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アレゲなニュースと雑談サイト

hylomによる 2009年07月28日 17時09分の掲載
これも一種の格差部門より。

あるAnonymous Coward 曰く、

少々古くなったが、読売新聞の「『太陽光発電』買い取り費、全世帯に料金上乗せ」という記事によると、家庭用太陽光発電の余剰発電分を買い取る新制度で、買い取は通常の電力使用料金のおよそ倍額で電力会社が買い取り、その買い取りコストを全世帯に転嫁することで決定したと経済産業省が小委員会で公表したとのこと。

太陽光発電の普及促進のため、導入コストを償却できる期間を短くしようと言う考えだと思われるが、問題は低所得家庭を含む全世帯に太陽光発電による売電分の負担をさせるということ。

ドイツなどでも今回の日本での決定と同様に高く売電できるため、電気料金の収支が黒字になる世帯などもあり、太陽光発電付き賃貸住宅もある。

しかし、太陽光発電で売電をしながら実際の使用は通常の電力会社からの供給を頼ったり、太陽光発電ではない電力会社からの電力を中継して売電するなどの防止策などは考えられているかは報道の範囲では分からない。

集合住宅に住む立場としては、太陽光発電を導入したくても導入できないのに、その普及促進のために電気料金を一方的に高くされるのにはモヤモヤ感を抱く。電力会社はほとんど負担しないというのも腑に落ちない。しかしながら、個人的には普及率が高くなるにつれ、発電パネルの単価が下がるほうを期待したい。

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  • movi (18995) : 2009年07月27日 22時20分 (#1612686)

    電力会社はほとんど負担しないというのも腑に落ちない。

    彼らの負担はね、見えないところにあるんだよ
    太陽光発電の普及の思わぬリスク [slashdot.jp]を読んでみると良い

    • Re:電力会社も気の毒に (スコア:2, すばらしい洞察)

      Anonymous Coward : 2009年07月28日 17時35分 (#1613241)

      >彼らの負担はね、見えないところにあるんだよ
      その見えないところも含めて、
      ・一般家庭の電気代は据え置き
      ・売電から電気会社が買い取る値段を少し安くして
       その分をリスクヘッジに回す。
      という形にならないってとことが腑に落ちないのでは。

      リスクがあるというのなら
      売電できますよー。電気代安くなりますよー。って言うだけでなく
      一般家庭が電気を売電することによる問題点も、
      もっときちんと説明して、
      「同じ電気でも一般家庭の売電する電気の価値は少し低い」
      って言えばいいんじゃないのかな。
      # 自分の家のなかで消費する分には、電気を買わずにすむわけで
      # その分電気代が安くなるんだからさ。

    • Re:電力会社も気の毒に (スコア:4, すばらしい洞察)

      albireo (7374) : 2009年07月28日 18時36分 (#1613296) ホームページ 日記

      そう。家庭発電の余剰電力なんて変動パラメータ程度の量しかないので、電力会社が作らなければいけない発電量は実質変わらない。
      つまりそんな電力をもらっても電力会社にとっては金銭的価値は皆無で、むしろ買い取るための設備を用意しなければいけない分損をする。でも国策だからやってるだけ。
      そこへさらに「倍の値段で買い取れ」と言われたら、そりゃあ価格に転嫁しないとやってられないでしょう。

      だからって発電設備を持たない家庭が負担をするってのはおかしな話だよなぁ。
      どうせ負担を広く分散するなら、税金から補助金出した方がまだ納得しやすいと思う。
      太陽光発電の普及だけではなく「売電」も普及させたいという思惑があるからなんだろうけど。

      --
      うじゃうじゃ
      • s-kei (16661) : 2009年07月29日 1時28分 (#1613563)

