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テレビ

読売新聞がダビング10問題でメーカーを責める社説 136

ストーリー by nabeshin
事情予測か意見か 部門より

poundcake 曰く、

つい先日にもありましたダビング10ネタですが、ダビング10 メーカーの頑固さ、なぜ?という読売新聞の社説が興味深いです。デジタル録画機器の価格に上乗せする補償金について、反対しているのはメーカー側だけ、ゆえにスケジュールの遅れについてはメーカーが悪いという主張です。はてなブックマークのコメントのように、主張が一方的であるという感想を持つ人は多いようです。

私自身も、紙面を使って世論を操作するとはマスメディア・コンテンツ側もなりふり構わず、対してメーカーには販売を遅らせることぐらいしかカードがない、という図式かと推測しますが、そこまで単純ではないかもしれず有識者の意見を伺いたいところです。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2008年05月13日 17時02分 (#1343211)
    1. 批判対象を選定する
    2. ホットな事件/事象を選定する
    3. 批判対象を批判できるように、事件/事象を解釈する

    多分この順で作成していると思われます。
    そのため、去年の参院選挙のあたりから、ポストが赤いのも民主党のせいと言わんばかりの内容になっています。

    社説ですので公正であれなんて言おうとは思いませんが、読む方はその程度の物と突き放して読んだ方が良いかと。
  • 情報は正確に (スコア:5, すばらしい洞察)

    by firewheel (31280) on 2008年05月13日 17時04分 (#1343216)
    >問題があるなら、どうすればいいか。はっきり主張して制度作りに協力すべきだ。
    「問題だらけな制度だから、反対意見は委員会から強引に閉め出した。」
    そりゃ反対されるのも当然かと。

    >デジタル録画機器の価格に上乗せする補償金について、反対しているのはメーカー側だけ、
    消費者やクリエイターの意見は無視ですか。
    • Re:情報は正確に (スコア:3, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2008年05月13日 19時22分 (#1343340)
      日本の放送の世界には「クリエイター」も「消費者」もいません。
      多分いらないのでしょう。

      いるのは著作権代行者と放送局とメーカのみです。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年05月13日 17時10分 (#1343224)
    参考:コデラノブログ 3:知らないなら黙ってればいいのに [ascii.jp]

    読売社説は、問題を整理して説明してないという印象が強いですね。

    ダビング10の行方が迷走していては、消費者は録画機器の購入をためらうだろう。
    対応機は既に出回っていて、信号でダビング10に切り替えるので、現時点での購入とは関係ないような(かえって促進?)
  • by Anonymous Coward on 2008年05月13日 17時14分 (#1343231)
    文化庁が「権利者が求めたDRMではないので、ダビング10があったとしても補償金が必要」
    と言っている以上、ダビング10の意味がありません。
    もともとデジタルファイルとしていくつでも同じ複製ができるから補償金が必要と
    主張してできた補償金制度なのに、複製に大きな制限があるDRMがあっても補償金を
    取るというのですから、ダビング10は要らないですよね。

    なぜ権利者側もユーザも喜ばないダビング10やB-CASを、機器メーカーはここまで
    頑なに採用しようとするんでしょう?
    何かうれしいことでもあるんでしょうか?

    補償金取るなら、ダビング10もワンスコピーも全部廃止、っていえばいいだけ。
    • by Anonymous Coward on 2008年05月13日 17時38分 (#1343257)
      コピーワンス・B-CAS・ダビング10も、
      元々は権利者が違法コピーさせないような対策って事で
      導入させたんだったと思いますが…。

      保証金導入するから、コピワン・B-CAS撤廃というなら分かりますが
      B-CASもダビング10もやって、さらに保証金取ろうなんて話になってるから
      オカシイのだと思います。

      ダビング10をやめる/やめないではなく、コピワン・B-CASをやめる
      という論議もないのに、機器メーカがゴネてるような、あなたの言い方はどうなんでしょう?
      親コメント
    • 電波植民地問題 (スコア:3, 参考になる)

      by SS1 (6823) on 2008年05月13日 18時02分 (#1343277) ホームページ 日記
      最近,コロニアリズムの本を齧ってるせいもあるんですが,この話って,植民地用語つかうとわかりやすくなるのね。つまり・・・

      JASRAC=東インド会社
      文化庁=宗主国
      メーカー=貿易商人
      放送局=インド
      視聴者=中国

      ・・・てなかんじで。

      宗主国は国策会社の利益最大化に勤めるし,貿易商人や,プランテーションは,なんとかその中で自分に都合のいい独占ルールを作るかで競い合っているように見える。たとえば,P2Pメディア経由の視聴者の逮捕も,事変を都合のいい条約を植民地政府に押し付ける口実に利用した列強と変わらない。

      このノリで行くと,
      B-CAS=貿易免許
      保証金=関税自治権の侵害
      フリーオ=ボストンティーパーティ

      ていうかんじ。ここでいちばん問題なのは,紅茶が売れない責任をなんとか視聴者に押し付けようとしてるところで,その点だけは,どうしようもなく無理がある。というか。

      --
      斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
      親コメント
    • by tsuya (14020) on 2008年05月14日 0時29分 (#1343555) 日記

      ダビング10は少なくとも延期確定 [impress.co.jp]のようです。

      ちなみに私は池田信夫 blog [goo.ne.jp]で初めて知りました。「文化庁が凍結した」というニュアンスが正しいのかどうか私にはよくわからないのですが、それ以外の部分では、読売社説に関しても池田氏のコメントでおおむね尽きていますね。

