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アレゲなニュースと雑談サイト

Oliverによる 2003年07月08日 15時47分の掲載
ならばどうする部門より。

k3c 曰く、 "O'Reilly & Associates Inc.のCEO、Tim O'Reilly氏がIDG News Serviceのインタビューに答えています。氏は最近のGoogleやAmazonの興隆を引き合いにだし、これらのサイトにおいてはオープンソースソフトウェアを使っているが、ソフトウェアを配布していない、このような場合には配布を前提としたオープンソースソフトウェアのライセンスは機能しないと指摘。Compaq(製品主体)からDell(オーダー主体)へとPCセールス手法の遷移が起こったように、ソフトウェアも作って配るスタイルからこれらを目的に応じて組み合せ、使うというスタイルへの遷移が起きている(Debianプロジェクトが例に挙げられています)と観測しています。 さらにGoogleやAmazonがソフトウェアよりむしろ蓄積されたデータによってその価値を高めていることから、かつてハードウェアで市場を支配したIBMがソフトウェアのマイクロソフトに市場を奪われたように、いずれソフトウェアよりもデータの方が市場に取って重要な意味を持つようになると断言し、いつか「eBayがOracleを買収する」と予測しています。
まあ最後の予測は本人も認める通りちょっと極端ですが、しかし確かに、我々がWebを利用するとき、重視するのは「どんなソフトウェアで動いているか」ではなく「どのような情報が提示されているか」ですよね。ソフトウェア産業そのものが脚光を浴びる時代はもはや終焉に近付きつつあるのでしょうか。現場の意見を聞かせて下さい。"

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  • そういえば (スコア:5, すばらしい洞察)

    hayami (8883) : 2003年07月08日 15時51分 (#354459) ホームページ 日記
    > オープンソースソフトウェアを使っているが、
    > ソフトウェアを配布していない、
    > このような場合には配布を前提とした
    > オープンソースソフトウェアのライセンスは機能しない

    そういえば、/.-J版のslashcodeって公開されてないな。
    GPL上では違反でもなんでもないのだろうが、
    ちょっと気になる。
    • Anonymous Coward : 2003年07月09日 11時39分 (#355052)
      コメントが付かないのはなんでだろう。 > Slashdot.jpの中の人

      別に出せと言うつもりはありませんが、何故出さんのかはお聞きしたいですな。
      このストーリーの一番身近な例でしょ?
    • zeissmania (3689) : 2003年07月09日 14時53分 (#355217)
      slashcodeはGPLだから、改良部分を非公開のまま運用しているならGPL違反でしょう。
      けど、初期の頃は日本語化のため手を入れてたみたいですけど、今の2.2はそのまま使われてるのでは?
      こちら [slashdot.jp]とこちら [slashdot.jp]がその説明になるかな?
      • 改変したソースコードを非公開のまま使用するのはGPLに違反しません。

        GPL FAQの「 GPLは、改変されたバージョンのソースコードを公に発表することを要求しますか?」 [gnu.org]を参照して下さい。GPL [opensource.jp]の第2章、第3章は複製と頒布についての条項で、使用についての条項ではありません。

        …というか、そういうライセンスになっているから、ある意味で「ソフトウェアライセンスが機能していない」というのが今回のTim O'Reilly氏の主張の一部だと思うのですが…。
        • zeissmania (3689) : 2003年07月09日 17時23分 (#355335)
          >改変したソースコードを非公開のまま使用するのはGPLに違反しません
          それは知ってますけど、/.-Jは公開されてますよ?
          それとも/.-Jの参加者は、改変されたslashcodeのユーザーではないという解釈でしょうか?
          それが許されるなら、
          >ある意味で「ソフトウェアライセンスが機能していない」というのが今回のTim O'Reilly氏の主張
          というのも当然だと思いますが、GPLの謳う「user」の解釈としてはおかしくないですか?
        • zeissmania (3689) : 2003年07月09日 18時10分 (#355384)
          >使用した結果実施されるサービスに対するライセンスだったり
          >周知されているという意味の公開に対してのライセンスではなかったと思います
          そこの解釈が微妙ですよね。正直言って、上の引用の正否については、私には判りかねるのですよ。
          確かにGPLライセンスを読んでも「バイナリとソースを一緒に配布する」必要性は書かれていますが、「バイナリを誰にでも配布しなければならない」わけではないですし、バイナリを配布しないならソースも配布する必要はないわけで。
          ただ、原文の「release」といのが「バイナリの配布」だけを意味するのかどうかは、怪しいと思います。
          「サービスを提供しているだけ」なのは「release」に当たらないという根拠の条文があるなら、教えて下さい。とはいえ当たると言える条文もなさそうなのですが。
          • 根拠の条文ではないですが、本家RMSインタビュー [slashdot.org](翻訳 [slashdot.jp])でBruce Perens氏が問題にしていますよね。