        >どうせ負担を広く分散するなら、税金から補助金出した方がまだ納得しやすい

        今回の制度(いわゆる「固定価格買い取り制度」を取り入れてる)の場合、ドイツなどと違って補助金も相応の割合を占めてます。その分、電気代への影響も少なくなってます。

        ただそこで全部を税金で出すと、市況の変化や技術の進歩に対応が遅れてしまいがちなんですよ。
        そのぶん無駄が出ちゃって却ってみんなが損するというのが世界の経験則で、これはIEAや日本の環境省もレポートにまとめています。
        http://www.iea.org/w/bookshop/add.aspx?id=337 [iea.org]
        http://www.env.go.jp/earth/ondanka/conf_re-lcs/rcm.html [env.go.jp]
        これには電気代から徴収する方がみんなの監視が厳しくなり、結局は無駄なく普及させやすいという要素もあるようです。(^^;;

        補助金まかせだと対応が遅れるのは、日本も2005年に打ち切ってから身をもって経験した通りです。
        それまでは世界の半分を生産していたのに、2008年は中国とドイツに抜かれて、3位になってしまってます。
        http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%85%89%E7%99%BA%E9%9... [wikipedia.org]
        このまま放っておくと自分たちで使いたい分も自給できなくなるおそれがありますが、これは明らかに損です。

        もちろん、全く負担無しに新しい技術が導入できればそれに越したことは無い、のですけどね。
        # それだけ切羽詰まった状況なんですよ、世界は。

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  • funya (14942) : 2009年07月28日 18時29分 (#1613287)
    火力、原子力に依存している今の日本の状況がおかしい。火力を減らさざるを得ないのは当然。
    原発の総合的な環境負荷と信頼性の低さに比べれば、太陽電池や風力、水力を導入しなければ
    ならい。そのコストを払うのは仕方がない。

    現状でとんとんとか言われているが、石油の値段がちょっとあがれば、そんなのは問題なくなって
    しまう。

    日本は中緯度、日照量の低さという不利な点はあるが、それでも太陽電池の比率を上げて
    電力供給のリスクと、環境へのインパクトを減らすのが重要だと思う。それを払うのは
    電力会社だし、それを価格に反映させるのも当然だと思う。リスクはあるが安い電力
    も一緒に売り出しても良い。
    • s-kei (16661) : 2009年07月29日 0時48分 (#1613540)

      >石油の値段がちょっとあがれば、そんなのは問題なくなってしまう。

      この一言に尽きます。
      昨年の例で言うと、一般的な家庭の電気料金は「燃料費調整」によって月あたり250~550円ぐらい値上がりしています。
      それでも吸収しきれないほど原油が高騰し、電力会社は昼間に電力を売ってもアシが出る状態になり、大赤字を計上しました。
      それを取り戻すため、値上がりは今年になってからも続きました。

      このように一過性の値上がりだけでも日本の経済に大打撃を与えたのですが、問題は今後も値上がり基調だと見られていることです。

      米国エネルギー情報局(EIA)や国際エネルギー機関(IEA)は、今後20年のうちに原油価格が恒常的に120ドル/バレルを超えるようになると予測しています。
      http://www.eia.doe.gov/oiaf/ieo/graphic_data_highlights.html [doe.gov]
      http://www.worldenergyoutlook.org/docs/weo2008/WEO2008_es_japanese.pdf [worldenergyoutlook.org]
      原油の価格の予測なんて当たらないことで有名ですけど、それでも採掘価格の上昇はIEAの報告書でも繰り返し指摘されているところです。
      またオイルサンド(砂にコールタールがまじったようなもの)なんてものまで採掘されていることからわかる通り、質の低下も指摘できます。
      さらに原油の価格と連動して、天然ガスやウランの値段も乱高下しています。

      その一方で太陽電池は今後も値段が下がっていって、もう10~15年もすると火力発電と同じぐらいの発電コストになると見られてます。
      アメリカなど最近計画を前倒しして、2015年までに同じにすると息巻いてます(Solar America Initiative)。
      http://steab.org/docs/Sandia_Photovoltaics_Program.pdf [steab.org] (5ページ参照)

      発電所ってのはたいてい30年とか40年使われますから、今から新しく火力を造るよりも、今から頑張って太陽電池を量産し始めた方が、
      結局は安くつきそうなんですよ。お天気任せだし色々面倒 (^^; ですけど、それでもその分原油やガスを燃やす量を減らせますから。
      あと太陽電池は、輸出もできますね。

