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電力

中国でロケットによる雷発電が開発中 46

ストーリー by hylom
市街地では使えなさそう 部門より

kenmine 曰く

人民網によると、中国科学院大気物理研究所が、自然界で発生する雷エネルギーをロケットで回収する技術を開発中とのこと。


中国、「誘雷ロケット」で雷エネルギーを誘導・収集へ

この技術は、雷が発生しそうなところへスチールワイヤーのついたロケットを打ち込み、雷を発生させ、ワイヤーで誘導した雷のエネルギーを地上で収集するというもの。
この技術は「雷電総合探測ネットワークおよび新たな人工誘雷システムの開発」プロジェクトの一環として開発されており、研究の中心は雷エネルギー利用ではなく、ロケットによる誘雷・消雷技術のようだが、ロケットで落雷を制御して被害を未然に防ぐついでに、そのエネルギーも利用してしまおうということだろう。


雷で発電というアイデアは、誰もが1度は思いつくネタだと思うのだが、雷は放電量や電圧は凄まじいものの、発生時間が1/1000秒程度と短く常時発生するわけではないため、利用可能なエネルギーにしにくいというのが一般的な見解だと思う。雷エネルギーを収集する地上側が、どのような仕組みになっているのかが気になる。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2008年07月16日 13時36分 (#1384390)
    ベンジャミン・フランクリン博士もビックリですね!
    「まさか私の死後200年経ってもこんな原始的な事をしてるなんて...」
    • by Anonymous Coward
      「チャージなどさせるものか」「楽に死ねると思うなよ。(ニヤリ)」

      #「白い冥王」は有名だけど、マイナーすぎる元ネタを知る者は少ない。。。
    • by Anonymous Coward
      ボディがステンレス製のスポーツカーでタイムスリップするためのエネルギーとして使うんじゃないの?
  • レーザー誘雷 (スコア:3, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2008年07月16日 13時56分 (#1384406)
    誘雷実験は本邦でもやってるよ。

    http://www.ilt.or.jp/jisseki/1ken.html [ilt.or.jp]

  • 発生時間 (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2008年07月16日 13時53分 (#1384405)
    >雷は放電量や電圧は凄まじいものの、発生時間が1/1000秒程度と短く常時発生するわけではないため

    落雷は瞬間的な現象ですが、これは落雷になる前に雷雲にワイヤを打ち込んで電位差を回収しようという話のようですから、時間のスパンはそこまで短くないのでは。
    まあそれでも利用するのは難しいでしょうけど。
    せいぜいお湯を沸かすくらい?
  • by lunatic_sparc (15416) on 2008年07月16日 13時38分 (#1384391)
    > 雷で発電というアイデアは、誰もが1度は思いつくネタだと思うのだが、雷は放電量や電圧は凄まじいものの、発生時間が1/1000秒程度と短く常時発生するわけではないため、利用可能なエネルギーにしにくいというのが一般的な見解だと思う。雷エネルギーを収集する地上側が、どのような仕組みになっているのかが気になる。

    電気椅子とか。

    「地球に優しい政治犯処理方法」?

    #ロケットを使う時点で優しくないかも。
    • Re:用途 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2008年07月16日 15時11分 (#1384441)

      雷電総合探測ネットワークおよび新たな人工誘雷システムの開発

      これが「ホントのライデン瓶」も、誰もが一度は思いつくダジャレだと思う。まあ、折りたたみ避雷針だと思えば、有用は有用だろうけど。

      たしか、ファインマンの説明によれば、晴天でも空気は大体1V/cmの電界がかかっていて、地上1mの地点までには100Vの電位差がある。ただし、空気の絶縁性がすごいので、電流が流れることはない(つまり、減らない)し、そっと地上から針金を伸ばしたところで、針金が到達するころにはその空間との電位差が0になる(地面の出張所みたいなもので、その針金の先から1mの場所が電位差100Vになる)。

      だから、空中になにか打ち上げておけば、次第に帯電して、それから地上に短結すれば、電力として取り出せるというのは、まあ、理にかなっているんだとは思う。別に、雷の日にやる必要はないと思うが。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2008年07月16日 17時18分 (#1384552)
        雷の別名を稲妻と言いますが、
        日本人は経験的に「雷が多い年は稲の実りがいい」とか「落雷のあった近隣の田んぼでは豊作になる」
        ということを知っていました。それで雷のことを「稲の夫(つま)」と呼んでいたのです。(これは昔は
        「つま」には男女を問わない「配偶者」という意味があったため)つまり「稲穂を妊娠させるもの」程度の意味です。

        ところで、空気の構成物質はほとんどが窒素(78%)ですが、この窒素は雷の放電の電圧と熱により酸素と結合され
        窒素酸化物となります。放電のあった近隣の空間に生成された窒素酸化物は雨に溶けて地表に降り注ぎ、
        植物の育成に適した肥料になるのです。一説によると、地球上で一年間に落雷によって生成されてる窒素酸化物は
        三千万トンとも言われています。
        水と肥料の両方をもたらしてくれる雷雨というのは農民にとってはたいへんありがたいものでもあったわけです。

