14年間保存の「Pizza」、260万ドルの値をつける 17
ストーリー by mhatta
タイトルはこれで勘弁して 部門より
タイトルはこれで勘弁して 部門より
本家/.でも記事になっていました。Baltimore Sunの記事より。Chris Clark氏は1994年にpizza.comドメインを取得し、それ以来毎年20ドルのドメイン維持代を支払い続けていた。Vodka.comが高額で売れたという話を聞いた彼は、ドメインオークションサイトsedoへと手続きを行った。
100ドルから始まったオークションはどんどん値がつり上がり、米国時間4月3日の午後2時に締め切られたが、最終的に260万ドルの値をつけたと言う。Clark氏にはとりあえず手に入れた大金の使い道は無いが、もっとたくさんのドメインを登録していなかったことを後悔しているそうだ。昔は今と違って何でも登録できたとか。
買い手の意図 (スコア:4, 参考になる)
2 億円超で買った企業 (まさか個人じゃないでしょうね) はいったい pizza.com というドメイン名のどこにそんな高い価値を見出したのか、疑問を持ちました。スラッシュドット本家の当該ストーリーを見たところ、記事本文では「260 万ドルという馬鹿みたいな値が付いた」と表現されており、それに対して「『馬鹿みたい』ということはない」とコメントが付いています (斜め読みしただけなので、ほかにも多数のコメントがあると思います)。
でも、企業の時価総額と比較されてもイメージが湧かないし、ドメイン名に年間売上の 1 割を投資したと言われたらかえって高そうに感じるし、例えば 1 年後に Google なり他の検索エンジンなりがドメイン名をどう扱うかなんて誰にもわからないし、好奇心で来る人だけターゲットにして何億円も稼げると言われてもちょっと信じられません。広告において短く覚えやすいドメイン名が有利なのは確かだと思いますが、それにしてもそれほどの価値があるのかは疑問です。
まあ、要するにこのドメイン名に 2 億円の価値があるかどうか理解するだけの知識が僕にないというだけ、という気もしますけど。
希望を書くなら、 WaltBusterkeys さんが書いている [slashdot.org]ような、 pizza.com というドメイン名ならではのビジネスが広まってくれたら良いんじゃないかと思いますが、確率は低いと思います。
Re:買い手の意図 (スコア:1, 興味深い)
ネットバブル期に高額で取引されたドメインとして有名な business.com は,昨年に3億4500万ドルで売却された [mycom.co.jp]らしいですよ.それに比べたら激安じゃないですか.
Re:買い手の意図 (スコア:1)
business.com の情報ありがとうございます。 business.com が過去に高額で取引されていたことも知りませんでした。
それはもちろん、そうです。現に取引が成立したのは 2 億何千万円なら買いたいと思う人がいたからなわけですし。それは承知の上で、それでも買い手がどうしてその値段で買う気になったのか、考えてわかるわけでもないけれど疑問を持ったわけです。
商品名そのもののドメイン名 (スコア:0)
一般的な商品名を(それを扱う)一企業が持っている例はどれくらいあって、どのくらいメリットがあるのか?
とりあえず思いつくのはまず、udedokei.com。
ほかに、bouzushi.com (棒鮨)や、sakuramochi.jp などもありますが、伝統的な食品だと、やはり、「うちが本家」という主張があるような印象を受けます。
Re: (スコア:0)
社長一家に会った事もあるけど、ろくでもないゴミクズみたいな奴らだったなあ。
# そんな俺もゴミクズなのでAC
私の場合は (スコア:3, 興味深い)
gTLDは1999年にいくつか登録したのが最初でこれらはまだ継続中。その中のひとつでちゃんとサイトに仕立てているのをCertified Offer [networksolutions.com]というので調べてみると「$22,000.00 - $25,000.00 USD」の値が付いてます。実際にはとてもこんな値段で買い手が付くとは思えませんけどね。もちろん売る気もさらさらありませんが。
当時はDNSに登録せずにキープだけというのができなくて、たまたま自前でDNSを動かすことができるような環境になったが故に自前でドメイン名を登録しようという気になりましたね。それ以前は空いているドメイン名があってもドメイン名自体の登録料が結構高かったし、それ以外の維持費もコネがなければ高かったので手が出なかったです。
つまんねータイトル (スコア:0, フレームのもと)
もしこのタレコミが採用されるなら、編集者の良心に期待しようかねぇ。
Re: (スコア:0)
伏せたからといって面白くもないし、ありのまま「pizza.com が260万ドル」でも充分アレゲで興味深いストーリーなのに。
Re: (スコア:0)
#もっとも、まともに取れてないけどな。
Re: (スコア:0)
冷めたナントカ・・・ (スコア:0)
温め直せば食える (スコア:0)
ネットオークションというホットな場に持ち込んだからこれだけの値段になったのでは?
.to (スコア:0)
サービス開始直後はそれこそ本当になんでも取れました(笑)
その時取ったドメインを数年後に10万円で売ったことがあります。
今もその頃取ったドメインを少しキープしてますが、更新忘れて失効しちゃったのもあって
もったいないことしたなーと思ってます。
寝かせてないけどdrug.comなんて (スコア:0)
オファーはやまほどきているんだろうなあ。
寿司の場合 (スコア:0)
適当に思いつくままブラウザを叩いてみましたが、まともに使われているところはほとんどありませんでした。
レジストラによっては期間切れになると勝手にオークション入りしてしまうところがあったりと、単語や意味をもつドメイン名は一度手放したら最後、再入手は困難になるのが現状。
認知度の高いドメイン名ほど有効活用されずバイヤーによってストックされていき、買い手がつかないまま干されていく。
ばかばかしい話しです。
ドメインのオークションを規制しなければ、単語のドメイン名は永遠にインフレを起こしていき、わかりやすいドメイン名ほど実際に使われなくなっていきます。
こうしたバイヤーによるドメインの食いつくし現象は、TLDをいくら増やしても根本的な解決にはなりません。
ドメイン名もIPv4と同じ限りある立派なリソース。
ICANNはそのへんどう考えているんでしょうかね?
Re: (スコア:0)
Word とか Access とか Windows とか Apple のような一般的な単語を独占的に使用している企業のやり方を見ると、
あまりに分かりやすく一般的すぎる単語は簡単に利用できない方が、むしろ好ましいという気もしてきます。