      つまり
      ・今確かに電気代は上がるけど、それは去年みたいな原油高騰の影響よりはずっと小さい。
      ・今確かに電気代は上がるけど、その分、国内の景気や雇用は良くなるはず。
      ・今確かに電気代は上がるけど、その分、将来の原油高騰の影響は小さくなるはず。
      と言えます。
      自分の家に設置できなくても、電気代の負担が増えても、結局は何らかの形で身の回りにその恩恵が戻ってくるはずなんですよ。
      またその恩恵の額は、負担より大きくできるはずです(実際、ドイツなどは余裕で元が取れている)。
      http://www.env.go.jp/earth/ondanka/conf_re-lcs/rcm.html [env.go.jp]

      負担にばかり目を向けずに、その恩恵を是非積極的につかまえて欲しいと思います。
      実際のところ、そうしなければ温暖化対策なんて進みませんし。

    • Re:太陽電池の普及は必然 (スコア:2, おもしろおかしい)

      yasuchiyo (11756) : 2009年07月28日 19時20分 (#1613343) 日記

      太陽/風/水の力を奪い取ってただで済むとおもってんのか

      宇宙の侵略者による地球壊滅計画が遂行され混乱する民衆、の様子を思い浮かべてしまった。

    • そうでもないよ。曇天でも発電しないわけじゃないし、適度に雨が降って風が通るから、
      放っておいても落ち葉は積もらないしパネルも洗われるとかで、砂漠に置いた条件との比較では
      勝負にならんかもしれないが、手間ヒマかけずにそれなりの成果が得られるという点を考えれば、
      日本の環境には向いてるって人もいる。

      屋根瓦ぐらいに安くなって、家屋の屋根を独占するようになれば別の世界が見えるんじゃない?

      曇天に強いソーラーパネル [shinobi.jp]なんてのも開発されてるし。

      • >>手間ヒマかけずにそれなりの成果が得られる

        >得られませんよ。
        >太陽光発電がメンテナンスフリーだなんて幻想です。現実にはちゃんと手をかけてやらないとだめです。

        おお、そうなんだ。それは参考になります。ということは、
        設置後は、メンテナンスの必要はほとんど無く、自動運転システムなので操作もほとんど必要ありません。 [sato-koumuten.co.jp]
        ↑この屋根瓦がわりに葺く太陽電池の宣伝文句は嘘ってことでしょうか。
        クボタはかなり大手のはずなのに困ったものです。それとも、この工務店さんが悪徳なんでしょうか。

        こんなサイトも嘘ばかり書いてるわけですか。 [miyakesan.co.jp]
        >設置後は電気代の心配はなし、余った電気は預金口座に入っている。発電装置の維持管理の手間は一切無い。
        >電気代も減って、思ったぐらいのメリットは出ている。メンテナンスがいらないのが大変良いと思う。
        まったく、困ったものですね。

        >実際、いい加減な導入業者の甘言を真に受けて放置してたら出力が半分以下に下がっていたという例も珍しくないと、別の導入業者が言ってました。
        何が原因なんでしょう、そのへんの詳しい情報が欲しいですね。ご存じないですか。
        理由も分からず出力が半分になったのでは導入したほうはたまったものではないですからね。
        是非情報提供をお願いしたいところです。

        実際にはそれなりに考え抜かれた設計でないと、手間をかけないようにするのは難しい。 [way-nifty.com]
        というのなら分かります。いいかげんな設計や施工ではトラブルも起きやすいですしね。

        産総研の調査 [nikkeibp.co.jp]からすると、確かに完全メンテフリーとは言えない実態が透けて見えますが、
        >10年以内に太陽電池モジュールの一部あるいは全部を交換したのが34件(13%),
        >10年以内にパワー・コンディショナの部品あるいは全部を交換したのが43件(17%)だった。
        中途で激しく劣化する不良品の太陽電池モジュールが混在してるのは回避しようがないし、
        パワーコンディショナの故障はシステムで見た場合の不具合ですね。

