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85794 story

一万年動き続ける時計 87

ストーリー by hylom
1万年後まで跡を残す 部門より

parsley 曰く

technobahnの記事に「1万年間動き続ける機械」というものがあった。どこかで見た「太陽系をつくる」に似ているような気もするが、それは置いておこう。このプロジェクト、機械はどれだけ動き続けるかを実装、検証するための手順を作り上げるというのが主眼らしい。

とてもアレゲなのが、この仕様書。

  1. 1万年の間には何が起るかは判らないため、盗難の対象となる宝石や貴金属などの貴重品を使ってはいけない。
  2. 1万年時計を託す将来の世代は時計の基本技術は理解しているはずだが、青銅器時代と差ほど違わない技術水準でもメインテナンスができることが必要。
  3. 1万年時計は分解しなくても外見からその構造が理解できなければならない。
  4. 歴史の経過と共に、時計の構造に改良が加えられることが必要。
  5. 1万年時計が正確に機能することを検証するために小型のプロトタイプで確認を行うことが必要。

私としては、4.は違うのではないか?と考えるが皆さんはいかがお考え? もっと詳しく知りたい方は、The Long Now FoundationおよびThe 10,000 Year Clockへ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • な~んだ (スコア:5, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2009年04月20日 13時01分 (#1551866)
    日時計のことじゃん

    # とタイトルだけ見て思ってしまったが、あれ機械……じゃなよなぁ?
    • Re:な~んだ (スコア:4, おもしろおかしい)

      by hohehohe (11394) on 2009年04月20日 13時28分 (#1551894)
      「よしよし、思った通りわしのコマは46億年回りつづけてるな。そろそろ止めるか」 by 神様
      --
      AVG anti-virus data base out of date
      親コメント
    • Re:な~んだ (スコア:3, すばらしい洞察)

      by USH (8040) on 2009年04月20日 14時17分 (#1551932) 日記

      遺伝子時計とか?

          1. 生物だったらおそらく自分で持っているので、貴重でも何でもない。

          2. 青銅器時代はおろか、人類滅亡しても大丈夫。

          3. 外見から理解、、、出来るかなぁ。1万年後のダーウィンに期待。

          4. 構造に改良(?)を加えること自体が時間の刻みなので、OK。

          5. 小型にするのは難しいですが、実寸大でプロトタイプは簡単に作れます。
                というより、すでに実用化されているので、確認も何も必要ありません。

      親コメント
    • by baku3393 (32616) on 2009年04月20日 13時33分 (#1551898) 日記
      > # とタイトルだけ見て思ってしまったが、あれ機械……じゃなよなぁ?

      いいえ、惑星の運行を利用した立派な機械だと思いますよ :-)

      「機械」の翻訳元の英単語に何が使われているのかが気になりますね…。
      メカニズムなのかマシーンなのか。
      --
      ---- ばくさん!@一応IT土方
      親コメント
    • by BlueRain (37857) on 2009年04月20日 21時11分 (#1552220)
      材質は石でよいでしょう。
      丈夫そうな石を積み上げて柱と文字盤を作ればかなり持つはずです。
      というか、既に実在しています。
      一万年にはまだ足りないようですがそれなりの実績を持っています。
      名前からしてストーン変時ですし。
      親コメント
  • おじいさん曰く (スコア:4, おもしろおかしい)

    by nekopon (1483) on 2009年04月20日 13時13分 (#1551882) 日記
    「一万年も生きられねえよ」
  • 1の段階でもう無理 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by okky (2487) on 2009年04月19日 12時10分 (#1551611) ホームページ 日記

    1万年の間には何が起るかは判らないため、盗難の対象となる宝石や貴金属などの貴重品を使ってはいけない。

    しかし、1万年動き続けるのだからそれなりに堅牢な物質を使うことになる。

    するとそのような部品自体が宝物になってしまう。例えば伝説の金属「オリハルコン」のように。あるいはふた昔前のアルミニウムのように(アルミは電気分解が必要なので、大規模発電施設ができるまでは量産が難しい金属でした)。

    で、その他を考えると…砂時計?

    --
    fjの教祖様
  • 元ネタのWebページで言及されていますけど、死海文書でさえ2千年前なんですよね。1万年というと、技術的にはかなりチャレンジングな目標でちょっと想像できないなあ。(だからチャレンジしてるのでしょうけど)

  • そこらの食料が素材になり
    自動的に増えるため外部からのメンテナンス不要
    見ただけで何を意味するかわかり
    そこらに小型でしかも長期間の稼働実績があるプロトタイプが

    ほら!君の頭の上に!!!

  • by soltiox (25610) on 2009年04月20日 13時53分 (#1551914) 日記

    >歴史の経過と共に、時計の構造に改良が加えられることが必要。

    これは、将来人類が衰退する可能性を憂慮すると共に、
    人類の知見が進歩する可能性も期待した条項では無いでしょうか。

    現時点で最良の設計を実装していても、
    新たな材料やメカニズムを適応する余地は
    織り込まれているべきだ、という考え方と見ました。

    // 本家関連ストーリ [slashdot.org]どぞ
    // タイムリーと思ったら、2005年のストーリでした。

    //// おっと、1時過ぎてるじゃん。
    //// 一万年の時の流れの前には、小一時間なんて、
    //// 些細な誤差だよな!

