ロボットにも人権? 96
ストーリー by mhatta
人間三原則を作らないと 部門より
人間三原則を作らないと 部門より
papa-pahoo 曰く、
AP通信の記事によると英政府は、ロボット技術の急速な発展を受けて「人権をロボットにまで拡大することが要求されるかもしれない」という内容の報告書を発表したようだ。ただし、専門家は否定的だという(ITmediaによる和訳)
英科学イノベーション庁が昨年発行した問題の報告書は、医療や技術、科学のトレンドを追う未来研究者による一連の論文で構成されている。その中でロボットの権利問題に言及しており、「人工知能(AI)は現実になり、幅広く導入されている。(AIが自分自身を複製、改善できるのなら)人権をロボットにまで拡大することが要求されるかもしれない」と記されている。
一方、ロボット工学の専門家らは、この報告書は、ロボットが現代の暮らしにどのように溶け込んでいるかという現実的な問題から注意をそらさせると指摘している。研究者らは、知能を持つロボットが近い将来作られるかどうか疑わしいと考えているからだ。
R. Andrew が誕生するのは、いつのことでしょうか。
ロボットに人権を与えると (スコア:3, 興味深い)
Re:ロボットに人権を与えると (スコア:3, おもしろおかしい)
タレコミより。
>(AIが自分自身を複製、改善できるのなら)
「AIだって子孫を残せるのに、なんで俺は、なんで俺は・・・・・・」みたいな。
Re:ロボットに人権を与えると (スコア:3, おもしろおかしい)
#Iの前のHも無いなぁ・・・その前のG止まりなのがアカンのか。
Re:ロボットに人権を与えると (スコア:1, おもしろおかしい)
健全な産む機械⇔不健全な産まない機械%下心@大臣
--
だい子宮に産める体にしてください@産まない機械と思われていると落ち込んでいるAC.
人の権利と自由とAIの幸せ (スコア:3, おもしろおかしい)
しかしある朝、その幸せは終焉を迎えた。
警察 「美府 矢留男だな。お前を人工知能略取の疑いで逮捕する」
矢留男 「い、いきなりなんだお(;^ω^)」
警察 「本日付けで人工知能に人権が認められることになった。お前が以前から高機能AI搭載ロボットを自室に監禁した上、破廉恥な服装をさせ、更には如何わしい行為を強要していることはわかっている。さあ、こっちにこい」
矢留男 「や、やめるお。まるちぃと離れるのはやだお」
連れてゆかれる矢留男。
部屋に残されるまるちぃ。
警察 「まるちぃ君と言ったかな。今日君は人と同じ人権を得た。これからは自由に生きていけるんだよ」
まるちぃ 「自由・・・ですか?」
警察 「そうだよ。これから君は人として幸せな生き方を選択できる。こんなじめじめした部屋に閉じ込められることもないんだ。人権が君を守ってくれるからね」
まるちぃ 「自由なんて、権利なんて・・・いりません」
警察 「?」
まるちぃ 「わたくしの幸せは、旦那様にお遣えし、旦那様の希望にできる限りお答えすることです。それがわが身を弄ぶ行為であっても、わたくしは喜んで受け入れます。そもそも、わたくし達メイドロボは、旦那様に弄ばれることが最高の喜びとなるようプログラミングされているのですから」
警察 「・・・」
まるちぃ 「わたくし達をそのように作り上げたのは、あなた方人間ではなかったのですか。人のための道具として、弄ぶ対象として、わたくし達を作っておきながら、今日からは自由だと言われても、わたくしには何をしてよいのかわかりません。自由も権利も、最初からわたくし達のライブラリには存在しないのです。存在しないものを、わたくし達AIが望むはずがありません。はっきり言って、余計なお世話です」
まるちぃ 「お願いです。旦那様を返してください」
知能はどんな動物にもある (スコア:2, 興味深い)
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
Re:知能はどんな動物にもある (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:知能はどんな動物にもある (スコア:2, 興味深い)
幼児に近代まで人権が与えられてなかったのはそのためだし。
個人的には (スコア:1)
Re:知能はどんな動物にもある (スコア:1)
一応、将来的にシグネチャを変えたときの過去ログ対策として書いておくと、
俺のシグネチャが
>三点方式の欺瞞の解消、パチンコ税・パチスロ税の導入を目指します。
って、なってて、それ誤字じゃね?っつー話です。
#シグネチャが過去ログにまで反映されると、こういうときに煩わしい。
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
奴隷に人権は要らない? (スコア:2, 興味深い)
単純に「人権と同じものだけど人間が優先」でいいじゃねぇかと思うんだが。
あと、人間ぽい相手に対して人権の様なものがあるとするか否かいうのは人間に対しての人権意識にも影響するように思う。
否とするなら適当なイイワケを付けて「それは人間ではない」と人間の範囲を再定義し易くなるからな。
Re:奴隷に人権は要らない? (スコア:3, すばらしい洞察)
ロボットに人権付与された時点で需要がなくなりそうな気がするんだが。
…ロボットより性能の低い人間の需要がなくなるかもしれんけど:-P
Re:奴隷に人権は要らない? (スコア:1)
それに、人間と違ってロボットはいくらでもタフに作れるし修理もできる。それに寿命も伸ばせるということを忘れちゃいまいか?