        もう一度挙げますが、
        >日照時間が少ない日本で太陽光発電ってのもおかしいですよ、こんな愚策…

        という指摘に対して、
        >適度に雨が降って風が通るから、放っておいても落ち葉は積もらないしパネルも洗われる
        >手間ヒマかけずにそれなりの成果が得られる

        というくだり、曇天や雨天もある日本の環境だと日射は減っても自浄作用が働くから、
        頻繁にパネルを拭いて汚れを取り除く必要がないので「手間がかからない」と言ったわけで、
        # 確かに毎日手間ヒマかけて拭けば、ちょっとは発電量上がるかもしれませんけど、労働量に見合わないですからね。

        それに対して「最初から不良品の太陽電池が入ってる場合は交換の手間がかかる」
        「パワーコンディショナの耐久性を考えると、システムで見れば10年するかしないうちにメンテが必要になる」
        「メンテナンスフリーなバッテリーを、メンテナンスフリーだから劣化しないし交換不要と考えるのは間違い」
        とおっしゃるのなら確かにその通りでしょう。

        >あなたは導入してるんですか?
        >導入していてメンテしてないなら出力チェックしたほうが良いですよ。

        心配して下さってありがとうございます。昨年テストのため導入して、発電量をチェックしていました。
        幸いなことに、発電能力がいきなり半分になるようなトラブルには遭遇しませんでした。

        今年はもう少しスケールアップして、実用になるシステムを組もうと思っています。

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  • ソーラーもこれから (スコア:2, すばらしい洞察)

    nemui4 (20313) : 2009年07月28日 8時34分 (#1612826) 日記

    太陽電池についていつも思ってて、思ってるだけで全く調べていない疑問。

    太陽電池を作る時の環境へのインパクトというか汚染の具合。
    半導体なんでしょ?薬品とか使ったり、色々あるんじゃね?とか思ってる。
    メンテも必要だろうし、古くなったら廃棄、取り替えというサイクルもあるだろうし。
    その辺の話全く見たこと無いのは取るに足らないことなのかなぁ。
    とか思いつつも口には出したことがない。

    他の「エコ」関連テクノロジー全般に対してもこの疑問は少なからずあるし。

    #エコカー減税やエコポイントなんてエコロジーなじゃくて、エコノミー補助にしかなってないと思ってる。
    #主目的はどうみても景気促進だよね。
    #適当なサブジェクト思いつきませんでした。

    • metier (17448) : 2009年07月29日 0時20分 (#1613526)

      投入エネルギー量が削減エネルギー量とバランスするまでの時間
      多結晶シリコンで1.5年、アモルファスシリコンで1.1年、化合物薄膜(CIS)で0.9年

      排出CO2量が削減CO2量とバランスするまでの時間
      多結晶シリコンで2.4年、アモルファスシリコンで1.5年、化合物薄膜(CIS)で1.4年

      出典:太陽光発電のエネルギーペイバックタイム・CO2ペイバックタイムについて [aist.go.jp]

      よく言われる20~30年というのは投資を回収するまでの期間なので、
      太陽電池の購入を経済的に回るようにする施策は、温暖化対策としての嘘はついていない。

      主導が経済産業省なので嘘臭く見えるけど、電力会社の管轄省庁は経済産業省なので環境省はイニシアティブを取りにくいんだろうな。

      • s-kei (16661) : 2009年07月29日 1時48分 (#1613573)

        ちょっと横ですが。
        >環境省はイニシアティブを取りにくいんだろうな

        推測ですが、彼らはあえて経産省に譲ったんじゃないでしょうか。
        というのは経産省が今回の方針を打ち出す直前、環境省が下記のようなレポートを出しているんですよ。

          低炭素社会構築に向けた 再生可能エネルギー普及方策について(提言) [env.go.jp]

        えらい長たらしい名前の上にとんでもない分量のレポートなんですけど、結論は
        ”再生可能エネルギーの普及には確かにすごいお金がかかるけど、それ以上に便益(経済的なもの)の方が大きくなるはずやで”
        です。環境保護の効果もちゃんと付いてきますし、エネルギー自給率も向上します。ドイツでも実証されてるようなことが、日本でも可能だというレポートです。

