日本のハッカー、面目躍如部門より。
SKNETのUSB接続地デジチューナー「Monster TV HDUS」を使い、地上デジタル放送をDRMフリーで録画できるツールが公開された。
このツールを使用するには、Monster TV HDUSに加えてパッチを当てたMonster TV HDUSのドライバと、B-CASカードに対応したICカードリーダーが必要だが、Monster TV HDUSのハードウェアを特に改造することなしに利用できるため、手軽に試すことができる。
詳しくはsarasiru氏のblogにまとめられているが、Monster TV HDUSを使用して地上デジタル放送のMPEGストリームをPCに取り込み、PC側でICカードリーダーに接続したB-CASカードを使用してデコードを行うという仕組みだと思われる。
現在、PC用の地上デジタルチューナーでは録画した番組の複製・編集に制限がかかっているが、これを使うことでTV番組をハイビジョン画質で、DRMフリーの形式で保存することが可能になる。
(つづく...)
Monster TV HDUSについては、最近基板に改造を加え、そのうえでパッチを当てたドライバ+専用ツールを使用することでDRMフリー形式での録画が可能になる、という話が話題になっていたが、今回公開されたパッチを使用することで、ハードウェアへの改造なしにこれが実現できるようだ。
地上デジタルチューナーのハッキングは近年盛んに研究されていたため、PC用の地上デジタルチューナーもいつかはハッキングされるものとは思っていたが、B-CAS社やそのほか関係者にとってはフリーオに続いて寝耳に水の話なのではないだろうか。
来たるべくして来たか、という感じ (スコア:5, 興味深い)
でも別の店で13,000~15,000円くらい出せば普通に買えますから、ヤフオクに手を出す必要はないと思います。いくつか見てみましたが、送料や各種手数料を加えると店頭価格と変わらないか、かえって高くなります(出品者にとっては、手数料を考えると転売利益が1台1000円くらいのやつがあるんだけど、よくやるなあ)。
もうすぐ中身がコレと同じOEM製品が出るので [logitec.co.jp]、それを待ってても良いかもしれません。いくつかの店で予約受付してますが、値段はだいたい同じか、ちょっと高いくらいですね。初物価格であることを考慮すると、そのうち同じくらいに落ち着くかもしれません。
もともと競合他機種と比較すると、トランスコーダを搭載してないとか、データ放送にも対応してないなど、機能/性能上で劣る点があるので、売れ行きはよくありませんでした。で、結果として投げ売りされちゃってたわけですが、それでも「これでようやく適正価格」などと言われ、売れ行きはボチボチでした。
TS抜きができることで、ようやく差別化(?)ポイントが生まれて一気に売れた感じでしょうか。差別化ポイントとしては反則気味ですけど。
対策するにはハードウェア(専用ICチップ)の変更が必要になるので、メーカーもすぐに対応できなさそうです。なのでたぶん(怒られないかぎり)出荷はまだ続くと思われます。OEM供給もしちゃってますし。
となると、特に入手困難とかにはならなさそうで、かなりの量が出回りそうです。
これが与えるインパクトは大きいでしょうね。他のメーカや団体はどう動くのかなあ。
ちなみにTSが抜けちゃうのはコレだけじゃなくて他機種にもあります(さすがに具体的な機種名までここに書けないけど)。HDUSがTS抜きされちゃったのは、低コストで出すために、暗号関係の処理をソフトウェアでやってた [nikkeibp.co.jp]からなので、同様の事をやってる他機種でも同じことができるようになるのは時間の問題でしょう。今後どうなるんでしょうかね。
#TS抜きされたとたん売り上げ激増というのが、何が望まれてたのかをよく表してるなあ。。。
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Re:来たるべくして来たか、という感じ (スコア:2, 興味深い)
もしそうであれば小中学生レベルの暗号なわけで
>低コストで出すために、暗号関係の処理をソフトウェアでやってた
としても、コストかけなさすぎのような気がしますけど。
