか。
#関係ないがCeleron300MHzのオーバークロックを思い出した。いやなんとなく。
「何か、忘れてる気がするんだよなあ……」
カートチーム「風来旅団」 [fuurai.org]
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Re:妄想 (スコア:3, すばらしい洞察)
本件はスパコンの演算能力に価値を認めて相応の予算を
割り振る事の出来る国や組織は何処であるという指標でもあるのですから
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Re:国をあげてITなので (スコア:1, おもしろおかしい)
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Re:ES (スコア:1)
地球シミュレータって買い取りなのかレンタルなのか知らんけど。
買い取りだとしたら、途中で増強するような予算なんて付かないのが普通。 途中で増強が必要になるってことは当初の要求仕様が間違ってたということ。 官僚は間違わないことになっているので、当然途中増強が必要な事態は起こることはあり得ないのです :-)
レンタルだとしたら、そもそも増強してはいけない。契約とハードウェア構成を変えるのなら、再度政府調達の入札をしないといけない。 規定を厳密に守るなら、OSのバージョンアップすら本当は勝手にしていけないのだ。(あーめんどくさ)。
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Re:軍事って強いというイメージが (スコア:1, 興味深い)
今もそうです。
核兵器に直接関係するような機密研究用としても、Advanced Simulation & Computing Program
(ASC program)という国家プロジェクトの一環としてASC Purple(現在は11位)というBlueGene/L
とは別のシステムもLLNLに導入されています。
BlueGene/Lは当初直接的な核関連シミュレーション用ではなかったはずですが、作ってみたら思った
より使い勝手が良かったため、現在ではこちらでも核関連の計算も行われています。
他にもASC関連だと、Los AlamosのASCI Q(現91位)やSandiaのRed Storm(現6位)とThunderbird
(現18位)あたりがあります。
#これらすべて、核弾頭等の劣化や流体シミュレーションなどの核関連だけではなく、ナノ・バイオ関連の
#計算などにも使われています。
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