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白熱電球製造中止へ 371

ストーリー by yoosee
「ピコーン」っていうひらめきアイコンも変わるだろうか 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

東京新聞によると、政府は温室効果ガス排出削減を目的として、日本国内での白熱電球の製造・販売を中止させていく方針のようです。メーカーには製造中止を要請するとのこと。時期は現状未定ですが、3年以内とする案もあるようです。
全家庭で白熱電球から蛍光灯への置き換えると「家庭からの排出量の1・3%に当たる約二百万トン」が削減されるそうです。ちなみに2005年における日本の温室効果ガス排出量は13.6億トンなので、小さなことからコツコツと、という印象を受けます。

1870年代~80年代に実用的な白熱電球が発明されて以来我々の生活を照らしつづけた白熱電球、現在は電球型蛍光灯も出回っており、置き換えても困らない場合が多そうですが、このまま消灯してしまうのでしょうか。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  •  電球型蛍光灯は、元々電球を使っている照明器具で仕方なく使う物だと思うのです。明るくなるまで時間がかかる---55%に達するまで5秒、75%に達するまで20秒---こと等を考えれば、最初から蛍光灯照明器具にした方が得です。
     更に、蛍光灯照明器具も、安定器式の販売を中止するべきです。インバータ型なら、点灯は一瞬だし、ちらつかないし、効率は高いしでいいことずくめです。まぁ、本体価格がやや高いですが…。

     そもそも、現代の日本においては、既に、
    ・蛍光灯は長時間点灯する場所
    ・白熱球は短時間だけ点灯する場所
    …と、棲み分けができてると思います。
     短時間しか使わない場所のを白熱球から電球型蛍光灯に置き換えても、本体の価格差と明るくなるまでの約30秒~1分に消費電力の差が見合うとは、私には思えません。低温では更に時間がかかるので、トイレなど短時間使う場所では、白熱電球の方がずっと幸せです。
    • by Sukoya (33993) on 2007年12月20日 15時41分 (#1269172) 日記
      日本ではトイレで新聞を読んだりケータイを操作したり飯まで食ったりと、ウサギ小屋と呼ばれる特殊な住宅事情があると聞きます

      ならばこそ、コストパフォーマンスに優れた蛍光灯、しかも場所を取らないソケットタイプを使うべきなのでは!?
      親コメント
  • by sarinaga (8464) on 2007年12月20日 0時26分 (#1268755)
    代替品は電球型蛍光灯ですか?
    頻繁に点灯と消灯を繰り返すところには電球型蛍光灯は向いていないはずですが。点灯初期は暗いし。LED式もあるようだけど、代替になるほどには安くないですし。

    適材適所という言葉を忘れてはいけないと思います。

    それにしても、仮に国内で製造中止になっても中国あたりからの輸入品が使われるだけではないですか。事を強引に進める必要性は感じられない、啓蒙活動で十分なような気がします。

    ああ、ちなみに私もリビングなどで電球型蛍光灯使ってますよ。
  • by usagito (9671) on 2007年12月20日 0時28分 (#1268760) ホームページ 日記
    家庭部門における排出源、ガンはクルマ。
    電球とかの前に、2リッターを超える自家用車の製造・販売を禁止すべき。
  • 置き換えるなら (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年12月20日 0時11分 (#1268734)
    蛍光灯よりLEDのほうが良くないか?
    • 意外に危険 (スコア:5, 参考になる)

      by Another_View (29838) on 2007年12月20日 0時32分 (#1268766) ホームページ 日記
      こないだ玄関の電球が切れてしまった。どうせなら電球型蛍光灯にしようと考えた。
      玄関の電球ソケットはE26だったんだけど、間違えてE17口金の電球型蛍光灯をさしてしまった。
      間の悪いことに通電中だった。

      差し込んだとたん、バシンバシンと数回スパークして火の粉がパラパラと降ってきたよ!