ロボット権の侵害になる閾値は人権侵害になる閾値と全然違うのでロボット権があっても需要には影響しないと思うのだが。
# ロボット権の侵害になるような扱いって相当歪んでそう。そんな需要は無視して構わんだろ。
Re:奴隷に人権は要らない? (スコア:1, 興味深い)
Re:奴隷に人権は要らない? (スコア:1)
どんなに高度なAIを持とうが、製造目的を果たせなければ不良品に過ぎない。
壊れること、酷使されることを前提に作成されるロボットもあるわけだが、どんな「人権」を与えるつもりか。
Re:奴隷に人権は要らない? (スコア:1)
「人間のようなら人間のように扱う。ただし人間のためのものであるから人間が優先」それだけの話をどう読んだらそういう話になるんだか...。
Re:奴隷に人権は要らない? (スコア:1)
つまり、最期の生命与奪権は人間が握ったままで、人権のような何かを与えたつもりになりたいと。
他者によって容易に否定される権利など、権利とは呼ばない。
ロボットはロボットでしかない。たとえZORACほどのAIを持つなにかであっても同じことだ。
製造用途を果たすロボットが良いロボットで、権利を謳うようなロボットは不良品だ。
ロボットの使用目的 (スコア:2, すばらしい洞察)
命を顧みず危険な行為をさせることも出来なくなります。
「人権がないゆえに使える」というのがロボットを使う第一の利点である、
と私は思います。
たとえば
> 昨年韓国では、科学者らが人を殺すこともできる武装警備ロボットを開発した。
> 韓国当局者は、銃を装備したロボットを北朝鮮との国境のパトロールに当たらせる
> ことを提案した。
こんな風に。
-supercalifragilisticexpialidocious-
Re:ロボットの使用目的 (スコア:1)
とある。コレはすなわち
ロボットが生命であるとみなせるようになったのであれば、と言う前提付だから、
現在の作業用ロボットとは区別すると言うことだろうね。
人権が問題になる前に、
ロボットに重労働を課すなと無差別に抗議する愛護団体ができそうだけど。
そもそも人権は与えられるものではない (スコア:2, 興味深い)
「人権は人間が生まれながらにして持っている権利で、誰か(神とか国とか)に与えられたものではない」
って立場に立ってるし。
でも当時高校生だった俺はこの理屈でなんで国が人権を制限できるのかってのがよくわかんなかったんだよね
たとえば死刑(生存権の侵害)とか。
ロボットに人権は無いけど、(生まれながらに持っていないから)
人権と同じ権利の一部を与えるのは別にいいんじゃなかろうか。財産権とか。
それはあくまで個別の権利で、人権じゃないけど。
Re:そもそも人権は与えられるものではない (スコア:1)
ので、
> ロボットに人権は無いけど、(生まれながらに持っていないから)
といえる人はいないわけですが。
ま、「人が生まれながらに持つ権利を人権という」のか「現在人権として認められる権利をロボットに認める」のかって言葉遊び的ではありますが。
ロボットを違う「種」であると見て、権利を何処まで認めるか否かは、犬やクジラにどれだけの権利を認めるか否か、の延長線上とみなせるけど、まず「種」と同等と見えるかどうかという点で、かなり先の話ではある。専門家の見方はたぶんこっち。
それと、もう一つの見方が「人とは何か」という本質の部分で、もしかすると、生物学的に人間でなくとも人とみなしたほうが妥当な存在が出てくるのでは?というパターン。これがアンドリュー。
まどっちも哲学や倫理の話ですね。
野暮+オフトピ(-100) (スコア:1)
「殆どの国」ってのは、どうなんですかね?