            Perens:「現在のGPLは『サービスのみ提供』といった利用形態への制限が欠けている」
            RMS:「ASPとかが制限から外れるのはフェアじゃないとは思うけど、GPLの守備範囲は著作権法の及ぶところだけだ」

            ...すいません、乱暴すぎる要約だと思うので、インタビューの方を参照。
            • zeissmania (3689) : 2003年07月09日 22時15分 (#355583)
              そういえばそういうことをお二方はおっしゃってましたね。
              このプログラムが提供するサービスに、そのプログラムのライセンスが適用されるかどうかは、「適用されない」にならないと色々と困ることになりますからね。
              例えば、gccの生成するプリプロ出力、アセンブラコード、バイナリコードに、gccのライセンスが適用されるとなると困りますよね。
              #M$は「VC++の生成したバイナリの著作権はM$にある」と言ってたことがありますが....今はVC++のライセンスはどうなってるんだろう?
        • GPL [opensource.jp]の0条には以下のような記載があります(日本語訳を引用します):
          複製や頒布、改変以外の活動はこの契約書ではカバーされない。それらはこの契約書の対象外である。『プログラム』を実行する行為自体に制限はない。また、そのような『プログラム』の出力結果は、その内容が『プログラム』を基にした著作物を構成する場合のみこの契約書によって保護される(『プログラム』を実行したことによって作成されたということとは無関係である)。このような線引きの妥当性は、『プログラム』が何をするのかに依存する。
          zeissmaniaさんのコメント以下、実行するのが誰か、という議論に変わってしまっていますが、実行するのが誰か、ということは、GPLに関係ありません。ソースコードを複製・頒布・改変した者はGPLを遵守しなければなりませんが、実行する者は遵守を求められません。GPLの精神にも反しません。
        • zeissmania (3689) : 2003年07月09日 19時00分 (#355435)
          なるほど、こういう条項があるのですね。ありがとうございます m(_ _)m
        • 「実行」と「配布(頒布)」は等価ではありません。この2つはフリーソフトウェアの定義 [gnu.org]においても「第0の自由」と「第2の自由」として厳密に区別されています。この2つを混同することこそ、GPLの精神(むしろFSFの提唱するフリーソフトウェアの精神と言うべき)に反します。
          /.Jにおいて、Slash [slashcode.com]はSlash単体ではなくApache HTTPサーバやコンピュータを動かすシステムとしてのGNU/Linuxと連携して動作しているものですが、これらについてもあなたは動作させることを「実行可能プログラムの配布としてみなされる」と考えますか?そうでないなら、SlashをApache HTTP ServerやGNU/Linuxと区別する根拠は何ですか?

          SlashはOSやWebサーバと連携して、不特定多数からのアクセスを受けて動作することを前提として作成され、/.Jにおいてもそのように動作しています。

          (Apache HTTPサーバしかり、GNU/Linuxしかり。Apache HTTPサーバはGPLではなくThe Apache Software License, Version 1.1 [apache.org]で配布されていますが、実行に関してなんら制限を課していないという点では全く同じであり、FSFによってフリーソフトウェアと認められて [gnu.org]います。)

          /.Jにアクセスしている私たちもそのようにSlashを使用していますから、これは「公正使用」 [gnu.org]の範囲内であり、ライセンスによって拘束される種類のことではありません。さらに、先のコメント [slashdot.jp]で示した通り、GPLはプログラムの実行(第0の自由)を何ら制限していません。SlashがGPLで頒布されている以上、Slashの作者はSlashを実行する者に何ら制限を課していないと考えるのが当然です。
        • 3個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • ソフトウェア産業については、時期はともかく将来的にそういう方向に移行していくでしょう。いつになるかは議論のあるところでしょうが、だからといって変化がすぐ起こるようにも思えません。現状のように緩やかに推移すると予測してます。こういうことは比喩的に言うならば、包丁職人より料理人の方が付加価値が高い、ということだと思ってます。