      電球型蛍光灯の根本の方は真っ黒に焦げてました。
      電球ソケットの方は電極が吹っ飛んでしまったのか、その後でE26の電球をつけても
      点灯しなくなってしまいました。

      ま、口金にサイズがあることをすっかり忘れてた俺が悪いんだけどさ。
      でも電球型蛍光灯のみにすると、こういう事故がそこそこ起きてるんじゃないかなあ。
      親コメント
      • Re:意外に危険 (スコア:3, 参考になる)

        by Lafiell (6631) on 2007年12月20日 7時20分 (#1268876)
        口金の大小が違っていたせいでショートした可能性は有りますが、
        そもそも通電中に電球を交換しちゃ駄目ですよ。
        何でもホットスワップ出来ると思ったら大間違いです。

        >>でも電球型蛍光灯のみにすると、こういう事故がそこそこ起きてるんじゃないかなあ。
        どうやったらそう言う結論になるのか、さっぱり理解できません。
        白熱灯にもE17は有ります。
        親コメント
        • 正論は正論ですけど、インバータ使用回路の方が白熱球と比べて圧倒的にサージ耐性が低かったり突入電流のピークが鋭かったりするんですが…
          勿論、この手の問題点というのは回路技術で対処可能ではあるんですけど、ワンチップにするのは非常に困難だしコストを下げるにはその手の外部回路を切り捨てるしかないのも実状ですから。
          正直、今の電球型蛍光灯を白熱球と全面置き換えするならば、安全規格を全面的に見直してかなり厳しくしなきゃいけないし、インバータ回路がばらまくノイズに関しても一種の公害化する可能性を考えるとその方面も厳しくしないといけなくなる。

          # 400KHz~1MHz辺りでインバータが動くとしたら、長波や中波の放送などにモロに影響が出る
          # …超長波を使っている電波時計とか、今の状況ならば許容できてもほぼ全ての電球がインバータ内臓になった時に
          # どのくらい影響が出るのやら…

          当然、対策にかかるコストや基準が厳しくなることによる歩留まりの低さは小売価格の形で消費者に転嫁される訳で…貧乏人は電球すら買うな。とかそういうアレなんでしょうか(-_-;
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        • Re:意外に危険 (スコア:2, すばらしい洞察)

          by hokuto (16888) on 2007年12月20日 7時37分 (#1268881) ホームページ
          でも屋内灯のスイッチって、電球が切れてると通電してるかどうかわからないものが多いですよね。
          よく使うトイレのスイッチなんかだと手が覚えていますが、あまり使わない玄関灯とかだと……
          スイッチ自体にLEDとかを仕込んで知らせるものもありますけど、そうでないスイッチもまだまだ多いです。

          そういう意味では、ホットスワップもやむなし、という思想で作られた製品ではあるかもしれません。
          親コメント
          • Re:意外に危険 (スコア:3, 参考になる)

            by youichi (329) on 2007年12月20日 10時08分 (#1268966)
             どこまで決まっているのかわかりませんが、通常、スイッチは右側がONです。電気工事試験で配線の実技でも必ずチェックされます。
             これを覚えておけば、暗闇でもスイッチが入っているのかどうかわかります。

            #2箇所でON,OFFができるタイプだと、当てはまりませんけどね。
            親コメント
          • Re:意外に危険 (スコア:2, 参考になる)

            by taka2 (14791) on 2007年12月20日 16時57分 (#1269220) ホームページ 日記
            > スイッチ自体にLEDとかを仕込んで知らせるものもありますけど、そうでないスイッチもまだまだ多いです。

            「切っている時点灯している」スイッチの場合、使ってるのはたいていLEDじゃなくてネオン管ですね。
            スイッチとネオン管が並列につないであり、スイッチOFF時には、
            電球とネオン管が直列になって100Vにつながった形で、電流が流れてネオン管が点灯するようになってます。
            (電球にも電流が流れてるけど、抵抗値の違いにより、電球側ではほとんど電圧がかからず電力を消費しない)

            というわけで、そういうスイッチの場合、電球が切れたり、電球を外した状態では
            点灯しなくなってしまいますから、ON/OFFの判定には使えません。
            親コメント
    • Re:LEDでは (スコア:3, 参考になる)

      by shiragaoyadi (27158) on 2007年12月20日 9時26分 (#1268924)
      現在のLEDではワット数も不足ですし、まだまだ白熱灯の代わりには程遠いです。
      また演色性も悪く(青色ダイオードに黄色や赤の蛍光剤を加えているだけなので)とてもLEDのみの照明の下で生活したくありません。
      ということで、現状では蛍光灯が最善の策ではないかと思います。

