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テクノロジー

三次元構造のフィルムで充電時間を大幅に短縮 23

ストーリー by reo
EV普及めざましく今日もスタンドに長蛇の列 部門より

capra 曰く、

電気自動車の普及を阻害する要因として、一回の充電にかかる時間の長さが挙げられるが、米イリノイ大学がこの問題を解消し得る技術を開発したそうだ (gizmag の記事本家 /. 記事より) 。

活物質をフィルム状にすることにより充電と放電のスピードを格段に向上させることが可能なことは従来から分かっていたが、このようなフィルムは大量の電気を蓄えることが難しかったとのこと。今回開発された電池では三次元構造のフィルムを実現することにより蓄電量を大幅に増やすことに成功したそうだ。リチウムイオン電池やニッケル水素電池、その他どのような電池にも応用できる技術だそうで、大容量化も可能という。デモでは従来の充電池と比較して 10 〜 100 倍の速さで充電できることが示されているとのこと。

電気自動車においては、一回の充電における走行距離が例え短かったとしても短時間で充電できるのであれば利便性の向上が期待できるとのことだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2011年03月24日 13時18分 (#1924629) 日記

    せっかく書いたからリンクだけ.

    http://srad.jp/~phason/journal/527548 [srad.jp]

  • by gonzo (38147) on 2011年03月25日 13時26分 (#1925222)

    充電時間の短縮は嬉しいが、安全性が気になる。

    過去にあったノートPCのバッテリ事故も、許容ギリギリの急速充電が盛んだから起こりやすいのだ
    という記事を読んだことがあるし。

    • by Anonymous Coward

      >許容ギリギリの急速充電

      君の思い込みが正しいとしても、その許容値が上がるって話なんだぜ?
      そもそもバッテリー発火は微細金属片の混入が原因だし、基本的な認識からして間違ってるが。
      そんなことより大電流によるジュール熱を心配すべきだろ。

  • by Anonymous Coward on 2011年03月24日 11時23分 (#1924519)

    本文に書かれている「スピードを格段に向上」なら問題ないけど。
    「充電時間を短縮」でしょ?

    • Re: (スコア:0, オフトピック)

      おおう、そうですね。失礼、修正しました。ご指摘 thx です。

      --
      Hiroki (REO) Kashiwazaki
  • by Anonymous Coward on 2011年03月24日 11時35分 (#1924526)
    「活物質」<何?
    • 電池の中で,実際の充放電(電気化学反応)に関わる物質です.
      例えばNiMH電池の中のNiOOHとか,Li-ion電池の中の酸化コバルトだのグラファイトだのとか.
      電池の電極はこの活物質以外に

      ・電気を流す導電体
       活物質の伝導度はそんなに高くないので,低抵抗な導電路を確保するために存在.
       また,活物質はサイズが小さい方がイオンが内部まで入る時間が短くてすむので,そういう微小な活物質と外部電極を繋ぐためにも必要
      ・バインダー
       活物質や導電体などをまとめてシート上に成形するために入れる.PTFE微粒子など.

      が組み合わさって出来ています.

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        #1924526のACです。ご回答ありがとうございました。初見でしたので何のことかさっぱり分かりませんでした。何かのtypoなのか、そういう物質があるのか分からなくて投稿した次第です。
  • by Anonymous Coward on 2011年03月24日 11時43分 (#1924532)
    って風潮になって電気自動車は大失速しそうな悪寒
    • by Anonymous Coward
      欧米では政府が火消しに躍起みたいですね。特に原発大国フランスなんか、反原発運動やられたら大迷惑。
      途上国に対する原発ビジネスもありますし。日本企業が躓いちゃって、逆にビジネスチャンスにしたいくらいでしょう。
      • by Anonymous Coward on 2011年03月24日 17時14分 (#1924778)

        >途上国に対する原発ビジネスもありますし。日本企業が躓いちゃって、逆にビジネスチャンスにしたいくらいでしょう。
        これも本当に売っちゃって大丈夫なんですかねえ。
        政情不安な発展途上国からみると、あの日本ですら大事故を起こしちゃったわけですからね。
        内戦のうえに放射能汚染まで加わった日には、どうなることやら。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          原発作って核燃料も買える国なんて限られてる。
          内戦してる国が原発買えるわけないし放射能汚染の心配なんてする必要ない。
          インドとかパキスタンのように自前で核兵器作れるくらいじゃないと買えないし維持できない。(え

          > あの日本ですら大事故を起こしちゃった
          東北電力はちゃんとリカバーしたのに、東電の頭おかしいとしか思えない対応をみてると、
          日本と言うより、東電が手にしてはいけない技術だった、と言うべきだと思うが、
          外国から見たら日本の技術への信頼は大暴落ですよね。これも風評被害有りそう。

  • by Anonymous Coward on 2011年03月24日 12時35分 (#1924573)
    比較元の充電速度が具体的にどの程度か分かりませんが、仮に電気自動車の高速充電器だとすると定格50kW、この10倍なら500kW、100倍なら5000kWと受電するのも大層な設備が要りそうな電力ですが、その辺ところはどうなるんでしょうね。
    100倍速なら電気自動車の充電時間が今のガソリン給油の時間と近くなるので、電気自動車の普及には朗報でしょうが、そこに必要な受電設備を考えると怖い。普通のスタンドみたく受電口8個とかなると単純計算で4万kW、特高受電が必須だな。
    • by Anonymous Coward

      >100倍速なら電気自動車の充電時間が今のガソリン給油の時間と近くなるので、(中略)単純計算で4万kW、特高受電が必須だな。

      それはピーク。
      そのくらい早くなるなら相対的に充電してない時間のほうが長くなるので、フライホイール貯電して平均化すればいい。

  • by Anonymous Coward on 2011年03月24日 13時40分 (#1924659)

    いまの10倍~100倍の電流が充電系を流れるとなると、まあちょっと怖いことになると思うが。
    充電時の回路の発熱とかものすごいことにならね?