    じゃあおまえはどうするのかと言われたら、私は素直に一流の料理人(コンテンツ屋)に使ってもらえる包丁を作る包丁職人(ソフトウェア開発者)を目指します。いつの世でも素晴らしい道具は必要とされると思いますから。

    個人的には、こういう流れが加速され「ソフトウェアは顧客満足のための道具にすぎない」とか言ってでたらめなソフトしか書けない連中が早く出て行ってくれるとうれしいですね。

    • ハードは消耗するので、使われ続ける限りは、一定の需要が存在します。
      しかし、ソフトは消耗しないので、コモディティ化した分野においては、
      いずれ需要を食いつくしまうのではないでしょうか。

      例えに出されている包丁のようなコモディティ化しきっている分野が
      ソフトの世界でもどんどん広がっていくと考えられます。そして、
      ソフトにおいては、そのような分野の需要は、まったく存在しなく
      なってしまうのではないでしょうか。
      • Anonymous Coward : 2003年07月08日 22時52分 (#354735)
        >しかし、ソフトは消耗しないので、コモディティ化した分野においては、
        >いずれ需要を食いつくしまうのではないでしょうか。

        これが今すぐ起こるとはちょっと考えたくない。
        で仮にこれが20年後に起こるとすると、そのころには
        ハードが劇的に進化して新しいソフトが必要ってるはず。

        どういうことかというと、立体映像のディスプレイだとか、
        脳みそに情報を直接流し込むようなデバイスとかができたら
        ユーザインターフェースをもう一回考えなくてはならないわけで。

        あ、でもデータを握ってるAmazonやGoogleはやっぱり
        生き残っていくわけか・・・。

        #なんだか奴らがますます賢く見えてきた。
      • たとえば、パソコンパーツのグラフィックカードが2D→3D(またはPCI→AGP)と進化していったように。
        あるいは、次から次へと新たなゲームソフトが開発され続けているように。
        人間の側の需要はどんどん拡大/変化するので、たとえコモディティ化した分野であっても、
        ソフト開発のニーズが無くなることは無いと思います。

        ただしニーズが縮小するのは、大いにあり得ることだと思いますが。
        --
        *-----------------------*
        -- ウソ八百検索エンジン --
    • >じゃあおまえはどうするのかと言われたら、私は素直に一流の料理人(コンテンツ屋)に使ってもらえる包丁を作る包丁職人(ソフトウェア開発者)を目指します。いつの世でも素晴らしい道具は必要とされると思いますから。

      よい包丁は困ったことに、素人がぶっちゃけて使うのにもよい道具になってしまう
      わけです。プロ用の調理機材なんかをたまに仕入れては使っていますが、これが、
      そこらのTVショッピングでの「なんでも使える万能なんちゃら」に比べても
      使えるわけなんです。鉄の中華鍋はそれなりに理由があって鉄でありそれなりの
      重さがあるし、包丁も柳刃・出刃・三徳・薄刃・中華包丁・麺切り・小口等など
      あるわけです。ということで、切れ味だけではないということです。

      >個人的には、こういう流れが加速され「ソフトウェアは顧客満足のための道具にすぎない」とか言ってでたらめなソフトしか書けない連中が早く出て行ってくれるとうれしいですね。

      まぁ、「これが使い勝手がよいのだ!これにあわせるべきだ!」なんていう
      自称素晴らしい道具造り(実際ははんかな道具屋)が出て行ってくれるとうれ
      しいのですけどね。
    • Anonymous Coward : 2003年07月08日 19時55分 (#354615)
      「なにも付加価値の高い産業だけに意義があるのではない」は、 確かにそうです。
      でも、パラダイムシフトが起こって、すべての仕組みが一部の者の利益につながる様子は、あんまりうれしくないなあ。
      ただのやっかみかしら。
      • やっかみかもしれませんね。でも、内容こそ違えど彼らも大きなリスクを抱えていますから、実際にはどっこいどっこいでしょう。