  • by snurf-kim (10835) on 2009年04月20日 14時20分 (#1551934) 日記

    腹時計でいいんじゃないかな。

    機能させるには毎日決められた時間に食事とおやつを与え、複製をつるくための配偶者が必要です。

  • ヒリスさん (スコア:2, 参考になる)

    by chibafx (35324) on 2009年04月20日 15時49分 (#1551999) ホームページ

    財団の副議長のダニー・ヒリスさん [longnow.org]は超並列コンピュータ=コネクションマシンを1980年代に製造販売していたThinking Machines社の創立者です。(当時彼はMITの大学院生)設立時の様子は「パリティブックス さようならファインマンさん」 [maruzen.co.jp]のヒリスさん自身の手記を参照してください。

  • by pockly (37549) on 2009年04月20日 18時18分 (#1552112)

    森博嗣の小説「カクレカラクリ」を思い出しました。

    少し条件が違いますが、
    この中に「120年後に動き出すように設定した機械」の話が出てきます。
    この取っ掛かりとして、
    正確に120年という時間経過を知るためのシステム(時計に限らない)
    の議論がありますが、かなり難しいようです。
    (120年前の技術に限る、
    動いているのを人に知られてはならない、
    等の制約がついていましたが)

    興味のある方はどうぞ。

  • by blackdrug (13208) on 2009年04月20日 18時31分 (#1552124) 日記

    まず、地球上には置けません。戦争や地震、自然災害で
    いつどこが吹っ飛ぶかも分からないからです。
    というわけで人工衛星が楽なのかと思います。

    ・まず24個の巨大な棒を作ります。
    ・それをどうにかして、赤道上にきっちり順番に並べます。
    ・赤道から見て太陽に陰りが見える位置を計測します

  • 貴重品 (スコア:2, 興味深い)

    by bero (5057) on 2009年04月20日 23時39分 (#1552339) 日記

    > 1. 1万年の間には何が起るかは判らないため、盗難の対象となる宝石や貴金属などの貴重品を使ってはいけない。

    1万年の間には何が貴重品になるかは判らない

    かつて貴重品だったもの
    - 宝貝(貝貨幣)
    - 青銅
    - オルハリコン(真鍮説あり)
    - 鉄
    - 粘土からの銀(アルミニウム)
    - 燃える石(石炭)
    - 燃える水(石油)
    - コンピュータの1バイト、1クロック
    ...

    貴重品ではなかったもの
    - 水、木(5000年前のサハラにおいて)
    - マンモス肉
    - 鯨
    - ゴッホの絵
    - ほとんどの骨董品(陶磁器など)
    - プログラマの労力
    ...

  • by yohata (11299) on 2009年04月20日 13時39分 (#1551903)

    >>青銅器時代と差ほど違わない技術水準でもメインテナンスができることが必要。

    コレって当然、メンテナンス中は止まらないことが条件なワケだよね。
    でも、時計でそんなこと可能なのかな?

    止めないと修理できないんだったら、メンテナンスフリーである必要があるように思えるけど。

  • by PEEK (27419) on 2009年04月20日 13時45分 (#1551906) 日記

    サンダーマスクの目覚まし時計に使えますね。

    --
    らじゃったのだ
  • by Anonymous Coward on 2009年04月20日 14時11分 (#1551926)
    の千年時計のエピソードが即座に頭に浮かびました。
    動力はゼンマイ。
  • 2000年問題や2036年問題や2038年問題といった、内部処理の先見の明のなさ(大語弊あり)のない時計サービス/APIとかの話じゃあないのか…。
  • by kikki (30639) on 2009年04月20日 17時42分 (#1552093)
    2.1万年時計を託す将来の世代は時計の基本技術は理解しているはずだが、青銅器時代と差ほど違わない技術水準でもメインテナンスができることが必要。

    「昔の人は時を知るのにこんなご大層な機械を使っていたんです。何考えてたんでしょうねぇ」
    もしくは「時間」の概念が大きく変わっていて、時計そのものが理解されない代物になってたり。

    この2.は「核の炎で人類は滅んだ!」北斗神拳的な将来を想定してるんでしょうか。
  • by parsley (5772) on 2009年04月20日 19時36分 (#1552162) 日記
    タレこみ人です。ハードウエアではないのですが、 山の上の交響曲 [amazon.co.jp]に出てくるオーケストラはまさに実演中です。
    --
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  • http://srad.jp/science/article.pl?sid=02/08/12/1547221 [srad.jp]

    ピッチドロップが1万年くらいをお知らせします.............................. ...

  • by troubot (20794) on 2009年04月20日 22時34分 (#1552274)

    「そんなの日時計でいいんだから適当に棒たてときゃいいんじゃないか」
    って思った直後に、地球の地軸がぶれる可能性に思い至る。
     いや、一万年程度ではそんなに大きく地軸がぶれる事はないか。どうなんだろう?

    //あとどこかのプログラム系サイトで「10年間砂が落ち続ける砂時計プログラム」の話が
    //あった事を思い出しそうになったけど、良く考えたらプログラム系サイトじゃなかった。

  • by Anonymous Coward on 2009年04月21日 2時57分 (#1552417)

    時計ほど正確ではありませんが、大阪万博で5000年後に開封する予定のタイム・カプセルの中に、極長期計時装置が収められていましたね。

    軽く探した範囲でやっと見つけたそれっぽいもの
    パナソニックのサイト [panasonic.co.jp]に「プルトニウム原子時計(タイム・キーパー)」の記述
    ・日本科学未来館で以前行われた展示で紹介されている画像 [jst.go.jp]

    同型が大阪歴史博物館で保管されているらしいので、もしかしたら見られるかも。

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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