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15543 story

アマ無線家らが起こしたPLC認可取消訴訟、却下される 107

ストーリー by mhatta
棄却ではなく却下 部門より

Sakkanen 曰く、

ここでもストーリーとなっていた アマチュア無線家など115名が高速PLC認可取消を求めていた訴訟であるが、 原告団のサイトによれば、5月25日、 東京地方裁判所がこの行政訴訟について訴えを却下したそうだ(第一審判決文[PDF]それに対する原告団のコメント)。 電波法の規定に基づいて総務省の 電波監理審議会へ異議申し立てを行なうべきという判断とのことだが、 次の展開はどうなるだろうか。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 電波望遠鏡 (スコア:5, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2007年05月30日 14時31分 (#1165316)
    本格的にPLCが使われ出したら国内の電波望遠鏡が丸ごと使えなくなって
    世界でも先を進んでいる日本の電波天文学が壊滅的な大ダメージを受ける、
    ということで日本天文学会から抗議声明 [asj.or.jp]が出てましたが、
    その辺の話の続きも聞きたいところ。
    規制は多少でも強化されたんでしたっけ?
  • by multiplex (33585) on 2007年05月30日 13時11分 (#1165245)
    HD-PLCとかUPAとかHomePlugとか性能に大差ないのに互換性のない規格を乱立させるとか
    普及させたいのか売りたいだけなのかさっぱりわからんなぁ。
    あれだけPLCを推進してた松下辺りに責任もって手綱引いて欲しいもんだが。
    • 別に、推進したいのが松下だけではないってだけだと思いますが。

      皆、自社の規格で推進したいんですよ。

      そりゃもう、千差万別多種多様な商品と同様に。

      親コメント
  • 敗訴(棄却)かと思ったら却下なんですね。
    裁判所的には、うちで扱う内容じゃないから文句は総務省に言えと。

    却下=審議するまでもなく門前払い
    棄却=争って負け
    --
    [udon]
    • Re:却下と棄却 (スコア:2, 参考になる)

      by von_yosukeyan (3718) on 2007年05月30日 19時09分 (#1165501) ホームページ 日記
      原則的に、行政事件訴訟法は、行政処分に対する取消訴訟の提起に前置して、不服申立てを強制しておらず、どっちでも選べる自由主義をとっています(行訴8条1項)。ただし、個別の行政法が不服申立てを前置する規定を行っている場合(前置主義)には、不服申し立て請求をまず行うことが必要になり、訴えは不適当なものになります。ただし、不服申し立て請求が提起されて、3ヶ月以内に裁決が無い場合には、訴訟が提起できます
      親コメント
    • Re:却下と棄却 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年05月30日 15時15分 (#1165341)
      足元をよく確認しろってことですよね。

      > 棄却ではなく脚下部門より.
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      まずは電波監理審議会に文句言って、それで意に沿わない決定が下されたときには
      もういっぺんいらっしゃいなと言うことなんですかね。
      順当といえば順当なのかな。
      • Re:却下と棄却 (スコア:4, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2007年05月30日 19時43分 (#1165514)
        電波法は、行政訴訟に関しては、例外規定が満載で、
        しかも、この事件では2004年の行政事件訴訟法の改正時に
        十分議論されていなかった問題も絡んでいるので
        行政法関係者には結構興味深い事件だと思う。

        行政機関の行った処分(認可や認可取消処分など)に不服があるときは、
        その処分に対して行政不服審査(この件だと異議申立て)をしても
        すぐに裁判所に取消訴訟を提起してもよいけど(自由選択主義)、
        電波法は、総務大臣の処分(この事件だと型式認定や許可)に対して異議申立てをしなければ、
        取消訴訟を起こすことができないという特例(審査請求前置主義・異議申立て前置主義)を定めているので、
        これが第一の例外。

        行政不服審査(異議申立て)の結果に不服があるとき、裁判を起こせることは当然だけど
        そこにも、原処分主義(これが原則)か、裁決主義(これ例外)かという問題もあり、
        電波法は裁決主義という特別の制度を採用しているから、
        これが第二の例外(原処分主義と裁決主義の詳細は省略)。