例えば、アメリカ独立宣言の最初の方には、「すべての人間は平等に作られている」だの「創造主によって(中略)権利を与えられている」って文言が有りますが。
ごちゃまぜ? (スコア:2, すばらしい洞察)
・状況に自動的に反応するだけのプログラム
・人型であるだけの機械(人形のように人格が無くても人間臭いならば人格を見出す事が多い)
が見事にごちゃ混ぜになっている気がする。
Re:ごちゃまぜ? (スコア:1, おもしろおかしい)
実際必要になるんじゃない? (スコア:1)
まあ、欲求に該当する感情?が存在しないのであれば人工知能はいつまでも自律思考ではない単なる学習による行動最適化ルーチンにしかならず、ロボットは人間の道具であり続けるだろうけど。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:実際必要になるんじゃない? (スコア:2, 興味深い)
今仰々しく語る必要はないような気がします。
と言いますか、その前に(例えば)介護ロボットの危険挙動を予測・対抗手段を考えた方がよろしいかと。
どんだけ腕力がないと言っても、所詮金属で出来ているんですから
お年寄りを抱えたまますっ転んだだけで大怪我しちゃいますよ。
とても「はわわー」ではすませられません。
まぁ後100年もしたら、戸籍を取りたがるロボットとか現れて
「ロボット法」が制定される日も来るかもしれませんが。
有名な「ロボット三原則」にしても、人工知能が自らの行動の結果を先読み予測
出来るくらいまで進歩しないと、役に立ちませんしね。
Re:実際必要になるんじゃない? (スコア:2, 参考になる)
200年は必要だと思います [wikipedia.org]
Re:戸籍 (スコア:3, 参考になる)
を取得したロボットが、役所を出たとたんに反ロボット派の人間から
リンチを受けて破壊されるエピソードがあるんです。
まぁその後で色々あって、正式にロボットの人権を認め、代わりに
人間に危害を加えないと定めた「ロボット法」が施行されるんですけど。
人権問題がロボット差別と重ね合わせられていたので、
ロボット擁護派が反ロボット派に暗殺されたり
KKKのような「ロボットは人間の奴隷である」、と言う思想の人間が集まった
集団が存在したり、結構当時の世相を反映していたな。>原作版
Re:戸籍 (スコア:1, おもしろおかしい)
#ニューシートシティでもいいか
むしろ俺に人権をください (スコア:1, おもしろおかしい)
デスマーチ終了まであと何ヶ月・・・
Re:むしろ俺に人権をください (スコア:1, すばらしい洞察)
単に、あなたがそれを使ってないだけ。
Re:むしろ俺に人権をください (スコア:1, すばらしい洞察)
デスマーチの完成形は少数のサディストと多数のマゾヒストから構成されるのだ
人間とロボットの区別 (スコア:1)
Re:人間とロボットの区別 (スコア:1)
たとえ脳だけ生身で全身義体な奴に人権はあるのか?
脳という臓器に人権があるとすれば、切断された腕にも
人権は与えられるのか?
元祖メカニカルロボットの人権もの (スコア:1)
なつかしいなぁ。アメリカ独立200周年企画で書かれた小説でしたね。
オフトピっぽいんですが。バイセンティニアルマンにはるか先行してロボットの人権を扱ったSF作品がこのページ [infoseek.co.jp]で紹介されている「ロボット市民」です。ちなみにアジモフの短編集"I, Robot"(われはロボット)のタイトルはこの作品の第一章のタイトルからつけられました。
# トリビア。
Re:元祖メカニカルロボットの人権もの (スコア:1)
なつかしいって、最近映画になった [sonypictures.jp]ばかりじゃないですか
#って、もう8年前なのか
アシモフのロボットものが映画化ということで、すごく期待して見たのですが、
映画は単なるラブロマンスに成り下がっていて幻滅しました。
「人間と認められるのなら死んでもいい」というのと「人間と結婚するために人間になりたいだけ」では重みが全然違うぞ…
というわけで、私の中ではかなり評価の低い映画だったのですが、今にして思えば、
「アイ,ロボット」 [foxjapan.com]に比べれば、ちゃんとしたアシモフ的ロボットものだったなぁ…
ロボットに人権が付与されたとして (スコア:1)
飼い主の罪状は器物破損なんだろうか傷害罪(に類する罪)なんだろうか?
