3D 映画で頭が痛くなるのは 3D 眼鏡のせいではない 38
ストーリー by reo
何の解決にもなりゃしない 部門より
何の解決にもなりゃしない 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
3D 映像に関する最も多い苦情というのは「3D 眼鏡で頭が痛くなった」というものだそうだが、頭痛の原因は 3D 眼鏡ではないそうだ (本家 /. 記事より) 。
米カリフォルニア州のソニー 3D 技術センターの Buzz Hays 氏によると、問題は 3D 技術にあるのではなく映像自体にあるとのこと。3D 映像の製作は容易になったが、眼精疲労を引き起こさないよう注意した「良質」な 3D を作るのは簡単なことではないという。例えば構図、コンバージェンスポイント (左右のレンズの光軸が収束する点) の設定、撮影現場のモニタでの確認ばかりによる大画面での確認不足などは全て眼精疲労の原因になり得るという。
Hays 氏曰く、製作側もプロとはいえも 3D 映像について未だ全てを理解している訳ではないため、熟練するにつれ今後映像は良くなる一方であるとのこと。できれば眼鏡なしで 3D 映像を見たいものだが、専用眼鏡のいらない 3D 映像表示ディスプレイ (オートステレオスコピックディスプレイ) は、現段階では見ている間頭を動かせないというものだそうなので、3D 眼鏡とはしばらくのお付き合いとなるようだ。
きっと細やかな調整が必要 (スコア:3, すばらしい洞察)
画面のの大きさによって視差の影響が変わってくるので、
そのモニタのサイズとモニタまでの距離に応じた補正とかが必要になるのではないだろうか?
解決の難易度は高そうだ。
Re: (スコア:0)
>解決の難易度は高そうだ。
個人的に一番簡単な解決法は、「3D映画/TV/ゲームなんか相手にしないで素通りする」事じゃないだろうか?
1年後には「3D? そういやそういう名前のゲーム機あったよね」って感じになってそうな気がする。
Re: (スコア:0)
Re:きっと細やかな調整が必要 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
なるほど、それでか。
電気屋さんでみた3Dテレビに、何か箱庭を見るような違和感を覚えたのは。
まだ3D映画は見たことないけど、劇場だと自然に見えるんですかね。
Re: (スコア:0)
とっても自然な映像でした。3D映画というと画面からモノが飛び出してくるような
3Dを強調したシーンを入れがちですが、この映画はそういった映像がなく、
ストーリーに没入できました。
その代わり、3Dであることをほとんど意識することなく見終わってしまい、
2Dで見ても大して変わらないのでは?と思ってしまいました。
去年のシンケンジャーの時は大興奮だった6歳の長男も途中で寝ちゃいましたしね。
ちなみに客の感嘆の声が一番大きかったのは海猿3の予告編の気泡があがってくる
(スクリーンから飛び出してくる)シーンでした。
頭痛の原因のひとつ (スコア:3, 興味深い)
シーンの変わり目で、いままで近接シーンだったものが急に遠景シーンに変わったりすると立体感が大きく変わり、目の動きがついていけなくなり混乱します。そんなのも頭痛に繋がっているのではないかと推測します。
不連続に遠近が変わるときにはワイプを入れるなど、編集にも3D用の工夫が必要だと思います。
Re:頭痛の原因のひとつ (スコア:2, 興味深い)
ピントを合わせた部分以外を見ると気持ち悪くなることこの上ないです。
まあ3Dならではのテクニックは考えられ始めたばかりですしね。
トランジションや字幕なんかは2Dと同じ感覚では使えませんし、
指向性の強い光の絵も左右の目の光量が極端に変わるのであえて補正を入れる必要があったり。
時間が解決してくれるってのはエンジニアの経験っていうのも理解できる話。
Re:頭痛の原因のひとつ (スコア:1, 興味深い)
>> シーンの変わり目で、いままで近接シーンだったものが急に遠景シーンに変わったりすると立体感が大きく変わり、目の動きがついていけなくなり混乱します。
というような違和感や疲れを少なくするのは,単なる映像撮影や映像合成の技術だけではなくて,編集作業も絡んでくる話です.で,現行の3D映画の提示技術自体はもう10年くらい前に既に存在していたものばかりで,「ハリウッドの大手スタジオは,そういう3Dに特化した編集ノウハウを蓄積するのに時間をかけていて,やっと大々的に売り出せる状態になった」という話だったんですけどね…
ちなみに,アバターを見た時に感心したのは,最初の方は視差(=飛び出し量)が多いシーン(例えばジェイクがアバターになって屋外で走りまわるシーンなど)が多いのに,話が進むにつれて遠景が多用されていて(特に戦闘シーン),あの上映時間の長さをカバーしつつもストーリーと違和感が無いような編集に「あぁストーリーも含めて全て3D映画に合わせて作った映画なんだな」という感想を持ちました.