    なまらぶっといケーブルや配線、どでかい部品をつかわなきゃならなくなるんじゃね?

    • by Anonymous Coward

      充電器やケーブルはどうとでもなるけど、電池の発熱が大変なことに・・・
      ヒートシンクとかヒートパイプとか水冷ジャケットとか必要な気が。
      そして「俺のはガス冷だから10秒でチャージ完了だぜ!」みたいな事に。

  • by Anonymous Coward on 2011年03月24日 14時17分 (#1924691)

    あれも、短時間に充電可能なリチウムイオン電池だよね。

    ※三次元に二次元が敗北と空目(ムリありまくり)

  • by Anonymous Coward on 2011年03月24日 17時56分 (#1924797)
    タレ込みは「三次元構造のフィルム」となってるけど、「スカスカのスポンジ」あるいは「規則的な空孔構造を有するスポンジ」とでも表現した方がピッタリくるんじゃないの? フィルムと聞くとやっぱり何も通さない平板のようなものを思い浮かべてしまう
    • by LoadFF (27414) on 2011年03月24日 20時05分 (#1924875)
      そこでメンガーのスポンジ [wikipedia.org]の出番ですよ。

      でも、既存の技術を超えるバッテリーって、数年に一つ程度発表されてるけど
      実用化されたって話が出てこないってのは何故なんだろう??
      --
      如何なる内容であろうとACでの書き込みは一切無視します。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2011年03月24日 20時23分 (#1924885)

        実用化に5-10年ぐらいかかる。
        しかもその手の技術は部分的に導入されたりするし、論文時のデータは最高スペックの手間もかかるものだから実際に導入された際の効果はもっと小さく、最適化が進むごとにじわじわと増えていく形になる。だから登場時にはそれほどインパクトはない。

        その一方で、例えば現在のLiイオン電池なんかは炭素極側での容量がほぼ理論容量になるまでに改善されていたり(昔はもう何割か低かったのが、ついにここまで到達)、二元系・三元系などの陽極材料が製品として実際に登場していたりと、じわじわとした改善は続いている。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        例えば「ロスが減って効率が良くなって性能が30倍になりました!」って言っても実はロスが1/30になっただけで、
        99.7%→99.99%になってもあまり分からないケースなんかも。

  • by Anonymous Coward on 2011年03月25日 10時41分 (#1925093)
    リチュウムイオン電池応用、愚かな次世代車設計図の現状 近々の東北、関東地震災害が示すようリチュウムイオン電池応用のEV車モータ駆動力の次世代自動車となる充電、電源は電力各社電源(co2発生の火力発電、被爆の危険性を伴う源発)の増設に繋がる単なる目先を変えただけの何の地球温暖化防止にco2の削減に繋がらない愚かな目先の技術転換開発、世界の自動車メーカー、技術者の愚かさ、 それに伴う近況の自然エネルギー応用、太陽光発電増設で補う事が可能か重要な見極めが発生します 一番必要とする弊害排気ガスを大量に排出する大型車(トラック、トレーラー、バス)など長距離輸送にリチュウムイオン電池では高価、重量、容積、充電環境で対応できる技術の目途が無く、単なる近距離走行に可能なだけの都合に対処できる軽、大衆乗用車の開発しかしていない現状に対して知恵を活かし不可能を可能にするシステムを そうした中での私どものEV車の供給電源技術は今後、今後の全て(軽自動車から大型車)の次世代車となるであろうモータ駆動力の電力供給システムとなる、国際特許出願後に情報公開いたします、革新技術となる重力は単なる落ちる力でエネルギーとならないと定説を覆す、応用の仕方でエネルギーになるエネルギーコストの発生しない事を示す確立した無限サイクル自然エネルギー応用技術システムとなる(水力発電は水が在っても重力が無ければタービンは回転しません)、 現状のEV車、プラグインハイブリット車のリチュウムイオン電池搭載は一時しのぎの過程の結果となることに過ぎない 独創的な発想を基に、実用化に一日も早く応用していく事で、人類が弊害、負荷の発生しない便利で豊かに成る為の自然の摂理に基づいて成り立つ知的資源開発で道筋行動示すもの。 テクノロジーウィズダム 今村 義輝
    • by Anonymous Coward

      おれの個人的偏見だがリチウムを「リチュウム」なんて書くのは技術オンチ。
      ろくに言葉も扱えないのに重力による新エネルギーで社会貢献とか立派だが、
      かいぎょうのやり方も理解できないbotにウィズダムとか言われても困る・・・

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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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