        というわけで、稲妻が「稲の配偶者」というのはけっしてただの迷信でもなんでもなかったんですな。
        昔の人はエライ。

        さて、そんなありがたい稲妻ですが、誘雷したり消雷なんかを頻繁にしちゃったりしたらその地域一帯だけ
        降雨水中に含まれる窒素酸化物が減りやしないか、そしてその結果農業に悪い影響をあたえやしないか心配です。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2008年07月16日 17時32分 (#1384565)
          それなのに人間は排ガス等から排出される窒素酸化物を
          低減させようとがんばっているんですね。
          不思議な話です。
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2008年07月17日 0時02分 (#1384823)
            排気ガスに含まれる窒素酸化物は主にNO2。このNO2は動物の呼吸器系に有害な上に、
            強い紫外線に当たると光化学スモッグを発生させる。NO2は水と反応して硝酸と亜硝酸に
            なるから、雷のときには降っている雨と反応して土壌に吸収されてしまう。太陽から
            降り注ぐ紫外線も弱いのでスモッグも発生しない。というわけで雷の場合にはあまり
            問題にならないんだけども、自動車や工場とかは晴れの日も稼動しているわけで。
            親コメント
      • by stat (28781) <28781NO@SPAMa2the.net> on 2008年07月17日 9時35分 (#1384996) 日記
        熱気球にぶら下がっているロープには不用意に触ってはいけないと聞いた事があります。
        ロープの先の電位は熱気球の電位と同じなので(10mの高さに浮いてれば1000V)
        結構なショックを受ける事があるとのこと。

        この現象を利用して発電を行う研究がインドであったそうですが、うまく行かなかった
        そうです。(何で駄目だったかは覚えてない)
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      うーん。
      ロケット打ち上げる燃料 [wikipedia.org]をバラまいた方が、効率的に処理できると思います。
      • 永久機関 (スコア:3, 興味深い)

        by T.SKG (20663) on 2008年07月16日 15時36分 (#1384463) 日記
        ロケットを打ち上げるエネルギーに関しての記述が無いようですが、
        私ならレールガンを使いたいですね、
        コンデンサに蓄えた電力を使って打ち上げ。
        捕まえた雷の電力を、コンデンサに蓄える。
        次回の打ち上げには、コンデンサ内の、雷の電力が使えると。
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          まあ、実際ロケットってのは推進方法がって事であって、当然、ここで思われている様な規模のモノでは無いでしょうから、もうちょっと方法は探せば有ると思いますね。

          個人的には電気化学砲の様な電気+水式ロケットなんか良さげだと思う。

    • ロケットを使わない方法として
      空がゴロゴロ言い始めたら避雷針付きのいすに縛り付けられて、いつ落ちるかわからない雷を待つんですね。
      運良く落ちなかったら釈放されたり?

      # 日本の場合、獄中でいつされるかわからない法務大臣のサインを待つんですね...
      # 世界のどこかには、石つぶてを耐え抜いたら釈放される投石刑なんてのもありました...
    • by Anonymous Coward
      >電気椅子とか。

      そこには生きた死刑囚ではなく、ツギハギだらけの死体が座らせられてるわけですね…


      #一方、道士はキョンシーを作った。
  • by Anonymous Coward on 2008年07月16日 13時39分 (#1384392)
    中国はタイムマシーンを開発してます。
  • by Anonymous Coward on 2008年07月16日 13時45分 (#1384398)
    で、中国の雷発電さん(すごい名前ですね)が何を開発中ですか
  • by Anonymous Coward on 2008年07月16日 23時26分 (#1384796)
    雷発生と落雷のメカニズム
    http://www.acelion.co.jp/kaminari/meca/meca.html [acelion.co.jp]

    ここのサイトを見る限り、落雷一回で 42kWh の電力量らしいんですが、数100万Vの電圧を実用的な電圧まで変圧できるんでしょうかね?
    そして、変圧できたとしてどの程度の効率で変換できるんでしょうか?

    小型 AC アダプタにしか携わったことの無いしがない電源屋には夢物語にしか思えんのですが・・・
    • by Anonymous Coward on 2008年07月17日 11時31分 (#1385039)
      >夢物語にしか思えんのですが・・・

      一昔前に中国の何とか研究所で超能力者が見いだされた、とか、先行者という物凄い
      ロボットが開発された、というニュースが流れ皆が失笑したのは記憶に新しいところ
      だと思いますが、これは中国人研究者の能力が常に飛び抜けて低いためではなく、
      予算獲得のためなのです。

      中国はご存じの通り共産党の一党独裁で予算も全て党が振り分けるため、研究に
      かかる予算を獲得するためには党の偉いさんの興味を引く必要があり、そのため
      しばしば過大な成果がでっち上げられるというわけです。「ギャラリーフェイク」
      にも中国人考古学者のそんな話がありました。

      この雷発電も「夢物語みたい」なのではなく、エネルギー確保に躍起になる中狂
      を科学者が気持ちよくだますための「夢物語そのもの」なのです。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年07月16日 13時34分 (#1384388)
    ツンドラの平原に、避雷針を立てた。
  • by Anonymous Coward on 2008年07月16日 14時17分 (#1384420)
    中国では電線付の凧を人海戦術で揚げた………ってアレレ?
  • by Anonymous Coward on 2008年07月16日 16時26分 (#1384505)
    人間蓄電池ですね。わかります。
  • by Anonymous Coward on 2008年07月16日 16時57分 (#1384537)

    ブーさんの座ってる雲

    #ズコー

  • by Anonymous Coward on 2008年07月17日 7時41分 (#1384940)
    枯れ草をあっという間に緑化することができるのだから(笑)

    #ネタは中国新聞じゃないのね。
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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

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