ピレリ、中国国有企業に買収される 90
世界最大市場の力 部門より
イタリアのタイヤメーカー、ピレリが中国の国有企業である中国化工集団に買収されることが決定したようだ(@IT)。買収総額は71億ユーロ(約9200億円)に上る見通しという。ピレリは2011年よりF1にタイヤを独占供給していることでも知られる。
中国化工はピレリの発行済み株式の26.2%を買い取り、残りの株式も公開買い付けで取得する方針とのこと。ピレリブランドは存続させるという。
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イタリアのタイヤメーカー、ピレリが中国の国有企業である中国化工集団に買収されることが決定したようだ(@IT)。買収総額は71億ユーロ(約9200億円)に上る見通しという。ピレリは2011年よりF1にタイヤを独占供給していることでも知られる。
中国化工はピレリの発行済み株式の26.2%を買い取り、残りの株式も公開買い付けで取得する方針とのこと。ピレリブランドは存続させるという。
RHEL 6.7で、「service squid restart」コマンドを実行してsquidを再起動すると、ルートディレクトリ以下が削除されるというバグが発見されたという(Red HatのBugzilla)。
原因などは不明だが、仮想マシン上で再現できたというコメントもある。Hacker Newsでは、起動スクリプト内に「rm -rf $SQUID_PIDFILE_DIR/*」という行があり、ここで$SQUID_PIDFILE_DIRが定義されていない、もしくは空の文字列だった場合に「rm -rf /*」が実行されてしまうことが原因ではないかと推測されている。
(追記@20:10)コメントで指摘されているとおり、RHEL 6.7は現在開発中というステータスで、製品版においてはこの問題は影響しない。
小説投稿サイト「小説家になろう」にて、すでに商業デビューしている小説家が同じ名義でオリジナル作品を投稿したことが話題になっている。
投稿を行ったのは、ホビージャパンのHJ文庫で「オレと彼女の絶対領域」や「百錬の覇王と聖約の戦乙女」といった作品が刊行されている鷹山誠一氏。プロの作家が小説家を目指すアマチュア向けとされているサイトに作品を投稿したことに対し、賛否両論が沸いているようだ。
執筆の経緯については、小説家になろうの「活動報告」ページにて鷹山氏本人から述べられているが、通常の商業では出せない、、「小説家になろう」でなければできない挑戦的なことをやりたいと説明している。
また、「小説家になろう」サイトから実際に商業デビューした作家は多く、さらに商業作品を刊行するためのハードルの高さから、今後プロが「小説家になろう」サイトで作品を発表するケースは今後増えていくのでは、とも述べられている。
近年ではSSDの低価格化や大容量化が進んでいるが、主流なのは容量が512GB以下のモデルで、1TBの容量を持つ製品も存在しているものの数は少ない。それ以上の容量のSSDとなるとほとんど市場に流通していないのが現状だが、その理由はメモリコントローラにあるらしい(AKIBA PC Hotline!)。
現在多くのSSDでは32bitのメモリコントローラを使っているため、物理的にコントローラを2つ搭載するか、特殊な管理方法が必要になるために簡単には製品化できないという。HDDにも2TiBの壁があったが、SSDにも同じような「壁」があるようだ。
ハッキングコンテストPwn2Ownで、Internet ExploerおよびFirefox、Google Chrome、Safariにセキュリティ脆弱性が発見された(TechCrunch、ITmedia)。
Pwn2Ownは広く使われているソフトウェアの脆弱性を付いて攻撃を行うコンテスト。近年はWebブラウザなどがターゲットとされることが多く。今年はInternet ExplorerやFirefox、Adobe Flash、Adobe Reader、Safari、Google Chromeなどがターゲットとなっていた。発見された脆弱性についてはベンダーに報告され修正が行われることになっており、たとえばFirefoxでは23日に修正版がリリースされている)。
なお、今回Chromeの脆弱性を発見したJungHoon氏には11万ドル(約1300万円)の賞金が贈られたという。JungHoon氏はSafariやIE 11のバグ発見にも貢献しており、合計で22万5000ドル(約2700万円)を稼いだという。
探査機かぐやによる月面での縦穴発見以後関心が高まっている月の溶岩洞だが、米大学の研究によると、低重力などの要因から月には都市が入る規模の巨大な溶岩洞が存在している可能性があるという(研究論文、ITmedia、SpaceREF、Slashdot)。
この研究結果は、3月17日に米国の「月・惑星科学会議」(LPSC) にて発表されたもの。月にはかねてから溶岩洞のような地形が存在する可能性が指摘されていたが、この研究報告では低重力ならびに地球のような気象や浸食が存在しないことから1km以上、堅固なドーム型をしていれば5km以上もの都市がすっぽり収まってしまうほどの巨大な地下空洞が存在できることが示された。
月の溶岩洞は宇宙線や隕石、温度変化を避けられる環境として、月面基地の有力候補に考えられている。実際にこうした巨大空洞が見つかれば、月コロニーの建設さえずっと楽なものになるかもしれない。
iPhoneでは4桁の暗証番号を使ったロック機能があるが、これを突破するために4桁の数字を延々と自動入力するためのデバイスが存在するそうだ(GIZMODO)。
このツールは「IP-BOX iPhone Password Unlock Tool | Teel Technologies」というもので、価格は250ドル。iPhoneとはLightningもしくはDock端子経由で接続して暗証番号を入力し、光センサーでその入力結果を確認する、という作業を延々と繰り返すというものだそうだ。数字4桁の暗証番号の組み合わせは1万通りあるが、「6秒から17時間で暗証番号を特定できる」という。
