hylomによる
2008年11月05日 17時00分の掲載
CCの普及がより進む? 部門より
CCの普及がより進む? 部門より
Nemesisの日記 曰く
ウィキメディア財団の要請を受けて、フリーソフトウェア財団(FSF)がGNU Free Documentation License(GFDL) 1.3をリリースした。ウィキメディア財団はこれに感謝しつつ、コミュニティでライセンスに関する投票を行う事を予告した。
Wikimedia blog:GNU Free Documentation License 1.3 Released - November 4th, 2008によると、とのこと。2007年12月、Wikimedia Foundationの理事たちは理事会にて、GFDLの策定/管理を行っているFSFに対して公式にGFDLの改訂を要求することを公式に決定した。Wikipediaは記事のライセンスとしてGFDLを採用しているが、これをCreative CommonsのAttribution/Share-Alike(CC-BY-SA)ライセンスに移行できるようにすることが目的だった。
WikipediaのライセンスとしてCC-BY-SAを使用したい理由は、CC-BY-SAはGFDLと同等の「自由」を備えつつ、GFDLよりも使いやすいからだ。また、CC-BY-SAはほかのプロジェクトでも多く使われており、CC-BY-SAに移行することでWikimediaのWikiページのコンテンツをほかのCC-BY-SAライセンスを採用しているプロジェクトで自由に使用することが可能になる。
GFDL 1.3に我々がリクエストした変更点が加えられていることについて、我々は非常に感謝している。続いて、Wikimedia FoundationではGFDLでライセンスされている既存のWikiコンテンツに対して、CC-BY-SAライセンスを適用可能にするべきかどうかを問う投票を行う予定だ。
ウィキペディアが発足した時はまだクリエイティブ・コモンズが存在しなかったので、創始者たちはライセンスとしてすでに存在していたGFDLを選択した。しかしソフトウェアのマニュアル文書向けに誕生したGFDLは、百科事典のコンテンツを配布するライセンスとしては大変扱いにくく、理解も説明も利用もしにくいライセンスであった。CC-BY-SAなら、GFDL同様「フリー」でなおかつGFDLより使いやすい。ウィキペディアの姉妹プロジェクトであるウィキニュースは、ライセンスを決める必要に迫られた時、すでにCCが存在したのでCCライセンスを選択している。
ウィキペディアの母体であるウィキメディア財団の理事会は2007年12月、FSFにGFDLからCreative Commons Attribution/Share-Alike license (CC-BY-SA)に移行可能なバージョンをリリースするように要請した。これをうけてGNU FDL 1.3がリリースされ、ようやく、時期など条件付きながらもGFDLが「CC-BY-SA」に「再ライセンス」が可能となった。
Creative Commonsの創始者であるローレンス・レッシグ氏は、フリー・カルチャーの世界で大きな存在であるウィキペディアが他のフリー・カルチャーとinteroperability(相互運用)が可能になったことは大変重要な転換であるとし、この転換を(反対しようと思えばいくらでも反対理由はあったのに)妨げなかったFSF創始者のリチャード・ストールマンに多大な敬意を表している。
さて、次に来るのは、GFDLからCC-BY-SAにrelicensing(再ライセンス)するかどうかを決める「a community wide referendum」、つまり「コミュニティによる投票」らしい。結果はどうなることやら。
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「時期など条件付きながらも」 (スコア:3, 参考になる)
MMC(Massive Multiauthor Collaboration)(誰でも編集可能な機能を提供し著作物を発行している WWW サーバ上の著作物)は、
GFDL でライセンスされており、かつ、
その MMC 以外で最初に GFDL で発行され、その後、一部あるいは全部がその MMC に取り込まれた全ての部分について、
cover text や invariant section がなく、かつ、
その取り込みが 2008/11/1 以前であった場合に
2009/8/1 以前のどの時点でもそのサイトの operator によって同一サイト上で CC-BY-SA に再ライセンスして発行可能である。
本当に Wikimedia Foundation のためだけに用意したって感じですね。
マニュアル文書にまでライセンスを? (スコア:1)
#そりゃ、作った側から見れば『私の作った説明文』なんだろうけど、
#利用する側から見れば『単なる説明書。誰が書いたかは不問。』じゃないかなぁ。
俯瞰しよう。何事も俯瞰しなくちゃ駄目だ。
またか (スコア:1, 興味深い)
> Creative Commonsの創始者であるローレンス・レッシグ氏 (スコア:1, 参考になる)
Re:CC-BY-SAってなに? (スコア:3, 参考になる)
参考:CC-BY-SA 2.1 JP
http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/ [creativecommons.org]
俯瞰しよう。何事も俯瞰しなくちゃ駄目だ。
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Re:CC-BY-SAってなに? (スコア:2, 参考になる)
それは、日本語訳でも日本版のライセンスでもなく、日本版ライセンスの利用許諾条項の重要な条件の一部を**一般の方にわかりやすいように表現したもの**だよね。
一番下にこんな注記があります。
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この「コモンズ証」それ自体に法的な意味はありませんし、その内容は実際の使用許諾条件には書いてありません。作品の実際の利用条件は、利用許諾条項によって決定されます。
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アトリビューション—シェアアライク 2.1
(帰属—同一条件許諾)
http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/legalcode [creativecommons.org]
こういうところも、CCが使いやすいところだよね。
親コメント
Re:投票? (スコア:2, 参考になる)
Wikimedia財団はCC-BY-SAに再ライセンス化したいと考え、FSFにGFDL 1.3に再ライセンス化条項を追加してもらいました。
が、コミュニティ離れを恐れてか、再ライセンス化条項を使用するかはコミュニティの投票に委ねることとしたという話です。多分。
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