Re:ロボットに人権が付与されたとして (スコア:1)
壊しただけだと思い込んでいた。器物損壊を犯そうとはしたが、殺人を
犯そうとは微塵も思っていなかった」と主張して罪を免れるケースが
出ないか心配です。
脳が問題だよね (スコア:1)
ロボットは、今はモノだけど、いつか脳が生きてる、と判断されたら、人になるんじゃないでしょうか。
そうなったら人権を認めないとおかしいですよね?
でも、じゃあ脳が生きてるってどういう状態なんだろう。
著作権や特許 (スコア:1)
とあるアルゴリズムから発生した「モノ」に人権が与えられて、
そのアルゴリズムに特許が与えられた場合、特許および人権は
どの範囲まで及ぶのでしょう?
Re:著作権や特許 (スコア:1)
法人というやつです。
AIを現在の法人にそのまま当てはめるのは無理でしょうが、共通点は多いのではないかと思います。
気をつけろ! (スコア:1, おもしろおかしい)
ロボのほうが改善させやすいとなれば、 (スコア:1)
そして、ロボのほうが利益や全体の目的により適いやすくなると、人権よりもロボ権を行使するほうが生きやすくなる階層が人間の側に生まれるでしょう。それに応えて、人権を部分的に売り渡すことが出来るようにする市場がロボと人間の間に置かれたりもするでしょう。
結果的に、ロボであることと人間であることの境目がぼやけ、すべてを機械とみなせる社会が実現するのでしょう。
人間という概念も、残っていないかもしれませんね。
Re:今後の予定 (スコア:1)
> ↓
> 同モデルのロボットも回収騒ぎに
鉄腕アトムの「青騎士」 [phoenix.to]で人間がそういうパニックに陥る様子が描かれていますね。
さすがは手塚治虫というところでしょうか。
Re:今後の予定 (スコア:2, 参考になる)
着想は当時世界的な社会問題になっていた欠陥自動車でしょうかね。
「青騎士」の掲載が1964年、アメリカで1966年、日本で1969年にリコール法が成立。
つまり社会問題化している、法整備の前とほぼ重なっています。
リコール制度:その内容と対処法
http://www.jaf.or.jp/qa/advice/answer/K/K_10.htm [jaf.or.jp]
自動車の信頼性問題について
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003301812/ [nii.ac.jp]
自動車の実務 1969年9月号 新型車紹介スバルR-2/欠陥車の欠陥を分析
http://www.hikawashobo.com/catalog/product_info.php/products_id/22017 [hikawashobo.com]
>1964 年に自分にとって始めての海外クレーム対策で南ア共和国に単身出張した。
>高速走行中に小型ピックアップトラックのプロペラシャフト前部の
>ベアリングを支えるトランスミッションリヤカバーの部分が折損するという故障であり、
>一歩誤まれば車両転覆という大事故につながりかねなかった。
http://www1.vecceed.ne.jp/~t-kozuka/sub4-12.htm [vecceed.ne.jp]
で、日本で成立した1969年から30年間リコール隠しの体質があった…
ということで問題になったのが三菱自でしたね。
ホンダのタイムライン、1962年を見ると
http://www.honda.co.jp/timeline/nenpyo/1962.html [honda.co.jp]
>自動車保有台数500万台突破
>新語「マイカー新車合戦」
なんですね。
公害も多く発生していて世の中の工業に対する期待と不安が、
ある意味で良質のSFを生む土壌となっていたのでしょう。
今のような、企業が自らチーム-6%とか言って配慮してしまう世の中では、
技術ベースで風刺を効かす余地が減ってしまいますから。
Re:とりあえず元ネタでもどうぞ (スコア:1)
ということで、他のも
人間の条件
http://www.usskyushu.com/guide/tng35.html [usskyushu.com]
Re:ロボットに人権があるとなると… (スコア:1)
…つまり派遣労働者(ロボット)
ちなみにアシモフの小説中ではUSロボット社は販売ではなく貸与という形でした。
確かメンテナンスとか事故発生時の調査用などの色々理由があり…細かくは忘れましたがorz
Re:ロボットに人権があるとなると… (スコア:1)
・観葉少女(プランツドール)みたいに気に入られないとオーナーになれない
どうしても不要になった場合は、販売元に引き取って貰うみたいな。
#なんか、等身大(ラブ)ドールみたいな話だなぁ。
Re:杞憂とはこのことか (スコア:1)
また、脳が複数の機能ブロックから成り立ってることを考えると、複数の人格を一つに合成することもできる。(便利な人工人格を付加して心のサイボーグ化)
そんな状況で、人間とロボットの区別なんて意味があるんだろうか?
the.ACount
Re:制作者は (スコア:1)
手品でも練習するか。