人型ロボット、「オープンソース化」される 5
ストーリー by hylom
「フリー化」ではないのですね 部門より
「フリー化」ではないのですね 部門より
Anonymous Coward曰く、
人型ロボットの研究開発や販売を行っているベンチャー企業、ZMP社が、同社の家庭向け人型二足歩行ロボット「nuvo」のソフトウェアや電気回路図を有償で公開する「nuvoソースコード公開プログラム」を開始すると発表した(報道資料PDF)。
nuvoソースコード公開プログラムは、nuvo本体(16万8,000円)とオープンnuvoパッケージ(ソフトウェアAPI、ソースコード、電気回路図、nuvoコミュニティ参加ID、3日間の講習が含まれる。8万9,250円)を組み合わせたもので、研究向け、特に情報系の学科向けにロボットの研究を支援することが目的。また、プログラム参加メンバー間でのコミュニティー運営も考えているようだ。
ちなみにnuvoはCPUとしてSH4/200MHzを搭載しており、OSとしてはWindows CE 4.2を採用している。公開されるソースコード等のライセンスは不明。
個人的にはロボットハードウェアの標準規格を制定して、電子回路や設計図などをGPLなどの「フリー」なライセンスで公開してくれれば面白いことになるんじゃないかと思っているのだが、まだまだ商売でそれをやるのは難しいのだろうか。
PINOを思い出した (スコア:3, 参考になる)
http://www.zmp.co.jp/html/products_pino.html [zmp.co.jp]
こちらはGPL。
今回、有償になったのはやっぱり商売なのか?
敷居を上げてサポートの質を高めるためか。
あんまよくわからん。
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
Re:PINOを思い出した (スコア:2, すばらしい洞察)
>敷居を上げてサポートの質を高めるためか。
なんとか少しでもお金を稼ごうと一生懸命なのでしょう。
以前スラドでも話題になった「次世代ロボット市場創造連盟」が発足 [srad.jp]
などのように、パーソナルロボットの市場というのがそもそも無いので、
それで会社を立ち上げちゃった方々は台所事情が苦しいんだと思います。
将来の可能性というのは、いろいろあるだろうけど、
明日のおまんまをどうするかというのがね。
個人的に思うのは、実用的なロボットを目指そうとするなら、
単純な機能のものは、ロボットである必要は無いので誰も買わない。
複雑なことをやらせるには、今の技術では知能面でまだまだ無理。
今大勢の人に売るなら、ホビー用、おもちゃとして、5千円以下ぐらいにまで
コストダウンしてミニ4駆のような市場を狙うしかないんじゃない?
でも、そこはおもちゃメーカーが本領発揮する舞台で、とうてい太刀打ちできないよね、という感じ。
Re: (スコア:0)
非実用系かつ人型の人たちは、一点ものをひたすら豪華に作るというこれまでの方針で
もうしばらく耐えるしかなさそうですね。
あれ、オープンPinoってなかったっけ? (スコア:3, 参考になる)
>電子回路や設計図などをGPLなどの「フリー」なライセンスで公開してくれれば
>面白いことになるんじゃないかと
オープンPinoってそういう奴じゃなかったっけ?と検索したら見つかりました。
OpenPino Platform [jst.go.jp]
GPL準拠だそうですよ、外装デザイン以外は。
以前ここでも話題になりましたね。
「オープンソース」のロボット PINO [srad.jp]
ま、ハードウェアの場合は設計だけ入手できても気軽に始めるというわけにはいかないけどね。
miuroのSDKは (スコア:1)
miuroのSDK [sekkeiseizo.net]は結局発売されたのかなあ。