        さらに裁判を提起するときには、地裁を経ずに、
        すぐに東京高裁に提訴せよとしているから、これも特殊な規定
        (もっとも公取関係などでこの制度がある)。
        これと絡んで、電波監理審議会の議決が事実認定で裁判所を拘束することにしているから、
        これも日本の裁判制度からすれば大変な例外。

        いずれにせよ、裁判所に対する取消請求の部分は、
        総務大臣に対する異議申立てを経ないでしたから
        違法なので門前払い(却下)という結論。
        (原告側が異議申立てを経なかったことについては、それなりの理由がある。
         弁護士さんの名誉のためにもそのことは書いておく。)

        ところで、2004年の行政事件訴訟法改正で
        認可等の義務付け訴訟と差止め訴訟が新たに規定された。
        この事件だと、形式認定や許可をやめさせたいから差止め訴訟。
        差止め訴訟は、当然だけど、処分がなされない時点で起こすから
        先にあげた異議申立てを先にせよという規定は適用されないはず
        と原告は主張している。

        ところが判決を読むと、
        電波法上は、先に挙げたように
        異議申立て->電波監理審議会の議決->総務大臣の決定->東京高裁の専属管轄を定め
        しかも電波監理審議会の事実認定は裁判所も拘束するという特別な仕組みだから、
        処分に対する異議申立てを先にすべきであって
        差止め訴訟の対象外となるという裁判所の新しい解釈で、
        差止め訴訟も門前払い。

        アレゲなところでアレゲな行政事件を見つけた。
        長くなって申し訳ありません。久々に書き込みできるネタでしたので…。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年05月30日 17時17分 (#1165429)
    ようし、PLCに負けないくらい大出力で発砲するぞ!
    さっそく、リニアの注文だ!
  • 現代版裸の王様? (スコア:4, すばらしい洞察)

    by torikawa (29471) on 2007年05月30日 23時02分 (#1165607)
    現時点において、PLCを接続した電源ラインに接続して、正常動作を保障されている電機機器は殆どありません。
    どういうことかというと、PLCを使った事が原因で、どんな誤動作が起きても自己責任ということです。
    実際、PLC販売側は「PLCモデム以外の他の電機機器との接続は保障外」と明言しています。
    この保障外という言葉がクセモノで、ここでの意味を「PLCが正常動作しないよ」ととる人が多いですが、本音のところは「他の機器に何が起こるかわからないよ」の方が大きかったりします。

    メーカー側から見ると、電源ラインに意図的に常時高周波ノイズを乗せられるような状況なんて想定外ですから、
    「なんかあったらPLCメーカーに言ってくれ」としか言えない訳です。
    また、PLCとの同時接続評価をしているところなんて殆どないでしょうから、問題が表面化することもありません。
    当然PLCメーカーは余計な事は言いません。
    よって、「誰も文句を言わないが、誰もがやばいと思っている」という非常にアレな状況に陥っているように見えます。

    #電気屋・基盤屋の/.erにPLCについてどう思ってるか尋ねたい。
    #今の3端とかデコデコの能力だと30MHz前後のノイズなんて問題にならないのかなあ…
    #引き回し次第で死ねる気がするんだけど。

    アマチュア無線と天文学者という、少数派の趣味の方ぐらいしか声を上げていない状態なため、世間に「よくわからない奴等が文句ばっかり言っている」という風に見られがちなのが、不幸の一端かもしれません。
  • by tuxman (18472) on 2007年05月30日 13時35分 (#1165264) 日記
    のことなのでそれはそれでよいとして、高速PLCが医療機器に
    障害を引き起こしてとんでもない結果を生んだら、一体誰が
    責任を取るんでしょう。

    ということで、ダメージを受けても痛がる人が少ないハムが
    早めにオブジェクション唱えるのは、ある意味有効かなと。
    あるいは、やっぱ人柱が出ないとダメですか?

    --あたしも短波帯の免許受けてます
    • by Anonymous Coward on 2007年05月30日 13時52分 (#1165284)
      医療機器は無線機ではありませんから、電磁波で妨害受けないようにちゃんと対策とってます.
      無線機は使用しているのと同一周波数で妨害電波を受けたら、混信するのを防ぎようがありません.