ケーブルテレビ経由で地上デジタル放送をアナログテレビでも視聴可能にする「デジアナ変換」が、今年3月一杯で完全に終了する(デジタル放送推進協会、総務省)。
デジアナ変換では、画面右上に「デジアナ」や「デジアナ変換」という表示がされるとのこと。ケーブルテレビを契約していない場合でも、集合住宅などではケーブルテレビが導入されており、気が付かずにデジアナ変換で地デジ放送を視聴しているケースもあるようだ。たとえば大手ケーブルテレビ事業者であるJ:COMでは1月末より順次デジアナ変換サービスを終了している。一部では4月まで終了がずれ込む地域もあるようだが、近いうちに終了するのは確かである。これを機に、テレビを捨てることを検討しても良いかもしれない。
先日発表されたMacBook新モデルでは、物理的なボタンがなく、圧力センサでクリックを検知し、それに対応して振動させることでクリックさせるタッチパッドが搭載されているが、これと同様の仕組みを持つタッチ方式のキーボードについて、Appleが特許を申請したとのこと(TechCrunch)。
実際に使ってみないと使い勝手は分からないが、もしこの技術で既存のキーボードと遜色のない操作ができるのであれば、これを応用してiPadなどのソフトウェアキーボードでも打鍵感を与えることができそうだ。また、ソフトウェア側で配列を切り替えられる点も面白そうである。
厚生労働省が炭水化物といった栄養素について一定の基準を満たしている弁当などに対し、「健康な食事」として専用のマークを表示できる制度を検討していたが(昨年10月の日経新聞の記事)、「基準を設けることで米の消費が落ち込みかねない」といった批判が出たために制度の見直しを行うことになったという(NHK)。
健康よりも米の消費のほうが大事なのか、と突っ込まざるを得ない。
主食は300kcal未満、玄米や麦など精製度の低い穀類を2割程度含むという条件で、また肉や魚などの主菜は250kcal未満、副菜は150kcal未満で、合計650kcal未満、といった基準が想定されていた模様。ご飯茶碗一杯がだいたい250kcal前後とされているので、的外れな基準ではないのだが、玄米や麦といったあたりがよろしくなかったのだろうか。
CanSecWestセキュリティカンファレンスで、BIOSにマルウェアを組み込むツールについての研究が発表されるという(threatpost、Slashdot)。
このツールの特徴は、ファームウェアを更新してもマルウェアが削除されない点。ほとんどのBIOSでは、ファームウェア更新時も変更されずに保護されるブロックがある。研究者たちはそのスペースの脆弱性を見つけ出す機能を自動化し、保護を解除するツールを作り出したという。
BIOS内にマルウェアをインストールすることで、OSの再インストールやストレージの交換などを行ってもそのマルウェアは生き残ることができ、またBIOSという低レベルレイヤーで情報収集を行うことで暗号化などによる保護を無効化し、パスワードや暗号化通信をも盗むことができるといったメリットがあるという。
近年ではファームウェアとしてUEFIを採用したPCが増えているが、UEFIは開発を簡素化するためにオープンソース化およびモジュール化されていることもリスクにつながるという。複数のベンダで共通で利用されているコードを狙うことで、メーカーの垣根を乗り越えたマルウェアを作ることも可能だという。
エクストリーム・アイロン掛けの考案者であり、2002年のエクストリーム・アイロン掛け世界大会で優勝したフィル・ショウさんが、11年ぶりに競技に復帰することを決めたという(ロイター)。
エクストリーム・アイロン掛けは2000年代に話題になり、各種メディアなどに取り上げられたものの、競技人口はWikipediaによると2006年時点でおよそ700人ほどだったという。
「ショートカットキーはマウスより遅い」という話があるそうだ。かつてAppleでヒューマンインターフェイスの開発に携わっていたBruce Tognazzini氏による研究結果で、そういった結果が出たという(Ask Tog:Keyboard vs. The Mouse, pt 1)。
これは、ショートカットキーを選ぶまでの時間を「喪失している」からだという。つまり、ショートカットキーの入力には実際には時間がかかっているが、いっぽうでそれを体感していないために高速に操作できているように感じられる、ということらしい。
当然ながら熟練したユーザーであれば息を吸うかのようにショートカットキーで操作ができるため、はてなブックマークでは多くのツッコミが寄せられている。
パブリックベータテスト版が公開されているiOS 8.3でデザインが変更された絵文字のうち、「両手を合わせた人」 (Person with Folded Hands) の背景から黄色い線条が削除されたことを受け、一部ユーザーから抗議の声が挙がっている。
この絵文字は、KDDI絵文字の「ゴメン/お願い」、ソフトバンク絵文字の「手(お願い)」に対応するものとしてUnicodeに採用されたものだが、iOSの絵文字のデザインから、「ハイタッチ」として転用されていた。今回、背景から黄色い線条が削除されたことで、より「ハイタッチ」に見えづらいデザインとなった。
絵文字の転用は、他にも「台風」が「まいった」に転用されているなどの事例がある。また、各実装でどのようなデザインになっているかはiEmoji.comや、Unicodeの絵文字比較表(ドラフト)から確認できる。
国内で唯一住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)に接続していなかった福島県矢祭町が、マイナンバー制度への対応のため今月30日より住基ネットに接続するという。これにより、全国すべての市町村が住基ネットに接続することになる(NHK)。
計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである