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Blu-ray、国内ハイビジョンビデオタイトルで9割のシェアを占める 267

ストーリー by Acanthopanax
丁々発止 部門より

TRON 曰く

10月3日にCEATEC JAPAN 2007にて、Blu-ray Disc Association共同会見を開催し、国内で販売されたハイビジョン向けのタイトルのシェアがBlu-rayの9割に対し、HD DVDが1割となったことを発表しました。販売タイトルの1位から10位までをBlu-rayのタイトルが占めたため、「本当に日本でHD DVDは売っているんですか?」と挑発的な発言が会見中にあったようです。

一方、HD DVDプロモーショングループは同じくCEATECにて、5日に基調講演を行いました。北米でゲーム機以外のプレーヤ市場で55パーセント、欧州で70パーセントと多くのシェアを占めていることと、北米での一台当たりの販売枚数がBlu-rayの8倍であることが語られ、HD DVDを支持するPCメーカーが、Blu-rayよりずっと多いこともアピールされています。

HDTVもまだ、テレビに興味のあるハイエンド層や比較的所得に余裕のある層を中心に売れており、大衆向けの製品になったわけではありません。なので次世代DVDの規格争いは序盤戦ですが、今のところ国内ではBlu-rayが優位にコマを進めているようです。今後の展開に注目したいところです。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2007年10月07日 20時46分 (#1230535)
    BDの勝ちが見えてきたわけじゃないと思う。
    # 共倒れされると消費者含へのダメージが一番でかいのよねぇ
    • by Anonymous Coward on 2007年10月07日 21時08分 (#1230546)
      > # 共倒れされると消費者含へのダメージが一番でかいのよねぇ

      BD、HDDVDだけが共倒れするならともかく、状況によってはDVDまで巻き込んで倒れる可能性がありますね。
      ほら、
      ・BD、HDDVDは勝者が決まるまで買い控え
      ・DVDはどーせまたHD版が出るだろうから買い控え
      って考えると、どれも買い控えて買わなくなる。
      親コメント
  • 数字のマジック (スコア:5, すばらしい洞察)

    by nobuhirofujii (30320) on 2007年10月07日 20時56分 (#1230539) ホームページ
    >北米での一台当たりの販売枚数がBlu-rayの8倍である

    だまそうとしてない?
    実際の数字は知らずに書きますが

    Blu-ray
    プレーヤー販売台数 1,000万台
    コンテンツ販売枚数 1,000万枚

    HD DVD
    プレーヤー販売台数 1万台
    コンテンツ販売枚数 8万枚

    でも一台当たりの販売枚数は8倍ですよ
    この数字だとBlu-rayの方が優勢に見えますが。
    • by Anonymous Coward on 2007年10月07日 21時08分 (#1230547)
      ええ、その通りです。
      この戦いを長くウォッチしている人にとっては周知の事実ですが、
      HD DVD側の出す数字はなかなかトリッキーなのでよく読む必要があります(笑)

      (例)
      北米でゲーム機以外のプレーヤ市場で55パーセント、欧州で70パーセントと多くのシェアを占めている
      の「シェア」にはPS3が含まれていません

      北米での一台当たりの販売枚数がBlu-rayの8倍

      の数字にはPS3を含めている、とか。

      もちろんこういうトリックを弄するのには理由があるわけですが。(理由は言わずもがな)

      では一番わかりやすい実数として、ソフトの販売「実数」のシェアはどうなっているかというと

      北米 BD 2:1 HD DVD
      欧州 BD 3:1 HD DVD
      日本 BD 9:1 HD DVD

      というのが実情です。1台あたりのアタッチレートが低い低いと主張したところで、PS3の数の力は無視できない規模ということですね。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年10月07日 21時30分 (#1230558)
      この嘘の露骨なところは、再生機器の代数比較ではPS3を含めないのにアタッチ率をいうときはPS3を含めるというところです。
      例えば
      HD-DVD プレーヤー10万台+XBOX306用ドライブ1万台
      BD プレーヤー10万台+PS3 100万台
      として、HD-DVDの売り上げが100万枚だとすると「1/8のアタッチ率」でもBDは125万枚になるわけで。

      日本市場では記録に弱いHD-DVDが普及する余地はないので、この勝負は端から北米市場でどれだけ頑張れるかにかかってますが、来年の終わりには勝負がついていそうです。
      恐らく今年の末にAppleの新Mac ProでBD搭載、DVD StudioによるBDサポートが決定打になりそうですが。
      親コメント
  • 正直なところ (スコア:3, すばらしい洞察)

    by JnJ (23012) on 2007年10月07日 20時38分 (#1230530) ホームページ
    プレーヤーは両方対応で
    レコーダーはHDD増設可能なものが一番楽ってことで.