ARIBやB-CASの承認試験に暗号の強さを調べるほどの手間を
かけるとも思えないので、こんなもんってことでしょうか。
それに強い暗号にすれば使えるPCに高いパフォーマンスが要求される
難もある。
いずれにしても今回の件が、いま検討されている「制度によるエンフォースメント」
にどういう影響を与えるかが今後の注目点かと。
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Re:来たるべくして来たか、という感じ (スコア:3, 興味深い)
・「暗号解読」することが著作権の侵害になるかどうか
→判例はありませんが、衛星放送の暗号化は「コピーコントロール」ではなく「アクセスコントロール」であるといわれています。
「コピーコントロール」の解除は著作権の侵害になります。「技術的保護手段の回避」 [e-gov.go.jp] にあたるため、私的複製に該当しなくなる。
ですが、「アクセスコントロール」であれば、解除しても「私的使用のための複製」である限りは、著作権の侵害にはなりません。
・暗号解読後のデータの取り扱いについて
暗号解読後のデータには、いわゆるDRM情報である「コピーネバー/コピーフリー/コピーワンス/ダビテン」などの情報が乗っています。
これを「コピーフリー」なデータに書き換えることは、上述の「技術的保護手段の回避」になってしまうため、著作権の侵害になりますが、
「この部分を無視するようなソフト」に読み取らせること自体は著作権の侵害になりません。
というわけで、Friioや今回のカードは、著作権上は白だと言われています。
・B-CASカードの利用許諾の問題について
#そもそも、この利用規約自体がシュリンクラップ契約なので有効なのかどうかあやしいですが、それはさておき
B-CASの約款 [b-cas.co.jp]によると、禁止事項にとあります。そのため、B-CASカードを Friio に装着して使うのは規約違反だったりします。
今回の場合、単体のカードリーダーに装着して利用しているわけですから、B-CASカードの利用規約上は問題ありません。
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Re:来たるべくして来たか、という感じ (スコア:2)
禁止されてるのは、プログラムの中に「DRM回避にしか使われない部分がある」事だから。
プログラムの中身が、普通に録画するための部分だけであり、DRM情報を付加する部分が「無い」だけなら、おそらく問題にならない。
ただし、正規のドライバーやアプリケーションに対するパッチという形で出すと問題だとおもう。
そのパッチは、「回避の為の機能\しか持たない」事になるから。
配るなら、パッチではなくドライバーやソ\フトウェア丸ごとでなければならない。
その場合、当然、元の正規のドライバーやアプリケーションの権利を侵害してたらアウト。
なので、そういった問題をクリアしたプログラムなら、配っても良いだろう。
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ある意味B-CAS社にとっては有利な話 (スコア:3, 興味深い)
これで、B-CAS社の唯一の不正だったかもしれない、外付けチューナーに対する差別が、正当化されてしまった。
なぜ外付けチューナーの認可が遅れたのか?
外付けチューナーを発売しようとする企業を、不当に排除してる可能\\\性があるのでは?
って疑問があったわけですが、これで「外付けチューナーは内臓チューナーとは違い、特定の問題がある」という言い分が、説得力を持ってしまう。
さあ、B-CAS反対派は、いそいで内部チューナーでも同じ問題が生じるという事を証明するんだ。
ただし、DRMを回避するプログラムを配ってはだめだぞ、違法だからな。
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Re:ある意味B-CAS社にとっては有利な話 (スコア:2, すばらしい洞察)
◆IZUMI162i6 [mailto]
Free or not Free, that is the question.