        たぶんこのレポートで、環境省は関連する利権を全部取ることも出来たと思うんですよね。実際、ドイツは環境省が主導してますし。
        でも実際に施策を打ち出したのは経産省で、その発表とほぼ同時に環境相から歓迎のコメントが出ています [env.go.jp]。

        真相は語られて無いのでわかりませんけど、これ以来、環境省と経産省があんまりケンカしなくなったように思えます。

    • s-kei (16661) : 2009年07月29日 2時26分 (#1613587)

      >太陽電池を作る時の環境へのインパクトというか汚染の具合
      >その辺の話全く見たこと無いのは取るに足らないことなのかなぁ。

      ご想像の通りで、そういう面でみても環境保護になります。
      原油や石炭を燃やす火力発電所の方が、桁違いに多量の汚染物質を排出しちゃいます。
      だから重金属汚染とかそういう面でも、太陽電池の方がずっとクリーンです。
      下記に代表的な論文があります(要約。全文閲覧は有料)。他にもあると思う。
      http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/es071763q [acs.org]

      ただし、中国の一部で見られるようなズサンな汚染対策の場合は別ですが。
      # 製造時の環境保護がなってない国や製品は、関税上げるようにするべき時期だと思う。

      ---------
      >主目的はどうみても景気

      一部だけ取りましたが、その見方は正しいと思います。
      商売的な考え方で普及を進めると、結局は環境保護も効率よく進むので。

      経済成長と環境保護って、実際は両立できるんですよ。

      # もちろん、闇雲に高い目標を掲げればいいってもんでもないですが。

    • そもそも、太陽電池パネルが実用的な寿命のあいだに生み出す電力の総量は
      それを作り・売り・取り付けるのに使った石油を発電に使った場合に生み出
      す電力を上回っているのでしょうか?
      もし、そのまま燃やしたほうが得だってんなら、ナンにもならない以上に詐
      欺でわないかな?

      参考サイト武田邦彦 (中部大学): 標語の前提と語尾・・・希望と現実 [takedanet.com]

      --
      **たこさん**・・・
    • どうみても、平成の「大躍進運動」って呼ばれるようになりますよ。

      工学の基本として効率をあげるには、「規模の拡大」これに尽きるのに
      何が悲しくて、高々十数平方メートル単位で発電するんだろう?
      伝送コスト、管理コスト共々うなぎ上りですね。
      こんな電気を売りつけられても、電力会社も困るだけだろう。

      本当にソーラー発電が採算に乗るようならば、ちゃんと企業が事業として
      参入しますよ。
      だいたい、いままでも「ソーラーパネルを買ってくれ」といってきた奴は
      いたが、「お金はらうから、ソーラーパネルを置かせてくれ」という奴は
      いなかったしねぇ。

      大体において、太陽電池は「魔法の板」じゃないので、どんなにしても
      太陽定数以上のエネルギーは生み出せないのに、それが分かっていない奴が
      多すぎますよ。
      太陽電池ってのは飽くまでも、配線が大変とかでエネルギーの調達コストが
      高いところ向けや、電卓などの微小電力用途でしょう。
      • 少なくとも2点、見落としていますね。

        1点目は、他の方も指摘していますがパネルの効率には「規模の拡大(による効率向上)」が効かないこと。
        2点目は、伝送コストは安くなること。でっかいソーラー発電所なんて作れるのは地価等考えると
        原則として人里離れた場所しか無いのですが、そこから消費者まで送電すると距離に比例したロスが生じて
        しまう。これに対し、各家庭にパネルを設置した場合、この送電ロスが減り、伝送コストが下がります。

