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米軍の衛星を利用した違法通信、ブラジルで横行 35

ストーリー by makeplex
これもフリーキングの一種……? 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

ブラジルで米軍の衛星通信システムを利用した違法な無線通信が横行しているそうだ(本家記事より)。

ブラジルでは携帯電話網が行き渡っていない地域が多く、米国の通信衛星が違法ながらも理想的な通信手段であるという。無線技術者が1990年代半ばに米海軍の艦隊衛星通信システム(FLTSATCOM:Fleet Satellite Communications System)のUHF周波数を使えることを発見して以来、広く使われているそうだ。ハムよりも範囲が広く音質が良いためトラック運転手などにも利用され、麻薬の売人や犯罪組織などにも利用されているとのこと。

しかし最近、長年放置されてきたこの違法通信に大規模な取り締まりが行われているそうだ。コードネーム「Operation Satellite」で呼ばれるこの取締りによって検挙された人はトラック運転手、電気技師、農家、大学教授など多岐に渡っており、広く浸透していることを浮き彫りにしている。俗語で「Bolinha(小さい球)」と呼ばれている衛星を使った違法通信用無線装置は簡単に手に入るそうで、撲滅は難しいと見られているそうだ。

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  • 唖然........ (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年04月24日 15時49分 (#1554664)
    FLEETSATって海自の護衛艦についてるタライ型アンテナのアレですよね.
    海自は米軍の管理下で使用しているものと思っていたのに,それが野放しで使いたい放題になってたなんて驚きです.
    もしかしたらブラジル人はLink11やLink16を使って留守録制御やってたりして.........
  • トピックがおかしい (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2009年04月24日 16時33分 (#1554697)
    トピック:インターネット
    というのは間違いでは?
  • 大石英司 [txt-nifty.com]著電子(サイバー)要塞を殲滅せよ [mirai.ne.jp]では国後だか知床でキャンプしながらクラッキングする青年たちが静止軌道への打ち上げに失敗した衛星でネットへの不正接続を図っていた。それに対抗する自衛隊 [srad.jp]。
    • by Anonymous Coward on 2009年04月24日 21時19分 (#1554824)
      リンク張っている大石氏のサイトで、この件に関するテクノバーン日本語版記事が紹介されています。

      米軍事通信衛星が通信障害、多数の個人が通信中継機能を不正利用
      http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200904221828

      古い設計のため無断使用は想定されておらず、多数のアマチュア無線家の不正使用により通信障害を起こしたとのこと。
      親コメント
  • インターネット試験衛星「きずな」 [www.jaxa.jp]の場合はどうなんでしょうね?
    技術試験衛星とは言ってもATM交換機を積んでいて東アジアや太平洋諸国の多くをカバーする公益通信衛星なので、どこぞから調達してきた衛星通信ノードをクラッキングしてただがけするとかあまつさえコピーしてしまうとか容易に出来そうですが
    …ハイビットレートのビームは無理でも一般の低ビットレートのビームの回線を一本二本横取りして音声通信を突っ込む位なら意外と簡単かも。

    # それも込み込みでの「試験」だったりして…ハニーポット的な何かと言うか?

    • by Anonymous Coward
      「きずな」の場合はしりませんが、JCSAT-3を使用してwide [wide.ad.jp]がやっているAI3; Asian Internet Interconnection Initiatives Project [ai3.net]のアンテナをNAISTとSFCでみたことがありますが、普通に巨大な中華鍋でした。
      JCSATなのでただ乗りはソフト的にも難しそうですね。

      # 昨今話題の小型衛星のほうがただ乗りはしやすいかも。

      • Re:一方、日本の (スコア:5, 参考になる)

        by cyber205 (4374) on 2009年04月25日 0時44分 (#1554911) ホームページ 日記

        低軌道のCubesatとかは捕捉が難しいですよ。静止軌道にいませんから、位置が刻々と変わる。
        最適な条件で上空をパスするのは1日に数回だし、もの凄い早さで天空をスッ飛んでいくから
        ドップラーシフトも凄い。実際に軌道計算ソフトと受信機を持って追っかけてましたが、
        ハウスキーピングデータを含んだビーコンをワッチするだけでもなかなか大変でした。
        あんな悪条件でよく運用チームが衛星に狙ったコマンドを送り込んだり、
        撮影した画像をダウンロードできるものだと感心しますね。

        オペレーションチームがいる地上局には軌道計算ソフト、方位仰角制御可能なアンテナ、
        それにドップラーシフトを自動捕捉できる衛星専用無線機なんかを組み合わせてあるんでしょうけど。