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ドライバを作った人は、見事にテレビ局に釣られたんだよ (スコア:2, 参考になる)
接続すると、今回みたいに簡単にTSを抜けるようになるのを
テレビ局などは恐れていた。
だから、PCI上ですら生データを載せるなというのがARIBの規定。
それを緩めて外付けチューナを許したら、一番恐れていたことが
あっと言う間に現実になったということ。
多分、セキュリティレベルが信用できないということで、
SKNETは今後BCASカードを発行してもらえなくなると思う。
(いわゆる、干されるということ)
それから、数年はテレビ局が交渉を拒否して、ダビング10の状態が
ずっと続くんじゃないだろうか。(複数世代のダビングは絶望的)
今頃テレビ局は、「ほ~ら、制限を緩めるとすぐに著作権法違反の
温床が出来上がるだろ?」と言いたくてしょうがないんじゃないかと
思うよ。
今回のドライバを作った人は、見事にテレビ局に釣られたんだな。
それから、上で参入障壁についての話があるが、ARIBの規格は
日本語で何百ページか何千ページの代物だと、ITmediaかどっかに
書いてあったよ。
英文のものが無ければ、台湾や韓国のメーカでも辛いよね。
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安物の方が高機能 (スコア:3, 興味深い)
そりゃあ、地デジキャプチャーユニットは売れません [itmedia.co.jp]わ……。
//ソリッドファイター完全版 [fukkan.com]復刊賛同者募集中/
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某ソノ筋からの情報 (スコア:3, 興味深い)
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SKはビデオスタビライザーも作っています(謎)(Re:某ソノ筋からの情報 (スコア:2, 参考になる)
それ以前にEEPROMに固有の識別コード入れておいて、ロジテックのコードであったときにB-CASが刺さっていないとモジュールのファームウェアが初期化の処理の途中で止まってしまうように分岐させる程度ならそんなに難しくない…
あくまでも仮説ですが、商品企画段階からロジテックと一緒に動いていたとしたら、最低限のハードウェアプロテクトがかけられる余地を設計時点で行ってるはずですよ。
そのために必要なのは、OEM先を識別するための固有コードを書き込んである一個のちっちゃなシリアルEEPROMやジャンパチップで済む訳で
…逆に言うと、自社ブランドで売る分には資材費ケチったり「本音」的な部分を隠し機能で入れた結果としてややこしいことになってもなんだかんだで逃げを打てると言うかすべて自分たちだけの責任で帰結できますけど、
他所のOEMで出す場合は、OEM先のブランドで売る分、お客やお役所以外にOEM先の責任の分も背負う羽目になりがちですので…会社間の損害賠償とか手打ちとかそういう生臭いあたりが商取引で一番怖いところですので…
実際同じハードウェアとファームウェアの製品でも、数個の部品の違いで挙動変える程度は難しくはないです。
それが、ジャンパーであったり一個のシリアルEEPROMであったりするのですが…
--暮らしの中に修行あり。
blogはじめました。 [hatena.ne.jp]
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著作権法 (スコア:2, 参考になる)
参考:著作権法(第五款 著作権の制限) [e-gov.go.jp]
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Re:著作権法 (スコア:2, 参考になる)
この2つは別の機能\\\として実装されている。
そして、アクセスコントロールを不正に回避するプログラムの配布は違法。
コピーコントロールの回避は、プログラムの配布も違法だが、使うこともダメ。
ただし、今回問題となるのは、コピーコントロールは回避して無い可能\\\性がある事。
コピーワンスやダビングテンの情報は、スクランブルを解除した後付け加えるものであり、「解除した」のではなく「付け加えなかっただけ」なので、回避には当たらないのではないかという話をどこかで見た気がする。
これが本当かどうかまでは知りませんが…
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ツール (スコア:1, 参考になる)
諸般の事情でちょっとわかりにくいツクリになってますが、
ツール(cap_hdus)のアーカイブに含まれるB25Decoder_d.dllをcap_hdus.exeと同じフォルダに置くことで、取り込みながら同時に(市販のカードリーダを使って)B-CASデコードできるようになってます。
blogの氏みたいに取り込んでからMulti2DecWinかける必要すらないですよ。
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ところで・・・ (スコア:1, 興味深い)
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某ソノ筋からの情報2 (スコア:1, 参考になる)
とかの、某筋からの情報をまたもACでそれとなく。
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Re:某ソノ筋からの情報2 (スコア:2, 興味深い)
すでに販売店に届いている分は大丈夫だと思うけど。
今回の問題のキーとなる『暗号化をソフトで行なっている』地デジチューナーは
SKNET製だけでは無いはずなので、SKNET製品が駄目でも他の製品に行くだけでしょう。
そのやんごとなき方面が本当に本気なら地デジチューナーへハードによる暗号化機構を義務化するのでしょうが、価格面に問題が発生するのでそうそう動けないでしょう。
でも、ある意味長い導火線の先の爆弾が爆発したとも言えるけどね・・・・・
『今日の屈辱に耐え明日の為に生きるのが男だ』
宇宙戦艦 ヤマト 艦長 沖田十三氏談
2006/06/23 JPN 1 - 4 BRA
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Re:某ソノ筋からの情報2 (スコア:2, 参考になる)
・・・終了ー。
#あとは代理店在庫かどうかかな?