    #うちのはDVD-RAMだけなんだよなぁ
    --
    LAN内LAN稼働中
    • 正直なところ その2 (スコア:3, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年10月07日 20時42分 (#1230531)
      当分 DVDで困らないし
      親コメント
      • by Namo (14104) on 2007年10月07日 21時14分 (#1230552) 日記
        当分 D-VHSでも、全然困らないしな。

        HD-DVDとBD、両方共栄の方法はないであろうか。
        ただし、某家電店のフロア長は、「早く一本化(ドライブの問題)」して欲しいと嘆いてた。

        #結局割り食うのは、売り場の人間
        親コメント
        • ハイビジョンビデオソフトの内訳がBlu-rayが9割でHD DVDが1割って
          HDVやD-VHS(注:18禁) [kurosawa-hikaru.com]は無視ですかそうですか
          …まあ、「割」どころか「厘」単位で見ても0でしょうけど…

          半年ほど前にD-VHSデッキのうち1台が死んだのでHD保存はやめました。今はSD。
          残った方のD-VHSデッキは再生専用機として余生を過ごさせるつもり。
          デッキが死ぬ前に録りためたテープは別のメディアに移したいんですが…
          大昔のはともかく、最近のはDVHScapでキャプチャーできないんだよなぁ… コピーワンスのバカぁ
          親コメント
  • by TRON (6936) on 2007年10月07日 20時54分 (#1230536) 日記

    画質の事ばかり注目されますが、Blu-rayにはBlu-ray Disc Java [wikipedia.org](BD-J)が、HD DVDにはHDi [wikipedia.org]というインタラクティブ機能が搭載されています。DVDでもインタラクティブ機能を利用した、DVDプレーヤで遊べるアドベンチャーゲームなどのコンテンツが出ていましたが、それより高機能なものが実現できる様です。

    HDiの方はよく知らないのですが、BD-Jの方はストレージにアクセスできたり、ネットワークに接続できたりする様です。Javaが映像とネットをつなげる CGMを採り入れる次世代DVDの世界 [atmarkit.co.jp]やハリウッド・スタジオ2社がBlu-ray Discのインタラクティブ機能をアピール [nikkeibp.co.jp]なんかが参考になると思います。

    映画だけでなく、ある程度のゲームコンテンツなんかは、これらのプレーヤやドライブが普及する事で、PCやMac、専用プレーヤ、PS3なんかで動作するマルチプラットホームのコンテンツ製作環境としても使えそうです。アドベンチャーゲームとかなら、Blu-rayプレーヤ向けのコンテンツとして作れば、SCEIにロイヤリティを払わなくても、PS3向けに商売できそうです。

    インタラクティブ機能をうまく使えば、大容量を生かさなくてもアイデア次第で面白いコンテンツが作れると思います。 さまざまなコンテンツの登場に期待したいです。

    --
    いつも主観で書き込んでいます
    • by Anonymous Coward on 2007年10月08日 1時01分 (#1230657)
      「Aにはbという機能もあるんですよ、魅力的ですね!」

      うん、そりゃAを持ってる人には魅力的かもね。
      でも、Aを持って無い人にAを買わせるほど魅力的ではないんだ。

      インタラクティブ機能はね、"BDなりHD DVDが普及して下地になったら" 活用しようと思う人が出てくるかもしれない。
      ただ、間違ってもインタラクティブ機能がBDやHD DVDを牽引してくれるとは思えん

      親コメント
    • by MITsu_at_mit-net (4220) on 2007年10月07日 22時33分 (#1230590)
      正直、インタラクティブ機能こそ、「どうでもいい」と思うなぁ。
      肝心の映画本編が高画質で高音質なら、それで十分だよ。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年10月08日 2時01分 (#1230669)
        >正直、インタラクティブ機能こそ、「どうでもいい」と思うなぁ。
        ディズニーはそう思っちゃいない。
        書籍「松下電器のBlu-ray Disc大戦略」より:

        岡田AVコア技術開発センターチームリーダー:
        あるスタジオが、合同スタジオ会議に、次世代DVDのイメージのでもテープを持ってきました。驚いたことには、
        対戦ゲームをやりたいって言うんです。リモコンは1個しかないわけですから、対戦ゲームはできないんですよ。
        でも、対戦ゲームをやりたいからリモコンが2個いるんだといわれたんですよ。それでみんなで考えたんですが、
        これはできないよなぁって。
        小塚蓄積デバイス事業戦略室室長:
        できなくはないでしょ。コントローラみたいなものを2個使っても良いと割りきれば。でもこれって、
        我々が考えているHD映画を主体の映像機器のスコープとは違うよね。それなら次世代ゲーム機を使ってやってくださいって。
        麻倉オーディオ・ビジュアル・デジタル・メディア評論家:
        これはきっとディズニーですね。確かにオーディオ・ビジュアルの世界とはちょっと違いますね。
        岡田:
        ゲーム機を作ってるわけじゃないので……。この要求仕様の優先順位は?と聞いたのですが。
        小塚:
        スタジオによって要求仕様も違うし、要求の仕方も違うよね。ただ、どのスタジオも共通に思っていることは、
        「DVDは飽きたよ」ということでした。だから、電源入れてディスクをいれた瞬間に、“WOW”と言わせるものを
        入れたいと。ディズニーさんはあきらかに違ってて、ゲームが絶対いると主張しました。ディズニーのDVDっていうのは
        やっぱり子供向けに売れるものが多くて、そのDVDには、子供向けのゲームがいっぱい入っているんですね。
        麻倉:
        ディズニーはDVDの時も、目一杯遅れてきたし、いつも特別ですね。
        小塚:
        そうですね。彼らはDVDのインタラクティブ機能を使って、ナビゲーションコマンドの設計者の発想をはるかに越えた
        ゲームが作れるなと感心しますね。子供に買ってあげたDVDを、子供が長く遊んでいるのを見てれば、
        また親も買ってあげたいと思うでしょ。それが一回見て子供が“ポイ”と捨てたんでは、次は買いたくないですよね。
        子供用のゲームを作りたいというのは、かなりしっかりしたビジネスインテンションがありますよね。だからいろいろな
        アイデアを持ってきてくれました。こんなものゲーム機でないのだから、いい加減にしてよ、と僕ら、
        メーカーの人間は思うのだけど、ディズニーにしてみたら、DVDのゲームで子供たちは、二人一緒にDVDを見てるんだから、
        対戦ゲームはリモコンではやりにくいとわかっていても、やっぱりやりたいと思うのですね。
        そういう観点では対戦ゲームの発想も不思議じゃないですよね。ただ僕らハードメーカの視点では理解したくないですけどね(笑)。
        麻倉:
        他のスタジオはどうなんですか。
        小塚:
        他のスタジオはそこまでは、強い思いはありません。たとえば、ワーナーだったらブロードバンドを使って何かしたい。
        20世紀フォックスでは、ハリウッドでは著作権保護が大事だから、ネットワーク対応でも著作権保護を考えた
        インタラクティブ機能にしてほしいとか。
        麻倉:
        そういう意味だったら、ディズニーが一番、そういったお遊び機能というインタラクティブ機能を重視したのですね。
        でも、ディズニーがBlu-rayを選ぶのはやっぱり大容量だから、ゲームもたくさんはいるということですね。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年10月07日 22時02分 (#1230570)
      <blockquote>画質の事ばかり注目されますが、Blu-rayにはBlu-ray Disc Java [wikipedia.org](BD-J)が、HD DVDにはHDi [wikipedia.org]というインタラクティブ機能が搭載されています。DVDでもインタラクティブ機能を利用した、DVDプレーヤで遊べるアドベンチャーゲームなどのコンテンツが出ていましたが、それより高機能なものが実現できる様です。</blockquote>

       そういうのはLDの時代からあったと言えなくもないのだけれど、それが消費者(っていうか自分)の購買意欲をそそったかどうかはかなり疑問。ゲームはゲーム機でやればいいんですよ。
      親コメント
      • そういうのはLDの時代からあったと言えなくもないのだけれど、それが消費者(っていうか自分)の購買意欲をそそったかどうかはかなり疑問。ゲームはゲーム機でやればいいんですよ。