      昔は蛍光灯は繰り返しの付け消しには向かない、ということでしたが、
      現在は点灯方法が電子式になっており、点灯後20~30秒がやや暗いことを除けば
      (意図的に抑えている)
      寿命と比べて十分な点灯回数(1~3万回)を持っているので、点滅用途でなければ問題ないと思います。
      親コメント
      • Re:LEDでは (スコア:2, 参考になる)

        by Ryo.F (3896) on 2007年12月20日 10時04分 (#1268961) 日記
        現在のLEDではワット数も不足
        あげあしとりですけど、この文脈で「ワット数」って言葉を使うと誤解の元でしょう。この場合だと、消費電力のことじゃなくて明るさのことでしょうから、ルーメンかな?
        親コメント
    • 発光効率は…… (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年12月20日 17時05分 (#1269225)
      白熱電球では入力エネルギーのうち、可視光になるのが約10%
      有機ELパネルは入力エネルギーのうち、可視光になるのが約20%
      蛍光ランプは入力エネルギーのうち、可視光になるのが約25%
      白色LEDでは入力エネルギーのうち、可視光になるのが約32%
      いまのとこ、そんな数字みたいですね。

      白熱電球の技術的進歩が微々たる物ですが、
      蛍光ランプはジリジリと効率が上がっており、
      ELパネルと白色LEDは急激に光変換効率が上がっています。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年12月20日 0時16分 (#1268743)
    蛍光灯は点灯させるときに電力が必要だから、
    家庭のトイレのような入り切りが激しく、
    点灯時間が短いところでは却って不利と聞いたのだが、
    本当のところどうなんだろうか。

    昔に聞いた話なので間違っていたら、新しい情報ください
    • by Anonymous Coward on 2007年12月20日 0時26分 (#1268756)
      過去ログ「役目を終える白熱電球」 [srad.jp]で既出ですが、3万回の点滅寿命をほこる製品 [panasonic.co.jp]も出荷されています。
      親コメント
    • by paprika (5024) on 2007年12月20日 6時28分 (#1268867) 日記
      特殊用途向けの電球 [srad.jp]は残してあげてください。

      # 電球互換LEDライトができて、耐震性が良ければいいのですけど。
      親コメント
    • 自宅では、壊れたATX電源の一時側にあったブリッジダイオードの
      一部分回路を使って、ACの半サイクルだけ電球に流すように
      しています。
      やや暗くなるようなのですが、寿命としては結構長く持つみたいです。
      ご参考
      今日の必ずトクする一言 [tomoya.com]
      山本式万年電子電球の製作 [coara.or.jp]
      親コメント
  • 白熱電球を規制したら次はオーディオ用、楽器用真空管アンプも規制されそうだなぁ。効率のいいデジタルアンプしか認めませんとかPSE法の技術基準で規制されたらやだなぁ。

    上でも書いてたけど調光が必要な場所は大騒ぎでしょ。設備工事に補助金出すの?

    さてこの問題どこまで波及するか。舞台照明なんかは蛍光灯はおろかLED照明で代替出来るまでには至っていない(商品があるにはあるけど・・)のでそっちまで網にかかったら大変なことになると思う。

    #お金が有ればLED照明関連の株を買いに走るところだが。
    --
    --- Lcs(http://lcs.myminicity.com/ [myminicity.com])
  • by Anonymous Coward on 2007年12月20日 1時31分 (#1268810)
    最近の家はE17がダウンライトに使われることが多いようで,60W相当のミニクリプトン球が使われてます。
    それはそれで構わないのですが,問題はソケットの位置が天頂部ではなく,球を斜めに寝かせる感じの場所に位置しているものがあることです。
    これだと光源が飛び出して見た目云々する以前に,ミニクリプトン球の2~3倍もの全長がある電球型蛍光灯は構造上入りませんし,
    電球の口金直前まで光が透過する素材が使われているのが前提なので,電球型蛍光灯では光の拡散がうまく行きません。