      PLCやってるデータ通信屋はいわゆる弱肉強食性のあるFM変調や外乱があってエラー訂正でカバー出来る
      データ通信と短波で用いられてる振幅変調系の音声通信との区別がいてないんですよ.
      (FM波は復調器の特性から原理的に混信しません)

      まあ国は政策として、アマチュア無線なんてどうなってもいい、短波は業務通信でも使わせない、
      短波のデジタルラジオもやならい、PLCやってる総合電器メーカーは短波デジタルラジオの研究開発は
      やらないし欧州市場で短波デジタルラジオは販売しないと決めてるみたいですから、それはそれで
      よろしいのではありませんか.
      親コメント
      • by akiraani (24305) on 2007年05月30日 18時28分 (#1165480) 日記
        医療機器は無線機ではありませんから、電磁波で妨害受けないようにちゃんと対策とってます.
         ええと、ここだけつっこみ入れたい。それが真実ならこんなガイドライン [soumu.go.jp]が存在するのはなぜでしょう?
         対策されているものもあると思いますが、技術的にそれができないものだってあると思いますよ。
        --
        しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
        親コメント
      • 混信しやすいというか、混信をゆるしているというか、それがAMのいいところですよね。FMだと強いほうが勝っちゃうけど、AMだと複数の会話が入り乱れつつも人間の聴覚情報処理能力のおかげでなんとか意思疎通できるのがいいですね。あと、電波が弱くなっていったときにFMだと雑音の中に埋もれていく感じだけどAMは無音に近づいていく感じなので、遭難に関わるような場面での運用にはやっぱりAMは大事だよなぁ。
        --
        屍体メモ [windy.cx]
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年05月30日 14時49分 (#1165326)
        まあ国は政策として、アマチュア無線なんてどうなってもいい、短波は業務通信でも使わせない、 短波のデジタルラジオもやならい、PLCやってる総合電器メーカーは短波デジタルラジオの研究開発は やらないし欧州市場で短波デジタルラジオは販売しないと決めてるみたいですから、それはそれで よろしいのではありませんか.
        短波の重要な性質である電離層での反射があるから安価で簡便な設備で遠くまで届く、遠くから受けられるということをお忘れではないですか?
        だから、アマ無線に限らず航空や船舶、国際放送などに使える貴重な帯域であり、短波は電波の聖域なのです。
        世界中を見渡せば、日本みたいにブロードバンドが整備され、衛星も使える豊かな国だけじゃありません。
        電話網すらロクに整備されていない国とか、金なくて衛星通信なんて使えないとか、整備したとしても設備をメンテナンスできる人がいないなんて国はいくらでもあります。
        そんな国の人たちにとって短波は貴重な通信、そして祖国の情報を知る貴重な手段です。

        親コメント
        • 「そんな国」にPLCなんてものが普及するのかって大きな問題が抜けてますよ。

          PLCは嫌いだし滅んでしまえばいいと思ってるけど、こじつけ的な論理はどうかと思う。
          • 元コメの言っている問題は「日本とそんな国」の通信ができなくなることでしょ。 「そんな国」がいくら短波を発信しても日本でPLCが近くにあると受信できない。 また、日本から「そんな国」に短波を発信しても届かなくなる。 そっちを問題にしてるんだと思う。
            親コメント
          • 問題は、そのノイズが「設置した当人」だけじゃなくて周囲に及びやすいことなんだがな。
            • by Anonymous Coward on 2007年05月30日 16時37分 (#1165397)
              まさにそう。

              なのに、推進してる連中は、”自分さえ良ければ良い”なので議論がかみ合わない。
              技術革新で安定した通信が可能になっている802.11シリーズの無線LANに比べて、
              費用対効果で見合わないと思うのだが、それでも意地になって推進している人々がいる。

              現代社会の縮図かもね。

              無線やった経験のある連中でないと、中波、短波帯は飛びすぎることを感覚的に
              把握していないから危機感の度合いが違う。
              微弱と言え、電源線が平衡回路でなければ強力なアンテナがつながった状態に
              なる上に電離層で反射される。

              平たく言えば、飛行機の機内で無線機使いまくるのと実は大差ない。一人が微弱
              だからと言って(そのときは問題なくとも)みんなで使えばどうなるの?という世界。

              強力な単一妨害源(レーダー等)と違い、帯域全部に影響が出る上に、発信源も無数
              になれば避けるのは事実上不可能。
              国をあげて中波、短波帯を妨害しようという政策にしか見えない。あ、どこかのスパイ
              が無線で連絡を取るのを絶つためか(笑)。そんな奴はインターネット経由でやるから
              効果ないだろうな。

              頼むから、電源線を同軸ケーブル(電波が漏れなくなる)にする対策をしてから、PLC
              しろ、と思う今日この頃。

              #普及すれば環境問題よりはよほど被害がはっきり見えるものになりそうだ
              ##たぶん無線LANの圧勝で終わるのでそれはない(笑)
              親コメント
              • 該当サイトもみましたが、逆に言えば原告側は非常時の通信とか医療機器への影響とか危機感を煽るだけで実害を示せずにいるのも議論が先へ進まない原因ではないでしょうか(始まっていない段階ならともかく、実製品が発売されているのだから何かしら検証を行ってもいいのでは?)。

                推進側はメリットを前面に押し出して実証実験もやっているのだから、これを覆す証拠を定量的に示さないと、もともとOKを出した総務省が別の結論に傾くとは思えません。
                親コメント
              • by Anonymous Coward on 2007年05月30日 18時50分 (#1165492)
                私が反対派で暴れている訳ではないので勝手に言葉尻だけ見て反応するのはやめろよ:)

                私は単なる傍観者。

                AM波が聞きずらくなるなど電波環境が荒れれば、インターネットラジオにして
                "あー、使いづらくなったねぇ"、と嘆くだけ。

                電源に恒常的にノイズが入れば常時整流のUPS(デンセイラムダの製品がいいらしい)を入れて
                "良い電源を得るにはお金がかかる時代だねぇ"、と嘆くだけ。あとはアース対策の強化か。

                ADSLのリンクダウンや速度低下が激しくなれば、端末まで光ファイバーとなっている
                光通信回線を引いて(よってVDSL不可)、"無駄にコストがかかるようになったねぇ"、と嘆くだけ。

                身近に忍び寄る実害についてはお金で解決できる世界だろう。まぁ、そういう意味では私も
                消極的ながら”自分さえ良ければ良い”人種ではある。しかし、他人に迷惑を掛けること
                は日常生活でもこうした話でも嫌いだ。こんなこと一般常識の部類だと思うのだが。

                ADSLやVDSLの通信に影響が出る点はあまりネット上で指摘されていない気がするが、まぁ徐々に
                忍び寄るからだろうな。電源線から電話線はそもそも誘導受けやすいのだが。
                ADSLやVDSLってほぼ完全に無線機と同等の機能を持っているのだぞ....。

                ADSLがAM波の被りで速度が低下(or リンクダウン)するのに、AM波が聞こえずらくなるPLCが近く
                にいるということがどういう意味を持つのかわからないのだろうか。AM波と違って干渉は全域に
                渡る。

                電波法の基本理念として、無線局であろうとも必要最小限度の通信電力で通信すること、という
                ものがある。有線通信設備のくせに不要輻射垂れ流しというのは、”自分さえ良ければ良い”
                という発想以外の何者でもない。

                死人でも出ない限り変わらないだろうね、この国は。
                親コメント
              • > 家庭内の機器にどれだけ影響が出るか、実際の家庭環境で
                > どれだけノイズが載るかなんて実験はしてなかったはず。

                いや、だからそれをやって「推進派は自分に都合のいいデータしか出してない。
                推進派の言ってることには疑義がある。」って言えばいいのになんでしないの
                かなって言う話です。

                裁判所に出張ってまで主張しているのにコストが掛かるとか面倒とか言うことは
                無いだろうし、日経BPとかITmediaとか技術系ニュースサイトの記者を呼んで
                公開実験でもやればアピールになるだろうにと。
                親コメント
              • あなたが知らない,あるいは,情報収集できていないだけの話です。
                親コメント
              • >推進側はメリットを前面に押し出して実証実験もやっているのだから
                と言いますが,そのデータはほとんど公開されていません。数少ない公開データでも,自分たちの目標としたゆるゆるの妨害レベルをクリアしたというデータだけで,既存の短波帯ユーザーに迷惑をかけないことを実証したことは一度もないのが実態です。
                親コメント
              • 即レスもアレですが、せっかくコメントいただいたので。

                > それを今日の自民党ばりの強行採決で推進した推進派ですよ。
                > ちゃんと全体の経緯見ましょうよ。
                > 貴方の見るべきページは他にあるはず。

                何かの討論会だったでしょうか。医療機器への影響は大丈夫なんですかという
                質問に対して、調べてませんとかさらっと言う委員が居て「そらないわ」と
                思ったクチですし、いざ出てみたらケータイの急速充電器を繋ぐと
                ほぼ使い物にならないというレビュー記事を見て、規格自体の存在意義を
                疑うところでは有ります。

                デファクトスタンダードが幅を利かせ、役に立たない規格には国際規格であっても
                市場が止めを刺すIT業界では普通に退場候補でしょうし、擁護派でも否定派
                でもないのでこれ以上深追いするつもりは無いのですが、この訴状は読まれたでしょうか。

                冒頭にアマチュア無線の素晴らしさを説くページが10ページ続いたあとで、
                PLC規格への問題提起が2ページ。そしてそのあとで無線通信とは何かと
                いうことをさらに10ページ。

                今回は持って行き所が違うと門前払いされたわけですが、もう少しバランスを
                考えても良いのではと思います。
                親コメント
              •  記事読みました。確かにこれは問題ありそうですね。
                そこで、まずはノッチされない海外からの放送に受信機をセットする。短波受信の常で、さまざまなノイズが混じるが、PLCにデータが流れていない状態では、放送が聞こえなくなるほどの混信は感じない。しかし、データを流すと、そのパケットの多さに比例するように、わかりやすく言えばFAXの通信音に似たノイズが盛大に乗る。

                 アダプター付近のみならず、PLCの信号が乗っている電灯線のまわりではその影響を受け、放送の内容は、事実上聞き取れなくなる。屋根上に外部受信アンテナでも立てれば少しは話が変わってくるかもしれないが、受信機に付いているロッドアンテナでは、いわゆるBCL(国際放送の聴取)は成り立たない。
                 電灯線の周りでも影響を受けるってのは、製品側がどんなに対策してもどうしようもない部分ですし、規格上の問題といわれてもしょうがない気がします。

                #規格ぎりぎりの対策しかしない廉価品なんかが出回りだすとかなりやばいことになる?
                --
                しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
                親コメント
            • Re:趣味の王様も今は昔 (スコア:1, おもしろおかしい)

              by Anonymous Coward on 2007年05月30日 17時48分 (#1165453)
              へー、PLCの機器って、国をまたがるほど広範囲に影響がでるんですか。
              それは初耳だ。
              親コメント
    • by saitoh (10803) on 2007年05月30日 14時18分 (#1165309)
      責任を取る人は

      PLCを使っている家屋からの漏洩電波で近隣の病院に障害 →PLC製造メーカーまたは医療機器メーカ

      病院にPLC導入してトラブル→PLC導入を決めた病院関係者

      てなことでは?

      親コメント
      • Re:趣味の王様も今は昔 (スコア:3, すばらしい洞察)

        by oyajismel (32045) on 2007年05月30日 19時50分 (#1165518) 日記
        というか、現実的に特定不可能でしょ。
        もし、自分の家や近くの病院で、近隣住宅のPLCのせいで障害が出た場合、

        まずは、「近隣でPLCを使っていることをどうやって把握できるのか??」
        現実この部分がまったくクリアできていない。アマ無線や違法無線トラックならでっかいアンテナが立っているから、
        まだ見た目でわかる。
        だが、PLC近隣の電力線にノイズ垂れ流し。障害を受けたほうはそれがPLCによるものであることを知る方法すらない。
        どこから来たノイズなのか知る方法は現状まったく整備されていない。

        近くで不都合があったら総務省へと言っても原因究明の方法が無いので、悪魔の証明にすぎない。絵に描いたもちにすらなっていない。

        よって責任を取るものが誰もいないのが現状。
        親コメント
        • by saitoh (10803) on 2007年05月31日 12時08分 (#1165854)
          内職で高周波ミシンを使っている人が電磁波で(電子機器動作異常など)近隣に迷惑をかけたばあいと,たいして変わりないと思いますが.なんでわざわざPLCだけ取り上げて目の敵にしたがるのか判らない.

