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アレゲなニュースと雑談サイト

mhattaによる 2008年06月27日 8時30分の掲載
呉越同舟部門より。

insiderman 曰く、

Googleとマイクロソフトが、個人向けの電子医療記録システムの共通化について合意したそうです(Electronic health-record standards agreed | Health | Reuters)。

Googleは「Google Health、マイクロソフトは「HealthVault」という医療記録システムをそれぞれ推進していますが、まだまだ普及には程遠いところ。共通化によって、とりあえずはこのようなシステムの普及を図りたい、というところでしょうか。

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  • Anonymous Coward : 2008年06月27日 13時35分 (#1371925)
    うちの病院では(700床くらい) HOPE/EGMAIN-EXという富士通のシステムを使ってますが、相当使いにくいです。
    もちろん日々の業務をこなさないといけないので、使いこなしてはいます。
    システム使う側からすれば「それくらい我慢しろよ」とおっしゃるかもしれませんが、
    我らDr.という生物は、かゆいところに手が届いて当たり前を求めています。
    (言わずとも状況を見て次の手術道具が出てくるなど・・・)
    その点からすると、少なくとも富士通さんのシステムは60点くらいです。

    一日分の点滴を考えると
    ログイン(待ち:5秒)→病棟選択(2秒)→患者選択(5秒)→カルテ記述(5秒)→注射(7秒)→
    →キーボードを叩いて輸液名入力→マウスでクリックして単位入力(1袋が基本なのに、mlがディフォルトで変更面倒)→
    →中心or末梢→体のどこの?→主管?側管?→静脈注射or点滴?精密点滴?→何時から?→時間何mlで?(ここで再びキーボード)→
    でやっと1本入力です。
    最低2回も(?)マウスとキーボードが入れ替わります。
    さらにビタミンなどの添加薬を入れるとさらに面倒です。
    で、だいたいこれを一日3~4本使います。
    これを4日分20人の患者さんに入力しようと思うと・・・やってられません。
    他にも病理診断を何回もクリックしないと見られないとか、処方がやりにくいとか様々です。
    各科ごとに頻繁に使うものが全く異なるので、セット登録をもっと使いやすくするとか気が利くシステムになってほしいものです。

    電子カルテになったら全病院でデータ共有できるというふれこみですが、まぁ別にやらなくていいんじゃないですか?
    紹介患者持参の画像は画質がよくないCTやMRIばかりで、現在の状況を改めて評価する意味でも結局撮り直ししてます。
    CDRに開くソフトとデータを入れてくれれば、参考程度の意味では一応事足りるような。
    (外のCT専門病院で撮ってきてもらうときは、当然自分の病院で開けるような形式でデータをもらってくるし)

    #自分がでかい病院にいるからこんなこと言ってるのかもしれせん(;p)
    • taka2 (14791) : 2008年06月27日 17時49分 (#1372180)
      私の行きつけの総合病院では、数年前に電子カルテが導入されたのですが、いろいろ使いにくかったらしく、
      結局紙のカルテと併用というか、紙のカルテを使いつつ投薬と検査予約だけは電子カルテって感じに落ち着きました。

      診察経過とかは慣れないPCでかな漢字変換して、図も簡単に入れられない、なんてものよりは
      紙に手書きの方が簡単で速いってことで、

      投薬は、前回と同じ薬を出す場合は、履歴呼び出してマウスクリック一発だとか
      予約は、紙の台帳を貸し借り取ってきたりしなくていいので手間が格段に減るとか、

      そういう省力化できるところにだけに使ったって感じです。
      また、点数とかも直接電子化しているのか、診察が終わってからの待ち時間は格段に短くなりました。

      同じ病院内の別の科にかかったときに、
      ちゃんと自己申告してたのに禁忌薬を出された(院外処方で薬剤師が気づいてくれた)なんてことがあったので、
      電子カルテになればそういうのが無くなるかなーと期待してたのですが…
      そういうのは特になさそう…
    • Anonymous Coward : 2008年06月27日 21時29分 (#1372358)
      お、Drの意見ですね。
      私も某病院(500床以上)の事務系職員で、同様のシステムの運用保守をやってます。
      元開発系エンジニアだったんですが
      電子カルテのシステムについてはまったく同じ意見で
      このシステムのナリと値段を聞いて目玉が飛び出ました。
      (それでも現場の善意や、地方販社になる子会社さんたちの努力などで
       それなりのモノになってきていますが)

      病院間で画像の連携~って話もあるんですが
      消えたり、第三者へ流出すると大変なことになるデータの宝庫ですから
      責任の所在やら、保守コストを誰が持つのよ、って話で色々あるみたいです。
      そういう意味ではこういう投稿の話を聞いてると少しうらやましくなりますねぇ。

      日本の社会は船頭さんが多すぎるよ…

      #ぜったいにAC
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  • vn (10720) : 2008年06月27日 9時13分 (#1371682) 日記
    アメリカの医療制度は、ある意味では先進国中最悪の部類に入ります。
    大きな政治的問題が解決されていないために、くだらない問題がソフトウェアなどに
    皺寄せされる、というのはよくある構図です。Google や Microsoft のソリューションが、
    ほんらい日本などでは解く必要のない問題のために過大な労力を費やしていないかどうか、
    しっかり見極める必要があります。
    • アメリカも悪いところだけじゃないですよ。
      大臣でも生活保護者でも本質的にほぼ全く同じ医療を受けている日本と違い、アメリカはコストパフォーマンスとアクセスが極端に悪い(Sickoで指摘されているのはそういうこと)のは確かです。
      が、中の診療の質や手間のかけ方については間違いなく世界トップクラス。日本の富裕層がアメリカで医療受けると感動しますから(笑)
      特に医療記録とか電子化という面では、アメリカと比較して日本は明らかに遅れていますし、くだらない紙の定型書類ばかり増えていく日本の状況はむしろ悪化しています。