真犯人:値段 (スコア:2, おもしろおかしい)
# 3D映画に限らないという説も認める
一方日本では (スコア:2, 興味深い)
国民生活センターが注意喚起 [kokusen.go.jp]
Re: (スコア:0)
どの方式で頭が痛くなるのか (スコア:2)
映像制作の段階で全て3D的に正しい処理をしなければ映像に矛盾が生まれるのではないか? (スコア:2)
映像制作の段階で全て3D的に正しい処理をしなければ、
映像に矛盾が生まれて、それが不自然さ、さらに眼精疲労につながるのではないかと思っています。
例えば、これまでなら、
映画のワンシーンに不適切な物体が写り込んでいた場合には、
フォトショップなどの写真加工技術で取り除けばよかったのだと思いますが、
フォトショップなどの写真加工技術はあくまでも2Dの写真を2Dとして処理する技術だと思います。
つまり、フォトショップなどを使った合成技術は2Dの技術であるので、
3Dの処理としては正しくなくて、それらを使用すると3Dとして不適切な映像になってしまうのではないでしょうか。
「全て3D的に正しい映像」を作るためには、
3Dカメラで実際に撮影した映像を一切加工せずにそのまま使用するか、
あるはゲームのように映像の全てを3DCGとして作成しなくてはならないのではないかと。
これまで使われてきた2D合成技術が一切使えないとなると映像制作のハードルはかなり高いのではないでしょうか。
3Dで頭が痛くならない薬物を(ry (スコア:1, すばらしい洞察)
いや、なんだかニュータイプ開発のようで怖いな。
最新の研究を (スコア:1)
最新の研究の結果、3D映画で頭が痛くなるのは、眼鏡のせいではなく、スクリーンが立体でない事が原因であることが分かりました。
今後はシーンに応じて柔軟に動く立体スクリーンを用いた上映を行う予定です。
このたび、試作機第1号として、フル立体スクリーン・コンセプトモデルを制作し、専用プログラムの上映を開始します。
スクリーンの立体動作は人力としましたが、今後機械化・自動化を進めていくつもりです。なお、今回の人力スタッフは劇団四季が担当します。
スクリーンの形状も、人力スタッフの体型等に合わせた特別の型紙から仕立て縫製した布製の白色もしくは彩色スクリーンを使用します。よって、スクリーンのないステージ型ホールでの上映が可能です。
また、今回は音声も立体化するため、人力スタッフが自ら発声し、より臨場感溢れるサウンドを体験いただけます。
今年の秋から、全国16カ所による試験上映を行います。
また、宝塚市に常設上映館を設置し、人力スタッフの養成学校も設立いたします。
Re: (スコア:0)
ネタならもっとシンプルにしたほうがいい。
3Dと聞いて劇団四季がアップをはじめたようです、とか。
Re: (スコア:0)
> 3Dと聞いて劇団四季がアップをはじめたようです、とか。
2D、3Dときて次は4Kiなんですね、わかります。
やっぱり (スコア:1)
結局、ホログラムでしかまともな3D表現はできないという結論になるんでしょうかねぇ。
他にも、ディスプレイを10枚以上奥行き方向に並べるという斬新な3Dディスプレイってのもあったようですが(Z座標に応じた画像を各ディスプレイに表示)。CRTなみに奥行きのあるディスプレイになるのが欠点ですけどね。
そうです (スコア:0)
きっと、頭のせいです。
そんな頭捨てちゃえ!
Re: (スコア:0)
Re:そうです (スコア:1, おもしろおかしい)
いや、アンパンマンでしょう。
Re: (スコア:0)
要するに (スコア:0)
「いまの3D映像に満足できなくても、3Dへの投資やテレビの購入はしてくださいね。
今は駄目でも、もうすぐ満足させますから」
じゃあもうすぐの後買います。
Re:要するに (スコア:1)
私の場合はH/W側がネックで、現行のアクティブシャッタータイプの3D TVは当分買わないかなぁ。
CRTの時は75Hzは無いと明滅が見える感じでしたし、
店頭のデモ機を体験する度に液晶シャッターの遅さが非常に気になりました。
不味いのが外光も一緒に遮断する為に視野全体が明滅する点(しかも左右交互に)ですね。
その点CRT側に液晶シャッターをつけて、偏光グラスを掛けるタイプは映像が明滅するだけなので比較的楽でした。
# ライン毎に偏光させる奴もありますが、縦or横解像度半分は流石に厳しい・・・
Re: (スコア:0)
確かに、XpanD で、大閃光振った時は流石にクラクラしたもんだ。
まぁ、滅多にない経験でしたが。
Re: (スコア:0)
インチキ商売そのままw
CM (スコア:0)
本格的に普及してしまったら
CMのたびに頭が痛くなるようなグッチャグッチャの効果使いまくるんだろうなあ。
Re:CM (スコア:1)
そこで、極度の飛び出しを検出するとCFと見なして2次元になる機能が!