          犯人捜しが難航するのは,電波系の障害全般の特性だし.

          親コメント
          • by jl4cvb (4926) on 2007年05月31日 13時20分 (#1165934)
            >内職で高周波ミシンを使っている人が
            高周波ミシンは誰でも使いうるものではありませんし
            24時間動かすわけでもありませんよ。

            元コメントに補足すると、犯人を見つけた後の対応が面倒なんです。
            PLCとそれ以外の決定的な違いは、高周波漏洩対策しても性能に変化がないこと。
            親コメント
        • >「近隣でPLCを使っていることをどうやって把握できるのか??」

          これは難しくないでしょ?

          障害発生度が高いものってのは他者への影響が大きいもの。
          つまりは探し易い物ですよ。

          はっきりした実害があって計測器で探しているなら、先ず見つからないって事は無いかと。
          #計測器で見つからないなら他の機器への影響も少ないってのは、何にでも言える事。

          親コメント
      • PLCで障害が出るんであれば既に短波無線の影響で障害が出る筈なんで、現実にそんな医療機器って有るの?
        それじゃあ不用意に携帯を使われればポロポロ死人が出るって事になるぞ。

        #救急車の無線で生命維持装置が誤作動、ってんであれば馬鹿も良いところ。

        が、実際は病院内で堂々と携帯を使うマナーの無いヤツも珍しく無い訳だが。

        #障害が全く起きないとは思わないが、針小棒大な表現がデンパっぽく見られているってのも理解したが良いかと思われ。

        • by jl4cvb (4926) on 2007年05月30日 16時45分 (#1165401)
          >PLCで障害が出るんであれば既に短波無線の影響で障害が出る筈
          既存の短波無線や携帯電話とは、電波源からの距離や周波数が異なります。

          公式に注意喚起 [pref.mie.jp]がなされてますんで、針小棒大は言い過ぎじゃないかと。
          親コメント
          • しかし、医療機関では当然電源は分離しているだろうし漏洩する電波とそれが目的で放射される電波ではレベルが違いますよ。

            そりゃICUの中にわざわざPLC機器を持ち込めばそういう条件に作れるだろうが、それってペースメーカを使っている人の心臓の上に携帯電話を置いて使うような状況だよ?

            危険な状況を作れば危険ってだけでは余りに意味が薄いでしょ。

      • >責任を取る人は
        >
        >PLCを使っている家屋からの漏洩電波で近隣の病院に障害 →PLC製造メーカーまたは医療機器メーカ
        >病院にPLC導入してトラブル→PLC導入を決めた病院関係者

        PLCが原因の漏洩電波とどうやって分かるのでしょうか?
        とても不思議です。後学のために判定方法をご教授願います。

        #簡単に分かるなら訴訟起こそうという連中は出てこない。直接原因を叩けばいいだけ。
    • by queue (23030) on 2007年05月30日 15時44分 (#1165359)
      >--あたしも短波帯の免許受けてます

      私もかつて免許受けてました。

      実際に何らかの被害が発生しないと提訴は無理だと思ってましたが、それよりもこの事がハムにとってそんなに重大な事なのか、ちょっと疑問。
      短波帯なんてのは、ウッドペッカーノイズ(OTHレーダー [wikipedia.org]ノイズ)をはじめとして、様々なノイズが飛び交ってたので、その当時から短波帯をやっている方が「被害」と感じるほどのノイズというのは一体どれほどのものなんだろうって思います。
      それとも軟弱な潔癖症のハムが増えたのでしょうか。

      最近短波帯を聴いてないんですが、wikipediaにあるように、新型レーダーノイズなどで相変わらず五月蠅いですか?
      親コメント
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