      日本の場合は診療記録なんて「紙のカルテに5年残す」程度であり、血液検査の結果を隣の病院に紹介しようと思ったら印刷して紙のファイルに挟みこみ、50枚のCT画像を送ろうと思ったらフィルムに焼き付けて郵便でアナログ的に送り届けてるわけで、あまりに原始的すぎます。世界で一番CTもMRIも普及してるんだから、まず日本がなんとかしてよ、と。

      ま、住基ネット程度で騒ぐ人たちが、「若かりし頃の泌尿器科の受診記録」とかも含めて中央サーバーで一生分蓄積されるようなシステムの存在を望むかどうかは別問題ですが。
      • NOBAX (21937) : 2008年06月27日 11時54分 (#1371803)
        IT戦略本部の重点計画-2008 [kantei.go.jp]によれば医療分野の情報化も推進するようですよ。
      • >が、中の診療の質や手間のかけ方については間違いなく世界トップクラス。日本の富裕層がアメリカで医療受けると感動しますから(笑)

        富裕層とあるように、おそらく、とっても高額な健康保険を契約しているからではないでしょうか。
        日本は混合診療(保険診療と、自費診療を同時に請求すること)が禁止されていますし、
        万人が基本的に同じ医療を受けられます。

        >日本の場合は診療記録なんて「紙のカルテに5年残す」程度であり、血液検査の結果を隣の病院に紹介しようと思ったら印刷して紙のファイルに挟みこみ、50枚のCT画像を送ろうと思ったらフィルムに焼き付けて郵便でアナログ的に送り届けてるわけで、あまりに原始的すぎます。世界で一番CTもMRIも普及してるんだから、まず日本がなんとかしてよ、と。

        保険診療の弊害で、「紙やフィルムで残すほうが収入が得られていた」、もしくは「電子化保存しても収益がえられない」からです。
        電子カルテやPACSの導入コストを電子化加算だけでまかなうことは困難です。
        また、相手の医療機関が電子データを読めるかどうかが保障されていないというのも理由のひとつです。

        #田舎の病院でPET-CTの印刷物をもってこられて、データはCD-Rにやいてある。
        #写真みただけではとても診断がつかない。職場にPACS端末はない、
        #ということでOsiriXを自分PCで用意して、なんてこともありました。

        すべて政治のレイヤの問題です。年配の医師が「手書きがいい」なんていくら主張しようと、
        電子化されたほうが収益上もうかると判断されたらどうやったって電子化されます。
        じゃあ、どうして手書き・紙ベースのほうがコストが安いの?といわれると、

        ・看護師や事務職員など、人間はたくさんいるし、事務職員の首は切れないから使ったほうが安い(あるいはサービス残業させる)
        ・大きな病院のオーダリングデータはレコードのロックが相互にかかりまくり。その上、レコードの扱いの順序だけでも生命にかかわるなんてこともある。手間がかかり開発コストははねあがる(これは勝手な想像ですが)。
        ・仕様決めの段階で顧客の要望をくみとりきれない(客がわかってないというのが大きいとおもいますが)ので、前の病院で受注したようなお仕着せの仕様で、その病院にとっては使いにくいものが導入され、「電子カルテは不便だ」という風評がひろがり他の病院の導入検討が遅れる。
        ・コストがかかる割に「電子化したから」といって患者数や収益増につながるわけではない。

        中央サーバなんかで持たずに、フラッシュメモリ持ち歩けばいいんですよ。
        落としたりデータが消えてしまったときは自己責任。
        健康保険証にくっつけとけばいいんです。画像データなんかもこみこみで8GBもあれば十分かと。

        #自分の出身大学病院の医療情報室の富士通常駐SEがslashdotみてたけどID
        • せめてそのフラッシュメモリの中身のフォーマットが統一されたり、中身を紹介先施設でバックアップできるためのシステムがあればだいぶ違うのですが。CD-Rという超先端技術(笑)でデータ届いても、自前PCにDICOM viewer入れて読んでたり、紙ファイルと一緒にバインダにメディア保管してるような状況なら無意味ですし。

          現実には「落としたりデータが消えてしまったときは自己責任」とか気軽に言える性質のものでないので、データ本体は暗号化されて日本の中央サーバにあり、暗号化解除のキーだけ患者が持って1年間だけ特定の病院がアクセス可能になる、とかになれば素晴らしいのでしょうが、当然法律の改正が色々必要です。
          政治のレイヤーも重要ですけど、そのくらいのことを平気で提案できそうな、GoogleやMS並みに声とか体力とかの大きい私企業がいてくれるというのは大きいんじゃないかなと思います。
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  • 考えられる未来 (スコア:2, おもしろおかしい)

    MagicAcademy (34694) : 2008年06月27日 10時57分 (#1371757)
    ・健康診断受信の翌日から、何故か突然アドセンスに抗がん剤の広告が大量に出始める ・メタボ検診を受けた結果を表示しようとすると「エラー:致命的な体重処理です」とポップアップが出て、死の青画面が表示される ・体重が10kg増加するたびに電話でアカウントのアクティベーションが必要になる