        管理コストはどうなんですかね。導入数が多いほど、1件あたりのコストは下がる気がするのですが。

        企業が参入しない理由は、企業の人件費を賄えるだけの収入が得られないからでしょう。
        パネルの発電量は年間1000kWh [jpea.gr.jp]、売電収入は25円/kWh、発電能力4kW、寿命30年、初期設備投資費250万円、
        周辺回路寿命15年、周辺回路コスト30万円、初期投資への補助金50万円とすると・・・
        寿命までの売り上げ:300万円
        設備投資費:280万円(パネルと周辺回路が同時に寿命に達するとした)
        ->人件費に回せる費用が、30年でたった20万円/件。
        年収300万の社員一人を養うために、450件の契約が必要。
        契約相手に、売り上げの5%を渡す場合は、1800件/社員必要。
        これじゃ参入する企業がいないのは当然かと。

        #ところで、パネルを後付けする場合人件費が数十万かかるようだ。
        #建築時点で取り付ける場合は、浮いた人件費の分安くなるんだろうか?

        最後に用途ですが、規模と効率が無関係なので分散電源にも適しています。
        #つまり工場や商店、家庭に設置するタイプの電源ね

      • 現状では、パネルの価格だけでなく、パネルの直流を商用交流と位相を合わせた交流に変換する装置(売電のためには必要)が高い。 実際ソーラー住宅を建てた知人が愚痴ってました。100万円以上したらしい。 これを各戸で買って設置するのは高コストですよね。
      • 3個のコメント が現在のしきい値以下です。
    • >ペットも機械も同じ。
      >お金と愛情をかけて丁寧にかわいがってあげれば長生きします。

      うーん、半導体をいったいどうやって丁寧にかわいがれば・・・(笑)
      下手に毎日手入れすると、製品寿命に達する前に摩耗してダメになりそうだし。
      毎日、「今日もクリーンエネルギーをありがとう」と話しかければいいのだろうか?

      冗談はさておき。

      パネルの劣化加速要因って、紫外線とか潮風だよね?
      ということは、長生きさせるためには

      ・潮風が当たらないように、屋内に設置
      ・紫外線が当たらないように、太陽光に晒さない

      ・・・あれ、目的はなんだっけ?

    • 2個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • この話、kmori58 さんのブログで昔読んだことあります。
    http://d.hatena.ne.jp/kmori58/20090220/p1 [hatena.ne.jp]

    あと、現状の太陽光発電システムでは、トータルコストとしては
    ペイしないという話があります。
    http://www.gns.ne.jp/eng/g-ken/doukan/agr_430.htm [gns.ne.jp]
    環境負荷はともかく、コスト的には、まだ時期尚早なわけですね。
    で、このスレッドの話題は、トータルだと増大するこのコストを、
    誰が負担するかという話なわけです。

    国も、発電効率よりも、トータルコストの方を主眼に研究開発を
    推進すればいいのに...

  • 倍額で購入してもらえると信じて太陽光発電を導入すると、数年後には倍額での買い取り制度が廃止されたりする予感がする。

  • 詐欺が可能? (スコア:2, おもしろおかしい)

    saitoh (10803) : 2009年07月28日 19時36分 (#1613359)
    太陽電池パネルをつけた家がつけてない隣の家と結託して、隣の家で受けた電力を太陽電池で作ったふりして電力会社に売ると・・・。 買値の倍で売れるのなら、多少の設備投資をしてもペイするのでは?

    これって刑法的に詐欺になるのだろうか?

  • あまり消費電力が多くない日中に発電量が多いのが使いにくいんだよね。
    だから、当面は売電とかでもいいと思うんだけど、将来的にはエネルギーを
    蓄積する方向に行くべきなんじゃないかと思う。

    たとえば、日中の余った電力でお湯を沸かしておくとかして家庭内で使う方法は
    あると思います。高効率キャパシタが実用化されて、蓄電しておいて、夜にそこ
    から放電して使えば、電力会社から売電する必要は減りますよね。

    売買電は一時的な対策で、恒久的には燃料電池とかも含めて、世帯内でエネルギー
    供給・消費を完結させる方向に行くのがいいのではないかと。

  • 倍にはなりましたがそれでもヨーロッパの半額です。 30年たってもペイできないといわていましたが、これで20年ぐらいでペイできるようになるのかも。 太陽電池の業界ではすでに日本メーカーは遅れを取っていますが、 このまま後進国として終わるんでしょう
  • s-kei (16661) : 2009年07月29日 3時11分 (#1613598)