      メーカーの「商機」についても、一国内の規制にとらわれずにグローバル市場で稼ぐことを考えた方がいい、という話は、「パラダイス鎖国」系の議論でおなじみですね。「5000円で作るように」とも役所から言われている [srad.jp]のに、こんな政治的なコストアップ要求をあっさり呑まなきゃならん理由がわからん。

      親コメント
    • > 文化庁が「権利者が求めたDRMではないので、ダビング10があったとしても補償金が必要」
      > と言っている以上、ダビング10の意味がありません。

      文化庁は本当にそんな馬鹿げたことを言っているのですか?
      まあ、北朝鮮映画の裁判の時もろくに考えているとは思えないようなことを言っていたみたいですし、またかという気もしますけど。

      権利者が求めた物でなかろうと、DRMを不正に回避しているのでなければダビング10は「許可を得た複製」であり
      私的録音録画補償金の対象外になるのは明らかではないのでしょうかね。

      ダビング10やB-CAS等は機器メーカーが採用したがっているわけではないというのは他の方も書かれていますし
      著作権者や管理団体が補償金を要求するのは、正しいかどうかは別として利益を増やそうといういつものことで不思議ではない気がします。
      一部の消費者団体はコピーワンスよりはマシになるということで妥協しているのでしょうかね。

      よく分からないのは文化庁やテレビ局等の大手マスコミの動きなんですよね。
      テレビ局からするとダビング10は地デジの不満点を改善したと言って移行を促すきっかけになるわけですし
      視聴者がアナログ停波までに移行してくれないとかなり困るはずなのに、まとめるどころか
      メーカーや詳しいユーザーと著作権者や管理団体の対立を煽っているのではないかと疑ってしまいます。

      ちょっと視点を変えて、補償金はひとまず置いておいて、今後ダビング10で誰がどう困るのかというのを考えてみます。
      メーカーは対応コストがかかるわけですが、もうそれなりに対応も進んでいるでしょうし、後は未対応の機器を買ったユーザーからのクレーム処理とかでしょうかね。
      視聴者のデメリットは今後コピーフリーになる可能性が大幅に減るということでしょうか。
      著作権者や管理団体も実は、コピーワンスでも金を出して買わないユーザーはムーブして(もしくは削除して)終わりで、
      ダビング10になってもパッケージを買うユーザーはやはり買うだろうと分かってはいる気がします。

      日経トレンディネットの記事 [nikkeibp.co.jp]によると、ダビング10開始後は
      ダビング10は放送局側の設備の変更が不要で、コピーワンスは変更が必要という方式を採用することになったみたいですね。

      ここで著作権者が「コピーワンスでなければ放送契約を結ばない」と言ったとすると、テレビ局側はそのコンテンツをあきらめるか
      莫大なコストをかけて放送局側の設備の変更を行うかという選択を迫られることになり、かなり困るのではないでしょうかね。

      今現在ダビング10の延期や中止を一番望んでいて、今回まとまらないように画策したのは実はテレビ局なのではないかというのは無茶苦茶な邪推ですかね?

      --
      単なる臆病者の Anonymous Cat です。略してACです。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年05月13日 18時23分 (#1343292)
      いや、メーカー側はどっちでもいいんですよ。 ソフトの書き換えだけだし。 メーカーとして商品の価格に転嫁するのは そりゃおかしいでしょって言ってるだけ。 むしろ消費者側に立って反論してるのは メーカーの方。
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  • その通り (スコア:5, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2008年05月13日 17時33分 (#1343252)
    社説本文より。
    > アナログ放送の方が録画は便利

    実際、その通りですよね。
    • Re:その通り (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2008年05月13日 18時40分 (#1343307)
      全く同感です。

      > 2011年の地上テレビ完全デジタル化の足かせにもなる。
      > アナログ放送の方が録画は便利、という印象が強まりかねない。

      読売新聞におかれましては、今からでも遅くないので、
      アナログ停波を無期延期する主張をキャンペーンしていただきたい。

      現状、誰が妥協してもアナログ放送と同程度に便利なところまでは戻れない事は明らかなんだけど、
      この人達はそんな事も分からないのかなぁ...。
      親コメント
  • 大丈夫 (スコア:3, おもしろおかしい)

    by manmos (29892) on 2008年05月13日 17時24分 (#1343239) 日記
    > 読売新聞の社説

    > 紙面を使って世論を操作

    よく、「社説を読む人数は社説を書いている人数に等しい」などといわれていますので、世論なんか操作できませんてば。

    #また、これで読売新聞を断るネタが増えました。
  • by Anonymous Coward on 2008年05月13日 18時25分 (#1343295)
    この件に関して読売はのまさしく権利者側の当事者そのものである訳で、
    現に対立している一方として「俺たちの主張も強引だった、すまんな」
    などと書こうはずがない。

    そんな社説が書けるならとっくに解決している。
  • by Anonymous Coward on 2008年05月13日 17時02分 (#1343212)
    ただし、コピー自由ならね。

    アメリカとかはデジタルでコピー自由なのでしょ?
    なんで日本は…
  • by Anonymous Coward on 2008年05月13日 17時04分 (#1343214)
    もしくは無恥
    の可能性がある

    ダビング10→10回もコピーできる!→コピーワンスよりいい!→いいものだから消費者も賛成するに違いない
    こんな思考してるのかも
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