        でも、通例高付加価値な職業はうつろいやすいもので、何らかの技術的な進歩があっさりと状況を変えてしまうかもしれない、という部分はあります。技術はもちろん日進月歩で恐ろしく大変ですが、そこまで変化に対応できないわけではないですよね。

        WWWが様々な価値観を破壊してしまって、amazonやebayのような企業に新たな力を与えました。でも、これも素早く別の技術によって破壊され、新しい何かに取って代わられるかもしれません。にもかかわらず、優秀なソフトウェア技術者は古い方にも新しい方にも自分の技術を売りつけることが出来ます。

        amazonのようになるためにはソフトウェア技術者の努力の何百倍も必要ですから、彼らも我々に比べてそれほど得をしているわけではないと思いますよ。

        • Anonymous Coward : 2003年07月09日 8時41分 (#354924)
          amazonはビジネスとしては尊敬してるんです。
          でも、amazonが最近展開しているのは、一種のASPですよね。
          顧客数と資本を持ったものが、B2Cビジネスの独占だけでなくて、 ソフトウェア・サービスの独占も(相乗効果で)手にするという構図は、行き止まり感があるなあ。

          PC ハードウェアの世界で IBM → Compaq → Dell とビジネスモデルは成熟しても、Dellは技術のフィードバックは行っていないように、オープンソースの成熟が思わぬところで袋小路にはいってしまうような。
        • 顧客数と資本を持ったものが、B2Cビジネスの独占だけでなくて、ソフトウェア・サービスの独占も(相乗効果で)手にするという構図は、行き止まり感があるなあ。
          とはいえ、MP3がレコード/CD業界を殺しつつあるように、技術者は彼らのアドバンテージを一気に吹き飛ばしてしまうような技術も開発できるわけです。

          eBayなんてP2Pのオークションクライアントが普及したら即死ですよ。実際に起こるかどうかは知りませんが。

          Dellは技術のフィードバックは行っていないように
          Dellは技術をフィードバックしないのではなく、そもそもフィードバックすべき技術をあまり持っていないのでは?それはAmazonやGoogleにしても同じと思いますね。

          彼らが儲けたお金でそういうフィードバックになる何かをやってくれることはもちろん期待したいですが、それは彼らにとっては研究開発の分野になるのでしょう。

        • 元のインタビューは、レベルの少し違う2つの話題を取り上げているんですね。
          だから話がどうしてもややこしくなる、と:-)
          この議論の流れだけからいえば、イノベーションをもたらさない者がビジネスの勝者になるわけで
          この議論の根底には「ソフトウェア業界「という前提があることをお忘れ無く。現在のソフトウェア業界はたくさんのイノベーションが行われた結果、自らイノベーションをもたらさない者も勝者になることが出来るようになったのです。
          現状でオープンソースの開発者を抱え込んでいる(IBMなどの)企業も、そのメリットを生かすことが難しくなるといった影響は考えられるのでは?
          さっきから何度も私が主張したいのは「自らイノベーションをしない者は、技術が進歩したときに状況の変化に取り残されるリスクがある」ということです。IBMのような企業がオープンソースにコミットするのはそういうリスクを避けるためでもあると思います。
          • >「自らイノベーションをしない者は、技術が進歩したときに状況の変化に取り残されるリスクがある」
            ん?O'Reilly氏は逆のことを言ってるのでは?
            DELLは自社の開発コストが売上高比で0.数%であることを、自社の強さの鍵だと言っています。
            自らイノベーションをしないから、技術が進歩した時には躊躇なく変化を取り入れられるのだと思いますよ。
            イノベーションをするものは、得てして自らの発明に固執して新しい技術を取り入れるのが遅れがちになります。Not invented hereってやつね。
            • おや久しぶりですね。元気ですか?
              >「自らイノベーションをしない者は、技術が進歩したときに状況の変化に取り残されるリスクがある」
              ん?O'Reilly氏は逆のことを言ってるのでは?
              イノベーションを技術開発と読み替えるなら、全くその通りだと思います。
              自らイノベーションをしないから、技術が進歩した時には躊躇なく変化を取り入れられるのだと思いますよ。
              Dellはイノベーションしてますよ、流通面で。だから勝者になれたのです。