        親コメント
        • Re:一方、日本の (スコア:4, 参考になる)

          by tiga (4391) on 2009年04月25日 9時31分 (#1555010) 日記

          確かに、低出力低軌道衛星の使用には、難しい要素もあります。
          トピックの衛星は、軍事衛星とのことなので詳細は、わかりませんが、可能性を列挙しておきます。

          >オペレーションチームがいる地上局には軌道計算ソフト、方位仰角制御可能なアンテナ、
          軌道からくる不利益をカバーするために、稼動衛星数が使用者にとって充分多い。
          とするならば、
          受信したビーコンの周波数マップを作成し、周期リストを作れば、軌道計算は、不要。
          ダウンリンク側の出力が、充分大きければ必要なC/N(搬送波雑音費)を得るために、固定ターンスタイル
          で充分。トラキッングの必要なし。(太陽同期衛星NOAAのATPは、この方法で受信できます)

          >それにドップラーシフトを自動捕捉できる衛星専用無線機なんかを組み合わせてあるんでしょうけど。
          これは、AM-FM複合偏重(同じくNOAAが採用)を使用すれば、無視できます。
          一端、事前に決めた搬送波1で、振幅変調した後、アップリンク用の周波数で周波数変調するものです。
          トランスポンダが、透過型みたいなので、ダウンリンクした信号の大域を少し広めに取り、FM復調すれば、
          AM変調した信号が、取り出せます。
          ここから、コスタスプープ復調器かなんかでで復調してやれば、もとの信号が簡単に取り出せます。

          この場合、データ信号をみなし音声信号として扱うので、K56Flexあたりが、限界ですが・・・

          勿論、通信大域を無駄なく使うには、親コメの方法がベストです。
          ですが、意外にシンプルな方法でも使用可能な方法もあるということで。

          あと、
          静止軌道にいる衛星も、位置を変えていますよ。
          地球から衛星を見て、八の字を描くように。
          こっちのほうは、衛星までの距離が遠いので、ビーム特性の強いアンテナを使いますから、
          30分に一回ぐらい、ビーコンの強度を調べて、仰角と方位核を変えています。

          ご参考まで。

          # 元関係者ということで
          # (何でも屋だね<ヲレ)

          親コメント
      • 「きずな」の場合には、元々離島や僻地・通信インフラ整備が遅れている諸国への高速インタネット通信インフラの供給を主として、小規模事業所や個人についても衛星を経由しての公衆IP網への接続を安価に利用出来るように(でも、ATM交換機である以上は音声パケットも入れられるはず)。と言う目的で実験・開発が進められている一連のプロジェクトの最初の実装系でありますので、JCSATのような「プロ向け」通信衛星とは全く性格が違います。

        http://winds-ets8.jaxa.jp/winds/ [winds-ets8.jaxa.jp]
        平成20年2月23日に種子島宇宙センターから打ち上げられた「きずな」は、Ka帯マルチビームアンテナ(MBA)とKa帯マルチポートアンプ(MPA)による衛星の受信能力、送信能力の大幅な向上、ビームホッピング可能なKa帯アクティブフェーズドアレイアンテナ(APAA)による通信カバレッジの広域化、並びにATMベースバンド交換機(ABS)による1ホップ中継やアップリンクで生じた誤りも衛星上で復調・復号するため訂正可能となり信号品質の向上を主な特徴としています。

        また、超小型アンテナ(直径45cm程度)を設置することで最大155Mbpsの受信及び6Mbpsの送信が、直径5m級のアンテナを設置することで最大1.2Gbpsという超高速の双方向通信が可能となります。

        つまりは、ダウンリンク155Mbps (多分ベストエフォート)・アップリンク6MBps(こちらも多分ベストエフォート)の回線を使う分には、それまでの「本格的な」静止衛星通信システムで同レベルのビットレートでの通信を行う場合と較べて機材の調達費用も回線使用費用も格段に安価でなおかつ高品質な通信サービスが保証されているであろうし、通信機材一式の可搬性も格段に向上しているであろうと言うことです。

        つまりは、究極の目標としては「誰でもみんな、通信インフラとしての衛星回線をもの凄く気軽に使えるようにする」物であると言うことです。
        逆に言えば、衛星自体を乗っとるのは無理でも、衛星と地上局のリンクを確保して別の地上局との音声通信や衛星-IXP経由での地上のインタネット網との接続に於いてタダがけする事自体は原理上は容易に可能ですよ。衛星を経由してる公衆網のいずれかに自分のパケットを潜り込ませる事をどうやるかにかかってる。
        どこまで認証やらのセキュリティを衛星側で行ってるか。と言う所にかかってはいますが…

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  • 宇宙人の信号は混じってないようなので安心していいのかな?

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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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