        コンテンツ次第じゃないですかね。DVDまでのが大したものを作れなかったというのもあるでしょうし。 BD-Jの事を調べると結構、色々作れそうな感じです。ゲーム以外のコンテンツも作れると思います。 例えばマンガの単行本をまとめてBD上に載せるとか、割と色々できそうです。元コメントで書いたみたいに、 PS3でも動作する簡単なゲームやコンテンツを作る時のロイヤリティや、表現の制限の回避手段としても使えますしね。

        --
        いつも主観で書き込んでいます
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年10月07日 23時15分 (#1230602)
      DVDプレイヤーで出来るゲームって、エロ以外見たこと無いん
      親コメント
  • 東芝必死すぎ (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2007年10月07日 21時26分 (#1230556)
    >北米でゲーム機以外のプレーヤ市場で55パーセント、
    >欧州で70パーセントと多くのシェアを占めていることと、
    >北米での一台当たりの販売枚数がBlu-rayの8倍であることが語られ、
    プレーヤー市場ではPS3を含まずHD DVD再生機の方がシェアが高いといいつつ、
    1台当たりの販売枚数ではPS3を含めているのはなぜでしょうか。
    プレーヤーシェアでPS3を入れるとHD DVDのシェアが15%以下になるからですか?

    AV Watchの記事画像にある「HD DVDのPCメーカーの支持」もおかしいです。
    http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071005/cea16_07.jpg

    ・グラフに用いているのがPCの世界シェアではなくノートPCの世界シェア
    ・両フォーマット支持メーカーのHP、AcerなどはHD DVD支持としてカウント

    なんとかHD DVDに有利な数字を作り出そうと努力しているのでしょうが
    ここまでされると逆に印象悪くなりますよ。
  • by Anonymous Coward on 2007年10月07日 22時28分 (#1230584)

    率直にいって、日本市場は小さい。残念ながらこれは事実です。誰も、日本での状況にフォーカスしてはいません。アメリカで半分を占め、ヨーロッパでも同様の状況にあります。ここをより推し進めます。BDも、これらの市場でいかに勝利するかを考えているでしょう。
    BDが何百万枚売れても関係ない」Microsoftが語る「パラマウント・ショック」後のHD DVD [impress.co.jp]

    日本と海外の市場の乖離が進んでいくとどうなるんでしょうね。Xbox 360がすでにそんな感じですが。

    • by ryo_jp (9684) on 2007年10月08日 0時46分 (#1230651)
      それはもう、ケータイと同じ様に日本は勝手にやってくれって感じになってしまいそう。
      変な方向に進まないといいなぁ。
      親コメント
    • by maia (16220) on 2007年10月08日 1時25分 (#1230664) 日記
      日本ではBDはレコーダ、記録型で主流になりそうですが、問題はレンタルの対応、適応性じゃないでしょうか。といっても、日本はネット流通が可能になりそうな市場...
      映画館に行った人の、30%以下しかディスクを買いません。もしそれが50%にまで上がったら、驚くべき変化となります。おそらく、この20%で30億ドルのビジネス価値となるはずです。現在、DVDのインタラクティブ機能を使っている人は、正確なところはわかりませんが、10%がせいぜいでしょう。もしこれが20%になれば、やはり大きな拡大といえます。
      欧米では3割の人がディスクを買うという。なるほど日本は市場としては小さそうだ。
      20GBや30GB程度で、しかも高価な記録型ディスクを使うようでは、バックアップの役に立ちません。(中略)記録型マーケットは、DVDの時に比べ、非常に小さく、特定用途向けに留まるのではないかと思います。
      4層(100GB)や8層(200GB)なら話は違う気もしますが、それもメディアコスト次第。将来、次世代記録型ディスクのGB単価が20円になったとしても、100GBで2000円、200GBで4000円。でも既に現時点で500GBのHDDが1万円の時代なんですよね。
      一つの事情としては、MODを利用したいと考えているフィルムメーカーの多くは、コピープロテクションに興味がない、ということがあります。HD DVDにおいて、AACSはオプションですが、BDでは必須のものです。コピープロテクションに興味のない人々がHD DVDを使う場合、AACSのキー発行にかかるコストを削減できます。
      コピープロテクションに興味がないフィルムメーカーがあるというのは、音楽のDRMフリー化の流れを考えても興味深い。
      親コメント
  • 仕事中に (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2007年10月07日 22時25分 (#1230583)
    これ [impress.co.jp]見て吹きそうになった
typodupeerror

「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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