    >集合住宅

    実は少ないながら、日本でも集合住宅への導入例があります。
    http://www.jice.or.jp/kaihatsusho/200008310/kaihatsusho_2_150.html [jice.or.jp]
    http://www.kyocera.co.jp/prdct/solar/es/facility/house/index.html [kyocera.co.jp]
    http://eco.nikkeibp.co.jp/article/news/20090714/101842/ [nikkeibp.co.jp]
    このように既存の制度でもなんとか導入できる場合があるのですが、聞いた範囲では手続き的にややこしいことになるとか。

    そのあたりは経産省も気にしているようですが、今回はまだそこまで手が回っていないようですね。
    http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g90326a07j.pdf [meti.go.jp]

    ただ(伝聞で恐縮ですが)、手続き的な障害を乗り越えて導入した集合住宅は、ほとんど入居率100%を誇っているそうです。

  • MISSION (13232) : 2009年08月03日 17時39分 (#1616361) 日記

     この手の議論の基礎データとして、ソーラーアーク [sanyo.com]の発電量と消費電力量、購入電力量及び日照・気温・湿度などの関係を通年で見られるようにしたデータが公開されると良いな。
    # 一度ぐらい見学に行ってみたかった。

    --
    ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより
  • Re:最終的には (スコア:2, 参考になる)

    t_a_b_a (32874) : 2009年07月28日 17時59分 (#1613260) 日記

    一定期間上乗せって話じゃなかったかな
    償却すんだら通常売電価格に戻りますとかだったと思う

  • Anonymous Coward : 2009年07月28日 18時25分 (#1613283)
    1・ソーラーパネルっぽいものを屋根に設置
    2・買取用の契約(A)と売却用の契約(B)を電力会社と結ぶ
    3・(A)→(B)に繋ぐ
    で永久機関完成?
    • Anonymous Coward : 2009年07月28日 19時03分 (#1613326)
      普通は,2契約は無理です。(動力などを除く) なぜなら,電気は1契約あたりたくさん使う方が高くなるので, ある程度の容量なら,(便利性を別にすれば)複数契約した方が電気代は安くなってしまうのです。
  • 一軒家ならともかく、マンションの場合は
    発電量(パネル面積)/1戸
    って絶望的に小さそうですね。
    #共用部分の電気代くらいにはなるか?

    --
    TomOne
  • Re:たとえ月額100円でも (スコア:5, すばらしい洞察)

    Anonymous Coward : 2009年07月28日 18時56分 (#1613316)

    >支払う料金が上がるから疑問に思ったり批判してる人が多いように見えるのは気のせいでしょうか...?
    当然そうでしょう。

    というか、ここの所言われている経済刺激策のほとんどが、そういう現状でも余裕の有る者の購買を、
    それが不可能な貧乏人に迄負担させてという物ばかりですから。

    税金から新築に金を出すのも、税金から高速代に金を出すのも、全てそれと関係無い人々の懐からも
    金を持ち出してやっている。
    普通に働いている人からは「またか」と思われても仕方無いだろう。

  • quililila (23086) : 2009年07月28日 18時57分 (#1613318)

    普通に考えたら、大家が設置してそのまま電力を売っちまうんじゃないかな。
    別に屋根に付いてる太陽電池は、その建屋内で処理しないといけないわけでもないでしょう。

  • Anonymous Coward : 2009年07月28日 18時58分 (#1613319)
    >天下り先確保
    経済産業省の天下り先:太陽電池補助金交付事業者の一般社団法人「太陽光発電協会」が補助金事業を受け持っています。
    最近もうひとつ作りました。「太陽光発電普及拡大センター」。

    >すごくおいしそうですよね。もしかしてもうそういうこと考えてるのかな?
    既にごち。
  • Anonymous Coward : 2009年07月28日 23時56分 (#1613510)

    ソーラーパネル作るには大量のエネルギーというか、影で大量の二酸化炭素が発生しているような気がするんだが。
    これから何十年か発電を続ければ元はとれるんだろうけど、先払いでエネルギーを使ってることを忘れちゃいけない。

