VIA、チップセットビジネスから撤退へ 28
ストーリー by nabeshin
スペックシートが寂しくなっていく 部門より
スペックシートが寂しくなっていく 部門より
insiderman 曰く、
かつてはIntel CPU向けチップセットの主流メーカーとして隆盛を誇っていたVIAが、IntelやAMD向けのチップセットビジネスからは撤退する方向であることがCustom PCに掲載されています。VIAは現在x86互換プロセッサや統合マザーボードに注力しており、「将来性が見えない」Intel/AMD向けチップセット事業を打ち切る方針のようです。
台湾VIAのvice president of corporate marketingであるRichard Brown氏は、Custom PCとのインタビューで次のように述べています。「われわれがもともとx86プロセッサビジネスに参入した主な理由は、サードパーティチップセット市場が消えかかっているからだ。また我々は(CPU、チップセットを含めた)「Complete platform」を提供できる。さらにインテルはインテルプロセッサ向けのチップセットで非常に多くの製品を提供しており、またそれを追ってAMDも同じ戦略を取ろうとしている」確かに現在ではIntel CPU向けチップセットはほぼIntelの寡占状態であり、AMD向けのチップセットとしてもNVIDIAとAMD(旧ATI)が主流となっている現在ではVIAが新たに参入する余地はほとんどないのでしょう。ちょっと残念ではありますが、C7/Nanoでの巻き返しに期待したいところです。
CPUがチップセットの役割を食ってる? (スコア:4, 参考になる)
・HypetTransport(AMD)/QuickPath Interconnect(Intel)などのCPU用I/F
・外付けGPU用のPCI Express等汎用バスのコントローラ
・CPU内蔵GPU用のビデオコンバータ
・サウスブリッジ相当の機能(オーディオ、低速I/O)
ということになり、ノースブリッジの役割もほとんどなくなってしまいます。
I/O重視でなければ今までの3チップ構成から2チップ構成で十分になりますし、I/O重視のハイエンドはCPUメーカー純正チップセットを重視するでしょうから、機能が減って単価も下がるし、CPUメーカーのI/F用パテントを払ってペイしないと考えているのかもしれません。
MediaGX (スコア:3, 興味深い)
最近の流れは、まさにMediaGXみたいですね。
・メモリコントローラを統合
・グラフィック機能を統合(Nehalem)
今このへんに来てます。
MediaGXの場合、上記に加え
・オーディオ機能を統合
・ノースブリッジを統合
までやってました。
まあオーディオ機能を統合しても性能向上しなさそうですが。
MediaGX(133MHz)は、MIDIを再生するとCPUを半分以上使っちゃうおちゃめさんでした。
(Wingroove使ったほうがCPU負荷が軽いんだもんなあ)
参考)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970822/kaigai01.htm [impress.co.jp]
>MediaGXはこのコラムでも何回か触れてきたが、DRAMコントローラやPCIインターフェイス、グラフィクス、サウンドなど、
>パソコンに必要な機能の大半をMPUに取り込むかエミュレーションで実行できる統合チップだ。
これを10年以上前にやってたとは、先進的だった。
遅かったけど。
Re:MediaGX (スコア:1)
その後継のGeode LX [wikipedia.org]はOLPC XO に採用されてたりとか、やっと時代が追い付いた感じ。
Geode LX を採用したPCには、EeePC がきっかけとなった低価格ミニノートブームの1年以上前に、同コンセプトで発売された工人舎の SA シリーズ [wikipedia.org]なんてのもありますね。今なら Intel も VIA もあるけど、当時は他に選択肢が無かったって感じでしょうか。
時代が追い付いた時にはライバルがたくさん登場って…まあ商売ならしかたないんでしょうけどねぇ…
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
・片方をチップセットに
・もう片方をCPU同士の接続に
使うK8的なやり方もあるのですが、それだと片方のCPUのQPIが余るので、そっちにもチップセットを接続してPCI Express I/Fを増設するなどの構成も取れるらしいです。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0331/kaigai430.htm [impress.co.jp]
Re: (スコア:0)
おつかれさま (スコア:1)
いざ無くなるとなると感慨深いものがありますね
Re: (スコア:0)
ALiは元々Acerの半導体部門で、Acer→ALi(半導体部門を子会社化)→ULi(PC向けチップセット部門を子会社化)とスピンオフされて
NVIDIAに買収されました。
なので、ALiに関してはNVIDIAになった訳でプレイヤーの数は減ってません。NVIDIAは以前はチップセット作ってなかったからね。
Re: (スコア:0)
ServerWorksもBroadcomに買収されてから、P4(Xeon)用以降発表が無い様ですし、徐々に減ってきている気がします。
Re: (スコア:0)
この辺は現役といっていいでしょう
寝耳に水 (スコア:1)
まぁ、今のM/Bのチップ状況じゃあしょうがないかもねぇ・・・
Re:寝耳に水 (スコア:1)
トラブルを起こしやすい経験があって好きになれないんですよねー。
メーカの最新チップセットドライバ入れる>あれ・・・入れる前よりHDDアクセス遅くない?