              あと、変化が取り入れるだけの時間がないほどの急激なものだった場合には後悔する結果になると思いますね。そんなことは滅多にないのはそのとおりなのですが。

          • もしソフトウェアのデルモデルが可能なら、ソフトウェアを作らないソフトウェア企業にIBMはかなわないということになってしまいます。
            そうですね。

            ただし、IBMに勝つためにはAmazonやGoogleのように素晴らしい企業でないと駄目ですけどね。一方で、IBMは現状の戦略を続けるだけでも(実際にはそうではないでしょうが)ソフトウェアのデルモデルを繰り広げるたいていの企業に勝利できます。

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    • 「安い包丁を買って使い捨てにすれば」ってことになるよ、という話だね。
      元記事のどこを縦読みすればそういう結論になるのか、私にはよく分かりません。記事の本意はむしろ「包丁職人より料理人の方が価値があるのに、今の評価は逆転しちゃっている」という意味じゃないでしょうか。
    • 2個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • Anonymous Coward : 2003年07月08日 16時23分 (#354485)
    抄訳みたいだけど:
    Interview:ソフトウェアライセンスが機能しなくなる日 [zdnet.co.jp]

    # さすがティム・オライリー、カッコいいこと言うなぁ...
    • hyoshiok (10034) : 2003年07月08日 19時26分 (#354605)
      http://blog.cnetnetworks.jp/umeda/archives/000488.html [cnetnetworks.jp]
      梅田望夫氏が彼のblogで感想を述べています。
      昔からのSIビジネスとどう違うのだという問いに対するヒント がインタビューにあると思いました。
      • 日本語読んでやっと話が見えて来ました。(ダメだなあ俺;)

        ソフトウェア開発企業がオープンソースソフトウェアライセンスを
        採用するのは、利潤をソフトウェアの販売からではなく、ソリューションの
        販売から得る方が企業にとってメリットがある、という論理が
        前提になってると思います。(いや、企業向けの説明会とか行った
        ことないんで、だいぶと俺の想像なんですが)
        ソフト販売主体でなく、ソリューション販売を主体とするなら、
        ソフトウェア開発企業は短期間で高性能なソフトを開発する必要がある。
        その点、プロプラエタリな開発よりも、開発者からのフィードバックを
        受けられるバザール形式の開発の方が、開発スピードは上がる。
        メンテナンスの費用も下がる。
        バザール形式の開発を行うならオープンソースソフトウェアにすると
        うまく行きやすい。だからオープンソースソフトウェアライセンスを
        採用しよう、という感じだと思う。

        でもこの論理はさらに、ソフトウェア開発企業がソリューション提供に
        おいても、主導権を握れるという前提がないとなりたたない。
        GoogleやAmazonが行ったのは他人が開発したソフトウェア(だけ)で
        ソリューションを提供したという点で、その前提に対する反例になっている。
        それはオープンソースソフトウェアを開発する企業の方針をぐらつかせる。
        自社が開発しようが他社が(またはボランティアグループが)開発しようが
        ソリューションを提供できるのなら、自社がオープンソース
        ソフトウェア開発を行っても、メリットはないんじゃないか?
        (もちろん実際にはケースごとに事情は違うので、
        一概には言えないでしょうけど)

        #…って書いてみたけど我ながら勘違いの多そうな論理だな。
        #いかようにもツッコんでください。
  • Anonymous Coward : 2003年07月08日 16時29分 (#354492)
    >ソフトウェアも作って配るスタイルからこれらを目的に応じて組み合せ、使うというスタイルへの遷移が起きている

    SIerの間では数年前からこのスタイルですよね。
    組み合わせ(抱き合わせとも言う)+カスタマイズ
    ですが。

    >ソフトウェア産業そのものが脚光を浴びる時代はもはや終焉に近付きつつあるのでしょうか。

    「重要なデータ」を「有効なデータ」に変換するのはいつまで経ってもソフトウェアの仕事だと思います。

    ところで、
    >いずれソフトウェアよりもデータの方が市場に取って重要な意味を持つようになる
    とっくの昔になってると思ってたんですが…。
    システム移行作業中に客のデータ飛ばした、なんて言ったら
    開発費用なんて軽く吹っ飛ぶくらいの賠償金払わされると思いません?
    • Re:いつの話やねん? (スコア:2, すばらしい洞察)