    エネルギーペイバックタイム(EPT)で約2年、CO2ペイバックタイムで約3年です。
    http://unit.aist.go.jp/rcpv/ci/about_pv/supplement/supplement_1.html [aist.go.jp]

  • s-kei (16661) : 2009年07月29日 2時01分 (#1613577)

    >余剰電力だけ買い取るのは不公平感が高いよ

    そういう面は確かにあります。そこは今後、改善が必要な点でしょうね。
    やり方は幾つかありますが、
    ・余剰電力の割合が多い場合は買い取り単価を下げ、逆に少ない場合は上げる
    ・(ドイツ式の)全量買い取りのオプションを提供する
    などの手があります。

    ドイツも年を追う毎に改良を重ねて、今のような成功に繋がっています。
    余談ですがドイツの場合、今までは全量買い取り一本槍だったのですが、最近の改正(EEG 2009)では家庭用に関して余剰電力買い取りのオプションを設けています。やっぱり「自分の家で発電したものはまず自分で使いたい」ですからね。

  • >だって、エコエコ言うくせに、電機の無駄遣い、デスクトップPCの電源入れっぱなし、

    「電機の無駄遣い」ってどういう話?

    #政府とマスコミ様がおっしゃる「エコ」は絶対「エコノミー」に違いない。
    #環境保全したいなら自家用車とか削減する方向にないとおかしい気がする。

  • Re:問題は蓄電 (スコア:2, 参考になる)

    Anonymous Coward : 2009年07月29日 9時28分 (#1613640)

    逆ですね。
    現状高価でライフサイクルの短い蓄電設備が家庭用太陽光発電の足を引っ張っている一因。
    #だから夜でも買電なしに自前の電気を使う所は多い。
    #鉛蓄電池だから寿命はそれなりだし、ディープサイクルバッテリーだと更に高価になる。

    それを売買価格差を大きくする事に依り、昼は売電で金を稼ぎ、夜はそのマージンで買電とすることで、
    設備投資費用を圧縮できるという利点がある。

    また、家庭のピークは基本的には夕餉時で、企業のピークと重ならない。
    しかし、企業のピークと太陽光発電のピークは重なるので、実質ピークを減らす役には立つ。

  • nemui4 (20313) : 2009年07月29日 9時32分 (#1613644) 日記

    >パネルにシール貼らないとダメ、とか?

    ソーラーパネルに貼ると、出力があがる謎の模様入りシールとかそのうち出そうな予感。

    #携帯の裏に貼ると受信感度が上がるという触れ込みのシールとか無かったっけ?

  • ロシアとかイタリアって、天然ガスはパイプラインで流せますからね。
    日本の場合液化して船で運んでくるしかない。

    --
    TomOne
  • > 太陽光発電以外(エコウィルや風力なんか)で発電した電力は買い取らないとか

    太陽光以外のものにもそれぞれ長所がありますので、活用した方が日本全体のエネルギー供給システムの競争力は上がるのではないかと思います。
    ただ、その評価が日本では真面目になされていないようです。

    確かに電力会社にとっては、既存の発電ビジネスを奪う面もありますので難しいところです。
    でもどのみちこういうものも使っていかないといけないわけで、先送りしても結局は損だろうと思います。
    腹くくって活用して欲しいと思います。

    実際、PG&EとかEDFとかE.onとか、電力会社が積極的にビジネスに活用する話も良く聞きますし。

    > パネルはメンテフリーに近くても、周辺回路の寿命なんかが短くて

    パワーコンディショナーは10~15年程度で交換が必要とされてます。中の電子部品が寿命になるのだそうで。
    トラブル原因としても大きな割合を占める [greenenergy.jp]ようです(系統側の問題の場合もあるので、機器の故障とは限りませんけど)。
    発電量のチェックは必須と言えますが、モニタリングや定期点検のサービスが提供されていても、案外利用されないそうで。このへんのサポート体制をどうするかは、まだ試行錯誤中という感じですね。

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