みたいな事が連発してから、どうも好きになれない(VIA Hyperionとかね)。なのでPC購入する
時も、Intel CPUのマシン買う時はチップセットをIntel縛りする癖が抜けない。
ショップブランドのPCを買おうとM/B確認した際に、VIA/SiS採用だとウンザリしていた身としては
無くなっても何とも思わない感じだなぁ、Intel Plathomeに関しては。安い以外のメリットないし。
#選択肢が減る事による、Intelの強気な価格設定が横行する弊害発生の"可能性"を除いています。
安い、ちっちゃい、少食で (スコア:1)
牛丼PCみたいなのはCeleronの独壇場だし、VIAは100円マック(笑)で。少食でバッテリーがエネループだと言うことなしだ。
個人的にはMini-ITXを極めてほしい。ちょっと最近は高価なボードに偏ってるような。1万円台前半でファンレス、ギガビットでお願い。
その分野も (スコア:0)
まあ、Atomは現状色々アレ(チップセットの消費電力/発熱etc,etc…)で、
まだVIAに勝ち目は残っているみたいだけど、これも時間の問題だと思うしねぇ。
Intelはともかく (スコア:1)
#そういやSiSって使ったこと無かったな
どこの浦島太郎さんですか (スコア:0)
自社製品に完全に最適化できる利点はあるんだろうけど (スコア:0)
ごまかしごまかし増設続けてきた貧乏人にはつらい世の中だ。
Re:自社製品に完全に最適化できる利点はあるんだろうけど (スコア:2, 興味深い)
CPUとチップセットを別々に製造する意味もなくなるので、一気にSoC化してしまったらいいんじゃないかな。
Re:自社製品に完全に最適化できる利点はあるんだろうけど (スコア:2, 参考になる)
Re:自社製品に完全に最適化できる利点はあるんだろうけど (スコア:1)
PentiumIII 1GHz Dual
C3 800MHz
C7/NanoもAtomとかぶるので価格競争に入らないといけないので厳しいですね。
Nvidiaも・・・ (スコア:0)
まだ新品出荷していたの? (スコア:0)
電解コンが逝ってしまったのでC7 Mini-ITXに換装しましたが、オールインワンってのは楽という反面どうにも寂しいものが。
折角コンデンサ張替えもせずに全交換したのに、何かこうワクワク感が足りない。
ところで、このところ倉庫処分と中古以外でVIAチップセット品って見たこと無い気がするのですが、そもそもまだ新品として出荷していたんですかね?
教えて詳しい人。
それと、SiSはいつまで続くかなぁ。
こっちもこのところ新品で入っているの見たこと無いような・・・。
Re: (スコア:0)
Der 変態マザーボードを出していたじゃないですか!Re:まだ新品出荷していたの? (スコア:1, 興味深い)
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20080719/etc_intel5.html [impress.co.jp]
> 「945チップセットを改良していく予定はないが、SiSさんのチップセットは通常10W前後なので、これらを使った製品が出てくる可能性はある」
そーいや (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)