      Anonymous Coward : 2003年07月08日 17時53分 (#354546)
      354492 氏が引用されているようなことは Tim は明示的には語っていません。
      「オープンソースとインターネットによるパラダイムシフトがソフトウェアのコモディティ化を齎す」
      という論点から Amazon と Google の競争優位性が確立されて行く。
      そして 354492 氏のご指摘のような状況が、個々の企業(の情報システム)でのみ発生する
      のではなく、市場(BtoC)で発生することが、(Amazon のように)リポジトリを握る意味を深めていく、と理解しました。
    • Re:いつの話やねん? (スコア:1, すばらしい洞察)

      Anonymous Coward : 2003年07月08日 17時14分 (#354518)
      まあ、現場の人にとって肌で感じてる事柄であっても、声に出して言わなきゃそれ以外の人々に
      伝わらないもんですし。
      オライリーのようなそれなりに知名度が高い人が言うってこと自体に意味があるかと。
      実際会議とかで「誰それが~言ってましたよ」とかって引用すると、私のような新参者でもたま
      に意見が通ったりするし。
      どこぞの金融・証券系アナリストみたくまったく何もわかってないボケボケな意見よりずっと
      マシでしょ?
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  • 彼の言うことがもし正しいとしたら、次はどんな時代になるか?

    1.データの量がとてつもなく拡大していく。
     「意味もなく」といってよいほどに。
     ということは、データストレージやデータベースのありかたも
     変わる。データを扱うより新しい仕組みが必要になる。

    2.データの互換性が大きな問題になる。
     だから、データ互換標準により重要な意味が出てくる。

    と、こうなるだろう。
    私自身もこの方向だと思う。
    • khroma (9990) : 2003年07月08日 18時12分 (#354564)
      機能だけが提供されるタイプのアプリケーションは、知識の再利用が
      促進されないので、そのことがデータに価値がシフトした世界を齎す
      アプリケーションのコモディティー化の足かせとなり、新たなプロプ
      ライエタリを作るっていいたいのでしょうかね。

      #で、10年後はeBayが槍玉に挙げられると、、、
    • >1.データの量がとてつもなく拡大していく。

      地理学では、現在2次元地図のGISというのが主流ですが、将来は時間軸と3次元化が進むとされています。すでに、日本の上空を飛行機をとばし、レーダーで3Dデータを取る手法があるのですが、データは現時点でテラバイトを超えています。データベースのあり方もそうですが、ハードウェアさんにもまだまだ頑張ってもらわないと処理できないですね。
      • この辺のデータの版権(?)の問題や、精度の相違などがその業界で問題になりつつ(既に?)あるそうです。蓄積されたデータは大量にあるのに使えない。すげーャな状態。
        # 繋いでみたら道路の幅が豪快にずれてたり。

        地形のデータだけなら機械で採取できますが、植生やその変化の類は相変わらず(しばらくずっと?)現地に人間を投入して地道に調査するもんらしいです。
        #もちろん大枠は航空写真でカバーできるそうですが。
    • > 1.データの量がとてつもなく拡大していく。

      これを分類して評価付けして関連づけて探し出す
      のが今以上に重要になるし儲かる分野になるような
      気がします

      例えば/.jpの中から必要なテクストをひっぱってこようと
      すると、結構面倒で思い通りの物が探し出せなかったり
      しません?
      # 自分がアホなだけか..

      > 2.データの互換性が大きな問題になる。

      データのフォーマットこそオープンになって欲しい
  • Progeny (スコア:1, 参考になる)

    Anonymous Coward : 2003年07月08日 15時56分 (#354462)
    Compaq(製品主体)からDell(オーダー主体)へとPCセールス手法の遷移が起こったように、ソフトウェアも作って配るスタイルからこれらを目的に応じて組み合せ、使うというスタイルへの遷移が起きている(Debianプロジェクトが例に挙げられています)と観測しています。
    実際に取り上げられてるのはプロジェクトとしてのDebianじゃなくて、「元ディストリビュータ」 [progeny.com]としてのProgenyですね。タレコミ人はProgeny Debian Linuxのこと知らなかったんだろうな。
  • ご指摘ありがとうござます。修正しました。
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