    また,化粧台や洗面所の電球は電球でないと正しい色の判別が難しくなるのではないでしょうか。
    蛍光灯は色が全域の渡って発光している訳ではないので,色の再現性(?)は低くなるように思えます。
    事実,電球型蛍光灯の電球色と本物の電球の光の色は,明らかに違って見えます。

    私が考えるに,政府筋の方々は,E26の一般的な電球で且つ天井からぶら下がっている調光機能など無いものだけを想定しているのではないでしょうか。
  • 卵を孵すためにハロゲンランプを使っているとか良く耳にしますが、照明器具としてだけでなく同時に熱源としても使っているような用途も他にも色々ありそうな気もします。思いつきませんが。

    工業用途など、特殊な需要用にある程度は造られ続けていくとかそんな感じになるのでしょうか。
  • by Anonymous Coward on 2007年12月20日 2時17分 (#1268835)
    自動販売機とコンビニの規制の方がずっと効果的と思う。
    都市部で自動販売機やコンビニが乱立・集中し過ぎて
    いる地域は半分に減らしてもまだ多過ぎる位。
    それと自動車の台数も大幅に減らす必要があるでしょう。
  • さあ、買い占めるぞ (スコア:2, おもしろおかしい)

    by NOBAX (21937) on 2007年12月20日 7時22分 (#1268877)
    10年くらい寝かしておけば軽く10倍にはなりますね。
  • パテ乾かすの促進するのに使うんですよ!

    代替としてオーブントースターという手もあるけど、ヒケが大きい素材だと割れる。白熱電球の絶妙な熱がちょうどいいのです。温度調節もできるし。
  • 確かに、普通の白熱球の製造や販売を禁止して蛍光灯やLEDに誘導すれば消費者が使う分の電力消費がかなり減ることは確かでしょうけど、
    これらの「代替電球」には集積回路を中心とした数々の半導体素子や小型で大電圧・大電力対応の受動素子が不可欠なんですが、それらの生産にかかる電力や化石燃料の消費自体がバカにならないように思うんですけど…
    半導体を作るといっても、基盤の材料を高純度に精製して薄く切って精密研磨するのから始まって、有機溶剤に混ぜた半導体原料を基板に吹きつけて高温環境下で有機溶剤を飛ばすことで薄膜を半導体基板上に形成して加工工程に持っていく訳で…ここで使われる有機溶剤は基本的に燃やして工場の外に出さないように回収する訳で、そこでもかなりのCO2などが出るんですが…確かにスパッタなどを使って溶剤を殆ど使わずに電気的に蒸着する手段もないではないですが、どのような材料でも使える物ではないし。
    それに各工程で行われる洗浄には非常に純度の高い(イオン成分や有機成分を排除した)精製水か代替フロンのような温室効果が低いとは言いきれない代物が使われる訳で、精製水であれば莫大なエネルギーを水を精製する工程で消費するし…これ又温室効果ガスとは無縁ではない。

    店頭に並ぶ前の段階で、半導体素子やその他の薄膜技術を多用した受動素子を生産して回路基板上にアセンブルする工程の分、白熱球よりも消費するエネルギーも水も排出する温室効果ガスも格段に多いのですが…

    それに、この手の電力回路を廃棄処分する場合のエネルギーコストもけしていいとは言えないし、そのまま捨てれば有害物質が土壌に浸透するような場合も少なからずあると思うんですが…特に電力トランジスタとか白色LEDとか蛍光管って環境中に下手に野放しするとまずい材料を使う場合も少なくないような

    温室効果ガス排出の総量という観点からのライフサイクルコストから考えると白熱球を禁止するに足りるほどのアドバンテージが果たしてあるのか?という気がしてならないし、それ以外に白熱球と同じ感覚で廃棄される事で生じる環境リスクについては圧倒的に不利に思うんですけど。

    そのあたりを徹底的に調べ上げて吟味した上で出された方針とは到底思えない。

    一面だけ見て強引に動いて後で泣きを見る結果に陥る、謂わば拙速過ぎる意思決定の典型例のような…(;´Д`)
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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