# 多分どっかがやると思う。
# どっちにしろ普通の2DのみのTVも当分出るわけだし完全3Dのみって訳にも行かぬし。
Re: (スコア:0)
ポケモンショックという前例がありますから、いきなり過激路線はないと思いますよ。
3D TV売ってる会社の経営陣の話かと思った。 (スコア:0)
20年位前に見たよ、専用眼鏡なし (スコア:0)
Re: (スコア:0)
普通に有りますよ。例えばニンテンドー3DS。
TVも裸眼3Dのが展示されてたはず。
TVが脚光を浴びないのは、角度を選ぶため複数の人が3Dで見れないから。
Re:20年位前に見たよ、専用眼鏡なし (スコア:2, 興味深い)
>> 例えばニンテンドー3DS。
3DSはパララックスバリア方式です.その他にレンチキュラ方式というのもあります.裸眼立体視ディスプレイはこの2つが主流ですね.
>> TVが脚光を浴びないのは、角度を選ぶため複数の人が3Dで見れないから。
パララックスバリアは,そもそも画面から近い場所じゃないと無理なので,3DSのような携帯デバイス向きというか,TVには使えないというのが世間の常識です.(もちろん技術的に改良をしている人達もいますから将来はわかりませんが)
一方,レンチキュラ方式はそれなりに使えると思う(世間の評判とかじゃなくて個人的感想)のですが,最大の問題は2D映像を見ようと思った時にハンパなく見づらいという点で,つまり実質的に完全3D専用のTVになってしまうので商品化しようという大手家電メーカーはいないと思います.
Re:20年位前に見たよ、専用眼鏡なし (スコア:2)
メガネなし3Dは頭を動かせないシロモノだと書かれていますが、
3DSなどのモバイル裸眼立体視も程度の問題なので同様だと思います。
自分は家電店で3Dフォトフレームを見てきたのですが、
やはり顔を少し動かすだけで画面が2重に移りました。
まっすぐ正面向きでも、画面の中央だけが3Dに見えて、
画面の端に当たる部分は2重に見えたりもするので、
顔の角度だけでなくて顔とディスプレイとの距離も常に一定に保つことが必要です。
ただし3DSは画面サイズが小さい分だけマシになると思われます。
もうこねえよ(AA略 (スコア:0)
>熟練するにつれ今後映像は良くなる一方であるとのこと。
おそらく頭痛を起こした人は二度とその手の映画に手を出す事は
ないでしょうに、こんな悠長な事を言っていて大丈夫なんでしょうか。
作り手を啓蒙したい意図は分かるのだが、 (スコア:0)
いや、どう考えても比喩的表現だと思うんだが…、アスペルガー?
ほとんどの人は「メガネそのものが俺の頭に苦痛をもたらしてる」なんて思ってない。
「そのメガネを通して俺の視覚に飛び込んでくる刺激ないし情報が、(理屈は分からないけど)俺の頭に苦痛をもたらしてるのだと思う」と言う事を、簡略化して「メガネで頭が痛くなった」と表現してるんだよ。
メガネそのものが原因じゃない事はみんな分かってる。
まさか、苦情の表現が正確さを欠くために原因究明が遅れていた、とは言うまいな?
> 問題は 3D 技術にあるのではなく映像自体にあるとのこと。
映像を作る側は兎も角、映像を見る観客はそれを区別しないよな。
それに、映像を作る側に対して、
「正しく使えば支障を来たさないので技術には問題ない」と言っても、
「俺の作りたいように作って支障を来たすなら技術的に不十分」って反論されると思う。
問題を起こす3D映像がパブリッシュされないようなセーフガードが組み込まれてるわけじゃないでしょ?
「技術のせいじゃない」と言う主張は見ようによっては責任転嫁とも受け取られかねないね。
> 製作側もプロとはいえも 3D 映像について未だ全てを理解している訳ではないため、
それを言うなら、技術開発側も後になって、
「こーゆー動きをすると負荷が高い」と分かった部分がある。
なにぶん見る側の個人差も大きいので、まだ全てが明らかになったとも言えまい。
あまり「自分達は分かってるけど」みたいな大言壮語な言い様だと、
肝心の訴求相手である「映像を作る側」の反発を買うぞ。
「まだまだこれからの技術ですが、普及のためにどうかご協力下さい」
程度の低姿勢にしとけばいいのに。
過去の3D映像がらみのストーリーでは、
「××の形式はあまり立体感を感じなかった」とか、
「××の形式は頭が痛くなり見てられません」と言う反応に対し、
そうなっている観客の側(コメントしてる人)をdisるレスが付いてたりしたが、
そーゆーワケの分からん防衛反応はアンチを増やすので勘弁して欲しい。