---にょろ~ん
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Re:コピーフリー? (スコア:4, 興味深い)
前にも書いたけど、英語で コピーフリー は(ちょっと変な感じがするけど)字義的にとれば、複製出来ないことを意味するんじゃないかなぁ。
(例)smoke free environment: 禁煙の環境,
drag free school zone: 麻薬取り締まり強化地域,
alcohol free product: 主成分にアルコールを含まない製品(化粧品など)
(例)Free beer, Free software, free speechなどなど。
だから DRM free は正しいけど、コピーフリーは正しくないと思います。
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Re:なぜなんだろう (スコア:2, おもしろおかしい)
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Re:録画補償金 (スコア:1)
私的保管(タイムシフトやコピワン含む)をコピーとして、
その「損失」をメディアによって補償する金。
#損失ってなにとか俺に聞くな
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Re:なぜなんだろう (スコア:1)
これらの番組はコンテンツの中身で売ってる番組なので、画質がどうこうという問題は少ないです。
アナログキャプチャで十分ですし、地デジでもアナログ録画にはダビ10なんてかかってないので今までの録画環境がそのまま使えます。
確かに普段見ている番組がこの系統であれば、MonsterTVを買う動機にはつながらないでしょうね。
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人を罰する万能ナイフと化してしまった著作権(Re:制度的エンフォースメント云々の議論 (スコア:2, 興味深い)
要は、一切の複製物流通を認めん!と言う方向への地ならしの第二段階と言うことです。
この議事録を読むとコピーガードの機械の販売や回路図公表を表向き禁止したときと同じようにDRM解除を禁止しようというだけではなく、例えば「ビデオスタビライザーとして売られてる某社のナントかって言うのはこのジャンパーとこの抵抗を取れば撮りまくり」とか「リージョンフリーにするにはこの操作をすれば(リージョンコード自体が著作権者サイドの要望で加えられている事があるので、ブラックにしてくる可能性が高い)」とか「このソフトでここのサイトにつなげば不正規流通品が手に入るよ」とか、そういう今まで言論・思想・出版の自由の面から抑え込むのを躊躇してきた「不埒な」行為は刑法ではなくて著作権法でお仕置きしますよ。と言うWinnyでの開発者逮捕騒動 [wikipedia.org]以降露骨になってきた、著作権という実際の富自体はごくわずかの人間に集中してしまう事の多い財産権への侵害を梃子にしたある種の思想統制と言うか言論統制に近い、何とも言えない不気味な流れでもあるのですが…
まぁ、複製物が流通すること…それはハリウッド映画やアニメであっても、何らかの著作権的な理由により日本では見られない映像作品や楽曲であっても同じなのですが…を全くやらせない。と言うのが以下の議事録での高杉委員からの提案からは強く見られます。
# 蛇足ですが、「提案の理由」の「1」で引用されている論文の著者の加戸守行氏が、
# 今は愛媛県知事をやられてはいますがバブル期最大の疑獄事件であったリクルート事件
# で文部・文化官僚の座を辞した加戸守行 [wikipedia.org]氏であることは非常に興味深いです。
--暮らしの中に修行あり。
blogはじめました。 [hatena.ne.jp]
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以下、追加頼むorz(Re:録画補償金 (スコア:1)
・鼻歌
・YouTubeやニコニコなどにアップした何か
・自分の書いたアニパロ同人誌が写ってしまったニュース映像
・エキストラ出演した映画、テレビ
・自分が事件に巻き込まれた時の証言(音声変えてすりガラス挟まった時はどうなるんだろ?)
・その他(ついかしてください)
--暮らしの中に修行あり。
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